部屋の掃除は頻繁にしても、布団の掃除はおろそかになっていませんか? 布団は毎日使うアイテムです。ダニの死骸、ホコリ、ゴミ、髪の毛等で汚れているため、掃除機や布団クリーナーで掃除して布団をキレイしましょう。
布団が汚れている状態で使い続けると、アレルギーにも繋がります。特にダニの死骸はアレルギーを引き起こす原因として有名です。
今回は掃除機や布団クリーナーを使って、布団を掃除する方法等をまとめました。布団に掃除機をかける掃除方法は特にダニの死骸に有効です。布団クリーナーの中には生きているダニを温風で弱らせ、強力な吸引力で吸い取るタイプもあります。
早速、布団をキレイに掃除する方法等をチェックしましょう。
布団への掃除機のかけ方5つ
布団を掃除している方はどれくらいいれうでしょうか? 布団にいるダニの死骸を掃除せず、そのままにしておくのは健康面に良くありません。ダニの死骸はアトピー性皮膚炎や喘息等、様々なアレルギー症状を引き起こす元凶です。
ダニの死骸を取り除くために布団に掃除機をかけましょう。布団に掃除機をかける時は、適当にかけてもあまり意味がありません。布団にいるダニの死骸をしっかり取り除くには、掃除機のかけ方にポイントがあります。
布団をキレイに掃除するために、「布団への掃除機のかけ方5つ」をチェックしましょう。
■1 布団に掃除機をかけるのにベストなタイミング
布団に掃除機をかけるベストなタイミングは、布団乾燥機で乾かした後です。布団乾燥機で乾かすと多くのダニが死滅し、その後、掃除機で布団で吸い込むと効率良くダニを吸うことができます。
簡単にダニの特性を説明しましょう。ダニは60%以下の湿気、50度以上の高温に弱いです。そのため60度以上になる布団乾燥機を使うと、ダニは生存できず一瞬で死にます。
布団を布団乾燥機で乾かした後は掃除機のかけ方が重要です。適当に掃除機をかけると、ダニを十分に掃除機で吸い取ることができません。布団に掃除機をかける時のポイントをご紹介します。
布団に掃除機をかける時の3つのポイント
布団に掃除機をかける時のポイントは3つです。
1.布団に掃除機をかける時は、とにかくゆっくり動かす(1平方メートル=30秒以上が理想的)
2.1回に掃除機をかけるスペースの面積は小さくする
3.布団の縦方向と横方向、それぞれ掃除機をかける
■2 布団に掃除機がけは片面90秒じっくりと
布団をキレイに掃除するために、掃除機でダニの死骸を取り除きます。布団の片面に掃除機をかける時間は90秒です。
先程、説明した布団に掃除機をかける時の3つのポイントを守りながら、布団を掃除しましょう。3つのポイントは「とにかくゆっくり動かす(1平方メートル=30秒以上が理想的)」「面積は小さく」「縦と横それぞれ掃除機をかける」ことです。ダニの死骸をしっかり吸い取るために、3つのポイントは守りましょう。
布団には大量のダニが生息していて、高温多湿の季節には約300倍にも増えます。ダニの数が増えればダニの死骸の数も増えるため、アレルギーになる方も少なくありません。布団の片面に必ず90秒掃除機をかけましょう。
■3 布団の表も裏も掃除機をかける
ダニの死骸を掃除機でしっかり吸い取るために、布団の表と裏の両面に必ず掃除機を当てます。布団の表面と裏面、それぞれ90秒づつ3つのポイントを守りながら掃除機をかけましょう。
布団の両面に掃除機をかける理由を説明します。例えば布団の表面のみ掃除機で吸い取ったしましょう。表面にいたダニの死骸は掃除機で吸い取ってキレイになっても、ダニは布団全体で生息しているため、布団の裏面にもダニの死骸があります。
布団にいるダニの数は平均で1平方メートルで10万匹です。その中にはダニの死骸もいます。布団の両面に掃除機をかける時は、布団の隅々まで掃除機をかけることがポイントです。ダニの死骸をしっかり吸い込みことができます。
■4 シーツを外してから掃除機をかける
布団を掃除する時はシーツを外してから掃除機をかけましょう。シーツの上から掃除機をかけるとシーツのホコリやゴミは取れますが、ダニの死骸を取り除くことはできません。
布団にいるダニの死骸は布団に直接、掃除機を当てることでしっかり吸い込むができます。シーツを外し3つのポイントを守りながら、布団の両面を90秒づつ掃除機をかけます。
中にはシーツをわざわざ外してから、布団に掃除機をかけるのが面倒な方もいるでしょう。でもシーツの上から掃除機を当ててもほとんど意味がありません。
布団をキレイに掃除するために面倒に感じても、必ずシーツは外すしましょう。外したシーツは洗濯をし、布団も掃除すれば一石二鳥です。
■5.週に1回は掃除機をかける
布団に掃除機をかけてキレイに掃除をしたら、週に1回は掃除機をかけましょう。週に1回、布団に掃除機をかければダニのいない布団をキープすることができます。
週に1度、布団に掃除機をかけるのが面倒な方もいるのではないでしょうか? 布団に掃除機をかけないとダニの死骸は増え続けるため、アレルギーを引き起こす原因にもなります。
ダニの寿命は3ヶ月程度ですが繁殖率はとても高いです。特にダニにとって好都合な環境である高温多湿の季節は他の季節に比べて、繁殖力がさらに増します。ダニはたくさん繁殖すると死骸も多くなるため、定期的に布団に掃除機をかけて掃除しましょう。
付けるだけで布団が掃除できるノズル
布団をキレイに掃除するためには掃除機のヘッド部分も重要です。布団専用ノズルに付け替えて布団を掃除すれば、ダニの死骸をしっかり取り除くことができます。
通常の掃除機ヘッドをそのまま布団に当てると、布団の生地を吸い込んでしまい掃除がしにくく、ストレスを感じるでしょう。でも布団専用ノズルなら、布団の生地を吸い込みません。ダニの死骸、ホコリ、ゴミ、髪の毛だけを吸い取ってくれるためストレスフリーです。
「付けるだけで布団が掃除できるノズル」について、ご紹介します。
■各掃除機メーカーのノズル
布団専用ノズルは「パナソニック」「ナショナル」「日立」等、有名メーカーからも販売されていますが、あまりメジャーでなはないメーカーの商品もあります。
各種メーカーから販売されている布団専用ノズルは装着も簡単です。掃除機のヘッドを外し布団専用ノズルに付け替えてスイッチを入れれば、ダニの死骸等を取り除くことができます。毎日掃除機で布団を掃除していてもダニの死骸を含むホコリ等は取りきれません。布団専用ノズルは叩きながらホコリ等を吸い込んだり、強力な吸引力で吸い込むのが特徴です。
布団専用ノズルと、ご紹介した「布団への掃除機のかけ方5つ 」を実践すれば、布団がとてもキレイになるでしょう。
■各社で使えるノズル
布団専用ノズルは様々なメーカーから販売されていますが、掃除機メーカーに関係なく使えるタイプもあります。
例えば「パナソニック ふとん清潔ノズル」は、つぎ手パイプがセットになっているのが特徴です。つぎ手パイプを装着すれば、他社メーカーの掃除機にも使えます。
パナソニック以外の布団専用ノズルは「コーワ ふとん用ブラシ 30320」「ダストル ふとん専用ノズル」「アイワ ふとん専用ノズル」等です。コストを気にすコーワ、ダストル、アイワ等のメーカーが向いています。またメーカーにこだわらない方にも最適です。
おすすめ布団クリーナー5選
布団をキレイにする方法は掃除機と布団クリーナーがあります。では掃除機を使って布団を掃除するのと、布団クリーナーで掃除するのはどこに差があるのでしょうか?
掃除機は畳みやカーペーット等、部屋中のあらゆるところに使うのが目的です。布団を掃除する時は布団専用ノズルに付け替えて使うこともできます。
布団クリーナーは布団を掃除するために開発された商品です。掃除機よりコンパクト、生きているダニにダメージを与える、UV機能や叩き出し機能、強力な吸引力でダニの死骸を吸い込む等、布団の掃除に特化しています。
では「おすすめ布団クリーナー5つ」チェックしましょう。
■1 レイコップ
布団を掃除する概念を覆したと言えるのが、韓国メーカーのレイコップではないでしょうか? 韓国のみならず、日本でも大ヒットした布団クリーナーです。
レイコップの特徴は2つあります。1つ目は「UVランプ」です。UVランプで布団に潜んでいる菌等を除菌します。除菌率は脅威の99.9%です。レイコップを布団に3分当てるだけで菌を除去します。
2つ目は「ブラシ」です。ダニの死骸はもちろん、ホコリやゴミ、髪の毛、ペットの毛等をブラシが吸い上げます。レイコップは吸引力がとても強いのが特徴です。布団にブラシがしっかり吸い付きますが、布団の生地は吸い込みません。
■2ダイソン
掃除機で有名なダイソンの布団クリーナーはV7「Mattress」と、V6「Mattress+」の2種類があります。
V7「Mattress」はUVや叩き出しで吸い取れないダニも、強力なパワーでしっかり吸い取るの特徴です。気になる音は少し軽減され、最長で30分使用できます。また部品を付け替えれば布団だけなく、家の掃除もできる優れものです。
V6「Mattress+」は毎分最大11000回転と、布団クリーナーの中では最強でしょう。パワーが強力なため音はそれなりに大きいですが、肉眼では見えない細かい粒子を脅威の99.97%以上、キャッチしてくれます。
■3 アイリスオオヤマ
アイリスオーヤマの布団クリーナーはコスパがいいのが特徴です。もちろん機能性にも優れています。4つの特徴を説明しましょう。
1つ目は「縦気流」です。アイリスオーヤマの布団クリーナーは、縦気流のおかげで強力なパワーを発揮します。2つ目は「強力な吸引と叩き機能」です。3つ目は「ダニちりセンサー」で、強力な吸引と叩き機能で吸い取ったダニの死骸やホコリ、ゴミ等の量を教えてくれます。4つ目は「温風」です。ダニは乾燥と高温に弱いため、布団に温風を送ることでダニが生息しにくい状況にします。
■4 パナソニック
パナソニックの布団クリーナーは「コスパと機能性がいい! 」という口コミが多いです。音は少々気になるかもしれませんが、他の布団クリーナーに比べて1.9kgと軽いため、軽量タイプを探している方には最適でしょう。
ヘッド部分は安心の抗菌仕様です。布団クリーナーは強力なパワーでダニの死骸やゴミ等を吸い取るため、布団の生地が気になる方もいるでしょう。でもパナソニックの布団クリーナーは、布団の生地を傷めることなく掃除ができます。
万が一ゴミ等が吸い取りきれていない時は、ランプが教えてくれるのも特徴です。布団の隅々までキレイに掃除ができるでしょう。
■5 シャープ
シャープの布団クリーナーは、ダニが苦手とする温風を布団に吹き付けながら掃除します。布団に温風を吹き付けると、繊維の奥まで絡みついているダニは踏ん張ることができません。温風によりダニは弱っていくため、その隙に布団クリーナーで吸い取るのが特徴です。
またアレルギーの原因になるダニの死骸、フン、卵等も吸い取り、布団にしみついた嫌な臭いもスッキリ取り除いてくれます。
布団クリーナーの中では珍しく手持部分の位置を自由に変えることができるため、使い勝手もとてもいいです。重さは2.4kgと軽量のため、女性でも掃除しやすいでしょう。
布団をクリーニングに出した場合の金額相場
布団をクリーニング店に出した場合、クリーニング代の相場はいくらくらいなのでしょうか?
まずは羽毛からご紹介します。「敷布団・掛け布団は約3,000円~7,000円」「肌かけ布団は約2,000円~7,000円」です。シルクになると羽毛よりさらに高額になります。相場は「敷き布団・掛け布団はそれぞれ約7,000円」です。
次は綿、化繊、羊毛の場合の値段を見ていきましょう。「敷布団・掛け布団は約3,000円~6,000円」「肌かけ布団は約1,000円~5,000円」です。ベビー布団は「敷き布団・掛け布団はそれぞれ約1,500円~3,000円」になります。
まとめ
部屋の掃除は定期的に掃除をしている方も多いのではないでしょうか? 布団は毎日使うアイテムのため、部屋と同じよう汚れています。掃除機や布団クリーナでキレイに掃除しましょう。