若い女性もセルフネグレクトになる？セルフネグレクトになりやすい人の特徴とは

若い女性のセルフネグレクトが問題視されていると聞いて、もしかして自分もセルフネグレクトかもと心配になっている人も多くいるのではないでしょうか。セルフネグレクトになると健康的な生活が送れなくなってしまいます。

この記事ではセルフネグレクトになる人の特徴から、どのように防げば良いかまで詳しく解説します。この記事を参考にセルフネグレクトについて確認しましょう。

セルフネグレクトとは自分自身への関心が薄れ、最低限の生活をすることもできないほど自分を放任してしまうことをいいます。それによって健康状態や生活環境が悪くなり、病気になったり最悪の場合死に至ることもある大きな問題です。

セルフネグレクトの原因は精神疾患や発達障害、老年期の認知症などといわれています。また経済的な問題や、虐待などの社会的要因が原因となることもありますよね。

セルフネグレクトは年齢や年齢にかかわらず誰でもなる可能性があるでしょう。命の危険もあるので、セルフネグレクトの兆候がある場合は適切な対応をする必要があります。

夢中になると他のことが気にならなくなる人はセルフネグレクトになる可能性が多くあります。セルフネグレクトとは自分の健康や幸福を無視するということです。

夢中になっているもののために食事や睡眠をとらなかったり、運動を怠ったり人付き合いを避けたりしてしまうことがあるでしょう。そういったことが原因で仕事などで問題を抱えてしまうこともあります。

自分でなにか特定のことばかりに気を取られていると感じたら、より注意しましょう。夢中になることは良いことですが自分の健康や生活をないがしろにしないように気をつけることが大切です。

仕事が忙しい女性は食生活や掃除、睡眠など自分の健康や生活に必要なケアを怠る傾向にあります。これは仕事に追われ基本的な家事をする気力や時間がないことが原因です。

例えばキャリアウーマンやサービス業の女性は、長時間労働が当たり前になっていますよね。そのため家事をする時間がなくなり食事は外食やコンビニ弁当で済ませたり、掃除を後回しにするなどの生活習慣に陥りがちです。

また夜勤のある看護師や介護士など、生活が不規則な仕事の女性もセルフネグレクトに陥りやすいので注意しましょう。

掃除が苦手な女性は部屋が散らかっていても片付けが追いつかず、生活環境が悪くなる傾向にあります。物が散乱した部屋で過ごすことは生活環境の安定を放棄しているため、セルフネグレクト予備軍といえますね。

また片付けが苦手なことを恥ずかしいと思っている人も多く、周りの人に頼って片付けてもらったりすることができないということもあります。全てが悪循環に陥ることでセルフネグレクトに発展してしまう可能性があるので注意しましょう。

セルフネグレクトは精神的な病や発達障害などの疾患が原因で起こることがあります。これらの疾患により生活の維持や管理が困難になり、頼れる人がいなくなると周囲から孤立していくこともあるでしょう。

その他セルフネグレクトになりやすい心の病は以下のようなものがあります。

心の病だと診断されたことがある人は特に注意が必要です。

職場でのパワハラやセクハラ、モラハラなどさまさまなハラスメントがありますよね。そういったハラスメントを受けたことがある場合セルフネグレクトに陥る可能性が高まります。

ハラスメントによる精神的ダメージは徐々に落ち着いていくのが通常です。しかしそういった精神的ダメージから立ち直れなかった人がセルフネグレクトになるということが多くあります。

経済的に貧乏になると食事や生活費が足りなくなるので、自分の体や生活を大切にすることが難しくなってしまいます。そのため貧困に陥った若者の中には、セルフネグレクトになる人がいるというわけです。

女性で非正規雇用の場合、経済的に安定しない状態が続くためセルフネグレクトになってしまうということもあるでしょう。一度職を失うと再就職が難しいということも原因の一つになっています。

さらに女性の場合、出産や離婚の後に職を見つけることができないという問題もありますよね。そのようなこともあるので女性のセルフネグレクトが社会問題として注目されています。

セルフネグレクトとは自分の身の回りの世話を怠ることというのは上述した通りです。そのため判断力が低下すると、セルフネグレクトに陥る危険性が高まります。

判断力の低下は高齢者の場合は認知症、若者でも若年性認知症などが原因となってしまうこともあるでしょう。その他にもいじめや虐待などが原因となってセルフネグレクトになることがあります。

環境的な問題でもっとも多い問題は社会的に孤立することです。社会的孤立とは社会とつながりを持つことが少ない状態のことをいいます。

社会的孤立が起こる原因はいくつかあり、若い女性でも例外ではありません。高齢者の場合配偶者や家族との死別、退職・失業、熟年離婚などが原因となることがあるでしょう。若者の場合リストラによる失業、家庭内や職場でのいじめ、離婚、持病などその原因は多岐にわたります。

セルフネグレクトの兆候はいくつもあります。生きていくために必要なことへの関心がどんどん減っていき、普通でない生活を送るようになってきたらそれはセルフネグレクトの兆候といえるでしょう。

具体的には以下のようなものがあります。

上述したような兆候が見られたらセルフネグレクトを疑いましょう。自分もしくは身近な人にセルフネグレクトの兆候が見られた場合、専門的な医者に相談することをおすすめします。

セルフネグレクトに陥ってしまったらまずは誰かに相談しましょう。家族や友人に相談できる場合はそうするのが一番です。

誰も相談できる相手がいない場合、自治体や政府が用意している窓口に相談してみましょう。各自治体で様々な相談窓口が設けられているため、誰でも気軽に利用できます。

身近な人に自分の弱みを見せるのは嫌だという人は、自分のことを知らない人になら相談できる事もあるかもしれませんね。

セルフネグレクトの可能性を感じたらまずは家の中を大掃除しましょう。家の汚れが気にならなくなったらセルフネグレクトの始まりと言われています。

毎日の習慣で整理整頓をしたり、不用品を処分する習慣を作ることでセルフネグレクトを予防しましょう。まずは生活環境を正すことで、ずるずるとセルフネグレクトになっていってしまうことを防ぐことが大切です。

自分で掃除をするのが苦手だという人は掃除代行業者に依頼するのもおすすめですね。

セルフネグレクトに陥ってしまった場合、自分で自分の身の回りの環境を整えることが難しいということがあります。そのような場合は心療内科を受診することを検討してみてください。

セルフネグレクトには精神的または心理的要因が関係していることが多いことは上述した通りです。そのため心療内科を受診することで、何らかの疾患が見つかる可能性もあるでしょう。