キッチンは料理をする空間です。そのため水や油が、壁や床に飛び散ることもよくあります。キッチンタイルは水に強く掃除がしやすいのがメリットです。またキッチンタイルは、油汚れに強いタイルもあるため、キッチンの壁や床にタイルを使っている方も多いでしょう。
でも掃除がしやすいキッチンタイルも万能ではありません。「長時間水に濡れている状態が続く」「油汚れを放置する」と、タイルにシミができる原因になります。さらに掃除をするのも大変です。
今回はキッチンタイルの掃除方法についてまとめました。「キッチンタイルに付いた軽い汚れ~しつこい汚れの掃除方法」、「キッチンタイルの目地に付いた掃除方法」等をチェックしましょう!
洗剤もブラシも必要ないキッチンタイル掃除とは?
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洗剤やブラシが必要なキッチンタイル掃除はどうしても後回しになりがち。気になった今掃除に取りかからないと、いつまでもギトギトのままです。
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キッチンのタイル掃除で準備するもの
キッチンのタイル汚れの多くは油ハネが原因です。タイルの油汚れは軽度~重度まであり、汚れ具合によって準備するものや、掃除方法が変わります。軽度の油汚れはキッチン用中性洗剤で拭くと簡単に落ちますが、中度~重度の油汚れは掃除が大変です。
「軽度」「中度~重度」のキッチンタイルを掃除する時に、必要なものをご紹介します。
■準備するもの:軽度の油汚れの場合
・キッチン用中性洗剤
・雑巾
・スポンジ
・脚立(必要があれば)
金属製のタワシはタイルを傷つける原因です。油汚れが酷くないキッチンタイルを掃除する時は、食器用スポンジを使いましょう。
■準備するもの:中度~重度の油汚れの場合
・キッチン用中性洗剤
・重曹
・深めの容器等(重曹ペーストを入れる)
・サランラップ
・雑巾
・歯ブラシ、タワシ、L字ブラシ等
・ゴム手袋
キッチンのタイル汚れが中度~重度の場合、重曹ペーストを使って掃除をします。重曹ペーストを入れる容器はボール、お皿、タッパー等、何でも良いです。またキッチンタイルを「どれくらいの範囲掃除をするか? 」によって、重曹ペーストを使う量が変わります。
重曹ペーストは作った日に使い切るようにしましょう。万が一余ってしまった時は、密閉容器に入れて涼しい場所で保管することです。1週間は日持ちます。
キッチンのタイル掃除7ステップ
キッチンタイルの掃除方法は軽度の油の汚れの場合、中性洗剤を使うのが基本です。でも中度~重度の油汚れになると、キッチンタイルに油汚れの層が何層もできています。中性洗剤だけで落とすのは難しいため、重曹ペーストとサランラップで掃除をしましょう。
「キッチンのタイル掃除7ステップ」をご紹介します!
■① キッチンのタイルを水拭き掃除
キッチンタイルを中性洗剤を使い掃除をする前に、まずは水拭きをしましょう。キッチンタイル掃除をする前に水拭きをする理由は、油汚れに付着しているゴミやホコリを取り除き、キレイに仕上げるためです。「プレ掃除=効率良くキレイに仕上げる掃除」だと思って、作業をしましょう。
キッチンタイルの油汚れがしつこいと、水拭きをしてもタイルに付着しているゴミやホコリが取れない場合があります。ある程度の油汚れやゴミ等が拭き取れない時は、お湯を含ませて硬く絞った雑巾で拭きましょう。
油汚れは熱を加えると柔らかくなるため、温かい雑巾でキッチンタイルを拭くと多少、油汚れ等が落ちます。
■② 中性洗剤をスポンジにつけてキッチンのタイルをこする
水でスポンジを濡らして、キッチン用洗剤を少し付けましょう。そしてキッチンタイルの汚れをスポンジで擦り、掃除をします。キッチン用洗剤は少量を使いましょう。キッチンタイルの汚れを落とすために、大量の洗剤をスポンジに含ませると、後で拭き取るのが大変です。少量の洗剤では足りない場合は、少しだけ多めに付けましょう。
油汚れが軽度の場合や、時間が経過していないキッチンタイルは、キッチン用洗剤とスポンジだけで落ちることが多いです。
■③ 水拭でキッチンタイルの汚れと洗剤を取る
キッチンタイルに付いている洗剤を、雑巾で水拭きをして拭き取ります。水拭きをする理由はキッチンタイル掃除で「落とした油汚れや洗剤を拭き取るため」と、「タイルの汚れが落ちているか? 」を確認するためです。
キッチンタイルに汚れや洗剤の拭き残しがないように、しっかり洗剤を拭き取ります。キッチンタイルを濡れ雑巾で何回か拭き取ります。途中で雑巾を取り替えて、汚れていない雑巾で水拭きをする等しましょう。
タイルの素材は様々です。タイルに洗剤が残っていると、タイルの素材によっては、シミになることがあるため注意しましょう。
掃除を楽にするならこまめに掃除をする
キッチンタイルを雑巾で水拭きをして、汚れが落ちていればキッチンタイルの掃除は完了です。キッチンタイルの掃除が大変にならないように、こまめにタイル掃除をして、汚れが付かないようにしましょう。
キッチンタイルの汚れの多くは油です。油汚れはこまめに掃除をしないと、油の層ができるため、キッチンタイルの掃除が大変になることもあります。少しでも楽にキッチンタイルを掃除するなら、特に油料理をした日は、その日のうちに掃除をするのがポイントです。
■④ まだ残っているキッチンタイルの汚れに重曹ペーストを塗る
キッチン用洗剤とスポンジでキッチンタイルを掃除をしても、汚れが残っている時は「重曹ペースト」をタイルに塗ります。
重曹ペーストは粘り気のあるテクスチャーで、キッチンタイルのしつこい油汚れを包み込みながら落とします。重曹の役目は2つです。研磨剤効果と油汚れを落とす効果あります。そのため洗剤とスポンジでは落ちなかった油汚れも、重曹ペーストを使えば、キッチンタイルの汚れをキレイにすることができます。
重曹ペーストでキッチンタイルを掃除する時に準備するものは、先程ご紹介した「キッチンのタイル掃除で準備するもの(中度~重度の油汚れの場合)」を、参考にして下さい。では重曹ペーストの作り方をご紹介します。
重曹ペーストの作り方
・重曹とキッチン用洗剤を容器に入れます。
・入れる割合は「重曹2 キッチン用洗剤1」の2:1です。
・重曹とキッチン用洗剤をよくかき混ぜたら、重曹ペーストの完成です。
キッチンタイルの汚れ具合によっては、「重曹:2 キッチン用洗剤:2」「重曹:4 キッチン用洗剤:3」等の割合で作りましょう。重曹や洗剤の割合を変えた場合、水のようにサラサラしているより、粘り気がある方がタイルの汚れを吸着しやすいです。
粘り気が足りない時は重曹を足す、粘り気が強過ぎて伸びが悪い時は、キッチン用洗剤を足す等して調整しましょう。
■⑤ キッチンのタイルに塗った重曹ペーストを、ラップして数十分放置
キッチンタイルに重曹ペーストを塗ったら、サランラップを上から被します。そのまま数十分放置しましょう。サランラップで重曹ペーストを覆うことで、重曹ペーストの乾燥を防ぎ、キッチンタイルに付いている油汚れを落とす効果が高まります。
■⑥ キッチンのタイルからラップを取ってブラシでこする
数十分経ったらサランラップを外して、歯ブラシやタワシ等でキッチンタイルを擦りましょう。ブラシは使い分けると便利です。
タワシは広い範囲やタイルの中心を擦ることができても、丸みを帯びた形状のため、特に壁際の隅は掃除がしにくいです。壁際のキッチンタイルの隅を掃除する時は、歯ブラシやL字ブラシ等を使うと、タイルの隅々まで掃除できます。
■⑦ キッチンのタイルを水拭きして終了
最後にキッチンタイルを雑巾で水拭きをしましょう。キッチン用洗剤で掃除をした時と同じく、油汚れと重曹ペーストをしっかり拭き取ります。キッチンタイルにシミができないように、濡れ雑巾で何度も拭き取りましょう。
重曹ペーストを使った掃除方法なら、キッチンタイルにこびりついた油汚れも、キレイに落とすとができるはずです。
キッチンタイルの目地を掃除する方法2つとは?
キッチンタイルの目地を掃除する方法は
・塩素系漂白剤を使う方法
・重曹を使う方法
の2つです。
それぞれの掃除方法を詳しくみていきましょう。
タイルの目地は汚れを吸着しやすいです。そのためキッチンタイルの目地に付いた汚れを放置したり、定期的にタイルの目地を掃除をしないと、汚れがこびり付きます。タイルの目地汚れを放置するのはよくありません。時間が経てば経つほど、キッチンタイルの目地に付いた汚れは吸収され、落ちにくくなります。
特にキッチンタイルは油が付きやすい環境のため、タイルの目地にもたくさんの油が飛んでいるはずです。また調味料、コーヒー、紅茶等の食品がタイルの目地に染み込むと、掃除をしてもなかなか落ちません。
キッチンタイルの目地は汚れたらすぐに拭き取るのが基本です。キッチンタイルの目地に汚れが染み込み、掃除をしても落ちない時は2つの方法を行います。
■① 塩素系漂白剤でキッチンタイルの目地を掃除
塩素系漂白剤を使った掃除方法は、キッチンタイルの目地に染みこんだ汚れを落とすのに最適です。タイルの目地は汚れを吸着しやすいだけでなく、塩素系漂白剤が残っていると、シミの原因になります。キッチンタイルの目地を掃除をした後は、雑巾に塩素系漂白剤を吸収させるのがポイントです。
塩素系漂白剤を使ってキッチンタイルの目地を掃除する時は、必ず換気をし、ゴム手袋をはめて行いましょう。
準備するもの・掃除方法
【準備するもの】
・塩素系漂白剤(キッチンハイター等)
・雑巾
・キッチンペーパーかティッシュペーパー
・ゴム手袋
・マスク
【掃除方法】
キッチンタイルの目地に塩素系漂白剤を直接付けます。そしてキッチンペーパーかティッシュペーパーを被せて、約5分~10放置したら外しましょう。長時間放置するとキッチンタイルの目地が傷むため、放置時間は厳守です。最後に雑巾でキッチンタイルの目地を叩きながら、塩素系漂白剤を吸収すれば掃除完了です。
■② 重曹でキッチンタイルの目地を掃除
キッチンは料理をするところです。そのためキッチンタイルの目地に、塩素系漂白剤を使いたくない方もいるでしょう。塩素系漂白剤を使わない場合は、重曹ペーストでキッチンタイルの目地を掃除します。
準備するものや、掃除方法をチェックしましょう。重曹ペーストの作り方は「キッチンのタイル掃除7ステップ」の4番をご覧下さい。4番では重曹とキッチン用洗剤を混ぜていますが、キッチン用洗剤の代わりに水を使いましょう。
準備するもの・掃除方法
【準備するもの】
・重曹ペースト
・サランラップ
・雑巾
・歯ブラシ、タワシ、L字ブラシ
・ヘラ(あると便利)
【掃除方法】
重曹ペーストをキッチンタイルの目地に、ヘラや指、歯ブラシ等を使って塗り込みます。重曹ペーストが乾かないように上からサランラップを被せましょう。重曹ペーストをキッチンタイルの目地に染み込ませるために、約10分放置します。
時間が経ったらサランラップを外し歯ブラシ、タワシ、L字ブラシ、ヘラ等で、キッチンタイルの目地を擦りましょう。タイルの目地はとてもデリケートです。力任せに強く擦ったり圧をかけると、タイルの目地を傷める原因になります。キッチンタイルの目地は程よい力で擦のがポイントです。
目地の掃除をしても汚れが落ちない時
キッチンタイルの目地に染み込んだ汚れは、掃除をしても落ちない場合もあります。掃除で落ちないキッチンの目地は、目地修復ペンを使いましょう。目地修復ペンは汚れ部分に塗るだけで、キレイになります。ペンになっているため、テクニックも要りません。不器用な方でも簡単にできます。
他にも、キッチンタイルの目地を削った後に目地材を塗る方法もありますが、最も簡単にできるのは目地修復ペンを使った方法です。
キッチンのタイル掃除をプロの業者に頼んだ場合の相場金額
キッチンタイルの掃除をプロに依頼した時の相場は、「12,000円~50,000円程度」になります。ただしキッチンの広さや、キッチンタイルのどこの場所を掃除をするかによって、値段が変わると思いましょう。
例えばキッチンタイルの掃除を床、コンロ周り、水周りの全てを行う時は50,000円程度と高額です。でもコンロ周りのキッチンタイルのみ、依頼した場合は12,000円程度と安くなります。
キッチンタイルの掃除をプロにお願いする時は、1ヶ所だけでなく、複数の業者に見積もりを依頼しましょう。業者によって値段に差が出ることもあります。
まとめ
キッチンタイルの掃除はこまめに掃除をしましょう。こまめに掃除をすればタイルだけでなく、目地もキレイになります。キッチンタイルや目地の掃除をする時は、重曹を活用しましょう。是非、参考にして下さい。