お金を節約するために引越し業者を使わず、家族や知人に引越し作業のお手伝いをお願いしようと思っている方はいらっしゃいませんか? 引っ越しのお手伝いをしてもらったら、そのお礼をするのがマナーです。
引越しのお手伝いにおけるお礼の金額の相場や、人間関係を壊さないための3つの注意点などについて知識をつけ、相手の方に気持ち良く引越しのお手伝いをしてもらいましょう。
引越しお手伝いのお礼金額の相場 【家族・友人・会社関係別】引越し手伝いのお礼相場

家族や知人に引越しのお手伝いをしてもらった場合、そのお礼をする必要があります。これは何も法的に必要というわけではもちろんありません。しかし、その方とのその後の関係性や自分自身の評価のことを考えた上でしっかりと行っておくべきことと言えるでしょう。
家族や知人に引越しのお手伝いをしてもらった場合のお礼の金額の相場を人間関係別にまとめていきます。引越しのお手伝いを家族や知人にお願いしようと考えている方は参考にしてみてくださいね。
・引越しを手伝ってもらったお礼の相場金額
お礼の金額相場 | 一般的な金額 |
---|---|
親か家族 | 5,000円~1万円 |
友達 | 3,000円~5,000円 |
後輩や部下 | 5,000円~1万円 |
上司 | 5,000円~1万円 |
引越しお手伝いのお礼金額の相場1 ■親や家族に引越しのお手伝いをしてもらった場合
家族や親戚が引越しのお手伝いをしてくれることがあります。その場合、お礼の金額の相場は5,000円〜10,000円。社会人であれば10,000円が妥当と言えるでしょう。家族や親戚ですのでついつい甘えてしまいたくなる気持ちもわかりますが、ここは「親しき仲にも礼儀あり」。
お礼はしっかりとしておくべきです。
お礼の渡し方は、家族や親戚の場合は基本的には現金ではなくお食事会やプレゼントを贈るのが一般的。家族や親戚のように親しい間柄ですと、現金を渡しても、相手の方が受け取るのをいやらしく感じて受け取ってもらえないことがあるためです。
その点、お食事会やプレゼントであれば相手も気兼ねなく受け取ることができるでしょう。
引越しお手伝いのお礼金額の相場2 ■友人に引越しのお手伝いをしてもらった場合
友人に引越しのお手伝いをしてもらった場合、3,000円〜5,000円がお礼の金額の相場です。社会人であれば5,000円が妥当でしょう。関係性にもよりますが、友人の場合は楽しくワイワイ集まることが目的で、謝礼など期待をしていないこともよくあることです。
友人に引越しのお手伝いをしてもらった場合も、お礼の渡し方は封筒に現金を包むというよりは、お食事会などでお返しするのが一般的です。親しい間柄ですと、現金は受け取りにくいと感じることがあるためです。
学生ならファミリーレストラン、社会人ならお寿司、焼肉などでご馳走するのが良いでしょう。
引越しお手伝いのお礼金額の相場3 ■後輩や部下に引越しのお手伝いをしてもらった場合
後輩や部下に引越しの手伝いをしてもらった場合のお礼の金額としては、5,000円~1万円が目安です。お礼のお金を渡す際には現金もしくは商品券を封筒に入れる、または現金と合わせて食事をご馳走する方法も良いでしょう。
金額が少なかったり食事をご馳走しなかったりすると、自分への評価が下がってしまうため注意しなければなりません。短い距離の引越しであっても 、引越し作業には1日かかります。さらに、大きな家具を運び出したり新しい引越し先に搬入したりするためには労力も必要です。
引越しが終わった後には、手伝ってくれた後輩や部下に対してしっかりとお礼を伝え、どれほど年下であったり立場が下の相手でも、お礼をしないといったことはマナー違反であるため注意しましょう。
食事をご馳走する場合には、手伝ってくれた後輩や部下がメニューを注文しやすいようにビュッフェタイプのレストランに連れて行くのもおすすめです。引越し作業以外の出費を抑えたい場合にはホームパーティーを開くといった方法もあります。
引越しお手伝いのお礼金額の相場4 ■上司に引越しのお手伝いをしてもらった場合
少しレアなケースかもしれませんが、上司が引越しのお手伝いをしてくれるというケースもあるでしょう。この場合のお礼の金額の相場も、5000円〜10,000円が妥当でしょう。上司、部下などの関係性によって金額を変える必要はないようです。
引越しのお手伝いをしてくれた方が上司の場合は、お礼に金品を贈るのは失礼にあたりますので、食事会やプレゼントでお礼をするようにしましょう。
引越し手伝いのお礼をするタイミングは? 手伝いのお礼をする3つのタイミング

次に、引越しのお手伝いのお礼をするタイミングについてみていきましょう。
引越し手伝いのお礼をするタイミングその1 ■1.前日までにお礼をする
引越しの前日までにお礼をするのは、めったにないケースと言えるでしょう。もしかすると、当日お手伝いをしていただく方が体調を崩すなどして、欠席になってしまうこともあるかもしれません。その場合、一度渡してしまったお礼を返してほしいとは言えませんよね。
手伝ってくれるという気持ち自体に感謝の気持ちを表して先にお礼を渡しておきたいというのであれば結構ですが、普通であれば引越しのお手伝いを実際にしてもらった後(当日、もしくは後日)にお礼をすることがほとんどのようです。
引越し手伝いのお礼をするタイミングその2 ■2.当日にお礼をする
引越し作業が終わる時間帯や、お手伝いをしてくれた方の疲労具合などにもよりますが、一般的には引越し作業が終わってから打ち上げといった形で食事会を設けることが多いようです。新居の近くでお店をさがしてみるのも良いですし、新居でお寿司などを注文してごちそうするのも良いでしょう。
食事会と併せてプレゼントや商品券などを準備している場合は、お手伝いをしてくれた方が帰られる際にスマートにお渡しすると良いでしょう。
引越し手伝いのお礼をするタイミングその3 ■3.後日お礼をする
引越し作業が終わる時間帯や、お手伝いをしてくれた方の疲労具合などにより引越しの当日にお礼をすることができなかった場合は、後日新居に招待してご馳走をすると喜ばれるでしょう。
もし事情があって新居に招待するのが難しい場合は、後日別の場所で食事会を設けるか、プレゼントや商品券をお渡ししましょう。プレゼントや商品券を渡す際は事務的になってしまわないよう、「当日はありがとうございました。とても助かりました。」と感謝の言葉を添えるのを忘れずに。