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家ネズミの種類と出る原因は?家から追い出す対処方法10個

家ネズミの種類と出る原因は?家から追い出す対処方法10個

夜行性である家ネズミは人間が寝ている間に活動して、様々な迷惑行為を行います。また、家ネズミは感染症を持っているため、早く駆除しないといけません。今回は、家ネズミが出る原因や追い出す方法をご紹介します!


夜になると屋根裏から何かが走り回るような音がする方は、家ネズミの仕業かもしれません。"まさか家にネズミが? "と思う方もいるでしょう。実は、家ネズミによる被害は多く日本各地で被害が報告されています。

家ネズミは配線・配電盤・配管・壁・建材等、硬い素材も平気で噛む動物です。最悪の場合は漏電から火災に発展し、命に関わるトラブルを招く恐れもあります。

さらに、家ネズミは感染症の巣窟のような存在のため、糞尿があるだけでも大問題です。では、どうして家ネズミが家に出るのでしょうか? 家ネズミの特徴を知ることが、家から家ネズミを追い出す対処方法につながります。

家ネズミを家から追放して快適な暮らしを送りましょう!

屋根裏にいる動物8種類|追い出す撃退対策3つと駆除料金!どこから入る?足音や鳴き声がストレス | タスクル

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天井からガサガサカリカリという何かが走り回っている足音やキーキーという鳴き声…「屋根裏に何かいる!?」と思ったときは8種類の動物どれかが侵入している可能性が高いです。本記事では屋根裏から動物を自分で追い出す撃退方法3つと業者にたのんだ場合の駆除料金、侵入経路を解説。家屋がダメになり膨大なリフォーム費用がかかるなど、思いもよらない被害を受ける前に追い出しましょう。

その天井からの物音、ネズミ以外の動物かも!?ネズミ以上に厄介な害獣だと大変なことになります。すぐにでも見分け方を確認してください。

家に出るネズミの種類3つ

家ネズミは前歯がどんどん伸びてしまうため、硬い物をかじって常に歯を削る動物です。そのため、様々な物をかじり、いつの間にか家具や家の柱がかじられてしまったケースもあります。

さらに、ネズミは感染症になる病原菌を持っていたり、ダニの繁殖を増進させることもあるため、できるだけ早く駆除することが重要です。

日本に生息しているネズミは27種類いますが、家に様々な被害を及ぼすのは3種類になります。3種類のネズミは、ドブネズミ・クマネズミ・ハツカネズです。3種類のネズミは『家ネズミ』とも呼ばれていて、夜になると活動的に動きます。

ドブネズミ

マンホールや排水溝の近くで、ネズミがウロついているのを見たことがありませんか? そのネズミは、きっと、水周りや低い土地を好むドブネズミです。

■身体的特徴
ドブネズミの身体の大きさや重さは、個体によってかなりバラつきがあります。大きさは大体20cm~28cmで、 重さは200g~450g程度です。クマネズミやハツカネズミに比べると、ドブネズミのサイズは大きく重さもあります。

背中部分はグレーの毛色をしていますが腹部は白く、淡い色のグレーをしたしっぽも特徴です。また、ドブネズミの手足は白っぽく、身体の大きさのわりには耳のサイズは小さいため、アンバランスな印象のネズミと言るでしょう。

■生息場所
ドブネズミは中央アジアに多く生息していたネズミで、湿気が多い場所を好むため沼等でよく見られました。現在では日本各地に生息していますが、野外や家を問わず湿気がある場所に潜んでいます。

野外に生息しているドブネズミは、マンホールの中や排水溝・下水道・公園・飲食店等の近くにある草木・地下街・ゴミ捨て場等を棲家にしていることが多いです。ドブネズミは飲食店の厨房に巣を作ることもあります。

家に生息しているドブネズミは、キッチン周辺・ゴミ捨て場等に潜んでいることが多く、家の床下に巣を作るのが特徴です。

■好むエサ
ドブネズミだけに関わらず、ネズミは雑食性のため何でも食べます。ドブネズミが最も好むエサは肉や魚です。

■性格
ドブネズミは家ネズミの中で最も獰猛な性格の持ち主で、人間を恐れることもほとんどありません。凶暴な性格のため人間を噛むことがあります。

■噛まれた時の症状や対処法
ドブネズミに噛まれると鼠咬症(そこうしょう)に感染することが多いですが、すぐに症状は現れません。ただし、噛まれた箇所は腫れたり痛みを伴います。

ドブネズミに噛まれてから1週間~2週間後に症状が現れ、インフルエンザのような症状(嘔吐・高熱・下痢・倦怠感等)に襲われるのが鼠咬症の特徴です。また、ドブネズミが持っている菌により、アナフィラキシーショックを起こす方もいます。

ドブネズミに噛まれたら、早めに病院へ行って対処してもらうことが重要です。その前に、菌感染を最小限に抑えるために応急処置を必ず行いましょう。

【用意する物】
・石鹸やハンドソープ(除菌効果がある物が望ましい)
・消毒用エタノール
・タオル
・脱脂綿やガーゼ

【応急処置の方法】
○ドブネズミに噛まれた箇所や周り・引っかかれた箇所を水でしっかり洗い流します。この時、噛まれた箇所等は触れないで下さい。

○噛まれた箇所等に石鹸の泡やハンドソープで軽く触れるようにして、再び水で洗い流しましょう。皮膚表面に付着した菌を、石鹸の泡やハンドソープで落とすために行うため、ゴシゴシ強く擦る必要はありません。

○タオルで優しく拭きます。

○消毒用エタノールを脱脂綿やガーゼに含ませるか、直接噛まれた箇所等にかけましょう。脱脂綿やガーゼに含ませる場合は、噛まれた箇所等に優しく触れる程度で十分です。

■運動能力
ドブネズミは湿気がある場所を好むため泳ぎが得意な家ネズミです。でも、ドブネズミにも弱点があり、高い場所を垂直に登っていくのは得意ではありません。低い場所を移動してることが多いため、地面から近い場所をウロウロしています。

■寿命や出産
寿命は大体3年です。誕生してから3ヶ月で妊娠出産できる身体へと成長し、1年で5、6回出産します。

クマネズミ

ネズミ被害に頭を抱えている方はクマネズミの仕業かもしれません。クマネズミは増え続けていて、家ネズミの中でも"厄介なネズミ"と言われています。

■身体的特徴
クマネズミの身体の大きさは大体15㎝~24㎝で、重さは100g~200gです。背中の毛色はこげ茶色ですが、腹部は黄土色か白い色をしています。しっぽの色は濃いグレーで、しっぽは身体よりも長いです。

クマネズミはドブネズミよりも身体のサイズが小さいですが、家ネズミの中では中くらいの大きさになります。

■生息場所
クマネズミも日本各地に生息しているネズミで、乾燥していて高い建物を好む家ネズミです。また、狭い場所にもよく生息しています。特に、ビルや家が密集している場所に多く生息しているため、都会ではクマネズミによる被害が問題視されているほどです。

家の中では屋根裏・壁の間・物陰等、やはり高い場所を好み潜んでいるため巣も同様の場所に作っています。巣を作る時は人間が捨てたビニール袋や、紙袋等のゴミをせっせと集めて作るのが特徴的です。

■好むエサ
クマネズミは植物性の種や実・油・穀物を好みます。

■性格
クマネズミはドブネズミやハツカネズミと比較すると、かなり警戒心が強く臆病な性格です。家に棲みついていても人間を恐れながら生活しています。そのため、人間を襲って噛み付くようなことはありません。

その反面、クマネズミは好奇心旺盛な一面もあります。ただ、とても賢い面もあるため、捕獲するのが難しい家ネズミと言えるでしょう。

■運動能力
泳ぐことは苦手ですが、高い場所をすいすい登ったり、垂直な壁や木を登ることや綱渡りをするのが得意です。そのため、家に繋がっている電線を上手に渡って、家の隙間から侵入して屋根裏へ到達することもあります。

元々、高い場所が好きなクマネズミは屋根裏で暴れ回っていることも多いため、屋根裏で音がする時はクマネズミの可能性が高いです。

■寿命や出産
寿命は大体3年です。妊娠出産できる身体へと成長するのは誕生から3ヶ月で、1年で5、6回出産します。

ハツカネズミ

ハツカネズミは家ネズミの中でも、あまり悪さをしないため害が少ないネズミです。他にも、ハツカネズミはマウス実験にも使われているため、研究業界ではメジャーはネズミと言えます。

■身体的特徴
ハツカネズミは3種類の家ネズミの中で、最も身体が小さく大体5cm~10㎝しかありません。重さもわずか10g~30gと軽いです。毛色は黒に近い暗い色をしています。

また、ハツカネズミは他の家ネズミにはない独特の臭いがあり、しっぽは身体よりも長く耳も大きいです。

■生息場所
ハツカネズミは日本各地に生息していますが、都会よりも自然が多い場所や温かい場所を好みます。野外にいる時は、畑・草木が生い茂っている場所・森林・河川敷・畜舎・自然の近くにある建物等に潜んでいることが多いです。

原則、ハツカネズミは温かい場所が好きなため、家・倉庫・物置等に潜んでいることもよくあります。そして、小さな身体を生かして、コンテナや食材に紛れて侵入することも可能です。

また、乾燥にも強い家ネズミで、水分がなくても生き延びる生命力があります。

■好むエサ
ハツカネズミは穀物・植物の種・野菜を好みます。

■性格
とてもおとなしく温厚な性格で、警戒心はほとんどありません。そのため、ネズミ捕りのワナに引っかかりやすいです。

■運動能力
ハツカネズミは身体が小さいため俊敏に動くのが得意で、すばしっこい動きをします。泳ぎを除けば運動能力は高く、ジャンプや高い場所に登るのも得意です。

■寿命や出産
寿命は1年~1年半です。ハツカネズミは寿命が短いため、誕生から2か月もすると妊娠出産できる身体になり、1年で6回~10回出産します。他の家ネズミよりも出産回数は多いです。

家にネズミが出る原因

家が密集して並んでいる地域やポツリポツリ家が建っている地域等、家事情は様々でしょう。家ネズミが出る家は住宅街であろうが、家が少ない地域であろうが関係ありません。家ネズミが出るのは、それなりの理由があります。

家ネズミが出る原因として言えることは、"家ネズミがそそられる環境が整っている"からです。

エサとなる食べ物が家にある

ネズミが出て困っている方は、家ネズミのエサとなる食べ物があります。家ネズミは雑食性の動物のため、人間が食べ残した残飯(食品ゴミ)・穀物・野菜や果物・昆虫等、ありとあらゆる物を食べるのが特徴です。

家ネズミは大食いな動物で、体重に対して1日あたり大体3分の1食べます。家ネズミが大食いの理由は、2日~3日何も口にしない状態が続くと餓死するからです。つまり、家ネズミにとって数日間エサを食べないことは生命維持に直結するため、エサに関しては貪欲になります。

そのため、家ネズミは家にエサとなる食べ物があれば、何が何でもエサにありつこうと行動するでしょう。さらに、食べ物が大量にあれば餓死することもないため、家を棲家にして繁殖を繰り返します。

■家にエサがあれば何でも良い
家ネズミに狙われる家は、ゴミ全般の管理や食品管理が不十分なため家ネズミがあさりに来ることも多いです。また、家ネズミは雑食性で、人間が出したゴミや食品以外の物も食べるため気が抜けません。

以下の項目のどれか一つでも当てはまれば、家ネズミがエサを求めて家にやって来ます。

・蓋が付いていないゴミ箱にゴミ全般を捨てている
・ゴミを家の中に溜め込んでいる
・生ゴミが入っている袋を縛らないで捨てている
・食品が入っている袋の封を開けたまま放置している
・食べカスを掃除していない
・ガスコンロの脇に食品が落ちたままの状態
・仏壇や神棚にお供え物がある
・置きっぱなしにしているペットフード
・固形石鹸
・植物等

家の中が散らかっている

家が散らかっていて整理整頓ができていない状況も、家ネズミが出る原因です。家ネズミは散らかっている部屋から様々な物を持ち出して、屋根裏・壁の中・押入れやタンスの中に巣を作ります。

家ネズミの種類にもよりますが、1年間で出産する回数は5回~10回です。家ネズミの子供を育てていくためには、必ず巣が必要になります。しかも、野外より家の方が天敵に狙われるリスクも低く、温かくて子育てしやすい環境のため家ネズミにとっては好条件です。

■巣の材料になる物
・紙類全般(新聞紙・ダンボール・雑誌・トイレットペーパー・ティッシュ等)
・洋服
・布団類
・タオル
・ビニール袋
・断熱材

■プラスチックの衣装ケース等をかじって中身を出す
家ネズミは歯がどんどん伸び続けるため、硬い物を噛んで歯を削らないといけません。原則、硬い物を好みますが巣作りをする際は、柔らかい素材~硬い素材まで様々な物をかじります。

また、家ネズミは巣作りに使える物を得るためなら努力を惜しみません。収納ボックスとしてよく使われている硬いプラスチックの衣装ケースや、木製のタンス等もかじるのも得意なため、歯で噛んで穴を開けて中身を引き出すこともあります。

天敵がいない

家ネズミが家に出る原因は天敵がいないからです。自然界で生きている生き物には必ず天敵がいることはご存知でしょう。でも、家に生息している家ネズミは、自然界のように天敵に襲われるリスクがはとても少ないです。

家ネズミが家に生息している場合が、天敵に食べられることもなく家の中で自由に移動しています。家ネズミは天敵に食べられないため、家の中で繁殖して仲間を増やしていき、それに伴い被害も拡大していくでしょう。

■家ネズミの天敵
・肉食系の動物(ネコ・キツネ・イタチ等)
・大型の鳥(ワシ・タカ・トンビ等)
・ハ虫類(ヘビ・トカゲ等)
・ハムスター

夜通し暖房器具を使っている

人間はエアコンや暖房器具を使って1年中快適に生活していますが、家ネズミも快適な環境が好きです。家ネズミは種類によって好む場所が違いますが、寒いのが苦手で温かい場所を好みます。そのため、特に冬は家に集まりやすい季節と言えるでしょう。

中には、1年を通して家を棲家にしている家ネズミもいますが、冬だけ家に棲みつく家ネズミもいます。

家ネズミは夜行性のため、夜通し暖房を使っている家は要注意です。寝ている間も暖房器具を使っている家もありますが、家ネズミも暖をとろうとして家に侵入してきます。

隙間がある

家ネズミは家の隙間から簡単に侵入できるため、隙間も家ネズミが出る原因です。たとえ、密閉性がしっかりしている家であっても、家ネズミには関係ありません。家ネズミは学習能力に優れていて賢い種類もいるため、隙間を探して家の中に入ろうとします。

どうしても家に侵入できない時は、歯でかじって隙間を広げて入ることも可能です。

■家の隙間から侵入してくる動物は他にもいる
どんな家にも少なからず隙間があるため、家ネズミがそそられる家であれば侵入します。とは言っても、家の隙間から侵入してくる動物はハクビシンやイタチの場合もあるため、家ネズミなのか? 見分けるのが困難な方もでしょう。

家に侵入している動物を見分ける時は『糞』を見るとわかります。家ネズミはハクビシンやイタチの糞と比較すると、明らかに糞のサイズが小さいため、"家ネズミの糞"だと判断しやすいでしょう。

家ネズミの糞は大きさ・色・形状等の特徴があるため、糞を見れば家ネズミの種類を特定できます。さらに、家ネズミの種類が特定できると、追い出す時の対策に役立てることができるのも良い点です。

■家ネズミの糞の特徴
家ネズミの糞の大きさは身体のサイズが小さくになるにつれて、糞も小さくなります。糞の形状や色も、家ネズミの種類によって異なるのがポイントです。

【ドブネズミの糞】
・大きさは1㎝~2cm
・黒に近い色をしている
・丸みがあって太く形状も整っている
・同じような場所に糞がまとまっている

【クマネズミの糞】
・大きさは6mm~1cm
・茶色やグレーのような色をしている
・細長い形状で形状はバラバラ
・様々な場所で糞をするため散らばっている

【ハツカネズミの糞】
・大きさは4mm~7mm
・色は茶色
・糞の先っぽが尖っている

■アブラコウモリの糞と似ている
家ネズミの糞はアブラコウモリの糞の特徴にも似ています。家ネズミとアブラコウモリの糞を見極めるポイントは『乾燥』です。家ネズミの糞は湿っぽいですが、アブラコウモリの糞は乾燥しています。そのため、触れると崩れやすいです。

【アブラコウモリの糞】
・大きさは5mm~1㎝
・色は茶色
・乾燥している

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思いがけず「ネズミが出る家の特徴」にご自宅が当てはまっていて天井や壁から物音が聞こえるのなら、1日も早く駆除業者へ相談することをおすすめします。

1度でも侵入したネズミは侵入口をガッチリと塞がない限り、外敵から身を守れ住み心地の良い家屋には何度でも侵入。

ネズミが通る場所はバイ菌や害虫などであっという間に汚染され、わずかな物音でも不安になってしまうなど思っているよりかなり早いスピードで精神的に疲弊してしまうでしょう。

ネズミ110番なら防鼠施工は2,750円から。意外にも自分でネズミ駆除グッズを買うお値段と変わりないのです。

半信半疑で対策グッズを買って怖い思いをしながら作業するより、プロの技術で確実に対策してもらいましょう。

家ネズミを追い出す対処方法10個

家ネズミは病原菌を持っているだけなく不衛生で汚い動物です。家ネズミが徘徊しているだけで感染症のリスクを伴い、イエダニの大繁殖にもつながるため一刻も早く家ネズミを撃退しないといけません。

家ネズミを撃退する方法は様々で、中にはエグい方法もあります。自分がやりやすい方法で家ネズミ追い出しましょう。では、家ネズミを追い出す方法を10個ご紹介します。

① 粘着シートのネズミ捕りで駆除

コストをできるだけ抑えて、ネズミ対策グッズで家ネズミを追い出したい方はネズミ捕り粘着シートが便利です。ネズミ捕り粘着シートの使い方は簡単で、家ネズミの通り道に設置すると、強力な粘着剤でネズミを捕獲します。

そのため、家ネズミが暴れれば暴れるほど毛や身体に絡み付く構造のため、益々パニックになるでしょう。ネズミ捕り粘着シートに家ネズミが踏むと、引っかかった家ネズミは逃げるのは不可能と言えます。

ネズミ捕り粘着シートは設置してから、1週間~1週間半もあれば家ネズミを捕らえることができるでしょう。

■ラットサインを見つけることが重要
ネズミ捕り粘着シートで家ネズミを捕獲するなら、『ラットサイン=ネズミの通り道』を見つけてから設置するのがポイントです。

ラットサインは、家ネズミが出入りしている侵入口や巣に繋がっているため、ラットサインに沿ってネズミ捕り粘着シートを設置すれば、高確率で家ネズミを捕獲できます。ラットサインの特徴を参考にして、家ネズミの痕跡を探してみましょう。

【ラットサインの特徴】
・黒光りしている
・家ネズミの足跡がある
・ラットサインは壁際や窓際・物陰沿い・柱や部屋の隅によくある
・ラットサインの近くには家ネズミの糞が落ちていることが多い

■ラットサインは見つけやすい
ラットサインが黒光りしているのは、家ネズミの全身に糞尿や油分が付いているからです。しかも、汚れた身体で何度も同じ通り道を通るため、どんどん黒光りしていきます。

また、家ネズミは尿を出しながら移動しているため、ラットサインには強烈なオシッコ臭が漂っているでしょう。このように、ラットサインは黒光りしていたり尿の臭いがあるため、比較的見つけやすいと言えます。

ですが、家中ラットサインを探しても見つからない時は、狭くて暗い場所や家ネズミが好んで通りそうな場所に、ネズミ捕り粘着シートを設置してみましょう。

■マスクや手袋を装備して糞を処理する
ラットサインには家ネズミの糞があります。家ネズミの糞には『様々な病原菌』が潜んでいるため、家で発見したらすぐに処分しましょう。家ネズミの糞にはサルモネラ菌等、食中毒になる菌や腸チフスの原因になる細菌等がいます。

また、家ネズミは移動しながら排尿するため、人間の尿のような臭いがいたるところから臭ってくるはずです。家ネズミの尿にも雑菌がいるのと、かなり鼻をつくような臭があるため糞と一緒に処理する必要があります。

家ネズミの糞尿処理を適当に行うと人間やペットの健康を害する恐れがあるため、正しい方法で処理しましょう。家ネズミの糞尿を処分する時は『絶対に素手で触れない』ことです。

もし、素手で触れてしまったら除菌効果のあるハンドソープや石鹸でしっかり洗い、最後にアルコール除菌スプレーやジェルで除菌します。

さらに、家ネズミの糞を処理するとホコリやゴミと一緒に菌が舞い、呼吸した時や粘膜から菌感染する場合もあるため、必ず『マスクと手袋を装備』します。心配な方はゴーグルも装着して、完全防備で家ネズミの糞尿処理をしましょう。

■家ネズミの糞尿処理方法
マスクや手袋を装備したら家ネズミの糞尿処理の開始です。

【用意する物】
・キッチンペーパーや新聞紙
・いらない布や雑巾
・エタノール
・エタノールを入れるスプレーボトル
・酵素系漂白剤
・バケツやタライ等
・食器用スポンジ
・食器用洗剤
・ビニール袋やゴミ袋

【床や柱・カーペットや絨毯の処理手順】
○まずは、エタノールをスプレーボトルの中に入れましょう。

○新聞紙やキッチンペーパーで家ネズミの糞を掴んで、ビニール袋やゴミ袋に捨てます。

○いらない布や雑巾にエタノールスプレーを噴射して、揮発する前に拭き取り作業を行いましょう。家ネズミの糞があった場所や尿の臭いがする場所、あとは周辺もエタノールスプレーで拭き取って除菌します。カーペットや絨毯の場合は、拭き取るのではなく抑えて拭くようにしましょう。

【服の処理手順】
○新聞紙等で家ネズミの糞を掴んで、ゴミ袋やビニール袋に入れて捨てます。

○バケツ等に酵素系漂白剤とぬるま湯を入れたら、家ネズミの糞で汚れた服をつけ置きして除菌しましょう。できたら、煮沸消毒をすると良いです。

【キッチン周りの処理手順】
○新聞紙等で家ネズミの糞を掴んで、ゴミ袋やビニール袋に入れて捨てます。また、棚や冷蔵庫で保管していなかった食品や調味料も全て処分しましょう。

○キッチン道具や食器類等が家ネズミの糞尿で汚れている場合は、食器用洗剤で洗います。使用済みの食器用スポンジは袋に入れて捨てましょう。

○いらない布や雑巾にエタノールスプレーを噴射して、揮発する前にキッチン道具・食器類・キッチン床・シンク・ガスコンロ等を拭き取ります。キッチン道具や食器類等、水で濡れている状態でも除菌効果はあるため問題ありません。

■家ネズミの糞処理で使ってはいけない物
家ネズミの糞を処理する時は、『新聞紙等で糞を掴んで行う』のが基本です。決して、掃除機やほうきを使ってはいけません。

掃除機を使うと、家ネズミの菌をそこら中に撒き散らすことになります。まず、掃除機の強力な吸引力のせいで家ネズミの糞はバラバラ状態です。バラバラになった家ネズミの糞は菌が舞いやすくなるため、掃除機の排気口からどんどん菌が排出されます。

そして、ほうきで家ネズミの糞を掃くのもよくありません。掃除機と同じ理由で、ほうきで掃くと空気中に菌が舞い上がります。

■家ネズミの糞尿処理にはエタノールが最適
エタノールがない場合はアルコール除菌シート・トイレ用洗剤掃除・風呂用洗剤が使えます。他にも、酵素系漂白剤を水で薄めてスプレーしても良いでしょう。

このように、エタノールに代わる物はありますが、やはり家ネズミの糞尿処理にはエタノールが最適です(服の除菌は除く)。エタノールは除菌効果が高く、水や家ネズミの身体に付着している油分にも対応できるため、エタノールを使うことを強くおすすめします。

ただし、ニスやワックスを使っているところにエタノールをスプレーすると光沢感が消えて、ニスやワックスが剥がれる可能性があるため注意して下さい。あと、エタノールは揮発しているため、火の取り扱いにも気を付けましょう。

■ネズミ捕り粘着シートの設置方法
ネズミ捕り粘着シートを設置する時はラットサインの上に置きます。菌感染を防ぐために、必ず『手袋とマスクを装備』してから行いましょう。

【用意する物】
・ネズミ捕り粘着シート
・新聞紙やダンボール
・マスク
・手袋
・ゴミ袋やビニール袋

【設置方法】
○ラットサインの上に新聞紙やダンボールを敷きましょう。ラットサインは家ネズミの汚れや油で汚れているため、その上にネズミ粘着シートを直接置くと粘着部分の効果が落ちます。

○ネズミ捕り粘着シートの『裏側(粘着部分がない方)』を、ラットサインに沿って『何枚も隙間なく敷き詰める』のがポイントです。

原則、家ネズミは警戒心があります。急にネズミ捕り粘着シートを敷くと、警戒されて捕獲に失敗する可能性が高いです。まずは、家ネズミに"ネズミ捕り粘着シートは安全"と思わせて、わざとネズミ捕り粘着シートの裏側を上に向けて『2日~3日設置』しましょう。

また、使用枚数が少ないと家ネズミを捕獲するのが難しくなるため、惜しみなく使います。また、隙間があると家ネズミはジャンプして避けることがあるため、粘着シート同士をくっつけて隙間をなくしましょう。

○ネズミ捕り粘着シートの裏側(粘着部分がない方)を上に向けて、2日~3日経ったら『粘着部分を上』にします。

○粘着部分を上にしたら、2日~3日置きにネズミ捕り粘着シートを確認しましょう。1週間経っても家ネズミが引っかかっていなかったら、違う場所に設置します。再度、ネズミ捕り粘着シートを設置する時は『1週間空けてから』置きましょう(ネズミの警戒心を解くため)。

○家ネズミがネズミ粘着シートに引っかかったら、燃やして処分するかゴミに出します。家ネズミの死骸を放置すると腐敗臭が漂ったり、家ネズミに付いていたイエダニも大発生するため衛生面的にもよくありません。

家ネズミが死んでいたらすぐに処分することが重要です。処分する時も、菌感染を防ぐために手袋をつけてから行いましょう。

■罠で家ネズミを捕獲するリスク
ネズミ捕り粘着シート等の罠で家ネズミを捕獲する方法は、物理的に駆除できるのがメリットです。一方、何点かリスクもあります。リスクを承知した上で家ネズミを追い出す作業を行いましょう。

・警戒心を解くために日数がかかる
・捕獲に失敗したら再設置まで1週間空ける必要がある(警戒心を解くため)
・定期的に仕掛けた罠を確認しないといけない
・罠に引っかかると死ぬまで鳴き続けていることがある
・完全に死んでいなくて弱っている場合もある
・死骸を見ることになる
・死骸を処分をする必要がある
・死んだら早く処分しないとイエダニが部屋に流れてくる

② 箱わな・かごタイプのネズミ捕獲器で駆除

箱罠やかごタイプのネズミ捕獲器で、家ネズミを駆除することもできます。ネズミ捕り粘着シートよりもコストはかかりますが、洗えば繰り返し使えるため、何度も使う可能性がある場合はお徳です。

箱罠やかごタイプのネズミ捕獲器を設置してから、1週間半~2週間程度で家ネズミを捕獲できるでしょう。

■箱罠やかごタイプの設置方法
箱罠やかごタイプの設置する流れも、ネズミ捕り粘着シートを置く時とほとんど変わりません(マスクと手袋をしてから行う)。

【用意する物】
・箱罠やかごタイプのネズミ捕獲器
・エサ(家ネズミに食べた物・穀物・果物・野菜・お菓子やおつまみ等)
・ダンボールや新聞紙(物陰がない場合のみ)
・マスク
・手袋
・ゴミ袋やビニール袋

【設置方法】
○ラットサインに箱罠やかごタイプのネズミ捕獲器を設置します。捕獲器の周囲に物陰がない場合は、ダンボールや新聞紙で捕獲器を覆って暗くしましょう。また、捕獲器を設置する時は、家ネズミが警戒しないように周囲の環境は変えないで下さい。

○家ネズミを捕獲器に慣れさせるため、『4日~5日は捕獲器の出入りが自由にできる状況』にセッティングします。この段階ではエサを使いません。

○捕獲器を設置してから4日~5日経ったら、捕獲器の中にエサを置きます。エサは、家ネズミが食べていた食品を置くのがベストですが、穀物や果物等でも構いません。

○捕獲器の中にエサを置いてから、2日~3日おきに家ネズミの捕獲状況やエサの状態を確認します。家ネズミが引っかかっていなくて、エサが腐っている場合は新しいエサと交換しましょう。

○さらに、2日~3日経過したら、もう一度捕獲器を確認します。家ネズミが死んでいたら、手袋をつけてすぐに処分しましょう。

家ネズミを捕獲器に慣らす期間~エサを置いている期間が10日以上経っても、家ネズミが捕獲できない場合は別の場所に置きます。捕獲器を再設置する場合は、キレイに洗って臭いを落とし1週間空けてから設置しましょう。

■箱罠やかごタイプのネズミ捕獲器のリスク

箱罠やかごタイプのネズミ捕獲器もリスクがあります。詳しい内容は、1番の『粘着シートのネズミ捕りで駆除/罠で家ネズミを捕獲するリスク』を参考にして下さい。

③ 板バネタイプのネズミ捕獲器

板バネタイプのネズミ捕獲器は、箱罠やかごタイプの捕獲器よりも安価で購入できます。また、昔ながらのネズミ捕獲器のため効果は期待できるでしょう。

板バネタイプのネズミ捕獲器は、1週間~1週間半で家ネズミを捕獲できることが多いです。

■板バネタイプの設置方法
箱罠やかごタイプの捕獲器よりもサイズが小さいため、簡単に設置できます(マスクと手袋をしてから行う)。

【用意する物】
・板バネタイプの捕獲器(いくつかあると良い)
・エサ(家ネズミが食べた物・穀物・果物・野菜・お菓子やおつまみ等)
・マスク
・手袋
・ゴミ袋やビニール袋

【設置方法】
○板バネタイプの捕獲器はできるだけ多く用意して、ラットサインに設置しましょう。板バネタイプの捕獲器が多いと、家ネズミの捕獲率が高くなります。

○家ネズミの警戒心を解くために、『板バネをセットしていない状態』で置きましょう。さらに、ネズミの警戒心を解くために、板バネタイプの捕獲器の周りやバネ部分にエサをセッティングして2日~3日待ちます。家ネズミが食べた物を置くのが望ましいですが、穀物や野菜でも良いです。

○2日~3日経ったら板バネをセットして、バネの部分に新しいエサを設置します。

○さらに、2日~3日経ったら板バネタイプの捕獲器を確認しましょう。バネをセットしてエサを置き、1週間経っても家ネズミが引っかかっていなかったら、別の場所に再設置します。

再設置する時は、1週間空けてから板バネタイプの捕獲器を置きましょう。板バネタイプの捕獲器もキレイに洗えば再利用できます。

○家ネズミが板バネに挟まれて死んでいる場合は、手袋をして板バネから家ネズミを外しましょう。その後は、ゴミ袋に家ネズミの死骸を入れて捨てるか、燃やして処分します。

■板バネタイプの捕獲器のリスク
板バネタイプの捕獲器のリスクについては、1番の『粘着シートのネズミ捕りで駆除/罠で家ネズミを捕獲するリスク』を参考にして下さい。

板バネタイプの捕獲器は、家ネズミの身体を素早く挟んで駆除します。そのため、挟まれた家ネズミはかなり悲惨な姿で死ぬことになるでしょう。でも、バネから家ネズミを外して処分しないといけません。

また、気を付けてバネを外す作業を行わないと、指を挟んで怪我することもあります。板バネタイプの捕獲器を使う時は、惨たらしい家ネズミの死骸を見ながらバネを外す等の作業を行うため、覚悟がある方のみ行いましょう。

④ バルサンや線香の煙でネズミを駆除

ネズミ用のバルサンや線香の香りには、殺鼠剤が含まれていないため家ネズミが煙で死ぬことはありません。そのため、家の中で家ネズミの死骸を見ることなく追い出すことができます。

ネズミ用のバルサンや線香の香りで、家ネズミを追い出すことができる理由は『家ネズミが嫌いな臭い』だからです。家ネズミは視力が弱い代わりに嗅覚が優れているため、強烈な臭いやクセのある臭いが苦手です。

つまり、家の中でバルサンや線香の香りを焚くと、家ネズミは強烈な臭いを嫌がって出て行きます。

■バルサンや線香の香りを使う方法
ネズミ用のバルサンは、ハッカ油や天然ハーブ等といった天然素材の香りが特徴です。一方、線香はタブの木の樹皮やビャクダンの木の粉末等、天然成分がから出来ているため独特の香りがします。

【バルサンの使い方】
○ネズミ用バルサンを家で焚く時は、屋根裏・床下・倉庫等で使います。10分程で香りが行き届きますが、しばらくはそのままにしましょう。

○ある程度時間が経過したら、しっかり換気(倉庫のみ)をします。

【線香の香りの使い方】
○線香の香りで家ネズミを追い出す時も、屋根裏・床下・倉庫等で焚きます。線香の香りが強い方が家ネズミは出て行きやすいため、できるだけ多く使いましょう。

○あまりにも煙たい時は換気をしても構いません。

■バルサンや線香の香りを使う時の注意点
ネズミ用のバルサンはペットや家畜がいる場所では使えません。また、屋根裏や床下で使う時は、部屋の中に煙が入ってこないようにしましょう。

線香は火を使います。様々な場所で線香を使う時や目が届かない場所で使う時は、火の取り扱いに注意して下さい。

■ネズミ粘着シートと併用する
ネズミ用のバルサンや線香の香りで家ネズミを追い出したら、"二度と家ネズミを見なくなった! "という方もいます。

一方、すぐに家ネズミが発生したケースもありました。再び家ネズミがやって来た時は最初に焚いてから2日~3日後に、もう一度焚いて家ネズミを追い出しましょう。

ただし、根本的に改善しないと何度行っても家ネズミはやって来ます。家ネズミが出て行った後に侵入口を埋めたり、忌避剤を設置する等しましょう。

他にも、家ネズミの死骸を見ることや処分することに抵抗がなければ、ネズミ捕り粘着シートと一緒に使うと効果的です。ネズミ粘着シートを設置しておけば、ネズミ用のバルサンや線香の香りを嫌がって逃げる時に、家ネズミが引っかかるため物理的に駆除できます。

⑤ 超音波撃退器でネズミを駆除

超音波撃退機は家ネズミが不快に感じる周波数を出しているため、周波数の音を嫌がって出て行きます。周波数は家ネズミにしか聞こえない音のため、人間が不快な思いをすることもありません。

中には、超音波撃退機の周波数に家ネズミが慣れてしまうのでは? と、心配になる方もいるでしょう。各メーカーはネズミが超音波の周波数に慣れないために、ランダムに様々な周波数を出すように作られています。

超音波撃退機のメリットは、設置すれば自動で家ネズミを追放してくれることです。そして、壊れない限り使い続けることができるため、お財布にも優しいグッズと言えるでしょう。

■超音波撃退機の設置方法
超音波撃退機を設置する時は、家ネズミの侵入口に設置してはいけません。家ネズミが逃げる時の出口を塞ぐことになるため注意しましょう。

○ラットサイン・屋根裏・床下・倉庫等に設置します。屋根裏に超音波撃退機設置する時は、各部屋の屋根裏に設置するのがポイントです。

○家ネズミが走り回る音や姿を見なくなれば追い出し成功です。

⑥ 殺鼠剤でネズミを駆除

殺鼠剤は家ネズミを駆除する時に良く使われます。殺鼠剤を家ネズミが口にすることができれば、確実に駆除することが可能です。物理的に家ネズミを駆除したい方に向いています。

■殺鼠剤の設置方法
殺鼠剤も罠と同じような流れで行います。必ずマスクと手袋をしてから始めましょう。

【用意する物】
・殺鼠剤
・腐りにくいエサ(家ネズミが食べた物・サラミ・ゴマ油・穀物・お菓子等)
・エサを入れる容器
・マスク
・手袋
・ゴミ袋やビニール袋

【設置方法】
○ラットサインに容器にエサだけを入れて2日~3日待ち、家ネズミの警戒心を解いていきます。できれば、家ネズミが食べた物を置きましょう。あと、周囲に他の食べ物があると食いつきが悪くなるため必ず撤去します。

○2日~3日経ったら家ネズミがエサを食べているか? 確認します。この段階でエサを食べていなかったら新鮮な別のエサと入れ替えて、さらに2日~3日待ちましょう。

エサを食べていたら『同じエサに殺鼠剤を混ぜて』、1週間~10日続けて設置します。

○同じエサに殺鼠剤を混ぜた後はエサが減っているか? 確認しましょう。エサが減っていない場合は、そのまま継続してしばらく様子を見ます。

エサが減っていれば、家ネズミがどこかで死んでいる証拠です。死んだ家ネズミは腐敗臭やイエダニが大繁殖するため探して、見つけたら手袋をして回収し処分しましょう。

■殺鼠剤のリスク
殺鼠剤を食べた家ネズミはどこで死んでいるのか? 何匹死んだのか? 全くわかりません。そのため、死んだ家ネズミを探すのに大変な労力と時間を費やします。

さらに、死んでから時間が経った家ネズミは腐敗臭がしていたり、虫がたかっていることも多いです。殺鼠剤を食べれば家ネズミを駆除できますが、罠以上に後処理が大変な一面があります。

殺鼠剤を食べて死んだ家ネズミを、できるだけ見つけやすくするならネズミ捕り粘着シートを併用しましょう。殺鼠剤の近くにネズミ捕り粘着シートを置くと、殺鼠剤を食べて弱った家ネズミは思考回路が鈍り、粘着シートに足を踏み入れる可能性が高くなります。

⑦ 唐辛子など忌避剤でネズミを駆除

家ネズミに不快な思いをさせて追い出すなら、唐辛子や忌避剤を使うのも良いです。家ネズミの死骸を見たり処分することがないため、ネズミが苦手な方におすすめです。

■コストを抑えるなら唐辛子が良い
コストを抑えるなら唐辛子を使いましょう。家ネズミは嗅覚が優れているため、刺激物である唐辛子(カプサイシン)が嫌いです。乾燥したものや粉末状の唐辛子を使えば、家ネズミは出て行きます。

【用意する物】
・通気性の良い布(ガーゼや綿)
・輪ゴムや紐

【唐辛子の使い方】
○屋根裏・床下・倉庫・ラットサインに乾燥した唐辛子を置きましょう。もしくは、粉末状の唐辛子をそのままふりかけても構いません。

○粉末の飛び散りが気になる方は、通気性の良い布に粉末状の唐辛子を包み、最後に輪ゴム等で止めましょう。

■忌避剤は3種類ある
忌避剤はスプレー型・燻煙型・設置型の3種類があります。忌避剤は家ネズミを寄せ付けないようにしたり、家ネズミに遭遇した時には追放することも可能です。楽して簡単に家ネズミを追い出したい方は、忌避剤を使っても良いでしょう。

【スプレー型】
スプレー型は他の忌避剤と比較すると、最も手軽で簡単に家ネズミを追い出すことができます。家ネズミの巣・侵入口・ラットサインにスプレーすると、家ネズミは嫌がって近寄って来ません。

家ネズミとバッタリ遭遇した時は直接スプレーして追い出すこともできるため、1本あると役立つでしょう。

ただ、スプレー型の忌避剤の効果は数日~数週間のため持続性に欠けます。そして、高い場所には忌避剤成分が行き届かないのが難点です。

【燻煙型】
燻煙型は先程ご紹介したネズミ用のバルサンになります。屋根裏や倉庫等で使うと煙が隅々まで行き届くのが特徴です。潜んでいる家ネズミは、煙に含まれている臭いを嫌がって一気に逃げますが、効果は数日で消滅します。

家ネズミを一斉に追い出した後、家ネズミが戻って来る前に隙間を埋めて、侵入できないようにする等の処置をするのがおすすめです。

【設置型】
設置型は臭いで家ネズミを遠ざけることができて、効果は数ヶ月続きます。その反面、設置するのは面倒です。

燻煙剤で家ネズミを追い出した後に設置型を置くと、家ネズミが嫌がって近寄って来なくなります。

⑧ フラッシュなど光でネズミを駆除

強力な光で家ネズミを追い出す方法は効果的です。家ネズミは視力が弱いですが眩しい光りが苦手なため、嫌がって逃げていきます。特に、家ネズミは『赤い色と青い色の光り』に恐怖を感じるため、目にすると一目散にその場から去って行くでしょう。

光りを発する機械は超音波撃退器と同じで、家ネズミが飽きないように発光するのが特徴です。ラットサイン・屋根裏・床下・倉庫等に設置しましょう。

⑨ アロマでネズミを駆除

家ネズミは強烈な臭いや刺激物が苦手なため、アロマオイルで追い出す方法もアリです。アロマオイルの中でも家ネズミが嫌うのは、ミント系ハーブやわさびです。どちらも薬剤を使っていないため安心して使える他、市販の忌避剤を使いたくない方にもおすすめです。

■ミント系ハーブは様々な場所で使える
ミント系ハーブは清涼感があるため人間には爽やかな香りですが、家ネズミにとっては激臭でたまりません。

【用意する物】
・スプレーボトル
・ハッカ油orミント系のアロマオイル
・水

【ミント系ハーブの使い方】
○スプレーボトルの中に水を入れて、ハッカ油かミント系ハーブのアロマオイルを垂らしてよく振りましょう。臭いを強くしたい時は、ハッカ油かミント系ハーブのアロマオイルを多めに入れても構いません。

○ラットサイン・屋根裏・床下・倉庫・室内等にスプレーします。使用する前は水と油が分離しているため、よく振ってから使いましょう。

■わさびも家ネズミに効果的
わさびも唐辛子と同じく刺激物ですが、低コストで家ネズミを追い出すことができます。

【用意する物】
・わさび
・わさびを入れる容器

【わさびの使い方】
○わさびをいくつかの容器に入れます。わさびの容器が多い方が様々な場所に設置することできるため、できるだけたくさんの容器を使いましょう。

○ラットサイン・屋根裏・床下・倉庫・室内等に容器を置けば完了です。

■アロマやわさびを使う時の注意点
ミント系ハーブのアロマオイルやわさびの効果は、時間と共に香りが薄れていきます。また、雨や水に濡れると香りが飛んでしまうため、定期的にスプレーしたり、新しいわさびと交換しましょう。

少し手間がかかりますが、殺鼠剤を使いたくない方や家ネズミの姿を見ないで撃退したい方には向いています。

⑩ 家のすき間を埋めてネズミを駆除

家ネズミはすき間を見つけて侵入するため、すき間を埋めると侵入できません。穴やすき間はできる限り埋めましょう。

家ネズミは1.5cmの穴があれば侵入に成功します。最悪、1cm程度の穴でも前歯でガリガリ噛んで穴を広げてしまうのが家ネズミです。家のすき間に意識を向けて探してみると、意外とたくさんあります。

【家のすき間】
・換気扇
・通風口
・エアコンのパイプ周り
・なげし
・配管
・戸袋
・壁の穴やヒビ割れ
・電柱の配線部分と壁のすき間等

■すき間の穴埋めに使える4つのグッズ
すき間を埋めるグッズは様々です。特に、家ネズミの侵入防止によく使われているグッズを4つご紹介します。

【防鼠パテ】
防鼠パテを使う時はゴム手袋をつけてから作業を行います。手に防鼠パテが付いた時は食器用洗剤や石鹸等で洗いましょう。

防鼠パテはカプサイシンの忌避剤が含まれていて、家ネズミがかじると不快な味がします。学習能力に長けている家ネズミは、不味いパテをかじると"美味しくない"ことを覚えるはずです。そのため、防鼠パテを噛むことはないでしょう。

【防鼠板】
防鼠板はかなり頑丈な金属や固い樹脂製の板でできています。家ネズミは歯が強く硬い素材もガリガリ噛みますが、防鼠板を使うと家ネズミもお手上げです。家ネズミの侵入口に使います。

【防鼠金網】
防鼠金網はパテや板で塞ぐことができない場所で使う道具で、通気口等に設置することが多いです。また、防鼠金網は柔らかい素材でできているため、クルクル丸めてパイプに押し込んで使うこともできます。

【防鼠ブラシ】
防鼠ブラシ柔軟性のあるブラシでパイプ周りに最適です。パイプに巻きつけるようにしたり、パイプのネズミの侵入口、パイプの中に押し込んで使います。

■すき間を埋める時の注意点

家のすき間を埋める時は、『必ず家ネズミを追い出してから』作業を行いましょう。家ネズミの侵入口を塞いでしまうと出られなくなり、壁等をかじって脱出するための穴を開ける可能性があります。

せっかくすき間を埋める作業をしても、新しく別の穴を開けられてしまったら意味がありません。作業を行う前は、家ネズミが完全にいなくなったことを確認してから始めましょう。

まとめ

家ネズミは"この家を棲家にしたい! ""家の中に侵入したい!"等と思わなければ、そもそも家にいません。つまり、家ネズミが出る原因は必ずあります。

家ネズミによる被害を拡大させないためには原因をつきとめて、できるだけ早く追い出すことが大事です。家ネズミを追い出した後は、再び侵入されないための対策もしましょう。

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