シルバーは汗、皮脂、化粧品などの汚れによって黒ずみができてしまうのが悩みの種。本記事では、この汚れを落とす方法を解説していきます。
【シルバーを綺麗にする方法とアイテム】
・重曹+水で磨く
・重曹+熱湯+アルミホイルで煮る
・塩+水で煮込む
・歯磨き粉で磨く
・炭酸水につける
・専用クリーナーを使う
おすすめの商品や保管方法も紹介しているので、ぜひご覧ください。
シルバーの汚れの原因
シルバーは汗、皮脂汚れ、化粧品や空気中に含まれた硫黄に反応して硫化してしまいます。硫化したシルバーは黒ずんで輝きがくすんでしまいます。
日々の生活の他、温泉に入っても硫化しやすいので注意しましょう。
同じ黒ずみでも塩素に触れると起こるのは塩化という反応です。塩素系漂白剤やドライクリーニング後の服に触れると変化してしまいます。
海水で塩化が起こることもあるので、海に入る時はアクセサリーを外しましょう。
【硫化・塩化・サビの違い】
サビとは鉄などが水で濡れたときに赤茶色に変化する現象のこと。この場合、金属そのものを侵食・劣化させているので修復は困難です。
シルバーがサビたような色合いになるのは、実は硫化が起きているだけ。表面を磨いたり、洗うと元の輝きが戻ります。
シルバーはサビにくい金属なので、あきらめずに対処してみましょう。
重曹でシルバーを綺麗にする方法
いぶし加工されたシルバーでなければ、重曹で黒ずみを落とすのがおすすめです。肌が弱い方は、ゴム手袋で作業していきましょう。
重曹ペーストで手軽に綺麗にする方法 ■重曹+水で汚れを落とす
シルバーの黒ずみは重曹で磨くとよく落ちます。重曹2:水1の割合で重曹ペーストを作り、サビをぬぐい取りましょう。
【重曹・水でサビを落とす手順】
1:重曹2:水1をかきまぜて重曹ペーストを作る
2:綿棒に重曹ペースをつけてネックレスを磨く
3:ネックレスについた重曹を水で流す
4:柔らかい布で水気をふき取る
この方法は重曹の研磨作用を利用しています。
ステンレスやシルバー(いぶし加工有はNG)は問題がないですが、メッキ加工がされたものや石つきのものは傷がつきやすいのでやめておきましょう。
重曹を沸騰させて綺麗にする方法 ■重曹+熱湯+アルミホイルで黒ずみを落とす
重曹ペーストだけでは落ちない汚れには、熱湯と組み合わせるのがおすすめ。
アルミホイルと組み合わせると、還元反応という仕組みでよくサビが落ちます。
【重曹+熱湯でシルバーの汚れを落とす手順】
1:耐熱容器に切り取ったアルミホイルを敷く
2:アルミホイルの上にネックレスを置く
3:ネックレスの上に重曹をふりかける(大さじ1が目安)
4:熱湯を入れて5分ほど放置
5:水で重曹を洗い流す
6:柔らかい布で水気をふき取る
シルバー(いぶし加工以外)の他にも、ステンレス・銅などにおすすめです。"
塩でシルバーを綺麗にする方法
どの家庭でもある塩も、黒ずみを落とすのに有効です。アルミホイルと組み合わせるとよく落ちます。
【塩+水でシルバーの汚れを落とす手順】
1:耐熱容器に切り取ったアルミホイルを敷く
2:アルミホイルの上にネックレスを置く
3:ネックレスが浸る程度の水を入れる
4:水5:塩1の割合になるように塩を入れる
5:水が沸騰してから1分程度煮込む
6:水で塩を洗い流す
7:柔らかい布で水気をふき取る
シルバーにおすすめの方法ですが、いぶし加工がある素材やメッキは剥げやすいので試す前に確認しましょう。
歯磨き粉でシルバーを綺麗にする方法
歯磨き粉には研磨剤が入っているので、シルバーの汚れを落とすことができます。この時、塩入りのものを使うと傷つきやすいので、成分を確認しておきましょう。
また、表面を傷つけてしまうリスクもあるので、銀メッキで加工されたアクセサリーには不向きです。
【歯磨き粉でシルバーの汚れを落とす手順】
1:サビ部分に歯磨き粉を少量塗る
2:サビ部分をティッシュ・古歯ブラシで磨く
3:歯磨き粉を拭き取る
4:水で洗い流す
5:柔らかい布で水気をふき取る
歯磨き粉は金属を傷つけやすい成分も入っているので、やさしく柔らかいものでこすりましょう。
チェーン部分など見えにくい場所で試してから使うと安心です。
炭酸水でシルバーを綺麗にする方法
お家に砂糖や塩を含まない炭酸水があるのであれば、漬けおき洗いで綺麗にすることもできます。
【炭酸水でシルバーを綺麗にする手順】
1:容器にシルバーを置いて炭酸水を注ぐ
2:一晩放置する
3:やわらかい布で水分を拭き取る
つけおき洗いに使うのはコップなどがおすすめ。炭酸水をやわらかい布にふくませてふき取るのでもOKです。
無糖・無着色のタイプでないとかえって汚れの原因になってしまうので、先に確認しておきましょう。
専用クリーナーでシルバーを綺麗にする方法
日用品や炭酸水を使っても汚れが落ちないのであれば、シルバークリーナー・シルバークロスなどを使って磨けばOK。通販や専門店の他、100均ショップでも打っています。
専門のアイテムを使うことで、安全に綺麗にできます。
シルバーを綺麗にする専用アイテム
ここでは、ネットで評価が高い人気のシルバークリーナーとシルバークロスを紹介していきます。
クリープ・液体・スプレータイプで使い分け可能 ■おすすめシルバークリーナー3選
シルバークリーナーにはクリームタイプ、スプレータイプ、液体タイプがあります。使いたいサイズに合わせて選びましょう。
おすすめのシルバークリーナー1 Hagerty シルバー ポリッシュ 銀磨き
クリームタイプで汚れや黒ずみをとってくれるクリーナーです。変色を防ぐ成分が入っているので、綺麗な状態を保ってくれます。
おすすめのシルバークリーナー2 Hagerty シルバー・クリーン ミニキット 50ml
液体につけて使うクリーナーです。ブラシとクロスがついているので、細かい部分まで磨けます。
おすすめのシルバークリーナー3 TOWN TALK シルバースプレーポリッシュ
いぶし銀加工のあるアクセサリーにも使えるクリーナーです。スプレータイプなので、広範囲を磨くのにも使えます。
シルバーを磨いて綺麗にするアイテム ■おすすめのシルバークロス3選
シルバークロスとは銀製品を磨いて綺麗にするアイテムです。含まれている研磨作用によって、傷つきやすさが変わるので確認していきましょう。
おすすめのシルバークロス1 TOWN TALK シルバーポリッシュクロス s-07
ハンカチタイプのシルバークロスです。小さな部分まで使えます。
おすすめのシルバークロス2 Hagerty ミニジュエルクロス 12cm×9cm
石付きのアクセサリーにも使えるシルバークロスです。シルバー以外のアクセサリーにも使えます。
おすすめのシルバークロス3 無印良品 貴金属みがき 61487366
素材を傷つけにくい綿布を使ったシルバークロスです。ワックス入りなのでツヤのある仕上がりになります。
シルバーを綺麗に保存する方法
シルバーが変色する原因は空気に触れていることがほとんど。それを防ぐためには、小さなジッパー袋などに保存しましょう。切手やボタンを収納するような小さ目のタイプを100均で購入することができます。
汗・皮脂・化粧品も変色の原因になるので、使う度にシルバークロス・やわらかい布で軽くふき取って手入れすることも効果的です、もし汚れがついているときは、ぬるま湯で汚れを落とすことも大切ですよ。