どのような道具や洗剤を使ってお掃除していますか?
居間もキッチンもお風呂場も、全て同じ洗剤と雑巾で掃除していないでしょうか。
今時のお掃除は、掃除する場所によって細かく分かれています。
その場所のヨゴレにぴったりあった洗剤を開発しているので、一般的な家庭用洗剤を家中全ての場所に使うよりも効果的にヨゴレを落とすことができるのです。
洗剤メーカーや掃除グッズメーカーは、お掃除を手軽に早く、そしてしっかりとヨゴレを落とせるような商品開発を日夜続けています。
掃除用品を変えるだけで、時間短縮や節約にもつながります。
ここでは、アマゾンでロングセラーになっているお掃除グッズを中心に、便利な商品を紹介していきます。
換気扇掃除の便利グッズ2選
換気扇まわりと言えば、ギトギト、ベトベトの油汚れですよね。
強い洗剤を使うだけでは、なかなか太刀打ちできません。
そんな時にプラスアルファーで便利グッズがあると、お掃除もはかどります。
ここでは、油汚れを落とすのに便利なグッズをご紹介します。
■クレア 親方棒
技・職人魂 汚れ削ぎ取り 親方棒
シロッコファンタイプの換気扇を掃除する時の必需品とも言えるグッズです。
シロッコファンの羽と羽の間のこびりついた油汚れを、絶妙な角度でこそぎ落としてくれる便利な商品なのです。
シロッコファン掃除は、歯ブラシなどではブラシに油がついてしまって、なかなか効率的にできません。
親方棒は、ブラシと違って棒なので、ついた油もこそげばすぐに落とせます。
壁に直接換気扇がついているタイプはプロペラが回っています。
しかし、マンションなどで換気扇が外壁に付けられない場合などは、レンジフードの奥にレンジフィルターがあって、その中に換気扇があるタイプは、中でシロッコファンが回っています。
シロッコファンはプロでないと取り外せないと思っている方も多く見られますが、普通に取り外して洗うことができます。
「換気扇 シロッコファン 掃除」で検索してみましょう。
■アイリスオーヤマ スチームクリーナー コンパクトタイプ STM-304W
アイリスオーヤマ スチームクリーナー コンパクトタイプ STM-304W(ホワイト・グレー)
スチームクリーナーを使ってみたいけれど、ケルヒャーは高いなと思っている方にオススメしたいのが、「アイリスオーヤマ スチームクリーナー コンパクトタイプ STM-304W」です。
アマゾンでもスチームクリーナーのベストセラー1位になっている程の人気の商品です。
仕組みは簡単で、水を入れるボトル部分と、スチームを噴射する手元の部分が120センチの長いホースでつながっています。
約100度のスチームが出るので、油汚れや長年のガンコな汚れにも効き目があります。
タンクの容量は300ミリリットルで、12分連続使用ができます。
コンパクトタイプは女性でも使いやすく、これ以上大きくなると重くて使いにくくなってしまいます。
スチームクリーナーを選ぶ時には、重さも考えて買うようにしましょう。
しつこい油汚れには洗剤を先にふりかけておいて、5分以上放置した後にスチームクリーナーを使うとより効果的です。
コンロ掃除の便利グッズ2選
ガスコンロまわりといえば、マジックリンなど強力な洗剤で浸け置き洗いするのが一般的です。
ここでは、汚してしまう前にヨゴレを防ぐテープと、ガスコンロの下の部分に着目したグッズを紹介しましょう。
■東洋アルミ キッチンアルミテープ 70
キッチンアルミテープ 70
シンクとガスコンロの間のすき間に、1センチほどのすき間が開いていませんか?
すき間に野菜クズや料理の汁、揚げ物の油などがどうしても入ってしまってヨゴレの原因になりますよね。
ガスコンロが備え付けの場合は、シンクとコンロの間にすき間はありませんが、ガスコンロを置くタイプの場合はどうしても微妙なすき間が出てしまいます。
そのすき間をふさいでくれるのが、「東洋アルミキッチンアルミテープ 70」です。
普通のガムテープなどでは熱に耐えられるかどうか不安ですが、こちらはテープの素材もアルミニウムでできているので、230度まで耐えることができます。
使い方は簡単で、テープを貼りたい場所をきれいに掃除して、油や洗剤、水分などを取っておきます。
十分に乾燥したら、その上から貼るだけです。
ガスコンロとシンクの間の他にも、水回りで気になる部分に貼るだけで、下に水やヨゴレが落ちません。
■東洋アルミ コンロ下周りまるごとカバー
東洋アルミ コンロ下周りまるごとカバー
ガスコンロのまわりは、油や煮汁、コゲかす、炒め物の時に飛び散った野菜くずなど、どんなに気をつけていてもヨゴレてしまう場所です。
ガスコンロとシンクの間の微妙なすき間から、どうしても食べ物や油が入ってしまいます。
年に一度の大掃除の時に、ガスコンロを上に上げてみて、ゾッとする方も多いのではないでしょうか。
ヨゴレているだけでなく、虫が来る心配があるのでガスコンロ周辺はなるべく清潔にしておきたいものです。
そんな時の強い味方が「東洋アルミ コンロ下周りまるごとカバー」です。
これは、ガスコンロを持ち上げて、その下に敷くだけなので、設置方法も簡単です。
しばらくして汚くなったと思えば、このカバーシートを交換するだけなので、年末のめんどくさいガスコンロまわりの掃除もだいぶ楽になります。
このシートは、ガスコンロが備え付けでないタイプに使用できます。
シンクの排水口掃除の便利グッズ2選
■和協産業 パイプ洗浄剤 ピーピースルーF 600g 業務用排水管洗浄剤
和協産業 パイプ洗浄剤 ピーピースルーF 600g
テレビなどでCMをしていないので、あまり知られていませんが、「和協産業 ピーピースルー」は、知る人ぞ知る排水管の洗浄剤のロングセラー商品です。
アマゾンの排水口、パイプクリーナーカテゴリーで堂々1位を獲得している人気商品なんです。
使い方は簡単で、洗剤を入れた後にお風呂程度のお湯を入れ、数時間放置します。
その後、水を一気に流すだけでパイプのつまりがスッキリします。
家の中が何となくニオイがするという場合、排水管から来るケースも多く見られます。
いつも芳香剤や消臭剤選びに困っている家庭は、ぜひ一度パイプ掃除をしてみてください。
一般に市販されている洗剤では、なかなかニオイが取れないと思っている方にオススメの商品です。
■ジャパン・インターナショナル・コマース電動お掃除ブラシ スーパーソニックスクラバー本体セット
スーパーソニックスクラバー 電動お掃除ブラシ
シンク周りのお掃除は、ブラシでゴシゴシ磨く部分が多く手が疲れてしまいます。
そんな時に便利なのが、「ジャパン・インターナショナル・コマース電動お掃除ブラシ スーパーソニックスクラバー本体セット」です。
ブラシの部分が1分で8000回もゴシゴシしてくれるので、人間の手では落ちないヨゴレもキレイにすることができます。
例えば、水アカが気になる部分にクエン酸パックをした後、この電動ブラシで磨けば長年のうろこ状の水アカもだいぶ減らすことができます。
馬力がある分、音が多少するので、夜中や早朝の使用はオススメしません。
トイレ掃除の便利グッズ2選
トイレのヨゴレは黄色い尿石が主成分となったヨゴレと、黒いカビが主成分となったヨゴレの2種類に分けられます。
どちらもガンコなヨゴレですが、ヨゴレごとに洗剤を変えたほうが効果的です。
大日本除虫菊 サンポール 500ml
■金鳥 サンポール
トイレの黄色い尿石ヨゴレに効果的なのが「サンポール」です。
黄色い尿石ヨゴレは、アルカリ性のヨゴレなので、いくらアルカリ性や中性の洗剤で掃除をしていてもキレイになりません。
アルカリ性のヨゴレには酸性の洗剤でないと落ちないからです。
トイレ掃除のロングセラー商品で長年愛されているだけあって、何年もこびりついてしまっているヨゴレにふりかけるだけでキレイにしてくれます。
■花王 プロフェッショナル トイレ用クレンザー業務用
トイレマジックリン 消臭・洗浄スプレー ツヤツヤコートプラス エレガントローズの香り 380ml
トイレの黄色いヨゴレだけでなく、黒い黒カビや雑菌ヨゴレにも効果的なのが「花王 プロフェッショナル トイレ用クレンザー業務用」です。
トイレ用の洗剤はサラサラしているタイプが多いので、なかなか一箇所にとどまってくれません。
その点「花王 プロフェッショナル トイレ用クレンザー業務用」は、クリームクレンザーなのでヨゴレがある場所にとどまってくれます。
これに限らず、どのタイプの洗剤もヨゴレにつけた直後よりも5分程度置いたほうがヨゴレが分解してくれるので効き目があります。
便器は複雑な形をしているので、液だれしないクリームタイプのほうが掃除しやすいのです。
使い方は、ヨゴレが気になる場所にかけて、5分ほど待ちます。
その後、スポンジなどで磨いていきます。
注意点としては、便器製造メーカーとしては研磨剤入りのクリームクレンザーの使用は推奨していないことです。
研磨剤が入っていることで、便器に微細なキズがついてしまうからです。
しかし、トイレのヨゴレは石のように硬くなっているものが多いので、削らないと取れないのも事実です。
頻繁な使用は避けるようにしましょう。
お風呂掃除の便利グッズ2選
お風呂など水場の掃除は、夏場はよくても冬場は寒いので大変です。
そんな時は、よく落ちる洗剤と便利なグッズで、サッとお掃除を終わらしてしまいましょう。
■レック 激落ち天井カビとりワイパー
レック 天井カビとりワイパー S-365
天井用と書いてありますが、天井だけでなく、壁や床、浴槽などにも使用できる万能ワイパーです。
お風呂場の天井は手が届かないので、掃除していないという方も多いのですが、お風呂場の天井はカビが生えやすい場所でもあります。お風呂場の椅子はすべるので上に立つと危険なため、こちらの「レック 激落ち天井カビとりワイパー」のような長い柄のついたものが必要になります。
また、エプロンを外した浴槽の下の部分の、普段は見えていない壁や床を掃除する時にも大変重宝します。
特に湯船の下側の、向こう側の壁は手では届かないので、長い柄がついているモップが使いやすいのです。
こちらは先にナイロン不織布のスポンジがついているので、洗剤を使用しなくてもヨゴレやカビを落とすことができます。
また、スポンジ部分は外して交換できるので、大変衛生的で経済的です。
■日本珪華化学工業 ハイホーム
ハイホーム 400g
「汚れから錆まで落とす」というキャッチフレーズどおり、家中キレイにしてくれる半練りタイプの洗剤です。
天然成分で作られたクレンザーで環境や身体にも優しく、昭和38年に誕生してから50年以上愛用されています。
ドラッグストアに前から置いてあるけれども、あれは何だろう?と思わせるロングセラー商品がありますが、こちらの「日本珪華化学工業 ハイホーム」もそういった商品の一つです。
ハイホームの成分は、温泉で出る湯の花(珪酸の華)と、椰子の油から作られた石鹸が配合されています。
界面活性剤や、着色料、香料なども一切使われていないので、洗剤に弱い方にも安心です。
窓掃除の便利グッズ2選
窓ガラスのヨゴレは、水だけでキレイになるケースが多いのですが、手が届かない高い部分の窓ガラスや、水を使って洗剤を流すことができない家の内側の窓ガラスの掃除はコツが必要です。
ここでは、高い場所にある窓ガラスを掃除するグッズと、部屋の内側の窓ガラスを掃除するグッズを紹介します。
■アズマ工業 楽絞りワイパー
アズマ工業 楽絞りワイパーM
手の届く部分の窓ガラスは掃除できるけれども、手がとどかない高い場所の窓ガラス掃除は困ってしまいますよね。
この「アズマ工業 楽絞りワイパー」は、長い柄がついているので、手が届かない所の窓ガラスも手軽に掃除ができます。
ワイパーの先の部分は、モップになっている部分と、ワイパーになっている部分が一つになっています。
モップはマイクロファイバーモップなので、洗剤を使わなくても水だけでキレイになるように設計されています。
また、モップ部分が半分に折れて絞れるようになっているので、水を触りたくない冬場でもモップを絞ることができます。
先の部分を交換すると、浴室カビ取り用ワイパーがつけられるのも嬉しいですね。
■ソフト99 窓フクピカ
SOFT99 ( ソフト99 ) ウィンドウケア 窓フクピカ
車用ですが、家庭の窓の内側を拭くのにも便利な、使い捨ての窓拭き用グッズです。
アマゾンの、カーウインドウ用ガラスクリーナーのベストセラー1位を獲得している人気商品でもあります。
窓ガラスの外側は、洗剤をかけてワイパーで掃除をすれば良いのですが、部屋側の窓ガラスとなると洗剤をふりかけるのも、ためらってしまいます。
特に家に子どもやお年寄り、薬品に弱い方がいる家庭では、スプレー式の強い洗剤は控えていることも多いでしょう。
そのような時に便利なのが、使い捨てシートタイプの「ソフト99 窓フクピカ」です。
家にタバコを吸っている人がいる場合や、キッチンから近い窓で油汚れがついているガラスなどに効果的です。
普通のウエットティッシュを使用するよりも、厚手なので窓ガラスを拭きやすくなっています。
エアコン掃除の便利グッズ2選
エアコン掃除といえば、普段はフィルター掃除をしていると思います。
実は熱交換率をアップさせたり、エアコンのすっぱいニオイを無くすためには、エアコン内部の掃除が必要なのです。
エアコン内部の掃除は「フィン」部分と「ファン」部分があります。
それぞれグッズを見ていきましょう。
■スリーエス エアコン 3S JET
エアコン洗浄スプレー エアコン JET3S 《240ML》
エアコンのフィルターを外した奥の部分にあるのが、フィンです。
薄いアルミの板が何枚も並んでいて、それによって熱交換をする仕組みになっています。
フィン部分にホコリやゴミがたまっていると、熱交換率が悪くなってしまうので、フィン掃除用のスプレーでキレイにします。
スプレー式になっていて、上から下へとフィンに吹き付けるだけなので、簡単にお掃除ができます。
フィン掃除で噴射した液体は、ノズルを通って外に出る仕組みになっているので、部屋の中を養生する必要もありません。
フィンはテイッシュや布といったものでふいてしまうと、かえって毛や紙がフィンについてしまって面倒なことになってしまいます。
また、フィンに力を入れてしまうと変形するので手であまりフィンを触らないほうが良いでしょう。
■ショーワ くうきれい エアコンファン洗浄剤
くうきれい エアコンファン洗浄剤 ムース&リンス 1台分セット
エアコンのファン掃除の決定版と言えば、「ショーワ くうきれい エアコンファン洗浄剤」です。
ファンは、エアコンで一番掃除が大変な部分です。
こちらの商品は、カビがごっそりついているファンを、泡状のスプレーでキレイにしてくれる優れものです。
ファン掃除をする時は、吹きかけた液体が手前に出てきてしまうので、部屋の中のものを汚さないように養生が必要です。
「ショーワ くうきれい エアコンファン洗浄剤」は、2個セット、フィン掃除スプレーとのセットなど、いくつか種類がありますが、エアコン掃除用養生シートが一緒になったセットもあります。
エアコン掃除用養生シートはホームセンターなどでは、なかなか販売されていないので、「ショーワ くうきれい エアコンファン洗浄剤」と一緒になったセットを買うとお手軽です。
まとめ
今まで知らなかった掃除用グッズもあったのではないでしょうか?
こちらに紹介したもの以外にも、100円ショップやドラッグストア、ホームセンターなどで、さまざまな便利グッズが販売されています。
洗剤一つで、グッズ一つでお掃除は格段に楽しくなります。
今までの洗剤やグッズでは、今ひとつヨゴレが落ちないと感じていたら、この機会に新しいものにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。