パソコンのマウスを毎日使っているけれど、あまり掃除をしていないという方も多いのでは?長時間手で触るマウスには手垢や汗がベットリ。また、お菓子を食べたときの油分やホコリ、食べカスも付着して想像以上に汚れています。
不衛生なだけでなく、汚れが原因でクリックの反応やマウスポインターの動きが悪くなるなど作業効率低下の原因にも。定期的に掃除をしてキレイにしておくことが大切ですが、電子機器で形も複雑なためどう掃除したらいいか悩みますよね。
そこで今回は、マウスの掃除方法を特集!何を使って掃除したらいいかやマウスの種類ごとのお手入れ方法、ベタつくときの対処法まで解説します。マウスを快適に使うためにぜひ参考にしてくださいね。
マウスの掃除に使えるアイテムは? マウスの汚れは何で掃除すればいい?
マウス掃除アイテム1 ■アルコール除菌シート
マウスにつく汚れでとくに気になるのが手垢。手垢は油汚れなので、油分を溶かす性質を持つアルコールを使うとキレイにできます。
そこで便利なのが、アルコール除菌シート。取り出してサッと使えるので、こまめにマウスの拭き掃除ができて便利です。また、デスクに常備しておけばお菓子を食べたあとなど手が汚れたらすぐに拭けるためマウスの汚れ防止にも役立ちます。
アルコール除菌シートがない場合はアルコールと布でも代用できます。ただし、水滴が内部に入り込むと故障の原因になるため、適量を布に染み込ませて使うようにしましょう。
マウス掃除アイテム2 ■食器用中性洗剤
食器用中性洗剤はフライパンなどのギトギトの油汚れも落とせるため、マウスについた手垢汚れにも効果的です。食器用洗剤ならたいていの家庭にあるため、アルコール除菌シートがないときや汚れ落ちが悪いときは使用してみましょう。
マウスのボディの掃除には、水に濡らした布に洗剤を1~2滴垂らしてもみこみ、かたくしぼって使用します。レンズ部分は水で薄めた洗剤を綿棒に含ませてクリーニングし、洗剤の成分が残らないよう乾いた新しい綿棒で拭き上げましょう。
ただし、食器用中性洗剤を使って掃除をするときは水分がマウス内部に入り込まないよう注意が必要です。
マウス掃除に役立つアイテム3 ■無水エタノール
マウスやキーボードなどの掃除には無水エタノールもおすすめです。無水エタノールは消毒用エタノールにくらべアルコール濃度が高いのが特徴。すぐに揮発するため、水濡れによる故障の心配が少なくパソコンまわりの掃除にぴったりです。
ただし、無水エタノールはそのままでは除菌効果はありません。マウスについた雑菌が気になる場合は精製水などで薄めて使う必要があります。また、ディスプレイを拭くとコーティング剤はがれる可能性があるため気をつけましょう。
無水エタノールの使い方は?パソコン・車の掃除から手の消毒まで方法を解説 | タスクル
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マウス掃除に役立つアイテム4 ■つまようじ
クリックボタンのまわりなど、布で拭くだけでは除去しきれないマウスのスキマの掃除にはつまようじが便利です。溝をなぞるようにしてやさしく汚れをかき出しましょう。
汚れ落ちが悪いときは、アルコール除菌シートをつまようじに巻きつけて使うのもおすすめです。
マウス掃除に役立つアイテム5 ■綿棒
光学式・レーザー式マウスの場合は、マウス底面にあるセンサー部分の汚れを取り除く必要があります。センサーに傷がつくと故障の原因になるため、綿棒を使ってやさしく掃除をしましょう。
マウス掃除に役立つアイテム6 ■エアダスター・ブロアー
溝やレンズ付近にたまった汚れはつまようじや綿棒を使って取り除いていきますが、こまかい作業がちょっと面倒という方もいるでしょう。
そこで便利なのがエアダスターやブロアー。マウスの内部にホコリを押し込んでしまうリスクはあるものの、空気の力で汚れを吹き飛ばせるため掃除がすこしラクになります。
エアダスターやブロアーはダイソーなど100均でも販売されているので、かんたんに掃除をすませたい場合は用意しておくといいでしょう。
【タイプ別】マウスの掃除方法1 光学式・レーザー式マウスの掃除方法
近年はボールタイプではなく、マウスの底面から光を出してセンサーで検知して動きを判断する光学式マウスやレーザー式マウスが主流。このタイプのマウスはパーツを外す必要がなく、比較的ラクにクリーニングできます。
センサー部分に汚れが付着するとマウスが正常に作動しなくなることがあるため、しっかりと掃除をしてキレイにしておきましょう。
光学式・レーザー式マウスの掃除のやり方は? ■光学式・レーザー式マウスの掃除手順
1)故障を避けるためマウスの電源を切る(ワイヤレスの場合は電池を抜く)
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2)ホイールやクリックボタンのスキマ、側面の溝に詰まった汚れをつまようじやエアダスターでかき出す
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3)綿棒でセンサー部分をやさしく拭く
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4)表面の汚れをアルコール除菌シートなどで拭く
光学式・レーザー式マウスの掃除の注意点 ■センサーを傷つけないように注意
センサー部分に傷がつくと故障の原因になります。綿棒やエアダスターなどでやさしく掃除するのがポイントです。また、指紋がつくとセンサーの読み取りが正常にできなくなってしまうため、指で触らないよう気をつけましょう。
【タイプ別】マウスの掃除方法2 ボール式マウスの掃除方法
回転するボールを使用したボール式マウスの場合、使っているうちに内部にホコリ入り込んでしまいます。
ホコリがたまるとマウスがうまく操作できなくなることがあるため、まわりを拭くだけではなく月に1回ていどはボールを取り出し内部の汚れも掃除しましょう。
ボール式マウスの掃除のやり方は? ■ボール式マウスの掃除手順
1)故障を避けるためマウスの電源を切る(ワイヤレスの場合は電池を抜く)
↓
2)本体側面やクリックボタンのスキマに詰まった汚れをつまようじやエアダスターでかき出す
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3)マウス底面のボールが入っている部分のフタを反時計回りに回して開け、ボールを取り出す
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4)ボールを食器用中性洗剤で洗い、乾いた布で拭いてから風通しのいいところで十分乾燥させる
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5)ローラー部分についた汚れをアルコール除菌シートや綿棒で取り除く
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6)ボールをマウス本体に戻す
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7)アルコール除菌シートなどで外側全体の汚れを拭き取る
ボール式マウスの掃除の注意点&ポイント1 ■トラックボールマウスの場合は説明書を確認
上部または側面にボールがついたトラックボールマウスの場合はボールの取り出し方法が異なります。マウスの説明書を確認して作業してください。
ボール式マウスの掃除の注意点&ポイント2 ■ボールはよく乾かしてから戻す
ボール式マウスの場合はボールを水で丸洗いできますが、マウスは電子機器なので水気が残った状態で本体に戻さないよう気をつけましょう。
基本の掃除でマウスの動作が改善しない場合は? 反応がよくならない!分解して掃除する方法は?
基本的な掃除方法でマウスの反応がよくならない場合、内部にホコリやゴミが入り込んでしまっている可能性があります。
ソールの下などにあるネジを外して分解し、基盤が確認できる状態でエアダスターや綿棒を使って汚れを取り除く方法もありますが、基盤の電子部品などに触って故障させてしまうおそれもあり避けたほうが無難です。
どうしても分解をして掃除したいという場合は自己責任でおこないましょう。
マウスのベタつきが気になるときの掃除方法は? マウスがベタつくときはどうする?
プラスチックやラバーコーティングされた製品は、しばらく放置しているとベタベタになってしまうことがあります。これは水分や空気中の湿気が原因の加水分解と呼ばれる現象です。
マウスが加水分解でベタベタになってしまった場合は、無水エタノールを染み込ませた布で拭くと効果的。また、消しゴムでこすって落とす方法もあります。
マウスの掃除が面倒なら汚さず使う! マウスの汚れを防ぐ4つのコツ
マウスの掃除の負担を減らすには、マウスが汚れないよう心がけることも大切。以下の4つのポイントを意識して使い、マウスの汚れを予防しましょう。
【マウスの汚れを防ぐポイント】
・ウエットティッシュを常備し手が汚れたら拭く
・PC作業中に飲食するときはわりばしを使う
・マウスパッドも定期的に洗いキレイにしておく
・パソコン周辺はこまめに掃除する
素材別マウスパッドの洗い方!交換時期の目安や日々のお手入れも | タスクル
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