野良猫は駆除できる？対策方法8個！猫の習性を知って被害を防止

野良猫は自分がナワバリと決めた場所に強く執着しますが、危険な体験をするとそのルートは通らなくなるという性質を持っています。

そのため野良猫があなたの家の庭に出入りするルートや日向ぼっこしている場所で驚かすのが効果的です。

とはいえ猫は賢い動物で、危険な体験をした場所の状況をしっかりと観察し「本当に危険なのか？それともある一定の時間にだけ危険なことが起こっているだけか？」を見極めています。

そんな巧妙な野良猫に対しては目の前を猫が通ったときに赤外線で感知。猫が驚くスプレーを自動で発射する便利アイテムを使ってみましょう。

タマネギのツーンとするニオイやニンニクのニオイはネコを寄せ付けません。どちらもスライスしたり細かく刻んだものを撒くと効果的です。

しかし注意点として、タマネギはゴキブリにとっては大好物な食材です。使い方を間違えるとゴキブリを寄せ付けてしまう可能性もあります。

そのまま道に撒くのではなくネットに入れて吊るす、タマネギを置いた近くにはゴキブリ用のベイト剤も置いておくなどのひと工夫が必要です。

ネコはカフェインが嫌いなのでコーヒーやお茶も野良猫駆除に使うことができます。

液体を撒くのではなく、コーヒーやお茶の出し殻を野良猫がよく来る一箇所に撒くようにしましょう。

柑橘類の皮と同じように乾くと効果があるか不明といわれています。

コーヒーやお茶を毎日沸かしている方はぜひ毎日取り替えて駆除効果を長持ちさせましょう。

水を嫌がるネコの習性を利用して、野良猫が来てほしくない場所にたっぷりと水撒きをするも駆除方法の1つ。

多少地面が濡れた程度ではネコによっては平気で歩ける場合もあります。水たまりができるくらいまいておくと良いでしょう。

とはいえ夏の暑い時期などは水を撒いてもすぐに地面は乾いてしまいます。

好きなときに広範囲の地面を濡らすことができる「ミストシャワー」を導入するという方法もおすすめです。

野良猫がウンチやオシッコを敷地内にしていくのは野良猫にとってその場所がとても快適だからです。

インテリアとして置いている植木などが、野良猫にとっては良い目隠しになっているのかもしれません。

野良猫の視点になってみて、周りからの目隠しにならないような位置に植木を移動させてみましょう。

また「失敗しない駆除のために｜野良猫の習性4つ」でも解説しますが、ネコは環境の変化を嫌う性質があります。

頻繁に景色の変わる庭は野良猫にとって落ち着く空間になりづらいため、お庭の手入れのたびに植木やプランターの位置を変えてみるのも効果的です。

地域猫活動とは飼い主がいないネコを減らしていく活動のことです。今以上に野良猫を増やさないために去勢手術や不妊手術を施したり、特定の場所に置いた猫用の野外トイレの掃除をしたりしています。

自治体によっては野良猫対策相談を行っている所もあり、そこから地域猫活動を行っているグループを紹介してもらえる場合もあります。

もしお住まいの近くに活動しているグループがあれば、対策を相談するのも一つの方法です。

スズメバチやハクビシンなど、自治体によっては動物の駆除をしてくれるケースもあります。ですが、残念ながら野良猫の場合は基本的に自治体は対処してくれません。

野良犬の場合は動物愛護法によりお住まいの地域の保健所が収容する決まりがあります。

しかし猫には犬のような決まりがなく、野良猫の収容や捕獲を行う公的機関がないのが現状なのです。

とはいえ千葉県船橋市や福島県いわき市のように、猫よけの超音波発生装置を2週間や1ヶ月などの期間で貸し出している自治体もあります。

「お住まいの自治体名　猫よけ」で検索して機器の貸し出しを行っていないか調べてみましょう。

かつてネット上の巨大掲示板で、「動物虐待にあたるのか・有罪にはならないのか」と話題になったのが車の不凍液を食べ物などに混ぜて野良猫にやる方法。

結論からいうと、この方法ももちろんNGです。

車の不凍液に入っているエチレングリコールなどは野良猫に対して非常に有害な物質。特にヨーロッパ車の不凍液は野良猫が苦く感じる物質が入っていないので、抵抗なく舐めたり飲んだりします。

車の不凍液を食べ物にまぜて野良猫にやるのは「動物の愛護及び管理に関する法律」で罰せられることがあります。絶対に実行しないようにしてください。

野良猫を駆除するには、まずはネコの習性を知っておくのが勝つカギです。

【野良猫の習性その1：トイレは同じ場所でする】
ネコは一度ウンチやオシッコをした場所で再びやり続ける習性があります。庭で臭いを放つフンを取り除いても何度も何度も野良猫が訪れるのは、ニオイが残っているから。

「ここは自分の場所だ」と何回もマーキングして主張しているのです。

【野良猫の習性その2：気に入った場所をナワバリにする】
野良猫であれば、気に入った場所をナワバリにして住み家にすることもあります。人間からすれば「いやいや、わが家の敷地なんだけど」と思いますがネコにはそんなこと分かりません。

野良猫目線では人間自体が”自分のナワバリの近くをウロウロしてる奴”とでも映っているのでしょう。

犬の場合自分のナワバリに入った他の動物は激しく威嚇・攻撃します。しかしネコの場合ナワバリから追い出す対象は他のネコだけ。そのためあなたの家の庭の一角にいつも陣取り、人間を見ても逃げ出しもせずじっと見ているというわけです。

【野良猫の習性その3：人間の仕業かどうか見分けている】
野良猫の被害にあったことのある方なら、わが家の庭に侵入している猫をホウキで追い払ってみたり、水をまいてみたり、時には大きな声を出したこともあるのではないでしょうか？

しかし「最初こそ驚いて逃げ出していた野良猫が、気付けばまた来ている！」というシーンも多くあります。

野良猫は自分を驚かしたのが人間の仕業なのかどうかをしっかり見分けています。そのため人間のいない時間帯を把握すると、また居心地のいいあの場所でのんびり日向ぼっこなどをするのですね。

【野良猫の習性その4：環境変化への適応能力は低い】
ネコは水が嫌いなことはよく知られていますが、環境の変化に対して適応能力が低いことはあまり知られていません。

実は植木や自転車などいつも置いてあるものの場所が変わると落ち着かず、来たくなくなる性質があるのです。また柑橘類の香りや酢の香りが嫌いなので、駆除する時は覚えておくと良いですね。

野良猫対策の方法について調べました。もし庭に水道ホースがあるならば水をしっかり撒いたり、ミストシャワーなどが非常に役に立つことがわかりました。

ネコは水に濡れるのを私たちが思っている以上に嫌うのです。

また柑橘類のニオイが大の苦手であることもわかりました。家族でミカンを食べたら皮は捨てずに取っておきましょう。

ホウ酸団子や車の不凍液などはネコが体調を崩し、ひどい場合には命を奪ってしまう可能性もあります。

「動物の愛護及び管理に関する法律」で野良猫を傷つける対策の方法は罰せられますので絶対に行わないようにしてください。

野外に置くゴミ箱は野良猫がいたずらしてフタを開けたりできないような、重くて外しにくい容器にしましょう。