"湿気が多くなるとカビが生えて困る! ""洋服にカビが生えていてショック! "など、カビにまつわる体験をした方も多いのではないでしょうか? カビは冬に生えることもありますが、カビ被害に遭う季節は梅雨~夏が多いです。
できてしまったカビはできるだけ早く除去するのが一番ですが、気が付いたらカビが生えていたケースも珍しくありません。また、大量にカビが発生したり頑固なカビになっている場合もあるでしょう。
そこで今回は、『カビの除去方法』『カビの発生場所別の除去方法』と併せて、『カビの予防対策』などもご紹介します。カビの除去を諦めていた方・カビの根から除去したい方・カビが生えないようにしたい方は必見です。
カビとは?

カビについて何となく知っている方も多いのではないでしょうか? カビは一言で言うと『真菌類』です。もう少しわかりやすく説明すると、カビはキノコや酵母と同じ仲間でカビは菌糸で作られています。
そして、カビは菌糸がたくさん集り集団生活をしている状態です。また、カビの種類は豊富で家の様々なところに生えますが、カビの種類によってはプラスチックや金属などにも生えることもあります。
厄介なことに毒を出すカビ毒と言われている種類のカビもいて、カビ毒は健康を害することもあるため見過ごすことができません。
代表的なのが、水虫・アトピー・喘息・食中毒などです。毒カビの中には、発ガン性の原因になるカビや高熱処理をしても除去できないカビもいます。
このように、カビは悪さをするイメージが強い方もいるでしょう。しかし、中にはいい種類のカビもいて、味噌や醤油を作る時に欠かせないコウジカビ・ブルーチーズなどもあります。
カビの発生原因4個

カビがどうして生えるのかを知っている方は、一体どれくらいいるでしょうか? カビは適当な場所に生えるわけではなく、カビが発生するのは必ず原因があります。早速、カビが生える原因を4個見ていきましょう。
カビの発生原因|その1 ■①胞子
カビの胞子が家の中にあるとカビが発生します。カビの胞子は家中のいたるところにあり、目には見えないですがフワフワ浮いていたり天井に付着している状態です。
さらに、カビの胞子はとても軽く風が吹いたり人が歩くだけで胞子が舞う他、天井に付着しているカビの胞子は上から降ってきます。いずれにしても、カビの胞子は着地した場所に根を張り発生するのが特徴です。
カビの発生原因|その2 ■②温度
カビが発生する原因は温度と関係があり、『20度~30度』になるとカビが生えると思いましょう。湿度の関係もあるため一概に言えませんが、基本的に人間が快適に過ごせる温度はカビが発生しやすいかもしれません。冬なら20度~24度・夏なら25度~27度になるとカビが生えます。
カビの発生原因|その3 ■③湿度
カビの発生原因は湿気です。カビは『70%以上の湿度』になると活発になるため、季節で言うと梅雨と夏は特にカビが発生しやすくなります。また、冬に加湿器を使う場合もカビを発生させる原因です。加湿器は水を水蒸気にして部屋に潤いを与えて、湿度を高くするためカビが生えやすくなります。
カビの発生原因|その4 ■④栄養源
汚れや酸素もカビが発生する原因です。汚れとは、ホコリ・水垢・石鹸カスなどで汚れがあるとカビに栄養を与えることになります。しかし、汚れがなくても酸素があればカビは発生して成長することができるため、凄まじい生命力であることがわかるでしょう。
カビの発生しやすい場所

カビが発生する原因がわかったら、どのような場所にカビが生えるのか気になりませんか? ザックリ言うと、結露などの水気が発生しやすい場所や空気が滞留しやすい場所はカビが生えやすいです。家の中でカビが発生しやすい場所を探してみると意外と多く、以下の場所にカビが生えます。
・畳
・窓
・壁紙
・食品
・風呂場
・洗面所
・キッチン
・トイレ
・排水溝
・洗濯槽
・衣類や靴
・北向きの部屋
・家具や家電の側面
・エアコン内部
・ゴムパッキン(冷蔵庫・ドラム式洗濯機・弁当箱・水筒・窓など)
また、カビにも好みがあり場所によって生えるカビが違うため、黒っぽいカビもあれば白くてフワフワしているカビを目にすることもあるでしょう。とは言ってもカビはカビです。カビが発生する条件が揃えば家のいたるところにカビは生えます。
カビを根こそぎ除去する方法6個

"カビを根こそぎ除去するにはどうすればいいの? "と思っている方は、これからご紹介する除去方法を実践しましょう。
カビの除去作業を行う時は、『ゴム手袋』『マスク』『ゴーグル』をしてから作業を行います。カビに触れないで除去するためにゴム手袋は必須で、カビの胞子を吸い込んだり目を守るならマスクやゴーグルをしましょう。
他にも、『キッチンペーパー』や『ティッシュ』でカビを優しく拭き取り、"前処理"をしてからカビの除去作業を始めないといけません。
理由は、前処理をしていない状態でカビに直接薬剤などをスプレーすると、衝撃でカビの胞子がフワフワ浮いてしまうからです。衝撃で浮いたカビの胞子は他の場所に着地してカビが発生します。では、上記のことをふまえてカビの除去方法を6個チェックしましょう。