"重曹は掃除などに使える便利なもの!"と、何となく知っている方もいるでしょう。
掃除に使える重曹はネットや雑誌などでネタになることも多く、認知度はある方と言えます。一方で、掃除用の重曹は様々な使い方ができることから、"掃除する場所に合う使い方がわからない" "汚れをしっかり落とす使い方をよく知らない"など、重曹の使い方を理解していない方もいるでしょう。
しかし、掃除用の重曹の使い方を知れば重曹パワーの力を十分発揮できるため、高い掃除効果を実感できます。掃除用の重曹の使い方を知って室内~屋外までピカピカにしたい方は、家のあらゆる場所が掃除できる『掃除用の重曹の使い方』などをチェックしましょう。
重曹とは?
重曹の使い方を知らなくても、重曹という言葉を知っている方もいるでしょう。重曹は『炭酸水素ナトリウム』とも言い、天然素材から作った物質のことです。重曹の成分は食塩水と二酸化炭素で、粉末のものが店頭で販売されています。
また、重曹には掃除用と食用がありますが、天然素材から作られていることに変わりはありません。そのため、口の中に重曹を入れても人体に悪影響を及ぼすことはなく安心して使えます。そして、掃除用の重曹は粉末が粗いのに対し、食用の重曹は粉末が細かいです。
食用の重曹は英語表記で言うと『baking soda』となり、和名ではベーキングパウダーになります。ベーキングパウダーはお菓子作りに使いますが、重曹による黄ばみや苦味を抑えるために、クエン酸やリン酸カルシウムなどの成分を追加しているのが特徴です。
このように、同じ重曹でも種類によって若干成分が異なるため、掃除では掃除用の重曹を使いましょう。
重曹の効果
掃除用の重曹の効果は以下の3つです。
・アルカリ性で汚れを落とす
・クレンザーのように汚れを研磨して落とす
・消臭
洗剤の性質は大きくわけると『酸性』『中性』『アルカリ性』の3パターンありますが、掃除用の重曹は水やお湯に触れるとアルカリ性になります。アルカリ性は汚れをしっかり落とすことに長けており、中でも油や皮脂汚れ(酸性の汚れ)を落とすのが得意です。
さらに、重曹をお湯に溶かすと汚れを浮きやすくなり掃除効果がアップします。
掃除用の重曹はクレンザー代わりになりますが、重曹の成分である食塩の粒子が柔らかいため素材に傷が付きにくいです。そのため、素材を擦っても傷が付く心配もなく汚れを落とすことができます。
また、掃除用の重曹は臭いを除去できるのもメリットです。アルカリ性は酸性の臭いを中和できるため、台所・排水溝・下駄箱・トイレなど、空気中に浮遊している水分と一緒に不快な臭いを吸着して消臭します。
重曹の使い方
重曹のことがわかったら、掃除用の重曹の使い方が気になりませんか? 掃除用の重曹の使い方は、『粉末』『ペースト』『液体』の3パターンがあります。では、掃除用の重曹の使い方をそれぞれご紹介します。
【粉末の使い方】
軽い汚れ~酷い汚れまで様々な使い方で掃除できます。スプーンで掃除用の重曹をすくって汚れが気になる部分に水やお湯かけて擦るなどしましょう。
【ペーストの使い方】
掃除用の重曹をペーストにする使い方は粘り気が出るため、汚れにしっかり密着させて落とすことが可能です。また、洗剤と混ぜる使い方もあり、掃除用の重曹に洗剤を混ぜることで汚れを落とすパワーが増します。
~用意する物~
・2(掃除用の重曹):1(水)
・液体洗剤(必要があれば)
・ボールなどの容器
・かき混ぜるもの
~作り方~
ボールなどの容器に掃除用の重曹と水を入れて、よくかき混ぜたら完成です。ペーストを作る時は2(掃除用の重曹):1(水)の割合が基本ですが、粘り気を強く出したい時は掃除用の重曹を多く入れるなどして、自分好みのペーストを作っても構いません。
【液体の使い方】
掃除用の重曹を水で溶かす使い方は拭き掃除をしたり、キッチンペーパーなどでパックして掃除する使い方もできます。掃除用の重曹を液体にしておくと様々なところで使えるため、常備しておいても良いでしょう。
~用意する物~
・掃除用の重曹 小さじ2
・水 200ml
・スプレーボトル
~作り方~
スプレーボトルに掃除用の重曹と水を入れて、よく振って溶かせば重曹水ができます。
重曹の掃除での使い方6個[キッチン編]
酸性の油汚れはアルカリ性の性質を持つ掃除用の重曹が最適です。特に、キッチンでは油汚れが蓄積されやすいですが、掃除用の重曹の使い方を工夫すれば頑固な油汚れもキレイになります。では、キッチン掃除に役立つ掃除用の重曹の使い方を6個見ていきましょう。
■①重曹の粉末やペーストでコンロの五徳を掃除する
【用意する物】
・掃除用の重曹の粉末 大さじ2
・水 1ℓ
・五徳と水が入る鍋
・食器用のスポンジ
・掃除用の重曹ペースト(必要があれば)
【重曹の使い方】
○鍋の中に重曹と水を入れますが、水は五徳がしっかりかぶるま入れるのがポイントです。重曹と水を入れたら鍋に火をかけて沸騰させます。
↓
○鍋が沸騰したら五徳を入れて5分~10分煮ましょう。時間が経ったら火を止めて、鍋が冷めるまで2時間くらい待ちます。
↓
約2時間後、五徳を取り出して汚れが落ちているか? をチェックしましょう。もし、汚れが残っていたら食器用のスポンジで擦って汚れを落とします。食器用のスポンジで擦っても汚れが落ちない場合は、掃除用の重曹ペーストを付けて再び食器用のスポンジで擦りましょう。最後に水で洗い流して乾いたら五徳をセットします。
■②重曹水でレンジフードを掃除する
【用意する物】
・掃除用の重曹水
・キッチンペーパーや雑巾など
・サランラップ(必要があれば)
【重曹の使い方】
○レンジフードの油汚れが酷くない場合は、レンジフードに掃除用の重曹水をスプレーする使い方をして、キッチンペーパーや雑巾などで拭き取ります。最後に水拭きをして終わりです。
↓
○汚れが酷い場合は、レンジフードにキッチンペーパーをのせたら手で押さえ、掃除用の重曹水をしっかりスプレーしてレンジフードに張り付けます。そして、乾燥を防ぐためにサランラップで覆ったらしばらく待ちましょう。時間を置いたらキッチンペーパーとサランラップを剥がして、最後に水拭きをして終わりです。
■③重曹の粉末や重曹水でコンロの天板を掃除する
【用意する物】
・掃除用の重曹水
・ヘラ(必要があれば)
・キッチンペーパー(同上)
・雑巾
【重曹の使い方】
○コンロの天板を掃除する前に五徳を含め外せるものは外します。そして、掃除用の重曹水をコンロの天板にスプレーする使い方をして、雑巾やキッチンペーパーで拭き取りましょう。
汚れが残っている場合はヘラの先を雑巾で覆って、コンロの天板を優しく擦る使い方をして汚れを落とします。水拭きをしたら最後に乾拭きをしましょう。
■④重曹水やペーストで魚焼きグリルを掃除する
【用意する物】
・掃除用の重曹の粉末
・掃除用の重曹水
・食器用のスポンジ
・お湯
・お湯を注ぐやかんなど
・電子レンジ
・耐熱容器
・キッチンペーパー
【重曹の使い方】
○沸騰したお湯を用意します。そして、魚焼きグリルの受け皿の中に掃除用の重曹の粉末をかけて、お湯を注いで溶かします。
↓
○魚焼きグリルの網は掃除用の重曹水を温める使い方をするため、耐熱容器に掃除用の重曹水を移して電子レンジで温めましょう。そして、魚焼きグリルの網の上にキッチンペーパーをのせて、温めた掃除用の重曹水をかけます。
↓
○魚焼きグリルの受け皿の中に注いだお湯とキッチンペーパーが冷めたら、食器用のスポンジで擦って汚れを落としましょう。最後に魚焼きグリルと網を水で洗い流して乾いたら、コンロにセットします。
■⑤重曹の粉末で換気扇のファンやフィルターを掃除する
【用意する物】
・掃除用の重曹の粉末
・酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウムなど 必要があれば)
・換気扇のファンやフィルターが入る衣装ケース(なくても良い)
・歯ブラシなど
【重曹の使い方】
○取り外した換気扇のファンやフィルターを蓋をしたシンク内に置くか、衣装ケース(蓋なし)の中に置きましょう。次に、シンクか衣装ケースに掃除用の重曹の粉末と40度~50度のお湯を張り、1時間~2時間くらい待ちます。油汚れが酷い場合は酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウムなど)も入れましょう。
↓
○時間が経ったらお湯を捨て、換気扇のファンやフィルターに掃除用の重曹の粉末をかける使い方をして歯ブラシなどで擦ります。最後に換気扇のファンやフィルターを水で洗い流して乾かし、セットすれば終わりです。
■⑥重曹の粉末で排水溝を掃除する
【用意する物】
・掃除用の重曹の粉末
・お湯
・金タワシや歯ブラシなど
【重曹の使い方】
○排水溝の蓋と排水溝のゴミ受けを外します。外したついでに、排水溝の蓋と排水溝のゴミ受けに掃除用の重曹の粉末をかける使い方をして、金タワシや歯ブラシなどで擦って汚れを落としましょう。また、時々お湯をかけながら掃除をすると汚れが落ちやすいです。
↓
○排水溝に掃除用の重曹の粉末とお湯を注いでしばらく待ちます。時間を置いたら再びお湯を流して、排水溝の汚れを洗い流しましょう。最後に外したパーツを元に戻します。
重曹の掃除での使い方4個[お風呂・浴室編]
お風呂の汚れは擦ってもなかなか落ちないと思っていませんか? お風呂の汚れは、石鹸カス・皮脂汚れ・水垢・カビなどがあり、しかもお風呂掃除を怠ると汚れが酷くなるため厄介です。
しかし、掃除用の重曹の使い方次第では頑固な汚れもキレイになります。早速、掃除用の重曹の使い方お風呂編を4個チェックしましょう。
■①掃除用の重曹の粉末でバスタブを掃除する
【用意する物】
・掃除用の重曹の粉末
・お風呂用のスポンジ
【重曹の使い方】
お湯のシャワーをバスタブ全体的に当てて濡らします。もしくは、バスタブに浸かった後にお湯を抜いてから掃除をしても構いません。掃除用の重曹の粉末をバスタブにかける使い方をして、お風呂用のスポンジで擦って皮脂汚れやヌメリを落とします。最後に水かお湯のシャワーで流したら終わりです。
■②掃除用の重曹の粉末で浴室の床を掃除する
【用意する物】
・掃除用の重曹の粉末 50g~100gくらい
・お風呂用のブラシなど
【重曹の使い方】
お風呂の床にお湯のシャワーを全体的に当てて濡らします。次に、掃除用の重曹の粉末を床にまく使い方をして、お風呂用のブラシなどで擦って汚れを落としましょう。最後にお湯か水のシャワーで流せば終わりです。
■③重曹水で浴室の天井を掃除する
【用意する物】
・掃除用の重曹水
・フロアワイパー
・ドライシート
・安定感のある脚立(必要があれば)
【重曹の使い方】
○浴室の天井を掃除する時は天井が乾いている状態で行いましょう。フロアワイパーにドライシートをセットしたら、浴室の天井を乾拭きしてカビや汚れをある程度落とします。ただし、フロアワイパーで強く擦ったり強く押し付けると、カビの胞子が舞うため優しく拭き取るのがコツです。
↓
○フロアワイパーに新しいドライシートをセットしたら、ドライシートに掃除用の重曹水をしっかりスプレーする使い方をして湿らせます。次に、浴室の天井をフロアワイパーで拭いて10分くらい待ちましょう。
↓
○時間が経ったらお湯のシャワーを天井に当てて、掃除用の重曹水を流します。もう1度フロアワイパーに新しいドライシートをセットし、天井を拭いて水気を取り除きましょう。
汚れが残っている場合はフロアワイパーで擦れば落ちるケースがほとんどですが、落ちない場合は同じ工程を何回か繰り返しましょう。
■④重曹ペーストで浴室のカビ掃除をする
【用意する物】
・掃除用の重曹ペースト
・サランラップ
・歯ブラシなど
・雑巾やタオル
・ゴム手袋
・マスク(必要があれば)
【重曹の使い方】
○浴室が濡れていると掃除用の重曹ペーストでカビ掃除をしても、カビに掃除用の重曹ペーストが密着しないため十分な効果が発揮されません。そのため、浴室が乾いている状態で掃除をしましょう。また、カビに触れないためにゴム掃手袋をして必要があればマスクをします。
↓
○歯ブラシに掃除用の重曹ペーストを付ける使い方をして、カビが隠れるまで塗ります。次に、掃除用の重曹ペーストの上にサランラップを被せたら、しばらく待ちましょう。サランラップは掃除用の重曹ペーストの乾燥を防ぐためです。
↓
○時間を置いたらサランラップを剥がして、歯ブラシなどでカビを擦り汚れを落とします。最後に水で流して雑巾やタオルで水気を拭き取りましょう。カビが落ちていない場合は同じ工程を何回か繰り返します。
重曹の掃除での使い方3個[トイレ編]
トイレは尿による黄ばみや水垢による黒ずみの汚れがメインで、汚れを放置していると酷くなり掃除するのが大変です。しかし、掃除用の重曹の使い方を知っていれば、黄ばみ・黒ずみ・臭いが解消します。早速、トイレ掃除に使える重曹の使い方を3個見ていきましょう。
■①重曹の粉末でトイレの便器内を掃除する
【用意する物】
・掃除用の重曹の粉末
・クエン酸(黄ばみが気になるなら使う)
・やかん(クエン酸を使う場合は必要)
・40度~50度のお湯
・トイレ用のブラシ
・ゴム手袋
【重曹の使い方】
○トイレ掃除をする前にゴム手袋をします。便器の水たまりなど便器内の汚れが気になるところに、掃除用の重曹の粉末を直接かける使い方をしましょう。軽い汚れはしばらく放置しますが、酷い汚れは数時間~一晩置いてからトイレ用のブラシで擦って汚れを落とします。最後に水を流しましょう。
↓
○黄ばみ汚れが酷い場合は、掃除用の重曹の粉末とクエン酸の粉末の2種類をまく使い方をします。最初にクエン酸の粉末を便器内にまいたら、40度~50度のお湯をかけて発泡させましょう。次に、掃除用の重曹の粉末をまきます。
クエン酸は酸性で黄ばみを浮かして落としやすくし、さらに40度~50度のお湯をかけると効果的です。数時間~一晩置いてからトイレ用のブラシで汚れを擦り、最後に水を流して終わりです。
■②重曹の粉末や重曹水でトイレタンクを掃除する
【用意する物】
・掃除用の重曹の粉末 カップ1
・掃除用の重曹水
・キッチンペーパー
・サランラップ
・雑巾
・ゴム手袋
【重曹の使い方】
○トイレ掃除をする前にゴム手袋をします。トイレタンクの蓋を少しだけ上に持ち上げるか少し横にズラして、掃除用の重曹の粉末を入れましょう。掃除用の重曹の粉末を入れたら、トイレタンクの蓋を元の位置に戻してしばらく待ってから水を流します。
※トイレタンクに手洗い場がある場合はトイレタンク内にある配管とつながっているため、上に上げすぎたり横にズラしすぎないように注意しないといけません。
↓
○トイレタンクにある手洗い場の汚れが気になる時は、トイレタンクの蓋の上にキッチンペーパーを置いて、キッチンペーパーがしっかり濡れるまで掃除用の重曹水をたっぷりスプレーします。
↓
○さらに、サランラップを被せてしばらく待ちましょう。時間を置いたらキッチンペーパーとサランラップを剥がし、歯ブラシなどで擦って汚れを落とします。そして、水を流して雑巾で拭くか、雑巾に水を含ませて固く絞り水拭きをしましょう。
■③重曹水でトイレのパーツ・床・壁を掃除する
【用意する物】
・掃除用の重曹水
・トイレットペーパーやトイレ用のウェットシート
・雑巾
・ゴム手袋
【重曹の使い方】
○トイレ掃除をする前にゴム手袋をします。便座・便器の蓋・床・壁・トイレタンク周りなどに掃除用の重曹水を直接スプレーする使い方をするか、雑巾に掃除用の重曹水をスプレーする使い方をしましょう。
↓
○掃除用の重曹水をスプレーをトイレのパーツなどにまいたら、トイレットペーパー・トイレ用のウェットシート・雑巾などで乾拭きをします。トイレットペーパーやトイレ用のウェットシートなら、そのままトイレに流すことができるためおすすめです。
重曹の掃除での使い方3個[洗面所編]
洗面台は、顔を洗う・髪の毛をセットする・手を洗う・歯磨きなどをするため汚れやすい場所です。洗面台をキレイにするなら、掃除用の重曹を様々な使い方をしてピカピカにしましょう。掃除用の重曹の使い方を知って洗面台をキレイにしたい方は必見です。
■①重曹の粉末か重曹水で洗面台を掃除する
【用意する物】
・掃除用の重曹の粉末か重曹水
・サランラップか食器用のスポンジ
・雑巾
【重曹の使い方】
○洗面台に掃除用の重曹の粉末をまく使い方、もしくは掃除用の重曹水をスプレーする使い方をします。掃除用の重曹の粉末をまく使い方をする場合は、洗面台をお湯で濡らしてから粉末をまきましょう。
↓
○洗面台に掃除用の重曹の粉末をまいたり重曹水をスプレーしたら、サランラップか食器用のスポンジで擦って掃除をします。最後に水で流して、乾いた雑巾で水気を拭き取れば終わりです。
■②重曹の粉末とクエン酸で洗面台の排水溝を掃除する
【用意する物】
・掃除用の重曹の粉末 カップ1/2
・クエン酸の粉末 大さじ1
・お湯 2ℓ
・2ℓのお湯が入るやかんや鍋
・歯ブラシなど(あると便利)
【重曹の使い方】
○やかんや鍋に2ℓの水を入れて沸騰させます。沸騰したらクエン酸を入れてよく溶かしましょう。次に、掃除用の重曹の粉末を洗面台の排水溝にかけて、さらに沸騰させたクエン酸水を注ぎます。
↓
○洗面台の排水溝に汚れが残っていたら、歯ブラシなどで擦って掃除をしましょう。掃除用の重曹の粉末とクエン酸水で汚れは落ちるため、汚れがなければ歯ブラシなどで掃除する必要はありません。クエン酸の泡が収まったら最後に水で流しましょう。
■③重曹の粉末で洗面台の蛇口を掃除する
【用意する物】
・掃除用の重曹の粉末
・食器用のスポンジ
・歯ブラシなど
・雑巾
【重曹の使い方】
○洗面台の蛇口に掃除用の重曹の粉末を直接かける使い方をします。ポイントは蛇口にまんべんなく掃除用の重曹の粉末をかけることです。
↓
○食器用のスポンジで大まかに掃除をして、細かいところは歯ブラシなどでしっかり擦って汚れを落とします。最後に蛇口に水をかけて掃除用の重曹の粉末を洗い流し、雑巾で蛇口の水気を拭き取ったら終わりです。
重曹の掃除での使い方6個[リビング編]
リビングで飲食をするのはもちろん、ソファーで昼寝をする方もいるでしょう。リビングはホコリだけでなく、食べかすやフケなども落ちているため汚れています。リビングを掃除する時も掃除用の重曹が便利で、様々な使い方をしてキレイにしましょう。では、重曹の使い方を6個ご紹介します。
■①重曹水で照明カバーを掃除する
【用意する物】
・掃除用の重曹水
・雑巾
・脚立(必要があれば)
【重曹の使い方】
雑巾に掃除用の重曹水をスプレーする使い方をしてキレイにしましょう。掃除用の重曹水を含ませた雑巾で照明を拭いてホコリなどを取り除いたら、水拭きをして重曹水を拭き取ります。最後に乾拭きをして終わりです。
■②重曹水で壁を掃除する
【用意する物】
・掃除用の重曹水
・雑巾やタオル
【重曹の使い方】
雑巾に掃除用の重曹水をスプレーする使い方をして、壁をキレイに掃除します。掃除用の重曹水で壁を掃除したら別の雑巾で水拭きをして、最後に乾拭きをしましょう。お子さんが手で壁をよく触る場合は手垢で汚れていることが多いですが、掃除用の重曹水なら手垢の汚れも落ちます。
■③重曹水やペーストで電気のスイッチを掃除する
【用意する物】
・掃除用の重曹水
・掃除用の重曹ペースト(必要があれば)
・歯ブラシや綿棒
・サランラップ
・ティッシュ
・雑巾
【重曹の使い方】
○電気のスイッチの汚れが酷くない場合は、重曹水をスプレーする使い方でキレイにします。雑巾に重曹水をスプレーしたら、電気のスイッチを擦って汚れを落としましょう。そして、別の雑巾
水拭きをして最後に乾拭きをします。
↓
○手垢が付いて酷く汚れている場合は、掃除用の重曹ペースト塗る使い方をしましょう。掃除用の重曹ペーストを歯ブラシや綿棒に付けて電気のスイッチに塗ったら、サランラップで覆いしばらく置きます。
↓
○時間を置いたらサランラップを剥がして、歯ブラシや雑巾で擦り汚れを落としましょう。そして、雑巾で水拭きをして掃除用の重曹ペーストを取り除き、最後に乾拭きをします。
※電気のスイッチに、掃除用の重曹水やペーストが付くと故障する恐れがあるため注意しましょう。
■④重曹の粉末でカーペットを掃除する
【用意する物】
・掃除用の重曹の粉末
・掃除機
【重曹の使い方】
○カーペットは掃除用の重曹の粉末をまく使い方をして、20分くらい待ちます。もしくは、寝る前にまいても構いません。時間を置く理由は、カーペットの臭いを掃除用の重曹の粉末に吸着させるためです。
↓
○時間を置いたら掃除機で掃除用の重曹の粉末を吸い取ります。掃除機をかける時は掃除機をゆっくり動かして、タテ方向とヨコ方向の両方かけるのがコツです。ホコリなどの汚れがしっかり取れます。
■⑤重曹の粉末でソファーを掃除する
ソファーを掃除用の重曹の粉末で掃除する方法は、カーペットを掃除する方法と同じです。ただし、ソファーは隙間にホコリやゴミがたまりやすいため、すみずみまで掃除用の重曹の粉末をまきましょう。また、隙間に掃除機をかける時は掃除機のヘッドを取り、ノズルを使って細部まで掃除をします。
■⑥重曹水やペーストでフローリングを掃除する
【用意する物】
・掃除用の重曹水
・掃除用の重曹ペースト(必要があれば)
・サランラップ(掃除用の重曹ペーストを使う時だけ必要)
・歯ブラシ(同上)
・雑巾
【重曹の使い方】
○フローリングは掃除用の重曹水で掃除をしますが、材質によっては変色する恐れがあるため注意しましょう。掃除をする前に目立たないところで試して、変色しないことを確認してから掃除をします。
↓
○フローリングに掃除用の重曹水をスプレーしたら雑巾で拭きます。そして、別の雑巾で水拭きをして掃除用の重曹水を拭き取り、最後に乾拭きをしましょう。
↓
○掃除用の重曹水で汚れが落ちない時は、掃除用の重曹ペーストを歯ブラシに付けたら汚れが隠れるまで塗り、サランラップで覆います。15分くらい待ってからサランラップを剥がして雑巾で汚れを擦ります。次に、雑巾で水拭きをして掃除用の重曹ペーストを拭き取り、最後に乾拭きをしたら終わりです。
重曹の掃除での使い方2個[玄関編]
玄関はドアを開け閉めする度に砂ホコリやゴミが入ってくるため、玄関のタイルや玄関マットは汚れます。いつもの掃除方法に掃除用の重曹をプラスする使い方をすれば、もっとキレイになるはずです
。では、玄関掃除の重曹の使い方を2個見ていきましょう。
■①掃除用の重曹の粉末で玄関タイルを掃除する
【用意する物】
・掃除用の重曹の粉末
・デッキブラシやタワシ
・バケツ(あると便利)
・雑巾
【重曹の使い方】
○玄関にある靴や物をどかします。掃除用の重曹の粉末を玄関タイルにまく使い方をしますが、かけすぎないようにするのがポイントです。掃除用の重曹の粉末を大量にまくと拭き取るのが大変になるため、まき過ぎに注意しましょう。
↓
○デッキブラシやタワシに水を含ませるか、バケツに水を入れて玄関タイルに少しだけ流します。次に、デッキブラシやタワシで玄関タイルを擦り、タイルの凸凹に詰まっている汚れを掃除しましょう。
そして、雑巾で水拭きをして掃除用の重曹の粉末を取り除くか、バケツに水を入れて玄関タイルに流します。最後に乾拭きをしたら終わりです。
■②重曹の粉末で室内の玄関マットを掃除する
掃除用の重曹の粉末で室内の玄関マットを掃除する方法は、カーペットの掃除方法と同じです。玄関マットに掃除用の重曹の粉末をまいて、時間を置いたら掃除機で掃除用の重曹の粉末を吸い取りましょう。
重曹の掃除での使い方1個[ベランダ編]
屋外にあるベランダは雨風や砂ホコリで汚れやすいですが、ベランダをマメに掃除する方はあまりいないかもしれません。汚れがたまったベランダも掃除用の重曹を使うとキレイになります。早速、掃除用の重曹の使い方ベランダ編をチェックしましょう。
■①重曹の粉末でベランダを掃除する
【用意する物】
・掃除用の重曹の粉末
・デッキブラシ
・バケツ
・フローリングワイパー(なくても良い)
・ドライシート(同上)
・水切りワイパー(同上)
【重曹の使い方】
○ベランダに物があればどかします。掃除用の重曹の粉末をベランダにまく使い方をして、デッキブラシに水を含ませるか、バケツに水を入れてベランダにある程度水を流しましょう。
↓
○デッキブラシでベランダを擦り、最後に水を入れたバケツをベランダに流して掃除用の重曹の粉末を流します。水気が気になる方は水切りワイパーを使うか、フローリングワイパーにドライシートをセットして水分を吸収させましょう。
重曹を掃除で使うときの注意点3個
掃除をする時に様々な使い方ができる重曹ですが、キレイに掃除をしたり掃除用の重曹を使って失敗しないためには、正しい使い方をしないといけません。掃除用の重曹を使う時は3つのことに注意しましょう。
■①重曹はしっかり溶かす・しっかり落とす
掃除用の重曹の使い方の注意点は重曹をしっかり溶かすことです。掃除用の重曹の粉末を使う時や重曹水を作る時はしっかり溶かさないと、掃除したところが白くなります。お湯の場合は掃除用の重曹がよく溶けますが、水はしっかり溶けないことが多いため注意しましょう。
もう1つの注意点は、掃除用の重曹を使った後は成分をしっかり落とすことです。最後に水で洗い流したり水拭きをしますが、掃除用の重曹が残っていると白くなります。掃除用の重曹でキレイにした後に白くなってしまったら、雑巾などにクエン酸水を含ませる使い方をして拭き取り、白いのを消しましょう。
■②重曹が使えない素材がある
掃除用の重曹は様々な使い方ができますが、以下の素材には使えません。
・アルミ
・木
・漆
・大理石
・畳み
ご紹介した素材に掃除用の重曹を使うと、変色する恐れがあるため注意しましょう。変色する可能性がある素材は、市販の洗剤などで掃除する使い方をして汚れを落とします。掃除用の重曹でキレイに掃除をしたり素材を傷めないためにも、正しい使い方をしましょう。
■③重曹の保管場所や使用期限は守る
掃除用の重曹は正しい使い方をすることも大事ですが、保管場所や使用期限も守ることもキレイに掃除をするポイントです。掃除用の重曹は1度開封すると湿気を吸って固まりやすいため、シリカゲルを入れてから日陰で保管します。
また、掃除用の重曹にチャックが付いていない場合は、密閉容器に移し替えてからシリカゲルを入れましょう。
また、掃除用の重曹は重曹水やペーストにする使い方をしますが、粉末以外は使用期限があります。掃除用の重曹水やペーストにした場合の使用期限は1週間~10日くらいです。使用期限が過ぎると成分が変質して掃除効果が落ちるため、使用期限が過ぎたものは捨てましょう。
まとめ
"掃除用の重曹は使い方が豊富! "と感じた方もいるのではないでしょうか? 掃除用の重曹は屋外~室内まであらゆる場所の掃除ができる上、コストを抑えて掃除ができます。早速、掃除用の重曹を使ってキレイにしましょう。