クッションフロアの基本のお手入れ
フローリングと違い、汚れが付きにくく落としやすいメリットを持つクッションフロア。普段は特別なお手入れをする必要はありません。
基本的には、掃除機をかけたり雑巾で水拭きしたりするくらいで十分です。ワックスも必要ないでしょう。
油汚れの掃除
■原因と発生しやすい場所
クッションフロアの油汚れは、キッチンで発生しやすいです。調理中にはねた油や調味料の汚れを放置していると、頑固な汚れと化してしまいます。足裏の皮脂が原因となっている場合もあるでしょう。
■掃除方法
【用意するもの】
雑巾、スプレータイプの家庭用中性洗剤
【手順】
1.雑巾を水で濡らす
2.汚れが気になる部分に洗剤を直接スプレーする
3.雑巾で磨くようにふき取る
4.乾いた雑巾で洗剤と水分を拭き取る
クッションフロアの掃除おすすめアイテム ウタマロクリーナー
ウタマロクリーナー
しつこい汚れをスッキリ落とせる住居用中性洗剤です。素手で使えるほど肌に優しいのも人気の理由。ひとつ持っておけば、家中どこでも使えて便利です。さわやかなグリーンハーブの香り。
■予防策
キッチンにラグを敷き、調理中の汚れがクッションフロアにつかないようにするといいでしょう。
油はねを防止するキッチンツールなどを利用して、極力汚さないように使うのもおすすめの対処法。キッチンに立つ時はスリッパや靴下を履き、足裏の皮脂で床を汚さないようにするのもポイントです。
クッションフロアの油汚れ予防おすすめアイテム 油はねガード
あんしん油はねガード
目の細かいメッシュが調理中の油はねをしっかりガード。油の飛び散りが軽減され、キッチンが汚れるのを防ぎます。後片付けが楽になり、やけど対策にもなる優れもの。水切りや裏ごしなど、3wayで使えるアイテムです。
黒ずみの掃除
■原因と発生しやすい場所
小さな汚れが蓄積され、黒ずみが引き起こされることがあります。油汚れ、ホコリ、皮脂汚れ、洗剤の残りなど、要因はさまざまです。
汚れの種類を特定しにくいため、いくつかの掃除方法を試す必要があります。家中のいたるところで発生する恐れあり。
■掃除方法
【用意するもの】
雑巾、食器用洗剤、メラミンスポンジ
【手順】
1.雑巾で水拭きする
2.雑巾に食器用洗剤を数的たらして揉みこむ
3.雑巾で黒ずみを磨くように拭き上げる
4.汚れが落ちなかった場合は水に濡らしたメラミンスポンジでこする
5.乾いた雑巾で水分を拭き取る
■予防策
黒ずみは汚れの蓄積なので、普段から汚れをためないことが大切です。毎日徹底して掃除する必要はなく、掃除機やドライシートで細かいホコリを除去するだけでも十分。頑固な汚れを増やすのを防げます。
黄ばみの掃除
■原因と発生しやすい場所
黄ばみは汚れではなく、ゴム製品が原因でおこる「ゴム汚染」の可能性が高いです。家具の滑り止めに使われているゴム成分が徐々にクッションフロアに移行し、黄色や濃い茶色に変色します。
また、床材の裏に散布された防虫剤や防腐剤が原因になることも。重量のある家具を置いている部屋は要注意です。
■掃除方法
クッションフロアの黄ばみは汚れではないため、一度変色すると除去することはできません。目立たないようにラグを敷いたり、家具で隠したりして対処しましょう。これ以上変色しないよう、予防に力を入れることが大切です。
カビの掃除
■原因と発生しやすい場所
湿度が高い水回りで使われているクッションフロアには、カビが発生しやすいです。トイレや浴室、洗面など、湿気が多い場所に要注意。
■掃除方法
【用意するもの】
アルコールスプレー、雑巾、カビ取り用漂白剤
【手順】
1.雑巾を水に濡らして固く絞る
2.アルコールスプレーを広めにたっぷりと吹き付ける
3.雑巾で拭き上げる
4.カビが落ちなかった場合はカビ取り用漂白剤を吹きかける
5.漂白剤の指示に従い、時間をおく
6.雑巾で漂白剤を拭き取る
クッションフロアの掃除おすすめアイテム カビキラー
カビキラー
言わずと知れたカビ取り漂白剤。カビの根の奥の奥まで強力浸透!スプレーしてしばらく放置するだけで、しつこい黒カビをスッキリ落とします。
■予防策
クッションフロアのカビを防ぐには、日頃の湿気対策が重要です。こまめに換気したり、除湿剤を使ったりして、室内に湿気がこもらないよう気をつけましょう。
クッションフロアに水がはねた場合はすぐに拭き取り、長時間水分が残ったままにしないようにするのも大切です。カビが深くなる前に掃除すれば、簡単に落とすことができますよ。