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カビの種類6つと特徴と違い一覧!食品や住宅のカビはどれ?[画像付き]

カビの種類6つと特徴と違い一覧!食品や住宅のカビはどれ?[画像付き]


青カビは、黒カビと並んで日常生活で最も馴染みのあるカビのひとつです。空気中に常に浮遊しているので、パンやお菓子等に真っ先に生えるのは、大抵がこの青カビです。特に毒性はありませんが、青カビが生えているということは、赤カビ等の有害なカビも生えていると考えるのが自然です。小さなカビでも周りに菌糸を広げている可能性があるので注意しましょう。

青カビには抗生物質の原料となる「ペニシリン」が含まれており、さまざまな目的で活用されています。また、ロックフォールやゴルゴンゾーラといったチーズの発酵にも青カビが使われる等、人間にとって非常に関わりの深いカビと言えるでしょう。

カビの種類と特徴一覧|その6
⑥黄カビ

オレンジや黄色のカビは今までのものとは生態が異なります。これまでのカビが湿気を好むのに対し、黄カビは乾燥を好みます。このカビは正式名称を「カワキコウジカビ」といい、ガラスやフィルム、刀剣といった場所に発生します。

カメラのレンズに曇りを生じさせるカビも、この黄カビです。空気中の湿気を養分として、乾燥した場所に発生するのが特徴です。他にも、青かび等が繁殖できない保存食にも発生することがあるので注意が必要です。

場所別に見るカビの種類と特徴

空気中に常に浮遊しているカビは、家中どこに生えると言っても良いくらい身近なものです。しかし、実は人間の生活とも強く関係した物質でもあるのです。ここでは、カビのいろいろな作用や特徴、人間との関りについてまとめてみました。

場所別に見るカビの種類|食べ物
①カビを利用して作る食品

厄介者のイメージが強いカビですが、実は食文化の観点から見るととても重要な存在です。特にコウジカビは麹菌(きくきん)とも呼ばれ、日本酒や味噌、醤油といった日本独自の発酵食品を作るのに欠かせない存在です。定番調味料となった塩麹もコウジカビを活用して作られたものです。

他にも、かつおぶしは何度も丁寧にカビ付けをしたものほど高級だと言われています。青カビをまんべんなく纏うことで、かつおを脱水して乾燥させ、旨みをよりアップさせるのです。日本の多くの保存食は、麹菌と酵母、カビの働きで作られているといっても過言ではないでしょう。

カビを利用した食品は日本国内に限ったものではありません。アジア圏でも麹菌を使った味噌のような食品が多数あります。ベジタリアンの間で広く食べられているテンペも、コウジカビを使って作られる食品のひとつです。

また、ワインやチーズもカビの力を借りて作られています。特に、ワインを長期間熟成させるセラーは、カビの生えやすい環境をあえて作って瓶をカビで覆うことで環境を一定させています。環境管理された工場で熟成されるワインもたくさんありますが、こういった伝統的な方法で熟成されるワイン蔵も多数残っています。

これらの食品製造に使われるカビは、今でこそ専用のものが使われていますが、かつては空気中に浮遊しているカビが偶然入り込んだことで起きたものです。ひとくちにカビと言っても、その作用には大きな違いがあると言えるでしょう。

場所別に見るカビの種類|毒性
②毒性の強いカビ

カビの中には、人体や家畜に有毒なカビ毒を産生するものがあります。これらのカビは、食品や製薬に有効活用されているカビと種類的には非常に近いものがほとんどです。カビ毒は、ナッツや穀物、果実に生えたカビから産生されるものが多く、実に100種類以上のカビ毒が確認されています。

産生されたカビ毒は比較的熱に強く、調理しても消えないのが特徴です。これは収穫後の作物だけでなく、栽培時にも発生することがあります。カビ毒により、土壌まで汚染されてしまい大規模な土壌改良を余儀なくされるケースもあります。

また、カビ毒に侵された作物を食べた家畜に毒が蓄積し、その肉を食べた人間に被害を及ぼすケースも確認されています。カビ毒は、一度産生されたら完全に除去するのは非常に困難です。特にナッツや穀類は保存食品として家庭でも常備することの多い食材です。

保存方法をよく見直すことと、調理前にカビが生えていないか確認してから使うようにしましょう。

場所別に見るカビの種類|住宅
③住宅に生えるカビの種類

日本は雨や台風が多く、湿度が非常に高い国です。これだけでもカビが発生しやすい条件を揃えていると言えますが、加えて、現代の住宅は気密性が高く一年中を通して湿度が下がりにくくなっています。このため、季節を選ばずカビが生えやすいことに注意する必要があるでしょう。

住宅には青カビや黒カビだけでなく、先にご紹介した種類のほとんどが発生する可能性があります。湿度が高い場所には黒カビ、食品には青カビや赤カビ、カメラのレンズや古本には黄カビ、というふうに場所によって生えやすいカビが異なります。

目に見える場所なら対策も取りやすいですが、床下や天井裏等に発生すると非常に厄介です。建物に被害を与えるのも問題ですが、先にご紹介したカビ毒やアレルギーや喘息による健康被害も困った問題です。それぞれのカビの特徴や生態を把握することと、定期的なチェックでカビを繁殖させにくい環境を作りましょう。

場合によっては、専門業者に依頼して防カビ加工を施すことを考えても良いでしょう。

カビの種類別|駆除方法3つ

人体に有害なカビは、できるだけ安全に取り除きたいものです。ここでは、カビの種類別に取り除く方法や注意したいことをご紹介しています。

カビの種類別駆除方法|その1
①【廃棄推奨】食品のカビ

賞味期限を忘れて、パンにカビが生えってしまったらどうしますか?カビの部分だけえぐり取れば大丈夫、と思っている方は意外と多いのではないでしょうか?残念ながら、目に見える形でカビが生えている食品は、中まで菌糸が入り込んでいることがほとんどです。少しでもカビが生えた食品は処分することをおすすめします。

カビから産生されるカビ毒は、肝臓や腎臓といった代謝系に大きなダメージを与えることが知られています。また、アフラトキシンというカビ毒は最も強い発がん性物質のひとつです。これらは、高温や油にも強く多少加熱しただけでは完全に分解されません。


油で揚げたり茹でても半分以上のカビ毒が残り、ゆで汁にもカビ毒が移ってしまうことが知られています。少しだけのカビだともったいなく感じてしまいますが、ほとんどの食品は一度でもカビが生えたら廃棄するようにした方が良いでしょう。

カビの種類別駆除方法|その2
②カビキラーで駆除できるカビの種類

カビとりの強い味方になるカビキラーですが、どういった種類のカビに効くのでしょうか?塩素系漂白剤のひとつであるカビキラーは、強い殺菌力と漂白力を持っています。主成分の次亜塩素酸がカビを分解して、黒い汚れのように見えるカビの代謝物を漂白します。次亜塩素酸はほとんどのカビに対して有効なので、かびそのものに対してはかなり効果が高いと言えるでしょう。

ただし、液体である以上使う場所には注意が必要です。水分が浸透しやすい木材部分や壁紙に使うと、素材そのものの色や壁紙のプリントがはがれてしまうことがあります。そういった場合は別の方法を考えたほうが良いでしょう。また、強い成分を含むので、子供やペットの手が届く部分も避けたほうが無難です。

エタノール等を使って根気よくカビを落としていく方法を取るか、専門の業者に依頼するのがおすすめです。また、微生物の力を使ったバイオ系のカビ取り剤を試してみるのも良いでしょう。カビを取るときは、カビの生え方と素材の性質、耐久度等をよく考えてカビ取りの方法を選ぶことがポイントです。

カビの種類別駆除方法|その3
③乾いた場所に生えたカビ

乾いたところに生える黄カビの除去は非常に厄介です。なぜなら、黄カビが生えるのは古本やアンティーク、刀剣、精密機器、カメラのレンズといったデリケートなものばかり。乱暴に取り扱うと、もとのアイテムにも甚大な被害を与えてしまいます。

また駆除にカビキラー等の洗剤を使うのはもってのほか。湿気を好むカビを取り除くための方法はほとんど使えません。その分野に精通している場合以外は、これらのアイテムのメンテナンスは専門家に依頼したほうが確実でしょう。

特に、カメラや精密機器にとってカビの問題は比較的よくある問題です。一般的なカメラ店でも分解清掃を受け付けているので、依頼してみると良いでしょう。良いレンズでも、カビが生えてしまうとパフォーマンスは落ちてしまいます。

日用品のカビ防止は『自宅の保管環境等にも気を配ること』や『定期的なメンテナンス』が非常に重要です。

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