自転車のタイヤってどれくらいで交換したらよいか分からないという人も多くいるのではないでしょうか。自転車タイヤの寿命を示すサインを知っていれば適正なタイミングでタイヤ交換をすることができます。
今回紹介する内容は、
・自転車タイヤの寿命は3年程度
・自転車タイヤの寿命を知らせるサイン
・タイヤを長持ちさせるコツを紹介
・古くなったタイヤは危険を伴う
・自転車タイヤ交換の費用相場
・古くなったタイヤの処分方法
・自転車タイヤの寿命に関するよくある質問
以上となります。この記事を参考に自転車タイヤの寿命について正しい知識を身につけましょう。
自転車タイヤの寿命は3年程度
一般的に自転車タイヤの寿命は三年ほどだと言われています。使用頻度や道路状況によって寿命は多少前後しますが、走行距離にすると3000キロ程度です。
タイヤの表面はゴムでできているため使っていれば劣化していきます。1000キロ程度走行したところから劣化があらわれるため走行性能も徐々に悪くなっていくでしょう。
毎日自転車で通勤をする人は劣化も早く訪れます。また長期間自転車を使わずに放置していても五年程度で劣化が進むので交換は必要になります。
自転車タイヤの寿命を知らせるサイン
自転車タイヤの寿命を知らせるサインその1:空気が抜けやすい ■入れても入れても空気が抜ける
英式バルブを採用しているタイヤの場合、空気を入れる部分に虫ゴムという部品が使われています。この虫ゴムが劣化していると空気が抜けやすくなるでしょう。
虫ゴムの寿命は一年程度だと言われており、タイヤの空気が抜けやすくなったらまずは虫ゴムの劣化を疑います。虫ゴムを交換してもタイヤの空気が抜けやすい場合はタイヤの劣化の可能性が高いです。
自転車タイヤの寿命を知らせるサインその2:ひび割れや亀裂 ■ひび割れや亀裂が入ったタイヤは危険
ひび割れしたタイヤは硬化している状態なのでパンクしやすく、大きな衝撃を与えるとバーストする危険もあります。ひび割れを見つけたらまずはタイヤの寿命を疑いましょう。
タイヤの空気圧が低い状態で自転車を乗っていると、タイヤが押しつぶされるためタイヤが変形しひび割れが起こりやすくなります。
またタイヤはゴム製なので紫外線を当て続けると弾力性がなくなったり、ひび割れの原因になる場合があるので注意しましょう。
自転車タイヤの寿命を知らせるサインその3:タイヤのすり減り ■ツルツルタイヤは交換の合図
自転車のタイヤにはスリップ予防の溝があります。タイヤが寿命を迎えるとこの溝がすり減っていくため滑りやすくなるでしょう。
タイヤの表面がすり減って滑りやすくなったらタイヤの寿命だと分かるので、交換を検討する必要があります。
タイヤを長持ちさせるコツを紹介
タイヤを長持ちさせるコツその1:正しい空気圧を維持 ■タイヤの空気は多くても少なくてもダメ
タイヤの空気圧は大きくても少なくてもタイヤの劣化が早まります。寿命を延ばすにはタイヤの空気圧を適正に保つ必要があるでしょう。
空気圧が高すぎるとバルブの構造上空気が漏れやすくなる可能性があり、逆に空気圧が少なすぎると地面からの衝撃を吸収できずタイヤが傷んでしまいます。
一般的なママチャリの適正な空気圧は6-12バールですが、ロードバイクの適正な空気圧は6-9バール程度です。メーカーや製品によっても変わるのでタイヤの側面に適正空気圧が表示されている場合はそちらを確認しましょう。
タイヤを長持ちさせるおすすめのアイテムその1:パナレーサー(Panaracer) フロアポンプ 空気圧ゲージ付のポンプで適正な空気圧を維持しよう
空気圧ゲージが付いているので誰でもカンタンに適正な空気圧で空気を入れられるでしょう。自転車の空気圧はだいたい二週間に一度確認する必要があります。
英式、米式、仏式のすべてのバルブに対応しているのでこちらの空気入れ一つ持っていれば安心ですね。樹脂製で軽いので持ち運びにも便利です。
タイヤを長持ちさせるコツその2:無理のない運転 ■安全運転でタイヤの寿命も伸ばそう
自転車の運転が荒いとどうしても急発進や急停車が多くなってしまいますよね。急発進や急停車が多いとタイヤにどうしても負担が掛かります。
タイヤへの負担が大きいとタイヤの寿命が短くなってしまうので、ブレーキや発進はゆっくり行うとよいですね。また段差やじゃり道などしっかりと舗装されていない道路を走る際には注意しましょう。
タイヤを長持ちさせるコツその3:屋内での保管 ■大切な自転車は屋内で保管して長持ち
自転車のタイヤは紫外線を浴びると劣化が進みます。そのため屋内に保管することで紫外線の影響を受けずに済むでしょう。
屋内に保管できない場合は屋根のある駐駐輪場か、自転車カバーを使うと紫外線による劣化を減らすことが可能です。同時に雨からも大切な自転車を守ることができるのでぜひ活用しましょう。
タイヤを長持ちさせるおすすめのアイテムその2:Liquidness 自転車カバー 自転車カバーで紫外線や雨から自転車を守ろう
破れにくい丈夫な厚手生地で大切な自転車をしっかり保護できる自転車カバーです。小型の自転車から原付スクーターまで対応力があるので一つ持っていれば安心ですね。
自転車カバーの前後にワイヤーロック穴があるため、野外での保管でも安心です。サイドファスナーが付いた自転車カバーは珍しく利便性も高いため多くの人から人気があります。
古くなったタイヤは危険を伴う
古くなったタイヤを使い続けることは大変危険です。経年劣化で表面の溝がすり減ったタイヤは滑りやすいので事故になる可能性もあるでしょう。
ブレーキの効きが悪くなったりバーストする危険もあるので決して使い続けないよう注意する必要があります。劣化したタイヤを使い続けた場合、修理費用もかさむ場合があるのでタイヤの劣化をいち早く見つけることが大切です。
自転車タイヤ交換の費用相場
ひび割れやすり減りなど、タイヤの劣化を感じたらすぐに交換しましょう。タイヤの交換は自転車屋さんに持って行けばすぐにやってくれます。
普通のママチャリであればタイヤ交換費用は大体以下の通りです。
・前タイヤ交換費用:1000円〜2000円程度
・後ろタイヤ交換費用:1500円〜2500円程度
上記に加えてタイヤ本体の価格が加わるというのが一般的な相場になります。劣化したタイヤを使い続けることでチューブの故障につながると、タイヤ交換費用がさらにかさむでしょう。
自転車タイヤの交換費用を抑えるという意味でも早め早めの交換が一番ですね。
古くなったタイヤの処分方法
自転車本体は自治体のゴミ回収の対象外であるため処分が難しいですが、タイヤであれば一般ゴミとして処分することができます。ゴミとして出す場合は指定のゴミ袋に入るよう小さく折り畳んでから捨てましょう。
自転車屋さんで交換する場合は古いタイヤやチューブはそのまま引き取ってももらえるので任せてしまうとよいですね。
古くなった自転車本体の処分方法についてはこちらの記事を参考にしてください。
通勤や通学、ショッピングにと、便利で手軽な自転車ですが、引っ越しや買い替えなど、いざ処分するとなると、その方法に困るものです。今回は、自転車を処分する際、回収してもらう方法や注意する点について触れていきます。
自転車タイヤの寿命に関するよくある質問
■自転車タイヤの寿命は何年くらい?
一般的に自転車タイヤの寿命は3年程度だと言われています。
詳しくはこちらをご覧ください。
■自転車タイヤの寿命を知らせるサインとは?
表面のひび割れやすり減りがタイヤの寿命を知らせるサインです。他にも空気の漏れなどがあります。
詳しくはこちらをご覧ください。
■古くなったタイヤの処分方法は?
自転車タイヤが古くなったら一般ゴミとして処分することができます。
詳しくはこちらをご覧ください。