雨どいには砂・泥・落ち葉などがたまりがちだし、ボールや鳥の巣などでつまってしまうことがあります。
これを放置すると水浸しが発生したり、外壁の劣化につながります。早めに対処しましょう。特に、水漏れを放置しているとシロアリの発生率がアップするので要注意です。
本記事では、自分でできる雨どい掃除の方法や、業者に頼む目安を紹介しています。
1:自分でできる雨どい掃除の道具
2:自分でできる雨どいの掃除の手順
3:雨どい掃除におすすめの時期・頻度
4:自力での雨どい掃除が危険なケース(鳥の巣ができている・はしごに乗る・屋根からの掃除する)
雨どいのつまりを対策する方法も紹介しているので、ぜひご覧ください。
自分でできる雨どい掃除の道具
雨どいを自分で掃除するなら、屋根や2階から掃除するのは危険です。下から掃除をしていきましょう。
おすすめの道具は長ホウキとトング・長めのホース・ワイヤーブラシ。ホームセンターや通販で購入できます。
長ホウキ・トングは雨どいの高さに合わせて選べばOK。この時、強くたたくと破損の危険があるので注意しましょう。
長めのホースは先端にノズルのついたタイプがおすすめ。高圧のジェットモードがあればより便利です。ジェットの水流を使って、雨どいにつまった落ち葉や土を落としていきます。
ワイヤーブラシは5m~10mで、先がスプリングワイヤーになっているタイプを選びましょう。雨どいのつまりを解消するのに使えます。
自分でできる雨どいの掃除の手順
自分で雨どいを掃除するなら、下からホウキなどでゴミをかき出す方法がおすすめ。
脚立に上り、ホウキ・トングで軒樋(雨どいの横に伸びている部分)のゴミをかきだしましょう。
次に縦どい(雨どいの縦に伸びている部分)を軽くたたき、ゴミを落とせば完了です。
この時、雨どいに亀裂や裂け目がないことを確認しましょう。
身長が足りればホースで縦どいに水を流すのもおすすめ。落ち葉や泥・砂が詰まっている場合、これで解消する場合があります。
残ったつまりはパイプクリーナーで取り除けば完了です。
この時注意したいのは、脚立は転倒のリスクがあるということ。開き止めが止まったことを確認し、2人1組で、脚立を支える人と一緒に掃除しましょう。
【危険な脚立の使い方】
・天板に乗る・座る
・脚立にまたがる
・上向きに作業する
・脚立から身を乗り出す
雨どい掃除におすすめの時期・頻度
雨どいには、泥・砂・落ち葉などがつまると水漏れや外壁の劣化の原因になります。
春などの風の強い時期や、落ち葉の多い秋に掃除をしましょう。
定期的に掃除をすれば、作業が簡単になります。
夏の台風で飛んできたものがつまる可能性もあるので、台風後は一度確認しておきましょう。
自力での雨どい掃除が危険なケース
1階建てのお家でないのであれば、雨どいの掃除は危険です。それ以外にも危険なケースがあるので、該当する場合は業者を呼びましょう。
自力での雨どい掃除が危険なケース1 ■鳥の巣ができている時の掃除
雨どいは狭いため、カラスやツバメなどの鳥が巣を作る場合もあります。
これをホウキで落とそうとするのは危険なため、巣があると分かった時点で業者に依頼しましょう。この時、雨どい掃除ではなく、害獣駆除業者がおすすめです。
自力での雨どい掃除が危険なケース2 ■はしごに乗っての掃除
雨どいは高い位置にあるので、はしごを使いたくなる人もいるでしょう。
しかし、素人がはしごを使って掃除するのはとても危険。1階建ての建物であっても、脚立で届かない場所なら止めましょう。
下からの掃除でつまりが解消されないのであれば、すまサポ・イエコマなどの業者に依頼した方が安全です。
自力での雨どい掃除が危険なケース3 ■屋根からの掃除
雨どいを掃除する時、屋根に上って掃除をしたいという人もいるでしょう。
しかし、屋根に上ると転落リスクがある他、屋根を壊してしまう時もあります。業者に頼んだ方が安全です。
特に、知らない間にコケが生えていたり、雨でぬれているととてもすべりやすくなります。絶対にやめましょう。
下からの掃除でつまりが解消されないのであれば、すまサポ・イエコマなどの業者に依頼した方が安全です。
雨どいのつまりの対策
雨どいのつまりを予防するためには、定期的な掃除がおすすめ。春の終わり・秋の終わりで年に2度掃除するようにしましょう。
また、落ち葉除けネットを設置するのもおすすめ。自力での設置は困難なので、業者に依頼すれば安全です。
雨どい掃除を業者に頼むポイント
2階以上、あるいは脚立で届かない位置の雨どいの掃除は自分では危険です。
雨どいの清掃業者に依頼しましょう。雨どいに巣を作られてしまった場合は、害獣業者の方がおっすすめです。
専門家に頼めば、経年劣化や補修箇所も見つけてくれます。雨どいのつまり予防になる落ち葉除けネットも業者に頼んで取り付ける方が安全です。
掃除費用の相場は5,000円〜3万円。足場を組んで修理・部品交換も入れば高額になり、15~30万円になる場合もあります。
【清掃業者を選ぶポイント】
・見積もりを出してくれる業者を選ぶ
・事前に作業内容を説明してくれる業者を選ぶ
・ネットなどの口コミを参考にする