毎日履いているスニーカーの寿命ってどれくらいだろうと疑問に思ったことはないでしょうか。履く頻度や保存環境によって寿命は変わりますが、メンテナンスの方法で寿命を延ばすことが可能です。
・スニーカー寿命のサイン
・スニーカーの寿命を延ばすコツ
・スニーカーの寿命を延ばす日常のメンテナンス
・定期メンテナンスは専門家に依頼
・もう履けなくなったスニーカーは?
・スニーカーの寿命に関するよくある質問
この記事では以上について詳しく解説しています。この記事を参考にお気に入りのスニーカーを長く履けるようにしましょう。
スニーカー寿命のサイン

一般的にスニーカーの寿命は3年から5年と言われています。しかしながらパーツごとに寿命が違ったり、履く頻度によっても寿命は変わるでしょう。
ここではスニーカーが寿命を迎えたときに出すサインにどのようなものがあるかを紹介します。
スニーカー寿命のサインその1:ポリウレタン素材の加水分解 ■ポリウレタン素材は水に弱い
スニーカーのソール部分などに使用されているポリウレタン素材は水に弱い化学物質です。空気中に含まれている水分も吸収し劣化してしまいます。
特に雨に濡れたまま放置してしまうとすぐに加水分解が起こりスニーカーが寿命を迎えてしまうことがあるので注意しましょう。
スニーカーをしばらく履かないという場合には、新聞紙などを詰めて湿気の少ない場所に収納するとよいですね。
スニーカー寿命のサインその2:ソールの消耗度 ■ソールは寿命を知らせる
スニーカーを毎日履いていると最初に寿命を迎えるのはソールではないでしょうか。スニーカーの裏側のため履いていると劣化がもっとも早い部分となります。
ソールが劣化するとその内部にある衝撃を吸収するためのミドルソールが見えてきます。これは一つの寿命のサインであり、そのまま履いているとソールが外れてしまうこともあるので注意が必要です。
ソールが薄くなたままスニーカーを履いていると尖ったものを踏んだ際に怪我をしたり、足を痛めてしまったりするので気をつけましょう。
スニーカー寿命のサインその3:吐き口の劣化 ■スニーカーを履き潰したサイン
スニーカーを履くときにうまくいかず、ついつい吐き口を潰してしまうという人も多くいるのではないでしょうか。
吐き口を潰しながらスニーカーを履くと、吐き口から劣化していくでしょう。吐き口の生地が破れたり、形が潰れてしまったりと顕著に現れます。
スニーカーの寿命を延ばすコツ
スニーカーの寿命を延ばすコツその1:同じ靴ばかり履かない ■3日ごとに3つのスニーカーをローテーションさせる
一週間毎日外出するとして、何足のスニーカーを履くでしょうか。もし一つのスニーカーで一週間を乗り切るという人は要注意です。
最低でも2つのスニーカーを履き回すようにしましょう。もし3足を履きまわせるのであれば安心です。
毎日履くスニーカーを交換して違うものを履くのがもっともカンタンにできるスニーカーを長持ちさせる方法でしょう。
スニーカーの寿命を延ばすコツその2:毎回紐を解いて脱ぎ履きする ■靴の脱ぎ履きに注意
靴の吐き口の寿命を延ばす最善の方法は、スニーカーを脱ぎ剥ぎする際に毎回靴紐を解くことです。
紐を結んだままスニーカーを履くと、どうしても吐き口の生地に負荷を与えます。手間ではありますが、毎回靴紐をほどくことでスニーカーの寿命を延ばすことができるのでぜひ実践してみましょう。
スニーカーの寿命を延ばすコツその3:スニーカーを引きずって歩かない ■かかとの寿命は歩き方で決まる
スニーカーのかかとをすって歩いている人は要注意です。スニーカーのかかとは歩き方によって寿命が早まる傾向にあります。
スニーカーのかかとをすらないためには、歩く際にかかとをついて足のつま先で地面を蹴るようにしましょう。
スニーカーのサイズが大きすぎる場合は引きずって歩くことが多いので、自分に合ったサイズのスニーカーを選ぶと良いですね。
スニーカーの寿命を延ばすコツその4:雨の日に履かない ■水に濡れると寿命が縮む
上述したように水はスニーカーの加水分解を促進してしまいます。そのため雨の中でスニーカーを履くのはとてもリスキーであるといえるでしょう。
もし急な雨でスニーカーが濡れてしまったときは、必ず完全に乾燥させるまで履かないよう気をつける必要があります。
毎日の天気予報を確認し、雨予報のときは雨用の靴を履くようにしましょう。
スニーカーの寿命を延ばす日常のメンテナンス
スニーカーの寿命を延ばす日常のメンテナンス:キャンパスレザー ■キャンパスレザーのスニーカーは防水が基本
キャンパス素材とは帆船の帆などに使われていた綿や麻などを平織りした厚手の生地をいいます。キャンパス素材のスニーカーは丸洗いができるので定期的に洗って汚れをきれいにするとよいでしょう。
キャンパス素材のスニーカーは水気を含みやすい造りになっています。そのため汚れなどが染みてしまわないよう防水スプレーなどで予防するときれいな状態を保てます。
防水スプレーがないという人はロウソクでも代用可能です。表面にしっかりとロウソクを塗り込めば防水効果を期待できます。ドライヤーで温めることでさらに効果をあげることができるでしょう。