蜂は小さくても刺すので、子どもやペットのいる家庭は心配ですよね。特にスズメバチは危険ですので、発見したら早急に駆除しなくてはいけません。ここでは蜂の巣の駆除に必要な殺虫剤や服装を解説したり、殺虫剤を使う時のコツ、プロの駆除業者に頼んだ場合の費用相場などについて紹介しています。
蜂の巣を安全に駆除する方法6ステップ

※文章中の画像はイメージです。
■1 蜂の巣の駆除に必要なグッズを用意しよう
蜂用のスプレー殺虫剤
蜂の駆除用スプレーは、なるべく遠くまでスプレーを飛ばせるものを選びましょう。遠くまで殺虫剤が届くスプレーのほうが、蜂の巣に近寄らなくて済むからです。強力な蜂の巣駆除用スプレーだと10メートル以上先まで届くものもあります。
蜂の巣にスプレーをかけると、中の蜂が死に物狂いで外に出てきます。そのため、スプレーは一度に全量を使い切る必要があります。
一般的に蜂駆除用スプレーは、1缶で数秒から10秒間連続噴霧できますが、中の蜂が多いととても1缶だけでは足りません。蜂の巣を駆除する時だけでなく、駆除した時にはいなかった戻りバチの駆除にも役立ちますので多めに数本買っておきましょう。
蜂用防護服
ハチに刺されないための白い全身に着る服です。暑くても、必ず上半身も下半身も守るようにしてください。
首や手首から蜂が入ってこないタイプのものを選んでください。
手首の長い革手袋
蜂の巣を枝や屋根から外す時に、軍手だと蜂に刺される危険性があります。革の手袋であれば腕や手を保護してくれます。
蜂用ヘルメット
顔の部分にアクリルやメッシュがついた帽子やヘルメットになります。養蜂家が使っているような帽子です。
毒針吸引器(ポイズンリムーバー)
刺されてしまった時に、体からハチの毒と毒針を抜くためのグッズです。1000円程度で購入できます。
口で刺された場所を吸ってしまうとハチの針や毒が口の中に入ってしまうので、吸引器で対処するようにしましょう。
高所スプレー噴霧用器具
蜂の巣が高い場所にある場合は、はしごを使うのではなく「高所スプレー噴霧用器具」を使いましょう。はしごを使うと蜂が巣から出てきた時に驚いて、落下してしまう危険性があるからです。
赤いフィルターをつけた懐中電灯
蜂の巣にスプレーをすると、懐中電灯のほうに蜂が向かってくることがあります。蜂の目には赤は黒に見えるので、危険を避けるために懐中電灯に赤いフィルターをつけておきましょう。
■2 日没後から日の出前に、蜂の巣を駆除
蜂は夕方になると巣に戻って、朝日が出ると活動します。夜は蜂が巣の中で寝ているので、暗い時間帯に蜂の巣を駆除するよう計画を立ててください。
蜂の巣を駆除するプロの業者は昼間に作業しますが、一般的には夜に作業したほうが安全に行うことができます。