湯舟に浸かるたびに目に入る浴槽の黒ずみ。リラックスタイムになるはずのお風呂で黒ずみを見つけてしまうととても不快ですよね。
本記事では浴槽の黒ずみの原因から、「クレンザー」「重曹」「中性洗剤」「クエン酸」を使った掃除方法5つを徹底解説!
記事後半では浴槽のキレイを保つ、「黒ずみを予防する方法3つ」と「おすすめ洗剤6つ」をご紹介しています。
本記事を最後まで読んでから浴室の掃除を行い、今日の夜からはツルツルの浴槽でゆっくりお風呂に浸かりましょう!
浴槽の黒ずみの原因4個
浴槽の黒ずみの原因は主に以下の4つです
- 水垢汚れ
- 色素沈着
- ぬめり
- サビ
黒ずみの原因を放置せず早めに取り除けば、頑固な黒ずみは避けられます。
浴槽の黒ずみの原因|その1 ■①水垢汚れ
浴槽に汚れが付着する主な原因は水道水に含まれている成分に対し汚れが付いて目立つようになる、水垢汚れだといえます。
水道水に含まれる成分はマグネシウムやカルシウムといったミネラルであり、ミネラルに汚れがつくことによって水垢汚れとして目立つことが特徴です。
加えて、カビが発生することでこすっても除去できない黒ずみ汚れになる可能性もあります。
浴槽の黒ずみの原因|その2 ■②色素沈着
水道水に含まれている金属イオンが原因で色素沈着を起こすこともあります。白い浴槽に色素が沈着し、放置することで黒ずみ汚れとして目立つケースが多いです。
また水溶性の入浴剤を販売しているメーカーが多いものの、色素沈着しやすい商品も販売されています。
入浴剤が入ったお湯を放置すると浴槽に色素が沈着して黒ずみ汚れにつながる可能性が高いので、注意しましょう。
浴槽の黒ずみの原因|その3 ■③ぬめり
皮脂が原因で付着する汚れであり、ピンク色をしていることが特徴です。
放置すればピンク色の色素が沈着し、除去できなくなります。
浴槽の黒ずみの原因|その3 ■③サビ
浴槽の黒ずみがザラついているのであれば、サビが発生している可能性が高いです。腐食性ガスや湿気が原因で起こります。水栓などのメッキ部分にはサビが発生することが多いです。
サビのなかには「もらいサビ」と呼ばれる汚れもあり、濡れたカミソリやヘアピンを浴槽の淵に置くとサビが付着し落とせなくなります。
浴槽の黒ずみ掃除の道具
浴槽の黒ずみ掃除に必要な道具は以下の9個。スムーズに掃除を進めるためにあらかじめ準備しておきましょう。
- クレンザー
- 重曹
- 中性洗剤
- クエン酸
- スプレーボトル
- スポンジ
- キッチンペーパー
- マスク
- ゴム手袋
付着したばかりの黒ずみを掃除する際には、研磨剤が入ったクレンザーを1本だけで簡単に掃除できる場合もあります。
浴槽の黒ずみ汚れの落とし方・掃除方法5つ
浴槽の黒ずみは以下の5つの方法で掃除します。
- クレンザーで掃除
- 重曹水で水面の汚れを落とす
- 中性洗剤を使用する
- 垢汚れはクエン酸を染み込ませて落とす
- 頑固な汚れにクエン酸を浸透させる
まずはクレンザーの掃除から順番に、汚れが落ちるかどうか試してみましょう。
浴槽の黒ずみ汚れの落とし方・掃除方法|その1 ■①クレンザーで掃除
研磨剤入りのおすすめクレンザーはキッチン掃除でお馴染みのクリームクレンザージフです!
「研磨剤」と聞くと素材を傷つけてしまうのでは?と少し不安になりますが、ジフに使われている研磨剤は「カルサイト」と呼ばれる天然成分。
カルサイトはガラスやステンレスより柔らかい粒子なので、石英などの研磨剤を使っているクレンザーとは違い傷をつけずに汚れだけをしっかり落としてくれます(※注意の必要な素材もあります)。
汚れに直接かけるか、しっかり絞った柔らかい布かスポンジにジフを含ませて浴槽の黒ずみを優しくこすりましょう。布やスポンジにつけてこするときは泡立てないでこすりましょう。
最後に水でしっかり洗い流せば終了です。浴用のジフもありますが、キッチン用のジフも浴室に使用可能。ジフを持っている方はぜひ試してみてください。洗剤を増やさずに浴槽の黒ずみを落とせるかもしれませんよ。
- 銅、アルミなどの柔らかい金属
- 木製の浴室用品
- フッ素、樹脂加工面
- 石材
- 人工大理石
- プラスチック
浴槽の黒ずみ汚れの落とし方・掃除方法|その2 ■②重曹水で水面の汚れを落とす
線状の黒ずみ汚れは、人の皮脂や汗が水の上に浮き出ることで、お湯を排出しても流れずに残っている状態です。人の皮脂による酸性の汚れは、アルカリ性の洗剤で除去できます。アルカリ性の洗剤を使用すると汚れが中和されて汚れが浮くため、簡単に洗い流せるでしょう。
アルカリ性の洗剤で最も手軽に手に入るのが重曹です。浴室の黒ずみ汚れ掃除に重曹を利用するメリットは、リーズナブルな価格で手に入ることや肌に優しいため手荒れが心配な人でも使いやすいことなどが挙げられます。
重曹を使用して浴槽の黒ずみ汚れを除去するために、まずは水200ccに対し重曹大さじ2杯の比率でスプレーボトルに入れて、重曹水を作りましょう。重曹水を、浴槽に付着している汚れに直接吹き付けて掃除をします。スポンジで力を入れずに優しくこすって汚れを除去し、最後に水で流せば完了です。
浴槽の黒ずみ汚れの落とし方・掃除方法|その3 ■③中性洗剤を使用する
汚れが定着しており重曹で落とせない黒ずみには市販されている中性洗剤を使用しましょう。
中性洗剤は酸性やアルカリ性の洗剤と比較すると洗浄力は劣るものの、素材にも肌にも優しい処方であることが魅力です。中性洗剤はドラッグストアやディスカウントストアでも販売されているため、簡単に手に入ります。
最初にスポンジに水を含ませて中性洗剤をスポンジにつけましょう。浴槽に直接洗剤をつける方法も有効ですが、浴室の黒ずみ全てに洗剤をつけると洗剤の臭いが強くなり気分が悪くなる可能性があります。
使用する量も多くなるので浴槽の黒ずみ汚れに直接洗剤を付けるのではなく、スポンジに中性洗剤を付けて行う方法が効率的です。
重要なのは乾いたスポンジを使用しないこと。水を含ませておくことで洗剤の伸びが良くなり広い範囲を一気に掃除できます。洗剤を使用する量や臭いも軽減されるでしょう。
汚れを落とせたら最後に水でしっかりと流して完了です。
浴槽の黒ずみ汚れの落とし方・掃除方法|その4 ■④水垢汚れはクエン酸を染み込ませて落とす
重曹や洗剤を使っても黒ずみ汚れが落とせない場合は、水垢による汚れが定着している可能性が高いです。
水垢が定着している場合は、クエン酸といった酸性の成分の洗剤を使用することで除去しやすくなるでしょう。
掃除用のクエン酸スプレーは100円ショップやディスカウントストアなどでも販売されています。
浴槽の汚れにクエン酸スプレーを吹きかけてスポンジでこするだけで、簡単に黒ずみ汚れを除去することが可能です。
浴槽の黒ずみ汚れの落とし方・掃除方法|その5 ■⑤頑固な汚れにクエン酸を浸透させる
汚れが定着しており除去できない場合は、クエン酸スプレーを吹き付けた後にラップやキッチンペーパーで覆うようにして数十分放置しましょう。
クエン酸の成分が汚れに染み込み落としやすくなります。また、使用するスポンジは、メラミンスポンジを使用しないことがポイントです。
メラミンスポンジを使ってしまうと浴槽のコーティングが剥がれたり、研磨力が高いため細かい傷がつく可能性があるからです。傷に雑菌や汚れが蓄積するため注意が必要です。そのため、どうしても落ちない汚れをメラミンスポンジで落としたい場合も、傷がつかないように細心の注意を払って使用しましょう。
また、クエン酸スプレーに加えて水垢を除去できる酸性洗剤を併用すると、力を入れず擦るだけで汚れを除去できる可能性が高いです。
浴槽の黒ずみ掃除のコツ・注意点3個
浴槽の黒ずみ掃除のコツと注意点は以下の3つです。
- 浴槽の素材をチェックしてから洗剤を選ぶ。
- 肌荒れに注意する。
- 洗剤の取扱い方法を確認する。
浴槽の黒ずみ掃除のコツ・注意点|その1 ■①浴槽の素材をチェックしてから洗剤を選ぶ
大理石や檜といった素材の浴槽は変色する可能性があるため、重曹は使用しないようにします。
さらにクエン酸は酸性の性質があり、大理石に使用すると溶けるため使えません。
優しい洗剤でもむやみに使うと、コーティングが剥がれる・色落ちする・錆びるなどのトラブルが起こる可能性もあります。
浴槽の素材をチェックして洗剤を選ぶことが重要です。
浴槽の黒ずみ掃除のコツ・注意点|その2 ■②肌荒れに注意する
重曹やクエン酸は比較的肌に優しい掃除用品ですが、肌と同じ中性というわけではありません。
敏感肌や乾燥肌の人は肌荒れを起こす可能性も。掃除をする際には必ずゴム手袋をしましょう。
さらにペーストや粉末状のものは研磨力が高いため、強い力を入れてこすると浴槽に傷がつく点にも注意が必要です。
掃除をする際には柔らかい性質のスポンジで丁寧に擦り洗いをします。
浴槽の黒ずみ掃除のコツ・注意点|その3 ■③汚れの性質も確認する
浴槽の掃除は一定期間行わずに放置すると汚れが蓄積します。蓄積した汚れを除去するためには中和させることが重要。
アルカリ性・酸性など汚れの種類を判断して使う洗剤を選ぶことで、効率良く掃除を行えるようになります。
また、漂白剤と塩素系の洗剤が混ざるとガスが発生するため、塩素系と酸性の掃除用品を一緒に使うことは厳禁です。
浴槽の黒ずみ予防方法3個
浴槽の黒ずみ掃除のコツと注意点は以下の3つです。
- お風呂上りに水気を拭き取る。
- 入浴剤として重曹を使う。
- クエン酸で黒ずみを予防。
浴槽の黒ずみ予防方法|その1 ■①お風呂上りに水気を拭き取る
入浴の後に浴槽に熱いシャワーをかけて、雑巾や不要なタオルで拭き取るだけでカビや汚れがつきにくくなります。
お風呂は毎日水を使用する場所であるため、水垢が発生しやすいです。そのため、汚れが目立ち始めたら定着する前に掃除用品を使用して綺麗にしましょう。
お風呂場に水切りワイパーを置いておく、水分を拭き取るためのタオル置いておくなど、掃除用具を準備して一定期間に1度掃除をすることを習慣化することも重要です。
浴槽の黒ずみ予防方法|その2 ■②入浴剤として重曹を利用する
重曹は浴槽の黒ずみ掃除や予防に利用するだけではなく、入浴剤として利用することもで嬉しい効果も。人の肌は弱酸性であり、汚れが蓄積すると濃度が酸性に傾きます。そこでアルカリ性の重曹を使用すると、毛穴の汚れを除去しやすくなるのです。
重曹は通常の入浴剤と比較してリーズナブルであるため節約に効果も期待できるでしょう。加えてアロマオイルなども使用すると、より入浴時間を楽しめます。
重曹のアルカリ性の濃度については通常のボディソープと比較しても低く、肌への負担も軽減されます。入浴剤として使用する場合はお湯400mlに対し重曹40gを目安に使用しましょう。残ったお湯は浴槽の掃除に使えるため、非常に効率的です。
浴槽の黒ずみ予防方法|その3 ■③クエン酸で黒ずみを予防
石鹸カスが付着した直後であれば、クエン酸で掃除をする方法が有効です。
他の汚れも含めて掃除をする際のポイントは、汚れの特徴を確認してから掃除をすることであり、石鹸カスの場合はアルカリ性の汚れのため酸性の掃除用具を使うことがポイントだといえます。
クエン酸を小さじ半分、水100cc をそれぞれスプレーボトルに入れる。スプレーボトルがない場合はバケツなどでも良いでしょう。キッチンペーパーや雑巾に含ませて拭いておくだけでも、汚れの予防になります。
浴槽の黒ずみ掃除におすすめの洗剤6つ
市販の洗剤や掃除用品として活用されている洗剤の中で、浴槽の黒ずみ掃除に特におすすめな洗剤は以下の6つです。
- 重曹
- サンポール
- オキシクリーン
- ウルトラハードクリーナー バス用
- 茂木和哉 水アカ洗剤
- 職人魂 風呂職人
浴槽の黒ずみ掃除におすすめの洗剤|その1 ■①重曹
重曹は料理に使用されることもあり非常に安全な洗剤だといえます。細かな粒子は水に溶けにくいことが特徴で、重曹を使用して汚れを取り除く方法はクレンザーにも似た掃除の効果を期待できます。
浴槽の黒ずみ掃除におすすめの洗剤|その2 ■②サンポール
マイナスイオンと酸性の性質を持っており、汚れを分解して除去する効果が期待できます。横向きのノズルが特徴であり、細かな部分にも洗剤をかけられるため掃除しやすいことも魅力です。液体に色が付いていることによって、どの部分に洗剤を吹きかけたのかが確認できます。ただし、一般的な洗剤と比較して 酸性が強いため使用する際には注意しましょう。
浴槽の黒ずみ掃除におすすめの洗剤|その3 ■③オキシクリーン
オキシクリーンは粉末状の酸素系漂白剤であり、水に溶かすと発泡し、泡のチカラで汚れを浮かせて除去する効果が期待できます。酸素系の洗剤であるため酸性であると勘違いされるケースもありますが、アルカリ性の洗剤です。
浴槽の黒ずみ掃除におすすめの洗剤|その4 ■④ウルトラハードクリーナー バス用
リンレイの浴室用洗剤で、水垢が原因の黒ずみ汚れに効果が期待でき、他の洗剤よりも若干値段が高いものの成分が強力なことが特徴です。毎日の掃除に使用する際には、スプレーをしてお湯で流すだけでも汚れの予防になります。
浴槽の黒ずみ掃除におすすめの洗剤|その5 ■⑤茂木和哉 水アカ洗剤
メディアでも取り上げられている有名な洗剤であり、汚れを落としやすいだけではなく合成界面活性剤を使っていないため刺激が抑えられていることが特徴です。クリームタイプの洗剤のため擦り洗いしやすいでしょう。
浴槽の黒ずみ掃除におすすめの洗剤|その6 ■⑥職人魂 風呂職人
ハウスクリーニング業者が開発に携わっており、業者も使用する洗剤のため定着した汚れも除去する効果が期待できます。黒ずみよごれはもちろん、湯垢やぬめりを取り除くことも可能です。簡単には落とせないほどこびりついた黒ずみ汚れに対しては、スプレーをして10分程度放置してから擦りましょう。
まとめ
少しの期間汚れを放置しただけでも黒ずみが目立つようになる浴槽については、汚れの性質を見極めて、汚れを中和させながら掃除をすることがポイントです。汚れの性質がアルカリ性なのか酸性なのかを判断して洗剤を使い分けることによって、スムーズに汚れを除去できます。
入浴の後に汚れを落として拭くといった、黒ずみ汚れを予防する工夫も大切です。しかし、すでに汚れが蓄積している場合には、最初に紹介した掃除方法を試してから予防方法を実践しましょう。
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