引越し挨拶の粗品で喜ばれるもの12選！喜ばれないものやマナーも紹介

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引越しの挨拶回りはお互いに初対面。好みを選ばない無難なものを選んだほうが喜んでもらえます。次は、一般的に喜ばれない粗品にどのようなものがあるのかチェックしていきましょう。

引越しの挨拶回りをするときは、ほとんどの場合がお互い初対面です。初対面の人から手作りのものをもらうのは、気持ち悪く思われることが多いでしょう。

とくに手作りのお菓子やおかずなどの食品はもってのほかです。受け取ったあとにそのままゴミ箱行き‥‥なんてことも。手作りのものを贈るのは、もっと親しい関係を築いてから。食品を贈りたいときは、有名メーカーの個装タイプのものをチョイスするのが無難です。食品以外のものでも、手作りのものを贈るのは控えましょう。

洗剤や石けん、入浴剤などは消耗品で一見引越しの粗品によさそうですが、香りのあるものは引越しの挨拶回りの粗品としては不向きです。香りは人によってかなり好みが分かれます。自分では最高の香りと感じていても、相手の方には不快な香りかもしれません。

また、洗剤や石けん、入浴剤などは肌が弱い人には合わないことも。最近ではオーガニックなどにこだわる方も目立ちます。石けんに関しては、ハンドソープ派でそもそも使用しないという方もいるでしょう。

せっかく粗品にこだわっても、渡し方に失礼が合っては台無しです。粗品を渡す時の注意点についてもチェックしておきましょう。

引越しの挨拶で粗品を渡すときは、かならず熨斗（のし）をつけるようにしましょう。引越しの挨拶で渡す粗品の熨斗には、礼を尽くす姿勢を表す目的と同時に、名前を覚えてもらう目的があります。口頭で伝えるだけだと正しく聞き取ってもらえない可能性もあるので、熨斗をつけてきちんと覚えてもらうといいですね。

引越しの挨拶の粗品につける熨斗の表書きには「粗品」ではなく、「ご挨拶」と書くとより丁寧な印象になります。

蝶結びのデザインの水引ののし紙を選び、水引の上中央に「ご挨拶」と記載し、下中央に自分の苗字を書いて贈りましょう。

引越しの挨拶の粗品に熨斗をつける場合、外熨斗を選ぶのが一般的です。外熨斗とは、包装紙の上からかける熨斗のこと。相手が受け取ってすぐに名前を見ることができます。

内熨斗は品物に熨斗をかけて包装紙で包む方法。控え目なイメージで内祝いに適しています。ただし、配送ギフトは配送の際にのし紙が傷ついてしまうのを防ぐために内熨斗を使用することが多いです。

引越しの挨拶回りのタイミングは、引越し前か引越し当日がベスト。遅くとも引越し後1週間以内には済ませましょう。引越し当日は何かと忙しくバタバタするため、引越しの前日までに引越しの予定日を伝えるとともに挨拶に伺えるといいですね。

できれば引越しの荷物の積み下ろし作業がはじまる前までに済ませておきましょう。荷物の積み下ろしで道をふさいでしまったり、騒音が出たりと引越し作業では近隣の方々に迷惑をかけてしまう心配があります。挨拶を先に済ませておくとトラブル防止につながり、引越し作業に集中しやすくなりますよ。

挨拶回りの時間帯は、午前10時から午後6時ごろのあいだにしましょう。食事や食事の準備の時間帯を避けた午後に伺うのがベターです。

まず、｢隣に引越してきました、〇〇（氏名）です。これからお世話になりますので、よろしくお願いします。｣といったように、自己紹介と同時に今後の良好なお付き合いを希望している旨を伝えましょう。そして、｢よろしければお受け取りください｣や、｢ほんのささやかなものですがお使いください｣といった言葉を添えて粗品を渡します。

昔は粗品を渡すときの決まり文句だった｢つまらないものですが‥‥｣という言い方ですが、つまらないものかどうかは相手が決めることですし、響きもあまり良くないため今あまり使わないほうがいいでしょう。引越しの挨拶は第一印象が大切ですので、身だしなみを整えること、そして笑顔も忘れずに！

もし留守で引越しの挨拶の粗品を渡すことができなかった場合、再訪問は2、3度までにとどめましょう。こちらが挨拶をしたくても、相手の方は迷惑に思っているかもしれません。とくに女性のひとり暮らしの場合は、防犯上出たくないこともあるでしょう。

もしも直接挨拶ができなかった場合は、かんたんな挨拶の言葉を書き記した手紙を粗品に添えて郵便受けに入れておくと好印象ですよ。

「本日（または○月○日に）引越してまいりました○○（名前）と申します。引越しでは何かとお騒がせしてしまいご迷惑をおかけしました。これからお世話になります。どうぞよろしくお願いいたしします。こちらは心ばかりの品ですが、よろしければお受取りください。」

新型コロナウイルスの感染拡大以降、引越しの挨拶をめぐる状況も変わってきました。引越しの挨拶とはいえ他人と対面で会話することを不安に思う方もいます。また、感染の拡大状況によっても変わってくるため、コロナ禍で引越しの挨拶回りをする際はまずはインターホン越しに挨拶を行うのが無難です。

相手が出てきてくれて対面できれば粗品を手渡ししますが、インターホン越しで挨拶を終える場合は持参した粗品はひと言伝えてから郵便受けなどに入れて渡すようにしましょう。手渡しできない可能性を考え、郵便受けに投函できるサイズの粗品を選ぶのも賢い選択です。

状況によっては直接会話することを避けるために引越しの挨拶を手紙で済ませるのもひとつの手段です。その場合は、「コロナ禍につき、手紙でのご挨拶とさせていただきます」などひと言入れるといいですね。