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電気ポットの洗浄方法7ステップ!クエン酸や重曹が効果的?頻度は?

電気ポットの洗浄方法7ステップ!クエン酸や重曹が効果的?頻度は?

洗浄していない電気ポットを使っていると、汚いお湯を体に流し込んでいると思いましょう! 電気ポットは洗浄しないと汚れが蓄積されて不衛生です。そこで今回は「電気ポットの洗浄方法」などをチェックしましょう。


電気ポットの洗浄をマメにしていますか? 

電気ポットは水を沸かすだけですが意外と汚れています。電気ポットの中を覗いてみると白くなっていたり、場合によっては茶色や黒くなっていることもあるでしょう。また、電気ポットの中を指で触れてみるとザラザラしているかもしれません。

電気ポットの中が変色していたりザラつきがあれば洗浄をするべきです。電気ポットを洗浄しないまま使い続ければ汚れは蓄積されて、かなり汚れているお湯を口にすることになります。

清潔なお湯でコーヒーやお茶を飲んだり、調理に使うためにも電気ポットを洗浄しましょう。早速、『電気ポットの内側と外側を洗浄する方法』や『洗浄する頻度』などをご紹介します。

電気ポットの汚れの原因

"電気ポットは水を入れているだけ汚れるのは何でなの?″と、電気ポットの汚れが気になる方もいるでしょう。電気ポットが汚れる原因は大きくわけると2つあります。1つ目は『水道水の成分』で、2つ目は『手垢や油などの汚れ』です。

水道水にはミネラルが含まれており、電気ポットを洗浄しないで使い続けているとミネラルが付いて白くなります。白くなったところは水垢で酷くなるとミネラルが何層も重なって石灰化したり、イヤな臭いがしてお湯の味が変わることもあるでしょう。

また、電気ポットの洗浄をしないと水道水の成分が原因で金属部分がサビて、茶色・黒・緑色に変色します。

電気ポットは中の汚れだけを気にしがちですが、外側も汚れている状態です。電気ポットは部屋に置いているだけでホコリや油が付きやすく、手で触れれば手垢や菌が付いて汚れます。

電気ポットの汚れやすい場所

せっかく電気ポットを洗浄するなら、新品のようにキレイにしたいと思いませんか? 電気ポットを洗浄して汚れをスッキリ落とすために、まずは汚れが付きやすい場所を確認しましょう。では、電気ポットの汚れが付きやすい場所をご紹介します。

【内側】
電気ポットの内側は前項でご紹介した通り、洗浄しないと水道水のミネラルが付いて頑固な水垢になると思いましょう。そして、水垢は変色以外にも手で触れるとザラザラしています。

【ボディやフタの外側】
電気ポットのボディやフタは手で触れる機会が多いため、どうしても手垢や菌が付きやすいです。また、キッチンに置いていると油が電気ポット全体に付いて、ホコリが油にくっ付きます。

【蒸気が出る穴】
蒸気が出る穴も汚れやすい場所で、ホコリ・油・菌などが付きやすいです。

【お湯が出る穴と周り】
お湯が出る穴は洗浄するのを忘れがちですが、覗くと白いかたまりが付いていたり周りにお湯がハネて汚れています。

電気ポットの洗浄に使う洗剤は?クエン酸や重曹?

電気ポットの汚れやすい場所がわかったら洗浄をしますが、洗剤で洗浄をするべきなのか? それとも、クエン酸や重曹で洗浄した方がいいのか? 気になる方もいるはずです。結果から言うと、『工業用のクエン酸』で洗浄をするか『電気ポット専用の洗剤』で洗浄をします。

クエン酸を電気ポットの洗浄に使う理由ですが、『水垢はアルカリ性の汚れでクエン酸は酸性』だからです。アルカリ性と酸性は真逆の性質で、汚れを落とすためには汚れと反対の性質で洗浄をする必要があります。

また、クエン酸は天然由来の成分からできている酸性の物質で薬品を使っていません。洗剤を使わないで電気ポットを洗浄したい方は工業用のクエン酸を使いましょう。一方、電気ポット専用の洗剤は金属にダメージを与えないで水垢を落とす洗浄剤です。

ちなみに、重曹は電気ポットの洗浄には向いていません。重曹で洗浄をすると、電気ポットが壊れたり金属を覆っている膜が剥がれる原因になります。

電気ポットの内側洗浄方法7ステップ

電気ポットの内側に水垢がビッシリ付いて石灰化している場合など、電気ポットによって汚れの状況は違うでしょう。しかし、クエン酸や電気ポット専用の洗浄剤があれば、電気ポットの汚れ・臭い・マズイお湯の味を解決できます。

また、電気ポットを洗浄する時は、『柔らかいスポンジ・歯ブラシ・ゴム手袋』を用意しましょう。柔らかいスポンジや歯ブラシは電気ポットの汚れを擦る時に必要で、ゴム手袋はクエン酸や電気ポット専用の洗浄剤で手荒れしないために使います。

①プラグを抜いてクエン酸や洗浄剤を入れる

電気ポットのプラグを外して『クエン酸を30g』入れるか、電気ポット専用の洗浄剤を1個入れましょう。クエン酸で電気ポットの洗浄をする場合は、"クエン酸をたくさん入れた方が汚れが落ちるのでは?"と思う方もいるかもしれません。

クエン酸を多く入れすぎると金属の腐食を進める場合があるため、電気ポットの洗浄では30gだけ入れましょう。クエン酸の酸性度数はそこそこあることから、30gでも電気ポットの汚れは十分落ちます。どうしても、多く入れたい場合は最高でも50gまでです。

②クエン酸の場合:プラグを挿してフタをしたら水を沸かす

クエン酸で電気ポットを洗浄をする場合は、電気ポットの中に水を注ぎます。水を注ぐ位置は満水表示があるところまでです。次に、電気ポットのフタを閉じてプラグを挿したら、沸かすボタンを押して水を沸かしお湯にします。

③洗浄剤の場合:40度くらいのお湯を注ぎフタは開けたままにする

洗浄剤で電気ポットの汚れを落とす場合は、プラグを挿してお湯を沸かしません。『40度くらいに温めたお湯』を満水表示まで注ぎます。また、洗浄剤はお湯を入れると勢いよく発砲するため、電気ポットのフタは閉じないでそのままにしておきましょう。

④クエン酸の場合:2時間放置したらプラグを抜きフタを外してお湯を捨てる

電気ポットに注いだ水が沸いたらプラグを外し、水垢を中和して落とすために2時間待ちます。2時間後、沸かしたお湯を捨てたり中の洗浄をしやすくするために電気ポットのフタを外しましょう。フタを外したら電気ポットの中のお湯を全て捨てて、電気ポットの中に汚れが残っていたら柔らかいスポンジで擦ります。

⑤洗浄剤の場合:6時間~10時間放置したらフタを外すしてお湯を捨てる

洗浄剤で電気ポットの中をキレイにする場合は6時間~10時間待ちましょう。クエン酸よりも放置時間が長い洗浄剤は、寝る前や出かける前に電気ポットの洗浄をするのもおすすめです。時間が経ったらフタを外します。次に、電気ポットの中をお湯を捨てて、汚れがあれば柔らかいスポンジで擦って落とします。

⑥何回かすすぎ満水表示まで水を注いで沸かす

クエン酸や洗浄剤で電気ポットの洗浄が終わったら、電気ポットの中を水やぬるま湯で何回かすすいで成分を残さないようにしましょう。すすぎの目安は『4回~5回くらい』です。すすぎ後は水を満水表示まで注ぎ、プラグを挿して沸かすボタンを押します。

⑦給湯ボタンを押しお湯を全て出して捨てる

電気ポットのお湯が沸いたら、お湯が通る部分をすすぐために給湯ボタンを押しましょう。給湯ボタンは電気ポットの中が全てなくなるまで押します。

電気ポットの外側掃除方法

電気ポットの外側もキレイにしますが、『アルカリ電解水・キッチンペーパーやタオル・歯ブラシ・ゴム手袋』を使って洗浄しましょう。電気ポットの外側は軽い汚れなら拭き取るだけでいいですが、汚れが酷い場合は少し時間を置く必要があります。

アルカリ電解水は油でくっ付いているホコリや手垢を落とすだけでなく、除菌までする優れものです。また、アルカリ電解水は強アルカリ性で洗浄力は高いですが、水からできているため安心して使えます。では、アルカリ電解水で電気ポットを洗浄する方法をチェックしましょう。

〇手荒れを防ぐためにゴム手袋をして、キッチンペーパーやタオルにアルカリ電解水をスプレーします。次に、アルカリ電解水をスプレーしたキッチンペーパーでやタオルで、電気ポットの外側を拭いて洗浄をしましょう。

汚れが酷い場合は、アルカリ電解水で濡らしたキッチンペーパーを電気ポットの外側に張ります。そして、少し待ってからキッチンペーパーを剥がして、電気ポットの外側を拭いて洗浄しましょう。


〇電気ポットのフタにある蒸気が出る穴は、歯ブラシにアルカリ電解水をスプレーしたら穴を優しく擦って洗浄します。

電気ポットの湯出口の汚れをきれいにする方法

電気ポットのお湯が出てくる部分の洗浄をする時も、外側を洗浄する流れとほとんど変わりません。洗浄に必要なものは、『アルカリ電解水・キッチンペーパーやタオル・歯ブラシ・綿棒・ゴム手袋』以外に、しつこい水垢を落とす時は『輪ゴム』も必要です。

〇ゴム手袋をして、キッチンペーパーやタオルにアルカリ電解水をスプレーします。次に、アルカリ電解水をスプレーしたキッチンペーパーやタオルで、電気ポットのお湯が出てくるところを拭いて洗浄しましょう。


〇細かいところは綿棒や歯ブラシで洗浄します。綿棒や歯ブラシにアルカリ電解水をスプレーして水垢が付いているところを擦りましょう。水垢がなかなか落ちない場合は、アルカリ電解水を浸したキッチンペーパーを正方形に折ってから穴を覆い、輪ゴムで固定します。または、キッチンペーパーを小さく切って使っても構いません。


〇アルカリ電解水を含ませたキッチンペーパーで電気ポットの穴を覆ったら、少し放置します。そして、電気ポットの穴を綿棒や歯ブラシで擦って水垢を落としましょう。ついでに、電気ポットの穴の周りもアルカリ電解水で洗浄します。

電気ポットのおすすめ洗浄頻度

電気ポットを洗浄するなら『1ヵ月に1回』は、工業用のクエン酸や電気ポット専用の洗浄剤でキレイにしましょう。電気ポットの洗浄は汚れが酷くなる前に洗浄するのが基本で、特に電気ポットの中やお湯が出てくるところは洗浄をしない期間が長くなると、水垢が石灰化しやすいです。

どうしても、1ヵ月に1回電気ポットの洗浄ができない場合は『2ヶ月~3ヶ月に1回』は洗浄しましょう。電気ポットは定期的に洗浄をすれば水垢が石灰化しにくくなり、お湯からイヤな臭いがしたりお湯がマズくなることもありません。

まとめ

電気ポットを洗浄する必要性がわかったのではないでしょうか? 電気ポットが汚れるスピードは使う頻度にもよりますが、電気ポットを使えば水道水のミネラルが付くのは確かです。また、ミネラルは目に見えないですが厄介な存在で、電気ポットの洗浄を定期的にしないと石灰化します。

石灰化した水垢は洗浄するのが大変になるだけではありません。お湯の味を変えたり不快な臭いを放つ原因になるため、電気ポットを定期的に洗浄しましょう。

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