いつも面倒なお風呂掃除。カビが生えたり、黒カビが生えたり、ぬめりが出てきても見て見ぬふり…という方も少なくないでしょう。お風呂掃除を面倒と感じるその原因の多くは『時間がかかる』ためでしょう。
しかし『便利な道具を揃える』事で、お風呂掃除の手間は激減します。中には市販の専用商品以外の『思いもよらないアイテムが便利グッズとして活躍してくれる場合』もあります。ここでは『お風呂掃除におすすめの道具を14選』を紹介します。ぜひ参考にしてみくてださい。
① ハンディタイプのバスブラシ
お風呂掃除の便利道具の定番といえば『ハンディタイプのバスブラシ』でしょう。一般的なスポンジを使ってお風呂を掃除するとなると、手も汚れますし、嫌な汚れの近くにまで顔を近づけなければいけないなど、面倒も多いです。
ハンディタイプのバスブラシはそれらを解決してくれるだけでなく『細かなところまで気軽に掃除できる』、『腰への負担が軽くなる』などの利点もあります。
ハンディタイプのバスブラシには様々なタイプがあります。
・一般的なもの
・伸縮可能なもの
・毛先パーツが取り替え可能なもの
など多種多様、さらにブラシの毛の強度、硬さも種類があります。
お風呂の壁や浴槽の素材によっては、硬いブラシを使う事で表面が傷ついてしまう場合があります。心配であれば基本的には『やわらかめのブラシ』を購入しましょう。
② ロング柄付きバスブラシ
バスブラシが便利、というお話をしました。そのバスブラシの種類の中でも、ロング柄付きのものは床だけでなく、天井の掃除にも向いているのでおすすめです。
ただし、伸縮性があり、そこそこ長くなるロング柄付きバスブラシの方が良いでしょう。ブラシに中性洗剤などをつけ、天井を掃除するわけですが、天井は黒カビなどが発生しやすく、あまり短いものだと掃除中にそれらが自分の顔に落ちてきてしまうので注意です。
柄が多少長いものであれば、遠くから天井をロング柄付きバスブラシで掃除することができますし、落ちた汚れも拾いやすく便利です。
また、汚いままの汚れが天井から飛散し、風呂場の隅々にまで入ってしまうと、それらがカビの要因となることもあるので注意が必要です。さまざまなことが関係してきて、カビが増殖するのが風呂場です。
もちろん、前述しているように、天井の素材を気ずつけるようなブラシ素材で、強く擦るのはやめておきましょう。
③ 風呂のフタ用ブラシ
バスブラシが便利、というお話をしました。そのバスブラシの種類の中でも、ロング柄付きのものは床だけでなく、天井の掃除にも向いているのでおすすめです。
ただし、伸縮性があり、そこそこ長くなるロング柄付きバスブラシの方が良いでしょう。ブラシに中性洗剤などをつけ、天井を掃除するわけですが、天井は黒カビなどが発生しやすく、あまり短いものだと掃除中にそれらが自分の顔に落ちてきてしまうので注意です。
柄が多少長いものであれば、遠くから天井をロング柄付きバスブラシで掃除することができますし、落ちた汚れも拾いやすく便利です。
もちろん、前述しているように、天井の素材を気ずつけるようなブラシ素材で、強く擦るのはやめておきましょう。
④ メラミンスポンジ
お風呂に生えてしまった赤カビや黒カビ、さらにはホコリやぬめりなど、これらを除去するためには、さまざまな薬品を使い分けする必要があります。しかし、とあるアイテムを使うことで、それらを拭くだけでキレイにできてしまいます。
それが、メラミンスポンジ。メラミンスポンジと聞くと馴染みが無い方もいるかもしれませんが、要するに100円均一やドラッグストアで売られている、「激落ち君」といったような類いのアイテムです。
使用方法は、まずサイコロ状になったものや、カットタイプで手に持ちやすい形状にしたメラミンスポンジに水を含ませます。水分を含み過ぎていると、メラミンスポンジの実力が発揮されないので、軽く水分が若干残っている程度に水を絞ります。そして、風呂場の気になる汚れ部分に軽く当てて、擦るだけでOKです。
ある程度の赤カビ、ぬめりであれば除去することができるため、ひとるあるととても便利です。ただし、メラミンスポンジの場合、使うとぽろぽろと消しゴムのカスのように、摩消していってしまうため、基本的には一回限りの使用ということになります。
また、しつこくこびりついた黒カビ、深部まで入り込んでいるカビなどは除去できません。使い終わった後は、カスをしっかりと除去し、水洗いなどでキレイにしておきましょう。
⑤ 洗剤不要のお風呂用スポンジ
風呂場を掃除する際、やはりスポンジを利用するのが一般的でしょう。しかし、特に風呂用というわけではないスポンジの場合、中性洗剤やさまざまな洗剤をつけてから利用しなければいけません。
この手間が面倒だとか、都度洗剤を補給する必要があるなど、この行為によって風呂場掃除が億劫となってしまっている、そんな方も少なくないでしょう。さて、そんな方におすすめしたいのが、洗剤不要のお風呂用スポンジ。
お風呂用スポンジにもさまざまな種類がありますが、特殊な形状をしていることで、水だけなのに洗剤を使った時と同様の効果を得ることができるアイテムもあるので便利です。例えば、マーナというメーカーから市販されている、『ニュースリム水垢取ダスター』。
サンコーから市販されている、『バスピカピカ びっくりフレッシュ』などは特におすすめです。繊維の断面が特殊な形をしているため、その繊維が水だけでカビなどを除去することができます。
洗剤を使用しないで風呂場のアカを取り除くことができるので、肌にも優しく、浴槽が洗剤臭くならないところも魅力的です。繰り返し使えますが、当然使い続ければ摩消するので、いくつかストックをしておくと便利でしょう。
⑥ 電動バスポリッシャー
お風呂掃除をする際、どうしても億劫になってしまう理由のひとつに、体が痛くなる…ということがあります。
洗剤を使ったり、水で流したり、放置したり、そういったことも億劫にさせる要因かもしれませんが、かがんだり、細かなところを一生懸命スポンジで拭いたり、普段使わない筋肉を使うような運動になってしまうため、風呂場掃除をした日はぐったりしてしまうという方も少なくないでしょう。
そんな方におすすめしたいのが、電動バスポリッシャーです。まさに、読んで字の如く、電動バスポリッシャーは電動で動くため、柄の長いものを選ぶことで余計な力を入れずに、風呂場の気になる汚れを除去することができるのです。
ただし、ポイントとしてはどのような電動バスポリッシャーを選ぶのか、ということになります。電動バスポリッシャーには、電池式のもの、充電式のものなどがあり、安価なものから高額なものまで多種多様です。
冬場など、さらに厳しい環境でのお風呂掃除充電式は便利ですが、いざという時に充電が切れてしまうこともあるので面倒です。
常に、使える状態にしておくことが前提です。また、柄の長いもので調節可能だと、さまざまな部分を掃除することができるので便利。冬場など、さらに厳しい環境でのお風呂掃除など、電動バスポリッシャーは活躍してくれるのでおすすめです。
⑦ 中性洗剤
何度かお伝えしていますが、中性洗剤は風呂場の掃除には欠かすことができない、大変便利なアイテムです。中性洗剤というのは、アルカリ性でも酸性でもない、安全性の高い洗剤のひとつであり、風呂場のどんな場所にも対応してくれるので揃えておくと良いでしょう。
しっかりとこびり付いてしまった黒カビであったり、アカカビなど、そういったものは落とすことができない可能性がありますが、ちょっとした汚れであれば中性洗剤で問題無く落とすことができます。
日常的に風呂掃除をされている、という方であれば全体にまんべんなく利用することができる、中性洗剤はおすすめなのではないでしょうか。
⑧ 酸性洗剤
風呂場の送付に案外、大活躍してくれるのが、酸性洗剤です。
酸性洗剤は、その名の通り酸性に傾いている洗剤ですので、アルカリ性の汚れを落とすことができます。鏡や蛇口部分に白い水垢がついてしまうことが良くありますが、これらは全てアルカリ性です。力任せにこすってみたり、メラミンスポンジで擦ったところで落ちないものですので、こういった汚れは酸性の洗剤で落とすようにしましょう。酸性の洗剤には、まずクエン酸があります。
クエン酸は、風呂場でよく発生しやすい石鹸カスであったり、ニオイを取る効果もあるため便利です。さらに、酸性洗剤のため、細菌の増殖を抑えることにも繋がり、風呂場を清潔な状態に保つ役割もあります。
ただし、クエン酸を直接、粉状のまままき散らすと傷んでしまったり、効果が無かったりしますので、500mlで小さじ2杯程度に薄めたクエン酸スプレーを作っておくと便利です。
気になる汚れがあった部分は、ラップなどをかけて30分程度待つと、よく汚れを落とすことができるのでおすすめです。
また、酸性洗剤にはサンポールなどもあります。こちらは、もともと強力な酸性洗剤となっており、アルカリ性の汚れをしっかりと落とすことができます。しかし、使った後に密閉空間にしておくのではなく、必ず換気を行っておくことをおすすめします。
⑨ アルカリ性洗剤
アルカリ性の洗剤も、風呂場の掃除には必要不可欠なアイテムのひとつです。酸性の洗剤は、アルカリ性の水垢などの汚れに対応していましたが、アルカリ性はその逆で酸性の汚れに対応してキレイにしてくれる、優れているアイテムです。
人間の皮脂や汗、垢などは酸性を示しており、さらにアカカビや黒カビなど、これらは酸性に傾いている汚れのため、アルカリ性の洗剤を使用して汚れを落としていくことになります。さて、そんなアルカリ性の洗剤ですが、代表的なものには重曹があります。
100円均一やドラッグストアなどでも手に入れやすく、また価格も安価なので揃えておくと便利でしょう。使い方もいたってシンプルで、重曹であれば、1:1のペーストを使ったり、やや薄めて重曹スプレーにしてもOKです。
しつこい黒カビなどでは難しいですが、しつこい汚れであれば重曹を使うことでキレイに除去することが可能です。後述しますが、ラップを使って重曹ペーストをより効果的に使う方法もあります。
中には、クエン酸スプレーを使って汚れに直接アプローチした後、重曹ペースト上からつける、というテクニックもあるので活用してみてください。
⑩ 塩素系漂白剤
お風呂掃除の救世主的存在といえば、やはり塩素系漂白剤です。
かなり、しつこい汚れがある場合や黒カビが多く繁殖してしまったなど、前述してきた方法ではどうにも除去が難しいとなった場合、塩素系漂白剤等で風呂場を掃除すればある程度はキレイになります。塩素系漂白剤には、カビキラーやキッチンハイターなどがありますが、できれば浴槽用のアイテムを使った方が安心です。
あまりに強烈なものだと、お風呂場のタイルであったり、壁の色が褪せてしまうことがあります。必ず、利用する前にご自宅の風呂場の素材を確かめてから利用することをおすすめします。
さて、塩素系漂白剤の代表格のカビキラーですが、利用方法はいたって簡単です。まず、塩素系漂白剤を利用する際には、手が荒れないようにビニール手袋を着用することをおすすめします。できればマスク、敏感な方は透明のサングラスなども着用しましょう。
また、衣類につくと漂白されてしまう可能性があるため、大切な服で風呂掃除をするのは避けてください。気になる汚れ、カビ、また排水溝などに塩素系漂白剤を吹きかけます。
あとは、20分程度放置して、シャワーの水で流せばOKです。根を張ってしまった、しつこい黒カビも除去できるのでおすすめです。
⑪ エタノール
お風呂場の掃除に関しては、前述してきた方法でいくぶんかキレイにすることが可能です。しかし、使い方によってはエタノールも風呂場の掃除に役立つため、覚えておくと良いでしょう。
エタノールは、その名の通りアルコールの一種であり、汚れを落としたり菌を死滅させたり、繁殖を抑えることができるものです。
エタノールを使用して落とせる汚れには、赤いぬるぬるしたものです。これは、アカカビと思われていますが、「ロドトルラ」と呼ばれる酵母菌であり、これがあのぬるぬるを誘発しているようです。
クエン酸、重曹などでもこの「ロドトルラ」を除去することはできますが、すぐに増殖してしまい、完璧な除去となると難しいと言われています。
そんな中、なんとエタノールはこの「ロドトルラ」を完全に死滅させることが可能な成分があるというのですから驚きです。さらに、エタノールは黒カビにも効果を示す、ということですので、でき始めの黒カビにも効力を発揮してくれることでしょう。
使い方は、クエン酸スプレーなどと同様に、直接スプレータイプのものを購入して、汚れに散布すれば問題ありません。
あとは、時間をしっかりと置き、水で流しましょう。エタノールは、風呂場だけでなく、さまざまなシーンで使うことができるので、ご家庭に1本あるととても便利なのではないでしょうか。
⑫ ラップ
何度が登場させていますが、風呂場をきれいにする便利グッズのひとつにラップがあります。ラップは、食品にかけて冷蔵庫に入れておいたり、何かを外気から遮断するために利用するアイテムですが、風呂場の掃除にも大活躍してくれます。
例えば、クエン酸スプレーであったり、重曹のペーストをまいた上からフタをするようにラップをするなどです。さて、そんなラップの魅力を最大限活かすためには、漂白剤パックというテクニックを使うのがおすすめです。
利用するのは、先ほど紹介した塩素系漂白剤です。カビキラーやキッチンハイターたちですが、これらを散布しただけでも、なかなか落ちてくれない汚れというものがあります。
黒カビなどは、しつこく根を生やして生えているので、軽くかけて放置するだけでは浸透していかない、ということがあります。
さらに、散布した後に蒸発したり、外気に触れるだけでも威力が軽減してしまいます。塩素系漂白剤を気になる部分に塗布した後、ラップで湿布をするようにしっかりと上に被せてみてください。
要するに、塩素系漂白剤をつけた部分を嫌気的状態にすることで、より効果があらわれるわけです。ぜひ、気になる汚れがあったらそこで試してみてはいかがでしょうか。
⑬ キッチンクロス
キッチンクロスも、実は風呂場の掃除で大活躍してくれる便利なアイテムです。キッチンクロスといっても、一般的な雑巾などでは効果は薄いのですが、中にはマイクロファイバー素材といった、高機能性のものが存在しています。
キッチンは、私たちが毎日使っている場所であり、手垢や皮脂、汗、汚れなどが特に多く付着している場所です。
そんなキッチン周りに溜まってしまった汚れを効果的に除去してくれるキッチンクロスは、同様の状況であるお風呂場でも活用することが可能なのです。
マイクロ単位の超極細繊維のマイクロファイヴァーのキッチンクロスは、風呂場のアカなどをしっかりと除去してくれます。しつこい黒カビ、汚れなどは拭き取ることはできませんが、比較的日常的にお風呂掃除をされている方であれば、キッチンクロスがひとつあればキレイな状態を保てるはずです。
⑭ 水切りワイパー
風呂場がカビてしまったり、汚れやアカカビが発生する要因は、私たちの皮脂や汗がこびりつき、カビ菌の餌になったり、酵母発生の要因となったり、何らかの化学成分と反応してカスとなったり、さまざまです。
しかし、カビができる要因としては、やはり乾燥がしっかりとできておらず、水分が溜まってしまうことでカビが発生しやすい状況をつくってしまっている、ということも関係しているでしょう。
そんな時、活用できるのが水切りワイパーです。水切りワイパーは、よく窓ガラスを掃除している人たちが、水滴を下に落とす時に使っているアレです。お風呂に入った後、さらに掃除をした後などは、当然風呂場全体が濡れています。
この時、放置しておくのではなく、水切りワイパーなどを使ってしっかりと水分を除去することが大切です。面倒かもしれませんが、この一手間で大分後々の風呂場の状態が変わります。
特に天井などは、水分が付着した後、気にしていないことが多い部分です。そのため、天井に黒カビがどんどん増殖していき、そのカビが含まれた水分が雫となって床や浴槽に落ちてくれば、当然不衛生な環境になってしまいます。
せっかく、毎日入るお風呂ですので、水切りワイパーなどを便利グッズを用意しておき、快適なバスタイムを過ごせるようにメンテナンスしておきましょう。
まとめ
ここでは、お風呂掃除道具でおすすめのアイテムを14選紹介してきました。お風呂掃除は確かに億劫ですが、放置しておくと、どんどん汚れが溜まってしまう場所でもあります。
毎日とは言いませんが、あまり放置するのではなく、できれば週に1度はお風呂掃除をしておきたいところです。
大々的にやるのではなく、今回紹介したような方法でも十分に効果が期待できますので、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。
