引越しをする時に、まず最初に思い浮かぶのが引越し料金ですよね。例えば東京都の引越し業者は大小の会社を合わせて約6,000社、神奈川では約2,200社、大阪でも約2,000社あるので、どの会社にしたら良いのか迷うのは当然です。
そして、テレビで宣伝している大手の引越し業者以外でも、名前は聞いたことはないけれども引越し会社として長年営業を続けている会社も実はかなりあります。「都道府県名 引っ越し」で検索するだけで、今まで知らなかった引越し業者の名前がズラッと出てきますよ。
テレビCMはしていないけれども、地域新聞に広告を掲載していたり、チラシを配布していたりする引越し会社もあります。また、引っ越し専門ではなく、街の便利屋さんが引越しをしてくれるケースもあるんです。
実は引越しの値段は、有って無いようなもの。同じ内容の見積もりなのに、業者によって金額が一ケタ違う見積もりを出してくることも普通にあります。引越しは新居の家電や家具の購入など、何かとお金が必要になるので、引越し業者選びはあなどれませんね。
ここでは、引越し業者をどのように選んだら良いのか調べてみました。
引越し業者を選ぶコツ

■1 見積もりシミュレーションサイトで計算してみる
皆、いくらで引っ越ししているんだろう?
だいたい、今回の引越しはいくらかかる?
引っ越し費用について友達や家族と話す機会もあまりないので、引越し料金の相場はつかみずらいものです。
他の人の相場を調べても我が家と荷物の数は違うだろうし、運ぶ距離だって違ってくる。
もっと詳しく知りたいという場合は、引越し会社の「見積もりシミュレーションサイト」で計算してみましょう。
おおよその金額がつかめますよ。
ヤマトホームコンビニエンス
https://form.008008.jp/mitumori/PTNS0100Action_doInit.action
ヤマト運輸の引越しをする担当は「ヤマトホームコンビニエンス」という部署になります。
単身の引越しも、家族の引越しもシミュレーションすることができます。
現在の住まいがある都道府県と、引越し先の都道府県、家具や家電がそれぞれ何個あるのか、大型の荷物はあるのか等を入力すれば、すぐにネット上で料金を知ることができます。
また、ヤマトホームコンビニエンスは一人暮らし用の「家具家電レンタルと単身引越しサービス」をパックにしたサービスや、引っ越し荷物が少ない場合にコンテナに入れて他の宅配便と一緒に混載させて運ぶことで安くなるサービスなども行っています。
福山通運
https://corp.fukutsu.co.jp/moving/index.html
家具や家電、布団袋の数などを入力して、現在の都道府県と引越し先の都道府県を選ぶだけで、概算見積りをとることができます。
衣装ケースや洋服ダンス、整理ダンスなどがイラストになっているので、何と呼んで良いのかわからない家具もイラストで大きさを見て選ぶことができます。
駐車する道路の幅やエレベーターの有無などは記入する欄が無いので、あくまでも概算になりますが「引越しは、だいたいいくらかかるんだろう?」という場合に手軽に利用できるサイトです。
メールアドレスの入力なども無いので、安心してシミュレーションすることができますよ。
アート引越センター
http://www.the0123.com/simulation/
アート引っ越しセンターでは、ウェブ上の質問に答えていくとあなたにピッタリの引っ越しコースがわかるようになっています。
ウェブ上で引越しのシミュレーションがではないので、家財道具の数や現在と引越し先の都道府県などは入力しませんが、自分にはどのようなプランが最適なのか迷っている方には参考になるサイトですよ。
最初に引越しする人数が、一人なのか複数なのかが聞かれます。
次に住まいの大きさが、「1R、1K」「1DKから2DK」「3LDK以上」のどれに当てはまるかを選びます。
引越しする中に高齢者がいるのかといったことや、家族が「面倒くさがり屋」タイプなのか、「少し甘えたがり屋」なのか、「頑張り屋」なのかといったことを選ぶと、ぴったりの引越しプランを教えてくれます。
アーク引越センター
https://www.0003.co.jp/estimate/
アーク引越センターでは、引っ越し希望日や、出発地と引越し先の都道府県、引っ越す家族の人数、現在の家と引越し先の家が何階建てか、マンションの場合はエレベーターはあるか、道路の道幅は車がすれ違えるか、家具や家電、ふとん袋や仏壇といった特殊なサイズの荷物はあるか、エアコンの取り外しなどのオプションはあるか、といったことを入力すればパパっと料金を知ることができます。
そして、午後からの引越しは20%オフと明示されているので、時間に余裕がある場合は検討しても良いかもしれませんね。
アリさんマークの引越社
http://www.2626.co.jp/
アリさんマークの引越社の場合、ウェブ上のシミュレーションシステムはありませんが、見積もりを取るためのフォームに
・家族
・単身
・長距離
という欄があるので、遠方への引越しも対応できる業者なのがわかります。
サカイ引越センター
www.hikkoshi-sakai.co.jp/
サカイ引越センターのウェブサイトは、見積り依頼のフォームはありますがシミュレーションシステムは道入していないようです。
日本通運
http://www.nittsu.co.jp/hikkoshi/
日本通運は全国に39支店、235店舗あり、業界最大級のネットワークを誇っています。
引越しのシミュレーションはありませんが、日通のサイトに、名前や連絡先、今の住所と引越し先の住所、エレベーターの有無、間取りや階数、引っ越し希望日を入れるだけで見積り依頼ができます。
ハート引越センター
https://www.hikkoshi8100.com/
ハート引越センターの場合は、今の住所と引越し先の住所、引っ越し要諦日と、荷物の多さを選ぶというもので、シミュレーションではありません。
しかし、
・寮、家具付の住まいからの引越しなのか
・1R、1Kからの引越しなのか
・1DK、1LDKからの引越しなのか
・2K以上の住まいからの引越しなのか
といった4つのタイプを選択するようになっていますので、単身引越しの場合や荷物が少ない引越しの場合は微妙な荷物の差を考えてくれる引越し業者であることが伝わってきますね。
■2 ネットの一括見積サービスを利用
引越し前は、ただでさえ忙しいのに、何件も業者に連絡するなんて面倒!という方は、ネット上の一括見積もりサービスを利用してはどうでしょうか。
引越し業者に伝えることは全て同じなので、いちいち個別に見積もりを取る手間もありません。
●引越し業者に伝える内容
・引越しする人数
・今の住所と引越し先の住所
・今の建物の階数と、引っ越した先の建物の階数
・エレベーターの有無
・今の建物と、引っ越した先の建物の道路に駐車スペースがあるかどうか
・家具や家電、家財道具の数
・エアコン取り外しなどのオプションの有無
これらのことが、一度に何社にも伝えることができるのは魅力ですよね。
入力した情報は、各引越し業者にすぐに送られますので、入力して数分もたたないうちに電話連絡が来ることがあります。
その時に概算で見積金額を教えて貰える場合は少なく、やはり実際に家を見てもらわないと正しい見積金額は出せません。
引越し業者に来てもらう日時や時間の候補を考えてから、一括見積もりサービスに入力したほうがスムースに手続きができます。