あなたの家にも1つや2つ、焦げ付いている鍋がありませんか? 鍋は火にかけて使う調理アイテムであることからどうしても焦げ付きやすく、"仕方がない"と諦めている方もいるでしょう。もしくは、"鍋の焦げ付きを落とすのは面倒"などと思っている方もいるはずです。
厄介者の鍋の焦げ付きですが、お手入れをしないで使い続けるのはよくありません。焦げ付きがある鍋を使い続けると、さらに焦げ付きが発生しやすくなり頑固な焦げ付き汚れになります。
鍋の焦げ付きは早い段階で落とすのがベストですが、頑固な焦げ付きを放置しておくわけにはいきません。そこで今回は、『鍋の焦げ付きを取る方法』や『役立つお掃除グッズ』などをご紹介します。
鍋の外側の焦げ付き汚れの理由
何度も鍋を使っていくうちに焦げ付きが目立つようになり、スポンジなどで擦っても落ちないこともあるでしょう。では、鍋の外側の焦げ付きはどうしてできるのでしょうか? 鍋の外側は内側に比べて汚れにくいイメージがありますが、3つの原因で鍋の外側は焦げ付きます。
【油ハネ】
フライパンなどの油ハネが焦げ付きの原因です。油を使っている時、近くに鍋を置いていると鍋の外側が焦げ付きます。
【食べ物のカス】
鍋の外側に野菜のカスなどが付いたまま火にかけるのも焦げ付きの原因です。火の熱が食材の水分を奪い、やがて鍋の外側に食材がこびり付いて焦げます。
【水分】
水滴が付いたまま鍋を火にかけたり、鍋が吹いてスープなどがこぼれることもあるでしょう。鍋の外側に水分が付いている状態で火にかけると、水分が蒸発する過程で鍋の外側が焦げ付きます。
鍋の内側の焦げ付き汚れの理由
今度は鍋の内側の焦げ付きについて見ていきましょう。鍋は外側と内側では焦げ付きができる原因が違い、どちらかと言えば内側の方がどうしても焦げ付きやすいです。では、鍋の内側が焦げる原因を5つご紹介します。
【油の量】
少ない量ので油で調理すると鍋の内側が焦げ付き、鍋の側面や底がまっ黒になることもあるでしょう。
【加工の剥がれや傷】
鍋の表面に加工が施されている場合は加工の剥がれや傷が焦げ付きの原因です。また、アルミ鍋は調理した料理を長時間入れたまま放置していると、加工が剥がれ焦げ付きます。
【汚れが残っている】
洗った鍋の内側に汚れが残っている場合も焦げ付きの原因です。
【水分】
鍋の外側の焦げ付きと同じで、鍋を洗って内側に水滴が付いたまま火にかけると内側が焦げ付きます。
【煮込み料理など】
煮込み料理やアメ色玉ねぎを作ると鍋の内側が焦げ付きやすいです。火にかけている時間が長いと水分がなくなり焦げ付きます。
鍋の焦げ付きを取る方法・落とし方6個[洗剤別]
鍋の外側と内側の焦げ付きを落とすにはどうすればいいのでしょうか? 鍋の焦げ付きは酸性で反対の性質のアルカリ性で落とすのが基本ですが、場合によっては酸性で鍋の焦げ付きを落とさないといけません。また、鍋の焦げ付きを落とす前に洗剤とは別に以下の物を用意しましょう。
・お玉や菜箸など:洗剤を混ぜる
・スポンジ、割り箸、木ヘラなど:鍋の焦げ付きを擦る
・ゴム手袋:手荒れ対策
・鍋が完全に浸るバケツやスーパーの袋など:鍋の内側と外側の焦げ付きを落とす
■①台所用合成洗剤
台所用合成洗剤は食器を洗ったり台所掃除に役立ちますが、鍋の焦げ付き落としにも効果的です。台所用合成洗剤と一口に言っても、中性・酸性・アルカリ性など様々な種類があります。鍋の焦げ付き落としでは酸性やアルカリ性を使うことが多いですが、中性の合成洗剤を使うこともあるでしょう。
【必要な物】
・酸性やアルカリ性の合成洗剤:キャップ1杯
・40度くらいのお湯:5ℓ
【鍋の焦げ付きを落とす方法】
〇鍋の内側の焦げ付きを落とす場合は、焦げ付き部分が隠れるまで水を注ぎます。次に、台所用合成洗剤を入れてお玉や菜箸などで混ぜ、火にかけたら40度くらいまで温めましょう。
一方、バケツやスーパーの袋は鍋の内側と外側の焦げ付きを同時に落としたい時に使います。バケツの場合は、バケツの中に40度くらいのお湯・酸性やアルカリ性の台所用合成洗剤を入れてお玉や菜箸で混ぜます。そして、バケツの中に鍋を入れましょう。
スーパーの袋を使う場合は、袋の中へ鍋を入れた後に40度くらいのお湯・酸性やアルカリ性の台所用合成洗剤を入れます。お玉や菜箸で混ぜたらスーパーの袋の口を結びましょう。
↓
〇酸性やアルカリ性の台所用合成洗剤は30分~1時間くらい・中性の台所用合成洗剤は半日くらい放置します。時間が経ったらお湯を捨てて、鍋に焦げ付きが残っていればスポンジなどで擦って焦げ付きを落としましょう。あとは、水やお湯で鍋を注ぎます。
■②オキシクリーン
"頑固な汚れもオキシクリーンなら落ちる!"と言われていますが、鍋の焦げ付きもオキシクリーンで落ちます。オキシクリーンは酸素系漂白剤の部類で性質は弱アルカリ性です。また、オキシクリーンはお湯に触れると酸素の力をしっかり発揮するため、必ずお湯で鍋の焦げ付きを落としましょう。
【必要な物】
・オキシクリーン:スプーン3杯くらい
・40度~60度くらいのお湯:必要な分だけ
【鍋の焦げ付きを落とす方法】
〇鍋の内側の焦げ付きを落とす場合は、焦げ付きが隠れるまで水を注ぎます。次に、鍋を火にかけ沸騰したら1度火を止めましょう。オキシクリーンをお湯に入れると酸素の泡が発生します。お湯にオキシクリーンを入れてお玉や菜箸などで混ぜたら、再びを火をつけて弱火で10分くらい煮詰めましょう。
また、鍋の焦げ付き部分に関係なく鍋全体をキレイにする場合は、バケツやスーパーの袋を使いましょう。バケツの中に40度~60度くらいのお湯を注いだら、オキシクリーンを入れてお玉や菜箸で混ぜた後にバケツの中へ鍋を完全に浸します。
スーパーの袋を使う場合は鍋を入れた後に、オキシクリーンを入れて40度~60度くらいのお湯を注ぎましょう。お湯は鍋の外側の焦げ付きがかぶるまで注ぐのがポイントです。次に、お玉や菜箸で混ぜたら袋の口を結びましょう。
↓
〇1時間以上放置してからお湯を捨てます。オキシクリーンは1晩放置しても構いませんが、酸素の力を発揮するのは6時間までです。お湯を捨てた後に鍋に焦げ付きがあればスポンジなどで擦りますが、焦げ付きがなければ鍋をお湯や水で鍋をよくすすぎます。
■③重曹
洗剤を使わないで鍋の焦げ付きを落としたい方は、天然成分からできている重曹を使いましょう。重曹の性質は弱アルカリ性ですが、60度くらいのお湯に触れると強アルカリ性になるのがポイントです。アルカリ度が高くなれば頑固な焦げ付きも落としやすくなります。
【必要な物】
・工業用の重曹:大さじ1杯
・42度~60度くらのお湯:1ℓ
【鍋の焦げ付きを落とす方法】
〇鍋の内側の焦げ付きを落とす場合は、焦げ付きが隠れるまで水を注ぎましょう。次に、鍋を火にかけて沸騰したら1度火を止めてから重曹を入れます(重曹が吹きこぼれないようにするため)。重曹を入れたらお玉や菜箸などで混ぜて、再び火をつけたら弱火で10分くらい煮詰めます。
鍋の内側と外側の焦げ付きを1度で落とす時はバケツやスーパーの袋を使いますが、鍋がお湯ですっぽり隠れるまで注ぐと隅々までキレイになります。バケツの場合はバケツの中に42度~60度くらいのお湯を注いだ後に重曹を入れて、お玉や菜箸で混ぜてから鍋を入れましょう。
一方、スーパーの袋を使う場合は鍋を入れた後に重曹と42度~60度くらいのお湯を注ぎ、お玉や菜箸で混ぜたら袋の口を結びます。
↓
〇1時間くらい放置してからお湯を捨てて、鍋の焦げ付きがあればスポンジなどで擦り最後にお湯や水で鍋をよくすすぎます。
■④セスキ炭酸ソーダ
重曹と同じでセスキ炭酸ソーダも天然素材からできており、洗剤で鍋の焦げ付き落としたくない方におすすめです。また、セスキ炭酸ソーダもアルカリ性ですが重曹よりもアルカリ度が高く、40度くらいのお湯でも鍋の焦げ付きが落ちます。また、水でも溶けやすいのが特徴です。
【必要な物】
・セスキ炭酸ソーダ:大さじ3杯
・40度くらいのお湯:3ℓ
【鍋の焦げ付きを落とす方法】
〇鍋の内側の焦げ付きを落とす場合は、セスキ炭酸ソーダと焦げ付きが隠れるまで水を注ぎお玉や菜箸などで混ぜます。鍋を火にかけて沸騰したら火力を弱め10分くらい煮詰めましょう。
鍋の内側と外側の焦げ付きを1度で落とす時はバケツやスーパーの袋を使い、いずれも鍋の焦げ付きがお湯で隠れるまで注ぎます。バケツの場合はバケツの中にセスキ炭酸ソーダと40度くらいのお湯を注いでから、お玉や菜箸で混ぜた後に鍋を入れましょう。
スーパーの袋を使う場合は鍋を入れた後にセスキ炭酸ソーダと40度くらいのお湯を注ぎ、お玉や菜箸で混ぜたら袋の口を結びます。
↓
〇1時間くらい放置してからお湯を捨てて、鍋に焦げ付きがあればスポンジなどで擦りましょう。焦げ付きがなければ鍋をお湯や水で鍋をよくすすぎます。
■⑤クエン酸
鍋の焦げ付きを落とす時はクエン酸を使うことがあります。クエン酸は梅干しやレモンなどに含まれている酸味成分を粉末にしたもので、成分は酸性です。クエン酸も重曹と同じで薬品を含んでいないため安心して使えます。
【必要な物】
・工業用のクエン酸:大さじ4杯~5杯
・40度~60度くらいのお湯:1ℓ
【鍋の焦げ付きを落とす方法】
〇鍋の内側の焦げ付きを落とす場合は、クエン酸と焦げ付きが隠れるまで水を注ぎお玉や菜箸などで混ぜます。鍋を火にかけて沸騰したら火力を弱め10分くらい煮詰めましょう。
鍋の内側と外側の焦げ付きを1度で落とす時はバケツやスーパーの袋を使い、いずれも鍋の焦げ付きがお湯で隠れるまで注ぎます。バケツの場合はバケツの中にクエン酸と40度~60度くらいのお湯を注いでから、お玉や菜箸で混ぜて鍋を入れましょう。
スーパーの袋を使う場合は鍋を入れた後にクエン酸と40度~60度のお湯を入れて、お玉や菜箸で混ぜたら袋の口を結びます。
↓
〇1時間くらい放置してからお湯を捨てて、鍋に焦げ付きがあればスポンジなどで擦ります。焦げ付きがなければ鍋をお湯や水で鍋をよくすすぎましょう。
■⑥クレンザー
洗剤などで鍋の焦げ付きを落としても完全に落ちない時や、焦げ付きが少しだけある場合はクレンザーが便利です。クレンザーは研磨剤が含まれており焦げ付きを擦れば落ちます。研磨剤による鍋の傷が気になる方は粒子が柔らかいクレンザーを使いましょう。
【必要な物】
・クレンザー
・サランラップ
・爪楊枝や柔らかい歯ブラシ
【鍋の焦げ付きを落とす方法】
〇サランラップを適当な長さに切ったら手で軽く丸めます。クレンザーで鍋の焦げ付きを落とす時は、スポンジではなくサランラップを使いましょう。と言うのも、スポンジはクレンザーの研磨剤が繊維の中に入り込んでしまい研磨効果が落ちるからです。
↓
〇鍋の焦げ付きに直接クレンザーを垂らして丸めたサランラップで擦ります。時々、クレンザーを足しながら細かい部分は爪楊枝や柔らかい歯ブラシなどで擦り、最後に鍋をお湯や水ですすぎましょう。
鍋の焦げ付きを取る方法・落とし方8個[鍋の素材別]
鍋の焦げ付きは台所用合成洗剤やオキシクリーンなどで落とせますが、鍋の素材に合わせて洗剤を使い分ける必要があります。例えば、鍋と相性の悪い洗剤を使うと鍋が黒ずんでしまうことがあるからです。早速、鍋の素材に合った焦げ付きを落とす方法をチェックしましょう。
■①ステンレスの鍋
ステンレス鍋の焦げ付きは、重曹・セスキ炭酸ソーダ・オキシクリーン・クエン酸・台所用合成洗剤(アルカリ性や酸性)・クレンザーで落とします。まずは、重曹・セスキ炭酸ソーダ・オキシクリーンで焦げ付きを落としてみましょう。焦げ付きが酷い場合はセスキ炭酸ソーダかオキシクリーンがおすすめです。
重曹・セスキ炭酸ソーダ・オキシクリーンで鍋の焦げ付きが落ちない場合は、クエン酸を使います。クエン酸を使っても焦げ付きが落ちなければ、台所用合成洗剤(酸性)かクレンザーで落としましょう。
台所用合成洗剤はお湯を使う方法をご紹介しましたが、どうしても落ちない時は綿棒やガーゼなどに台所用合成洗剤(酸性)を浸し焦げ付き部分に直接付けましょう。10分~20分くらい放置した後にスポンジで擦りお湯や水でよくすすぎます。
■②ホーロー鍋
ホーロー鍋の焦げ付きも、重曹・セスキ炭酸ソーダ・オキシクリーン・台所用合成洗剤(アルカリ性)で落とします。アルカリ性で落ちない場合はクエン酸や台所用合成洗剤(酸性)で焦げ付きを落としましょう。ただし、ホーロー鍋の焦げ付きを落とす時は温度に注意しないといけません。
ホーロー鍋は急激な温度変化に弱いのがデメリットで、ジワジワ温めていくのがポイントです。いきなり高温のお湯をホーロー鍋に入れるとヒビ割れの原因になります。ヒビが入るとサビることもあるためお湯の扱いには注意が必要です。
■③テフロン(フッ素樹脂)の鍋
鍋の焦げ付きを落とすとなれば洗剤を使うのが一般的ですが、テフロンの鍋はお湯だけで焦げ付きが落ちる場合があります。テフロンの鍋に水を入れて沸騰したら弱火で10分くらい煮るか、バケツやスーパーの袋に鍋と60度くらいのお湯を入れて1時間くらい待ちましょう。
テフロンの鍋の焦げ付きがお湯で落ちなければ、重曹・セスキ炭酸ソーダ・オキシクリーン・台所用合成洗剤(アルカリ性)の物質で焦げ付きを落としやすくします。もし、落ちなければクエン酸入りのお湯に浸すか、台所用合成洗剤(酸性)の原液を焦げ付き部分に付けて落としましょう。
■④土鍋
焦げ付きやすくデリケートな鍋と言えば土鍋です。土鍋は目に見えませんが実は細かい穴があります。台所用合成洗剤で焦げ付きを落とすと穴に洗剤が入り込むため、重曹・クエン酸・卵の殻で落としましょう。
重曹で鍋の焦げ付きが落ちなければクエン酸を使いますが、焦げ付きを擦る時は柔らかいスポンジやテフロン(フッ素樹脂)のお玉やヘラなどで擦り、土鍋を傷付けないようにしましょう。どうしても落ちない焦げ付きは卵の殻で擦ります。卵の殻は研磨剤の役目を果たしつつ、土鍋を傷付ける心配がありません。
■⑤耐熱ガラスの鍋
耐熱ガラスの鍋の焦げ付きは、で落とします。アルカリ性の物質で鍋の焦げ付きが落ちない時は、クエン酸や台所用合成洗剤(酸性)を試してみましょう。
また、耐熱ガラスの鍋もホーロー鍋の性質によく似ており、急激な温度変化に弱くヒビ割れなどの傷ができやすいのと割れやすいです。耐熱ガラスの鍋の焦げ付きを落とす時は水を少しづつ温めていきましょう。
■⑥銅鍋
基本的に鍋鍋の焦げ付きを落とす時はアルカリ性の物質を使いますが、銅鍋にはお湯かクエン酸がベストです。銅鍋の焦げ付きを落とす時にアルカリ性の物質を使うと黒く変色します。まずは、お湯で鍋の焦げ付きを落としてみましょう。
銅鍋の中に水を入れて沸騰したら弱火で10分くらい煮るか、バケツやスーパーの袋に鍋と60度くらいのお湯を入れて1時間くらい待ちましょう。時間が経ったらお湯を捨ててスポンジや布で優しく擦ります。お湯で銅鍋の焦げ付きが落ちない場合はクエン酸で焦げ付きを落としましょう。
■⑦鉄鍋
鉄鍋の焦げ付きは洗剤などを使わないで空焚きをして落とします。まず、鉄鍋が入る鍋やボールに水を入れるかシンクに水を張りましょう。次に、鉄鍋を火にかけて煙が出たら鉄鍋を水に浸して冷まします。そして、ヘラやフライ返しなどで焦げ付きを擦りましょう。
鉄鍋の焦げ付きは重曹や台所用合成洗剤で落とす方法もありますが、あまりおすすめしません。洗剤などを使うと鉄鍋に浸透している油分を落とすことになるからです。できれば鉄鍋は洗剤などを使わないで焦げ付きを落としましょう。
■⑧アルミ鍋
アルミ鍋の焦げ付きは中性の台所用合成洗剤で落とすか天日干しをします。何故ならアルミ鍋は、重曹やクエン酸で焦げ付きを落とすと黒く変色するからです。また、アルミ鍋の多くは腐食しないようにアルマイトと呼ばれている物質で表面が覆われており、アルカリ性や酸性に触れるとコーティングが剥がれてしまいます。
中性の台所用合成洗剤で鍋の焦げ付きが落ちない場合は天日干しをしましょう。天日干しは晴れている日に行い、鍋を1週間太陽に当て続けて完全に乾かすと焦げ付きがポロポロ取れます。焦げ付きは割り箸などで擦って落としましょう。
鍋の焦げ付きを取るときの注意点3個
鍋の焦げ付きを落とす方法をチェックしたら、試してみたくなった方もいるのではないでしょうか? 早速、鍋の焦げ付きを落とす方法を実践して残念な結果にならないためにも、3つの注意点を守りましょう。
■①強く擦りすぎない
鍋の焦げ付きを落とす時はスポンジなどで擦りますが、強く擦ってはいけません。強く擦ると摩擦で鍋のコーティングが剥がれて焦げ付きが発生し、鍋の寿命を縮めることになります。鍋の焦げ付きを落とす時は長く愛用するためにも優しく擦るようにしましょう。
■②タワシや金タワシは使わない
タワシや金タワシで鍋の焦げ付きを擦るのはよくありません。タワシや金タワシで鍋の焦げ付きを擦ると傷付けたりコーティングが剥がれます。鍋の焦げ付きを落とす時は傷などを防ぐために、柔らかいスポンジ・木やテフロン(フッ素樹脂)製のヘラ・割り箸などを使いましょう。
■③鍋の素材に合った方法を焦げを落とす
鍋の焦げ付きを落とす方法はいくつかありますが、鍋の素材に合った方法で焦げ付きを落とすことです。例えば、クレンザーを使ってはいけない鍋をクレンザーで擦ると傷が付いてサビたり、鍋と相性の悪い洗剤などを使えば変色します。
とは言え、鍋の素材に合った方法で焦げ付きを落としてもカンペキに落ちない場合もあるでしょう。正しい方法で鍋の焦げ付きを落としても焦げ付きが残ってしまった時は、天日干しをして落としましょう。
天日干しは鍋の素材に関係なく焦げ付きを落とせるのがメリットです。天日干しは鍋を1週間太陽に当てて焦げ付きを乾燥させてから割り箸などで焦げを落としますが、雨や水に濡れると焦げ付き部分は水分を吸います。すると、天日干しをする期間が長引くため鍋が雨や水に濡れないように注意しましょう。
鍋の焦げ付きを取るのに役立つお掃除グッズ3個
鍋の焦げ付きを落とす作業はできるだけラクに済ませたい方や、キレイに鍋の焦げ付きを落としたい方も多いはずです。鍋の焦げ付きをスムーズに行うために3つの便利グッズを使ってみませんか? 鍋の焦げ付きが時短でできてスッキリ落ちるはずです。
■①コゲ取り名人
焦げ付きを取る専用の商品が『コゲ取り名人』で、焦げて真っ黒になった鍋もキレイになります。コゲ取り名人の使い方は簡単で、鍋の焦げ付きに直接付けやら放置してお湯や水で流すだけです。また、研磨剤が入っていないため鍋の素材を傷付ける心配がありません。
■②ハイホーム
『ハイホーム』はクレンザーですが研磨剤の粒子が柔らかく、鍋の焦げ付きを擦っても傷が付きにくいのが特徴です。さらに、他のクレンザーと違い合成界面活性剤などを含まず、湯の花やヤシ油などの天然成分からできいるのもポイントで肌と地球に優しいクレンザーと言えます。
■③コゲ落としシート
洗剤ナシでも鍋の焦げ付きが落とせるのが『コゲ落としシート』です。コゲ落としシートを水に濡らして鍋の焦げ付きを擦るだけで、頑固な焦げ付きも落ちます。また、コゲ落としシートはミシン目が入っており使いたい分だけカットできるのもポイントです。
まとめ
鍋の焦げ付きは放置すればするほど頑固な焦げ付きへと変化し、お手入れをするのが大変になります。他にも、頑固な焦げ付きは鍋の劣化を早める原因にもなるため、焦げ付きができた段階でお手入れをするのが長く使い続ける秘訣です。鍋の焦げ付きを落とす時は素材に合った方法で行い、ピッカピカの鍋を取り戻しましょう。