両面テープを剥がすときうまく剥がせずに困ったという経験がある人も多くいるのではないでしょうか。こちらの記事ではそんな両面テープを驚くほどカンタンに剥がせる剥がし方を解説します。
両面テープを剥がすために役立つアイテムも紹介するので、こちらの記事を参考に両面テープのカンタンな剥がし方を身に付けましょう!
剥がれにくいベタベタもカンタン 両面テープの正しい剥がし方
両面テープの剥がし方その1:ドライヤーを使う ■ドライヤーの熱でカンタンキレイ
ドライヤーで両面テープの粘着成分を温めてから剥がすと粘着力が弱まりキレイに剥がすことが可能です。同じ場所に長時間ドライヤーをあてると熱で傷めてしまう場合もあるので注意しましょう。
両面テープを剥がしてもベタベタした粘着剤が残っている場合は、ヘラや定規などを使ってこそぎ落とすとカンタンにキレイになります。粘着部分が冷めて固くなってきたら再度ドライヤーをあてて温めるとよいでしょう。
【対応場所】
・プラスチック
・金属
・壁
・車
・ガラス
・布
両面テープの剥がし方その2:消しゴムでこする ■サッとこすれば一瞬で剥がせる
両面テープの粘着性物質がまだらに残ってしまったとき、消しゴムでこするとカンタンにキレイにすることが可能です。または粘着部分が少量残っているときにも有効です。
両面テープの粘着部分が乾いていればボロボロと消しゴムのこすりカスに巻き込まれて落ちていきます。消しゴムで表面の汚れもキレイにできるので汚れが気になるという人にもおすすめです。
【対応場所】
・プラスチック
・金属
・壁
・車
・ガラス
両面テープの剥がし方その3:糸を使う ■ちからもいらず誰でもカンタン
糸をピンと張った状態で両面テープの接地面に入れ込み、上下左右に糸を引っ張って粘着物質をこそぎ落としてく方法です。準備するのは糸だけなのでまずは試してみるとよいでしょう。
糸は細いほうがより粘着面の内側に入りやすいのでカンタンですが、力を入れすぎると指を傷つけてしまう恐れもあるので注意しましょう。
【対応場所】
・プラスチック
・金属
・壁
・車
・ガラス
両面テープの剥がし方その4:シール剥がし剤を使う ■吹きかけて待つだけ
シール剥がし剤を両面テープに塗布して1分ほど時間をおくだけでカンタンにキレイに剥がせます。力も入れずに剥がせるので、女性にもおすすめの方法です。
注意点としてシール剥がし剤は溶液が染み込んでしまう木の柱や壁には使用できません。また稀にプラスチック製品も溶かしてしまう可能性があるので使用を控えるとよいでしょう。
【対応場所】
・金属
・ガラス
両面テープの剥がし方その5:アルコールを使う ■アルコールで跡も残らずスッキリ清潔
清掃用の無水エタノールなどのアルコール製品も両面テープを剥がす際に効果的です。使い方はシール剥がし剤と同じようにアルコールを両面テープに塗布し、時間をおいてから剥がすとよいでしょう。
無水エタノールは洗浄力も高いので、両面テープを剥がしながら除菌もできます。両面テープやシールを剥がした際に残った粘着部分だけを剥がしたいときにも大活躍ですよ。
フローリングや樹脂製品などに使用すると変色などを起こす場合があるので注意しましょう。
【対応場所】
・金属
・ガラス
両面テープの剥がし方その6:ハンドクリームを使う ■ハンドクリームは布にも使える
ハンドクリームの油分が両面テープの粘着部分に浸透することで、粘着力を失いキレイに剥がせる場合があります。テープの上からハンドクリームを塗りこむことで粘着部分まで油分が行き渡るでしょう。
両面テープの剥がし残しにもハンドクリームは効果があります。キレイに剥がれないときは対象物を傷つけないようにヘラや定規などを使って剥がすとカンタンですよ。
【対応場所】
・プラスチック
・金属
・壁
・車
・ガラス
・布
両面テープの剥がし方その7:お酢を使う ■お酢の効果で汚れもキレイ
家庭によくあるお酢を使うことで両面テープをキレイに剥がしやすくなります。お酢を染み込ませたティッシュやキッチンペーパーなどを剥がしたい両面テープに当ててラップで覆いましょう。
10分ほどおいておくとお酢が粘着質を弱めてくれるのでキレイに剥がせます。粘着質が弱まっていないと感じる場合はお酢の量を増やしたり放置する時間を長くするなどして調節しましょう。
変色の可能性があるので鉄や大理石には使用しないよう注意が必要です。
【対応場所】
・プラスチック
・壁
・ガラス
・布
両面テープの剥がし方その7:中性洗剤を使う ■時間を置いてどこでもピカピカ
どこの家庭にもある食器用洗剤を使っても両面テープをキレイに剥がせます。コットンやティッシュなどに中性洗剤を染み込ませ両面テープの上からテープなどで固定します。
10分ほど経過したらコットンを剥がしヘラなどを使って両面テープをこすると剥がしやすいでしょう。
【対応場所】
・プラスチック
・金属
・壁
・車
・ガラス
なぜ両面テープってキレイに剥がせないの? 粘着跡が残る原因
両面テープは分子間力によって本来くっつかないモノ同士をぴったりとくっつけられます。分子間力とは両面テープの粘着質が対象物同士のデコボコに入り込み分子同士でくっついたときに生まれる力のことです。
両面テープの粘着質が分子レベルでくっついている状態が長く続き粘性を失いドロドロの状態になります。その後水分が抜けて硬化した状態で粘着跡がガチガチになって取れなくなるのです。
時間の経過によって粘着跡が残りやすくなるため、早めに手を打つことが大切になります。
両面テープをキレイに剥がすのに役立つアイテム 両面テープ剥がしに役立つアイテム
■カーボンはがしヘラ
プラスティックのヘラよりも強度があり、金属のヘラよりも対象物を傷付けない中間的な位置付けのカーボンヘラです。フローリングや壁、プラスティックなどのベタベタ取りで活躍します。
両面テープはがしにも役立ちますが、フライパンや調理器具などの汚れ落としにも効果的です。さまざまな用途で役に立つカーボンヘラなので、一家にひとつ持っているとよいでしょう。
■シールはがし クリーナー
長い間放置された粘着テープもするりと剥がせる超強力シールはがしクリーナーです。さっとスプレーして10分程度放置するだけなのでカンタンです。
強力な両面テープなどの場合10分程度の放置では剥がれにくいことがあります。そのようなときは放置する時間を調節しましょう。またスプレーを使用する際は換気をよくしてマスクなどを着用したほうがよいです。
■ハード接着剤はがし液
厚く固まった接着剤やペンキなどまで溶かし落とせる強力剥離剤です。ボンドや発泡ウレタンにも瞬時に作用しキレイに剥がせます。
強力すぎるため対象物の塗装が剥がれたり変色したりなどの副作用もあるため、注意して使用しましょう。通常のシール剥がしクリーナーでも落ちない場合に使うことをおすすめします。
■ミエール水糸
水に強いナイロン製の回転軸付きリール糸です。本来は建築現場などで高さや角度を一定に保つために使用される水糸ですが、両面テープを剝がすのにも役立ちます。
270メートルと十分な長さがあるので一つ持っているだけで安心ですね。回転軸付きのためスムーズに糸を取り出せるのもポイントです。
両面テープは正しく貼ればキレイに剥がせる 両面テープの粘着跡を残さないためには
両面テープをキレイに剥がすためには必要以上に強力な両面テープを使わないことが大切です。適切な粘着力のある両面テープを使用することで剥がす際に無駄な労力を使わないで済みます。
しかし対象物が剥がれやすい場合には両面テープを二枚使って、くっつけたい対象物それぞれに両面テープを貼って使用しましょう。
そのとき対象物に貼った面の粘着質が少し硬くなるよう数時間から1日程度放置すると強度が増します。このように同じ両面テープでも強度を上げられるので、工夫して使用しましょう。
シールの剥がし方を詳しく紹介している記事もぜひ参考にしてください!
シールの剥がし方13個!簡単裏ワザで古いのもベタベタしない! | タスクル
https://taskle.jp/media/articles/908シールがキレイに剥がれなくて汚くなってしまった人もいるでしょう。シールを上手く剥がす方法をチェックして、こびりついた古いシールも簡単キレイに剥がしましょう。値札などの剥がしにくいシールでお困りの方も要チェックです。
両面テープの剥がし方に関するよくある質問
■なぜ両面テープってキレイに剥がせないの?
分子間力によって分子レベルまで吸着していることが主な原因として、両面テープがキレイに剥がせないことがあります。
詳しくはこちらをご覧ください。
■両面テープの粘着跡を残さないためにはどうしたらいいの?
貼りつける対象物に対して適切な粘着力の両面テープを使用するとよいでしょう。剝がれにくい両面テープの貼り付け方をご紹介します。
詳しくはこちらをご覧ください。