北欧の部屋に憧れて、IKEAの家具やマリメッコの雑貨などを置いている方もいるでしょう。北欧の部屋は日本でも人気があり、北欧をテーマにしたライフスタイルを取り上げている雑誌も少なくありません。
北欧の部屋が日本で注目を浴びている理由は、日本人に馴染み深い共通点があるからです。しかし、”北欧のような部屋にしたい!”と思っても、”何から手をつけたらいいのか?”わからない方もいるでしょう。
今回は『北欧風の部屋にするための基本やコツ』など、実例をご紹介しながら解説していきます。ぜひ参考にして、ノルウェー、スウェーデン、フィンランド、デンマークなどの要素を取り入れた北欧空間を作りましょう。
北欧風部屋作りの基本
北欧風の部屋作りの基本的なポイントは4つだけです。北欧風の部屋作りのポイントを理解して実行すれば、あなた好みの空間でくつろぐことができるでしょう。
【アースカラーを選ぶのが基本】
北欧風の部屋作りはアースカラーが基本です。アースカラーは、青、緑、茶色、白など土や植物など自然界にある色のことを言います。
【部屋のベースカラーから決める】
最初に部屋のベースカラーを決めてから北欧のイメージを固めていきます。ベースとなる色はアースカラーが基本ですが、モノトーンを選んでもかまいません。
【天然素材を生かしたアイテムを使う】
北欧風の部屋は自然がキーポイントで、特にナチュラルな部屋にしたい場合は木製の家具などがおすすめです。木製などの天然素材は北欧らしさをプラスし、温もりのある部屋にすることができます。
【照明を複数を置く】
北欧風の部屋にするためには複数の灯りが必要です。間接照明やキャンドルなどを置きましょう。
北欧風部屋の作り方のコツ
次は、北欧風の部屋にするためのコツを4つご紹介します。部屋作りのコツはより北欧らしさを取り入れることができるため、頭に入れておいて損はありません。
【明るい色を取り入れて部屋のアクセントにする】
北欧風の部屋にアクセントをプラスしたい時は、赤、青、黄色など明るい色を取り入れます。鮮明な色はポイント使いして、くすみカラーは大胆に使うなど引き算しましょう。
【北欧柄や小物を使って北欧感をアップ】
北欧は様々なテキスタイルがあり、素敵な部屋に仕上げてくれます。小物も積極的に使って北欧風の部屋を作りましょう。
【照明は様々な色やデザインを混ぜる】
北欧はブルーアワー(空が青く薄暗い時間)が長いのが特徴で、照明の灯りはブルーアワーの暗さに合わせて使いわけるのが北欧流です。
他にも、灯りを使う場所に照明を置く習慣があり、本を読む場所やくつろぐ場所などに間接照明などを置きます。また、あえて異なる色やデザインを選んでおしゃれな北欧風の部屋にしましょう。
【家具は脚付きを選ぶ】
北欧風の部屋にするために家具は脚付きを選びます。床下暖房の熱から家具を守るために脚付きが普及したなどと言われており、北欧では脚付き家具が定番です。
北欧風部屋のインテリア【カラー別】
北欧風の部屋にする時は、最初に何色をベースにするか?を考えるのがポイントです。部屋全体の色を決めると北欧風の部屋を作りやすく、家具、小物、雑貨の色も絞ることができます。では、北欧スタイルの部屋をカラー別に6個見ていきましょう。
■①白ベースの北欧風の部屋は広く見えて清潔感がある
白を基調にした北欧風の部屋で、土や木を連想させる空間に仕上げています。白ベースで仕上げた北欧風の部屋は、『狭い部屋でも広く見せることができる』ことと、『明るく清潔感がある部屋に見える』のがメリットです。
北欧のように広い部屋ではなくても、白をメインにした部屋にすると目の錯覚で広く見せることができます。また、北欧風の部屋に初めてトライする方も白ベースがおすすめで、色味をプラスしたい時はアレンジしやすいアースカラーを取り入れましょう。
■②和室×北欧スタイルはよく合う!茶系でモダンな部屋にする
”和室に北欧の要素は合わないと思っていた”、”和室を北欧風の部屋にイメチェンするのは難しい”などの声もあるでしょう。
和室と北欧のコラボはミスマッチと思いきや、実は相性が良くモダンな北欧の部屋になります。ポイントは『温もり』と『色』です。北欧の部屋は天然素材の家具やインテリアを使い、色味もアースカラーがメインになります。
一方、和室は畳や障子を使っていますが、い草や和紙など自然素材から作られているのが特徴です。和室を北欧風の部屋にする場合は、アースカラーの1つである茶系を基調にしてもいいでしょう。
■③青系の部屋は色使いと素材を意識して北欧風に
青を基調とした北欧風の部屋は爽やかな印象で、テーブルとイス以外は青でまとめた例です。青が多い北欧風の部屋はうるさく見えることもありますが、色使いや素材のポイントを押さえると素敵な部屋になります。
例えば、カーテンの素材は麻などを選んで透け感を演出しましょう。透け感があるカーテンは軽やかな印象で、部屋に自然光が入り重たい印象を解消します。
また、壁の飾りは控えめにすると圧迫感を与えません。他にも、家具は必要な物だけを置くことで、テーブルの下に敷いてあるラグマットが引き立ちます。
■④青系×刺し色でおしゃれな北欧風の部屋を再現
青系をメインにした北欧風の部屋をもっとおしゃれに見せたい時は、赤やオレンジなどの派手カラーを加えてみてはいかがでしょうか?北欧風の部屋は寒色系と暖色系を組み合わせも定番で、暖色系を刺し色にして明るさをプラスしましょう。
ただし、青系の北欧風の部屋に赤やオレンジなどの派手カラーをプラスする時は、色の配分が重要です。寒色系と暖色系は反対色のため、配分を間違えるとバランスが崩れてしまいます。青が引き立つ北欧風の部屋にする時は、少しだけ暖色系をプラスするようにしましょう。
■⑤グレー系の部屋は簡単に北欧スタイルが完成する
グレーを基調にした北欧風の部屋は、北欧スタイルがよくわからない初心者にもピッタリです。グレーは同系色である白や黒と合わせやすく、モノトーン系の3色で統一するだけでおしゃれな北欧風の部屋が完成します。
できるだけ部屋を広く見せながら北欧風の部屋にしたい場合は、黒を控えめにして白を多く使いましょう。黒は引き締め効果がある色で多く使うと部屋が狭く見えるため、白やグレーもある黒系の絵画やラグマットなどをポイント使いすると圧迫感がありません。
■⑥様々なグレーを使ったワンランク上の北欧風の部屋
ところどころおしゃれのセンスが光る北欧風の部屋で、黒を上手に使いこなした北欧風の部屋と言えるでしょう。ラグマット、クッション、ソファーは濃淡の違うグレーをチョイスしています。
黒はポイント使いで部屋のアクセントにして、重たくなり過ぎないシックな北欧スタイルです。また、白い壁をキャンバスのようにして、北欧風の部屋をおしゃれに見せています。
壁にある黒い棚に注目しましょう。背の低い雑貨や小さな小物をメインに並べて、白い壁を利用したおしゃれな抜け感レイアウトにしています。
北欧風部屋のインテリア【ラグ】
ラグマットは部屋の印象を変えるアイテムの1つであり、部屋の顔と言えるでしょう。ラグマットは様々な色や柄があり、選び方を間違えると北欧スタイルが遠のいてしまうこともあります。北欧風の部屋にするためにラグマットの実例を5つ参考にしましょう。
■①白×黒のチェック柄は部屋を選ばない!簡単に北欧スタイルへ
北欧風の部屋に合うラグマットがわからない方は、白と黒のチェック柄を選んでみてはいかがでしょうか?『白と黒のチェック柄は無難な柄で、部屋のベースカラーに関係なく合わせやすい』のがメリットです。
また、北欧風の部屋に柄物のラグマットを敷きたい方や、シックな北欧スタイルに仕上げたい方も白と黒のチェック柄は向いています。
ラグマットは敷く場所によって部屋の見え方が変わるアイテムです。テーブルの下に敷くレイアウトは北欧風の部屋でも定番ですが、テーブルの下以外の場所にも敷いて試してみるのもいいでしょう。
■②ひし形模様で遊び心のある北欧風の部屋に
北欧では柄物のラグマットを敷いて遊び心のある部屋にすることもあります。北欧らしい柄は何種類もありますが、ひし形模様はクセが強くないためトライしやすいです。部屋に柄物のラグマットを敷いたことがない方は、ひし形模様の北欧スタイルにしてもいいかもしれません。
写真のようにひし形の中心に黄色のドットがあるなど、ポイントで色を使っているラグマットを選ぶのもいいでしょう。シックな色のラグマットに明るい色が少し入っていると刺し色になり、北欧風の部屋にアクセントをプラスしてくれます。
■③明るい色はポイント使するだけでも北欧風の部屋になる
北欧風の部屋を明るい印象にしたい方は、明るい色をベースにしたラグマットを選ぶといいでしょう。ただ、明るい色のラグマットは部屋のコディネートが難しいイメージがあり、”部屋に置きたい気持ちがあってもトライしにくい”と思っていませんか?
部屋に明るい色のラグマットを敷くことに躊躇する方は、『サイズが小さいタイプを選んでポイント使いする』とコーディネートしやすいです。例えば、写真のように部屋の片隅に明るい色のラグマットを敷いて、小さなイスやテーブルを置くだけで北欧風の部屋になります。
■④白いラグマットは清潔感がある北欧風の部屋が叶う
部屋に圧迫感を与えず清潔感がある北欧風の部屋にしたい方は、白ベースのラグマットがおすすめです。白ベースのラグマットは北欧スタイルの定番カラーであり、様々な色と合うことから他の色とぶつかる心配がありません。
北欧風の部屋には無地の白いラグマットも合いますが、グレー色を使った模様入りのラグマットを選んでもいいでしょう。グレーも『薄い色であれば主張し過ぎることがない』ため、清潔感のある北欧風の部屋が叶います。
■⑤テクいらずで簡単!ラグマットを2つ敷いておしゃれな北欧風の部屋に
おしゃれな北欧風の部屋にするなら、写真のようにサークルタイプのラグマットを部屋に2つ敷いてもいいでしょう。ラグマットを部屋に2つ敷くだけで簡単におしゃれな北欧風の部屋になります。
また、茶系のラグマットは部屋馴染みがいいのがメリットです。明るい色の北欧スタイルやモノクロの北欧スタイルにも合わせやすく、部屋のアレンジが苦手な方は茶系のラグマットを選ぶといいでしょう。
写真のようにサークルタイプのラグマットを敷いて北欧風にしたり、サイズが違う長方形のラグマットを2つ重ねてもおしゃれです。
北欧風部屋のインテリア【カーテン】
カーテンも部屋の印象が変わる大事なアイテムで、色、デザイン、素材によって見え方が変わります。北欧風の部屋にするなら無地のカーテンではなく、ぜひ柄物のカーテンを取り入れて異国感を演出しましょう。柄物のカーテンを取り入れて北欧風の部屋にアレンジした例を8つご紹介します。
■①北欧柄の王道!マリメッコのカーテンで部屋の主役に
北欧柄は王道のマリメッコを使いたい方もいるでしょう。写真はマリメッコのカーテンで目を引く部屋に仕上げています。部屋のベースカラーが、ベージュ、茶、白などの場合、カーテンの色も同系色で揃える方は多いかもしれません。
しかし、北欧風の部屋では刺し色を使ったアレンジテクニックがあり、赤いカーテンにすることで部屋の主役になります。
刺し色を使った北欧アレンジが苦手な方は、明るい柄のカーテンを選んでもいいでしょう。好みの北欧柄カーテンを選ぶだけで簡単に素敵な部屋にイメチェンすることができます。
■②1つの窓に2種類のカーテンを設置して個性的な北欧風の部屋へ
北欧風の部屋だけに限らず、2種類のカーテンを1つの窓に設置する方は少ないでしょう。1つの窓に柄の違うカーテンを2枚設置すると、個性的で一味違う北欧風の部屋を演出することができます。
ただし、2種類の柄のカーテンを設置する時は、それぞれカーテンのベースの色を同系色にして合わせることがポイントです。デザインが違うカーテンでも、ベースの色を似せることで統一感が生まれゴチャゴチャしません。
1つの窓に柄が違うカーテンを2枚設置する方法は、ポイントを押さえれば難しくなく素敵な北欧風の部屋になります。
■③モノトーンのカーテンでも軽やかな北欧風の部屋になる
モノトーンのカーテンは、透け感があるタイプや色使いをチェックしてカーテンを選びましょう。ただし、モダンな北欧風の部屋になる一方で狭く見えたり圧迫感も与えてしまいます。
暗い色のカーテンは北欧風の部屋が重たい印象になるため、『生地の質感や色使い』に注目して選ぶのがコツです。北欧風の部屋をできるだけ広く見せて圧迫感を解消するために、透け感があるカーテンを選んで柔らかい印象を与えましょう。
また、白や薄いグレーが入っているタイプや、刺し色に明るい色が入っているカーテンを選ぶのもポイントです。
■④可愛らしい北欧風の部屋は小花柄のカーテンがおすすめ
くすみカラー×花柄のカーテンも北欧らしくて可愛らしい部屋になります。北欧では花をモチーフにしたものもよく使い、絵具やクレンヨンで書いたようなタッチの花柄は味がありおすすめです。
花柄のサイズは大きさによって部屋の印象が変わり、大きい花柄はインパクトがあり目を引くカーテンになります。小花柄は優しい雰囲気の北欧スタイルになり、甘い印象の部屋にしたい方は小花柄を選ぶといいでしょう。
■⑤手作りカーテンで個性的な北欧風の部屋にイメチェン
裁縫が得意な方や、好みのカーテンが見つからない時は手作りしてみてはいかがでしょうか?写真のカーテンは手作りしたもので、北欧柄でよくあるギザギザ線模様やブロック柄が特徴的です。素材は麻を選ぶことで部屋に自然光が入り、明るい印象の北欧スタイルに仕上げています。
インパクトと味わい深さを兼ね備えたカーテンで、まさにオンリーワンの北欧スタイルと言えるでしょう。まるで窓を大きなキャンバスに見立てたような北欧風の部屋で、個性が光るおしゃれな空間です。
■⑥天然素材×大きな花柄なら北欧感漂う部屋に簡単チェンジ
天然素材に北欧デザインらしい大きな花柄の組み合わせは、大人っぽくナチュラルな雰囲気があり、お部屋を北欧モードにチェンジしてくれます。
大きな花柄はインパクト強めですが、素朴な天然素材で余白も多いためゴチャゴチャした印象になりません。素材と色柄の組み合わせをちょっと工夫するだけで、北欧感たっぷりの部屋を演出することができます。
■⑦北欧柄の定番!動物柄のカーテンはリビングや子供部屋に合う
黒い象がズラリと並んだモノトーンのカーテンは、リビングだけでなく子供部屋に設置してもいいでしょう。北欧柄はリアルタッチのアニマル模様は少ないため、獣感や強い印象がなく子供部屋にも設置しやすいです。
アニマル柄のカーテンは北欧柄の定番で、モノクロにするとモダンと可愛らしさがある北欧風の部屋になります。変わった感じの北欧風の部屋にしたい方や、遊び心のある北欧スタイルにしたい方もアニマル柄のカーテンを選ぶといいでしょう。
■⑧フルーツ柄のカーテンで個性的な北欧風の部屋にアレンジ
フルーツ柄のカーテンでも大きな柄はインパクトがあり、カーテンを主役にした北欧風の部屋になります。写真は大胆でポップなザクロ柄のカーテンで個性的な印象ですが、北欧風の部屋との相性が良く違和感もありません。
フルーツ柄のカーテンは子供っぽいイメージがある方もいるでしょう。しかし、大きな柄であれば甘過ぎる部屋にならないため、お部屋のアクセントにぴったりです。
北欧風部屋のインテリア【寝室】
寝室を北欧風の部屋にした例を5個見ていきましょう。寝室を北欧風の部屋にする場合はベッドカバーに気を取られがちですが、家具や小物にも目を向けてトータルコーディネートしている方もいます。北欧感漂う寝室をチェックしてぜひ参考にしましょう。
■①北欧風の部屋を再現するために計算されたレイアウト
白と茶色を基調にしたナチュラルな北欧の部屋で、緑の刺し色がポイントです。ナチュラルな北欧風の部屋も、刺し色があるだけでおしゃれ感がアップして可愛らしい印象になります。
また、北欧風の部屋に見せるために、スペースや空間を上手に使っているのも特徴です。写真の部屋は家具を最小限にして壁や床の面積を広く使い、白い壁やウッド調の床を生かしています。
もう1つ、ベッドと同じ高さのサイドテーブルを置いてスッキリ見せるなど、家具選びも文句なしの北欧風レイアウトです。
■②くすみカラーで甘過ぎない北欧風の部屋を作る
モダンと可愛らしさをミックスさせた北欧風の部屋ですが、くすみカラーをメインにしているためガーリー過ぎることもありません。可愛いさを控えめにした北欧風の部屋にしたい方は、ベッドカバーや壁をくすみカラーにして甘さを調整しましょう。
くすみカラーで作る北欧風の部屋は白との相性が良く、白いクッションや置物を置くのもおすすめです。
ただし、家具は白ではなく木製(茶系)で揃えて北欧風の部屋に仕上げましょう。甘さのある北欧風の部屋に白い家具を置くと、ガーリー度が増すため木製(茶系)の家具で引き算します。
■③狭い部屋でも北欧風を諦めない!工夫を凝らしたレイアウト
ナチュラル感たっぷりの北欧風の部屋で、木材や麻などの天然素材を生かしているのが特徴です。素材の良さを引き出して温もりを感じることができる北欧スタイルは、ホッとする空間になることでしょう。
他にも、北欧風の部屋にするために間接照明やキャンドルを使い、温かみのある空間を演出しています。北欧では1つの部屋に照明をいくつも置いて、光による温もりや火のゆらぎで癒しの空間を作るのが習慣です。
狭い部屋でもメインカラーを白と茶色にしたり小物や照明を上手く使っており、素晴らしいレイアウトと言えるでしょう。
■④シンプルな部屋でも北欧らしさはしっかりアピール
”シンプルな部屋が好き”、”できるだけ余計なものを省いた北欧風の部屋にしたい”など、スッキリした寝室にしたい方は参考にしてみてはいかがでしょうか?
白や茶色でまとめたかなりシンプルな北欧風の部屋ですが、素朴な感じで落ち着いています。サッパリとした印象の部屋でも、モビールを飾ったり時計のデザインにこだわって北欧らしさを演出しているのもポイントです。
モビールや時計の設置場所は窓の高さに合わせて目線が上にいくようにしており、部屋を広く見せてまとまり感のある北欧スタイルに仕上げています。
北欧風部屋のインテリア【テーブル・チェア】
北欧風の部屋に欠かせないテーブルやチェアの実例を7つまとめました。北欧風の部屋は木製のテーブルやチェアが主流ですが、色、素材、デザインによって印象がガラっと変わります。実例を参考にして理想の北欧スタイルを作りましょう。
■①3点セットがあれば簡単に北欧風の部屋になる
小さなテーブルの横にチェアを置いたシンプルなレイアウトですが、シェードランプ、クッション、チェアカバーをプラスして北欧らしい空間に仕上げています。
チェアカバーは季節に合わせて使い分けてもいでしょう。例えば、冬は毛足が長いものにして夏は麻や綿素材にすると涼しげな印象になります。
シェードランプ、クッション、チェアカバーの3点セットを使った方法は、簡単に北欧風の部屋を再現することが可能です。好みの色、デザイン、素材などを選んで、ホッとすることできる北欧風の空間にしましょう。
■②手っ取り早く北欧風の部屋にするなら北欧柄のチェアを置こう!
壁のモーネ柄と合わせたチェアで北欧らしさ溢れる素敵な部屋に仕上げています。北欧柄でよく見るモーネは『月』を表現しており、ドット柄をくり抜いたような模様が特徴的です。
写真のように色違いのチェアを並べたレイアウトは、部屋の片隅に置くだけでもアクセントになります。モーネ柄などのチェアは、簡単に北欧感漂う空間を作ることができるのも魅力の1つです。好きな北欧柄のチェアを選んで部屋をイメチェンしましょう。
■③パッチワーク柄のチェアで他とかぶりにくい北欧風の部屋に
木造の家と北欧風のテーブルとチェアがマッチした実例です。テーブルとチェアの色や柄を合わせないのも北欧スタイルの良さで、チェアをパッチワーク柄にすると目を引く空間ぬなります。”パッチワークは北欧ではなくアメリカ発祥でしょ?”と、頭をよぎった方もいるでしょう。
確かにパッチワークはアメリカ発祥と言われていますが、風合い、温もり、はぎれを縫い合わせることで生まれるオリジナル性が北欧でウケて人気があります。パッチワーク柄のチェアでオリジナリティー溢れる北欧風の部屋にするのもいいでしょう。
■④2種類のデスクとチェアを置いて北欧スタイルを楽しむ
部屋に仕切りはありませんが、まるで部屋が2つあるように見えませんか?柄や色が違う大きなラグマットは仕切りの役目を果たし、テーブルとチェア、ソファーを置くことで1つの部屋が2つに見えます。
また、テーブルとチェア、ソファーは色や質感を変えているのもポイントです。テーブルとチェアは木製の家具でナチュラルな印象にして、ソファーは北欧家具の特徴である脚付きタイプを選んでいます。
広い部屋だからこそできるテクニックです。レイアウトを工夫して、1つの部屋に2パターンの北欧スタイルを作り楽しみましょう。
■⑤ソファーとチェアでボリューム感のある北欧風の部屋に
リビングなど部屋の一角に北欧スタイルを取り入れたい時は、ソファーとチェアのW使いをしてみてはいかがでしょうか?ソファーとチェアのW使いはボリューム感が欲しい方にも向いています。
写真は同系色のソファーとチェアを置いており統一感がありますが、遊び心がある北欧スタイルにするのもおすすめです。例えば、寒色系のソファーと暖色系のチェア、ソファーは茶系でチェアを北欧柄にします。ソファーやチェアの色を変えてモダンな北欧風やポップな北欧風を楽しみましょう。
■⑥テーブルとチェアの形や色に注目!北欧柄が引き立つ部屋
マリメッコ柄の壁紙に目がいく北欧風の部屋は、白、グレー、黒の『3色でまとめてうるさく見えないようにしている』のが特徴です。
また、写真の部屋はマリメッコ柄の壁紙が引き立つように、テーブルとチェアの色や形にも気を配っています。写真をよく見るとチェアの形が違い、グレーのチェアは濃淡があるため細部までこだわった北欧レイアウトと言えるでしょう。
壁紙をマリメッコ柄にすると部屋のアクセントになりますが、テーブルやチェアも含めてカラーを3色でおさえると統一感が生まれます。
■⑦テーブルとチェアを明るくして華やかな欧風の部屋に
”明るい色を使った北欧風の部屋はテーブルやチェアの色選びが難しい!”と、思っていませんか?北欧風の部屋を明るい雰囲気にしたい時は、3色でおさえてゴチャゴチャして見えないようにするのがコツです。
写真の実例で言うと、テーブルはベージュ、ソファーは黄色、チェアは青でまとめています。また、ナチュラルカラーであるベージュを多く取り入れて、黄色や青を引き立てるのも北欧スタイルの特徴です。明るい北欧風の部屋でも色に注意すればうるさく見えることもありません。
北欧風部屋のインテリア【小物】
北欧の小物は可愛らしいものや素材を生かしたものなどがあり、集めている方もいるのではないでしょうか?部屋に小物を飾るとより北欧らしくなり、季節に合わせて変えるのも楽しみの1つです。では、北欧風の部屋に合う小物を8つ見ていきましょう。
■①部屋の窓にガラスモビールを飾って北欧の音色を楽しむ
北欧は部屋にモビールを飾ることは珍しくなく、窓際にガラスのモビールを飾ると幻想的な雰囲気に包まれます。写真のような球体がいくつも連なったモビールは、フィンランドの『iittala(イッタラ)』が有名です。
ガラスのモビールは形状や透明感が魅力的で、部屋の窓にいくつかまとめて北欧らしい空間にしてもいいでしょう。また、ガラスのモビール同士が風で揺れてぶつかると、風鈴のような音色が鳴るため音を楽しむこともできます。
■②ファブリックパネルで北欧感漂う部屋へ
北欧好きの方はマリメッコのファブリックパネルをご存知でしょう。写真のファブリックパネルは『クーシコッサ(森の中)』と呼ばれている製品で、木をイメージした北欧柄です。ファブリックパネルは、壁に飾ったりイーゼルに置いて飾るなどして北欧風の部屋にしましょう。
マリメッコのファブリックパネルは公式ホームページから購入することができます。もしくは、好きな生地で手作りして、オリジナルのファブリックパネルを部屋に飾るのもいいでしょう。
■③ファブリック小物を枝に下げれば北欧風ツリーの完成
次も、マリメッコのファブリックを使った北欧小物をご紹介します。木の枝にかかっている可愛らしい小物は、球体をマリメッコのファブリックで包んだ手作り作品です。手作りの北欧小物は味があり、ファブリック独特の温もりもあります。
写真のように長さがあるリボンがある小物は、クリスマスツリーに飾って北欧らしさを演出してもいいでしょう。
■④木の枝や壁に飾って北欧風の部屋を演出
写真は日本の服飾ブランドである、ミナペルホネンのファブリックで作成した手作りの北欧小物です。ミナペルホネンは日本生まれのブランドですが、北欧に相通ずるものを多数展開しています。
現在では北欧好きの方から支持されるブランドとなり、写真のファブリックも人気の北欧柄です。小さなドット柄をあしらった北欧小物は、木の枝に飾るだけではなく壁をキャンバスに見立ててピンで留めることもできます。
■⑤部屋にダーラナホースを置いて北欧感漂う空間に
スウェーデンの北欧小物、ダーラナホースをご存知でしょうか?ダーラナホースは馬の小物でスウェーデンのダーラナ地方で作られており、『幸せを運ぶ』と言われています。馬の色使いや柄は北欧らしく、部屋に飾るだけでヨーロッパの雰囲気が漂う空間になるでしょう。
ダーラナホースの色は赤や青などがあり、柄や大きさも様々です。好みの色や柄のダーラナホースを見つけて北欧風の部屋にしましょう。
■⑥流木の飾りはナチュラルな北欧風の部屋に合う
ナチュラルな北欧風の部屋に合う小物を探している方は、流木やドライフラワーで手作りする方法もあります。
天然素材を材料にした小物はナチュラルな北欧風の部屋と相性が良く、手作りなら好みの北欧小物を作ることも可能です。写真も手作りで、流木の上にムーミンの置物を置いてガーランドやドライフラワーを飾っています。
流木は太さや形も様々でひとつとして同じものがないのも魅力です。素材の風合いを生かして北欧らしい部屋にしましょう。
■⑦北欧の伝統工芸で温もりのある部屋に
白樺の樹皮で作られたスウェーデンの伝統工芸、『ネーベルスロイド』は北欧小物の中でも有名です。北欧の伝統的な装飾品を部屋の窓付近に吊り下げたり、部屋に置くと北欧らしさを演出することができます。
ネーベルスロイドはネット通販などでも購入することもできますが、自分だけのネーベルスロイドを作りたい方は手作りしましょう。
ただ、白樺の皮は高価なため、バーチ材や経木を代用したキットで作ってもいいかもしれません。キットは材料が全て揃っており、簡単にネーベルスロイドを作ることができます。
■⑧小物をキッチンカウンターに置いて小さな北欧の世界を作る
キッチンカウンターにスペースがある場合は、小物を飾って小さな北欧空間を作ってみてはいかがでしょうか?写真のようにムーミンの置物を並べたり、木製の小物を並べると北欧らしい空間になります。
キッチンカウンターは部屋のように広くはありませんが、小さな北欧の世界観を作る作業も楽しいでしょう。
■⑨リサラーソンの置き物を部屋に飾って北欧感を
北欧生まれのキャラクターであるリサラーソンの小物は、独特な雰囲気が愛らしく部屋にあるだけで北欧風になります。写真のように小さい置き物を観葉植物の周りに置いて、自然と動物を融合させた北欧スタイルにしてもいいでしょう。
リサラーソンの置き物は種類や大きさが豊富で、様々な北欧の世界観を作ることができるのも特徴です。ぜひ、リサラーソンの置き物で理想の北欧スタイルを実現させましょう。
北欧風部屋のインテリア【照明】
北欧の部屋に欠かせない照明のレイアウトを6つご紹介します。照明は部屋の印象を左右する大事なアイテムで、北欧では家具や雑貨と同じくらい大事なアイテムです。北欧風の部屋にするために照明のレイアウトを参考にしましょう。
■①部屋の隅に球体の照明をたくさん置いて北欧スタイルに
天然素材のカゴに球体型の照明をいくつも置いただけですが、幻想的でほっこりしませんか?木の枝に北欧柄の飾りを吊り下げて、球体型の照明を置いた北欧らしい照明のレイアウトです。日本では照明と聞くと、部屋を明るく照らすイメージが強い方もいるでしょう。
しかし、北欧では『照明=部屋を絶対に明るくするもの』とは限りません。北欧は暗さに合わせて照明の明るさを調整したり、あえて暗い照明を選びほんのり明るい空間を楽しみます。写真のような照明は暗いと感じるかもしれませんが北欧では当たり前の光景です。
■②ビッグサイズの球体型照明で北欧風の部屋にインパクトを
球体型の照明でも、サイズが違うだけで部屋の印象が変わることがわかるでしょう。レイアウトは先ほどと同じで部屋の隅に照明を置いていることに変わりはありませんが、サイズが大きくなると存在感があります。
球体型の照明は部屋の場所を問わず、好きなところに置いて北欧風を楽しむことができるのもメリットです。
北欧風の部屋に合う照明を探すのが面倒な方や、照明のデザイン選びに迷う場合は球体型の照明をチョイスしましょう。球体型の照明はシンプルなデザインなため様々な北欧スタイルに合います。
■③北欧風の部屋はガラスのペンダントライトもおすすめ
北欧では天井から吊り下げるペンダントライトを使うことも多く、ガラス製のペンダントライトは優しい灯りが特徴です。決して明るいとは言えませんが、ガラス超しの灯りは温もりがあり北欧らしい部屋に見せてくれます。
■④星形ペンダントライトで北欧風の部屋に遊び心を
北欧の部屋に星型のペンダントライトを吊り下げてみてはいかがでしょうか?星形の照明は可愛らしさや立体的なフォルムが印象的で、部屋に吊り下げるだけで北欧風の部屋になります。
明るさを求める場合は写真のペンダントライトのように、透け感があるガラスをはめ込んだタイプがおすすめです。明るさを控えめにした照明を探している方は、乳白色のガラスを採用しているフロストタイプを選びましょう。
■⑤ランプシェードで北欧風の部屋に奥行きをプラス
北欧は1つの部屋にランプシェードなどを複数置いて、部屋に奥行きを出すのが基本です。写真も北欧を意識した部屋でテーブルの上にランプシェードを置いています。
北欧風の部屋に合うランプシェードを選ぶ時は素材にも注目しましょう。ランプシェードも素材によって光の明暗や印象が変わるからです。例えば、温もりのある北欧風の部屋にしたい方はファブリック素材を選びましょう。
■⑥ペンダントライトの複数使いでおしゃれな北欧風の部屋に
ペンダントライトを複数吊り下げたレイアウトはボリューム感があり、部屋がフラットに見えません。
北欧感漂う部屋にするためには、『テーブルとペンダントライトの距離を縮める』ことも重要です。テーブルとペンダントライトの距離を縮めるのは日本では珍しいかもしれないですが、北欧では当たり前で部分的に明るくすることもあります。
特にリビングダイニングでは、テーブルとペンダントライトの距離を縮めることが多いです。また、北欧では形や色が違うペンダントライトを並べて、遊び心を加えることもよくあります。
北欧風部屋のインテリア【柄】
あなたは北欧柄と聞いてどのような模様が浮かびますか?有名なブランドの北欧柄、北欧を代表するキャラクターの柄、自然を連想させるような北欧柄など様々な種類をイメージする方もいるでしょう。北欧柄はたくさんありますが、定番の柄や人気の柄を10個まとめました。
■①北欧風の部屋を華やかに彩る定番のマリメッコ柄
北欧柄と言えばマリメッコではないでしょうか?マリメッコは北欧フィンランドで生まれたファッションブランドで、ファブリックや雑貨など様々な商品があります。北欧スタイルのド定番とも言える柄で、迷った時はマリメッコを選べば間違いないでしょう。
■②マリメッコ ヴィヒキルースでレトロな北欧風の部屋に
マリメッコは様々な柄がありますが、『ヴィヒキルース』は定番のマリメッコとは違う雰囲気の花柄です。定番のマリメッコ柄は縁取りがなく柔らかいタッチですが、ヴィヒキルースは対象的で縁取りがありレトロな北欧柄に見えます。
両者を見比べるてみると、同じマリメッコブランドでも印象の違いがわかるでしょう。とは言え、北欧柄らしい要素があることに変わりはなく、様々な北欧風の部屋に合わせることができます。
■③キャラクター柄でも子供っぽくない北欧風の部屋はできる
北欧好きに関係なくムーミンが好きな方もいるでしょう。ただ、”キャラクターものの北欧アイテムは抵抗がある”、”子供っぽい感じの北欧部屋になりそう”などと思っていませんか?
キャラクターものの北欧アイテムは、デザインや色などに気を付ければ子供っぽい部屋になりません。また、北欧風の部屋に馴染みやすいものを選ぶのもポイントです。
例えば、写真のように『アースカラーがメインで、北欧柄の割り合いが多くムーミンが強調されていない』ファブリックパネルなどを選びましょう。
■④北欧風の部屋×リサラーソンは世代を問わず人気
ムーミンと同じ北欧生まれのリサラーソンは、甘過ぎないキャラクターで大人からも支持されています。リサラーソンはムーミンとは違う印象のキャラクターで、様々な北欧風の部屋にマッチするのが特徴です。
北欧風の部屋にアクセントとしてリサラーソン柄をプラスしたり、小物や雑貨でさりげなく北欧感を演出するのもいいでしょう。
■⑤可愛らしい北欧風の部屋は小花柄もおすすめ
北欧柄は植物をモチーフにしたものも多く、小花柄が好きな方もいるのではないでしょうか?小花柄は可愛らしいのが特徴で、ナチュラルな北欧風の部屋によく合います。
写真のようにイスのクッション部分に小花柄を使って、さりげない北欧感を演出してもいいでしょう。また、小花柄は女性らしい北欧風の部屋になるため、甘さをプラスしたい方にもおすすめです。
■⑥定番のボーダー柄でファニーな北欧風にしてもOK
ボーダーは北欧柄の定番で、線が太いものや細いもの、手書き風のタッチ、クレヨンで書いたようなボーダーなどがあります。ボーダーは種類によって、北欧風の部屋の印象が変わるのも魅力の1つです。
例えば、遊び心のある部屋にする場合は、人間が書いたようなボーダー(手書き風やクレヨンで書いた線)を選びましょう。規則正しいボーダーよりも崩した感じの線は味があり、北欧風の部屋に面白さを加えることができます。
■⑦トライアングル柄は北欧風の部屋に合わせやすい
北欧柄でトライアングルや、ツリーのような模様を見たことはありませんか?三角をモチーフにした模様は北欧柄の定番であり、シンプルで合わせやすいのも特徴です。
例えば、シンプルな北欧風の部屋に柄を取り入れたい時は、トライアングルやツリーのような柄を取り入れるのもいいでしょう。
■⑧ジグザグ柄で印象強めの北欧風の部屋に
ボーダー柄に動きをプラスしたのがジグザグ模様で、アクセントをプラスした北欧風の部屋を作ることもできます。ジグザグ柄も線の太さやタッチによって部屋の印象が変わるのがポイントです。
北欧風の部屋にインパクトが欲しい時は、太いジグザグ柄や明るい色のジグザグ柄を選びましょう。
好みにもよりますが、面積があるアイテム(大きなラグマットや横長のファブリックパネルなど)は太いジグザグ線がいいかもしれません。
■⑨実は洋梨柄がアツイ!部屋に飾って北欧らしさをアップ
北欧柄は自然をモチーフにしたものが多いですがフルーツも人気があります。写真は洋梨のポスターで、部屋にあるだけで北欧らしくなることから注目されているアイテムです。
洋梨の中は不規則なボーダーがぎっしり並び、モノトーンの背景は洋梨を引き立ててくれます。壁に飾ったり床へ直置きして北欧らしい部屋にしましょう。
北欧風部屋作りのまとめ
北欧風の部屋の素晴らしいところは自分好みの北欧空間を作りやすいことです。色、柄、デザイン、小物、雑貨の種類が豊富にあるため、ナチュラルな北欧風の部屋やシックな北欧風の部屋などを作ることができます。北欧風の部屋の実例を参考にして居心地がいい空間にしましょう。