衣服のポケットにティッシュを入れていることを忘れて洗濯してしまったり、家族がポケットティッシュを入れたまま洗濯機に衣服を入れたりした場合、洗濯が終わった後に衣服や洗濯槽の中にティッシュがこびりついてしまったという経験がある人も多いのではないでしょうか。
ティッシュが洗濯物にこびりついてしまうというトラブルは珍しいことではありません。対処方法や簡単にティッシュを取り除く方法が分かれば、万が一ティッシュを洗濯してしまったとしても落胆せずに済むでしょう。
洗濯機で再度洗う方法や掃除アイテムを使用した方法など、詳しくご紹介します。
洗濯物がティッシュまみれでイライラする…
ポケットにティッシュを入れた状態のまま洗濯機で洗い、洗濯が終わった後に洗濯物にティッシュがこびりついているのを見ると落胆し、再度洗濯や掃除の手間がかかりイライラするという人も多いでしょう。仕事や家事で忙しい中で、不要な掃除を増やしたくないのは当然のことです。
自分の衣服のポケットにティッシュが入っていたという場合だけではなく、家族の衣服のポケットにティッシュが入っており、洗濯が終わった後に洗濯物がティッシュがこびりついているのを見つけると余計にイライラするでしょう。
洗濯物にティッシュが張り付いていると、簡単に全て取り除くことは難しいです。しかし、イライラした勢いで対処方法を誤ると余計な時間がかかってしまうため注意が必要です。イライラしても一旦落ち着き、洗濯物にこびりついたティッシュを効率的に取り除く方法を実践しましょう。
ティッシュはなぜ洗濯するとくっつく?
ティッシュだけではなく、レシートやメモを一緒に洗濯機に入れて洗濯した経験がある人も多いのではないでしょうか。
レシートやメモはポケットの中で丸くなるだけであり、洗濯物にこびりつくことはありませんが、ティッシュはこびりついてしまい単には取れません。ティッシュが洗濯物にくっつく理由は、ティッシュの素材が理由です。
ティッシュは柔らかく薄い素材でできており、静電気が発生しやすい素材であるため、乾燥しても簡単には取れません。また、洗濯をした際の摩擦によってちぎれてしまうため、実際にティッシュが入っていた洗濯物のポケットだけではなく、他の洗濯物や洗濯槽にもこびりつきます。
洗濯物についたティッシュの簡単な取り方5個
洗濯物にティッシュがついた場合の、簡単な取り方を5種類紹介します。自宅にある物を使って取り除けるので、すぐに実践してみましょう。
【乾燥機を使う】
ティッシュがこびりついた洗濯物を乾燥機に入れて、しっかり乾燥させましょう。濡れた状態ではなく乾燥させた方がディッシュを除去しやすくなります。さらに、自然乾燥をさせるのではなく乾燥機にかけると力が加わるので、ティッシュを簡単に取り除けることがメリットです。
【柔軟剤もしくはお酢を入れる】
乾燥した洗濯物は、お酢や柔軟剤を入れて洗濯機で再度洗います。お酢や柔軟剤は低電気の発生を予防する効果が期待できるため、洗濯物についたティッシュを効率よく落とせるでしょう。
お酢を使う場合は、200cc程度入れます。お酢を入れても洗濯物に匂いがつくことはないため、安心して入れましょう。なお、汚れた洋服を洗濯するわけではないため、すすぎと脱水は1回ずつで問題ありません。
【野菜ネットを活用してティッシュを取り除く】
洗濯物についたティッシュを除去する際に、野菜ネットを使用する方法もおすすめです。野菜ネットを持っていない場合には、キッチンの排水溝や三角コーナーで使う水切り用のネットを使用しても良いでしょう。
ネットを手袋のようにして使い、乾燥させる前の衣服に当てるようにして優しく撫でます。ネットにティッシュが絡まって簡単に取り除くことができます。取れたティッシュの掃除に掃除を楽に行うために、チラシや新聞紙の上で作業しましょう。
【ガムテープを使う】
野菜ネットで撫でても簡単に取れない場合には、文房具を活用する方法もあります。小さなティッシュのくずが気になる場合には、ガムテープを使用して取り除きましょう。洗濯物をしっかり乾燥させて、ティッシュのカスが残っている部分にガムテープを当てて取り除きます。
【掃除アイテムを使う】
洗濯物しっかり乾燥させた後に、衣服用の粘着ローラーを使用する方法も有効です。掃除用の粘着ローラーは接着力が高いため、衣服を傷める可能性があります。そのため、衣服用の粘着ローラーを使用し、優しく撫でるようにして取り除きましょう。
他にも、洗濯物を乾燥させた後に掃除機でティッシュを吸う方法があります。ただし、吸引力が強いと衣服を傷めてしまうため、吸引力を弱いに設定して吸い取るを吸い取ることがポイントです。
野菜ネットを使用しても取り除けない場合には、身近にあるアイテムを活用しましょう。掃除機やガムテープ、粘着ローラーを使う場合には、洗濯物を乾燥させてから行うことが大切です。濡れた状態でアイテムを使っても簡単に取れず、時間がかかるため注意しましょう。
ティッシュを洗濯した時の対処法【縦型洗濯機】
ティッシュを洗濯すると、ティッシュがこびりついて洗濯機が壊れることを懸念する人も多いでしょう。そこで、ティッシュを洗濯した時の縦型洗濯機の掃除方法を紹介します。
【手順】
【①すすぎと排水を行う】
まずは、洗濯機の中にこびりついたティッシュを取り除きましょう。水を抜いてティッシュをしっかりと取り除き、可能な限りきれいな状態に戻します。
次に水を張り、すすぎと排水をするという流れです。1度すすぎと排水をするだけでもティッシュを洗い流すことが可能ですが、気になる場合にはフィルターを確認し、ティッシュがつかなくなる状態につかなくなるまですすぎと排水を繰り返します。
【②フィルターの掃除】
洗濯機のフィルターは、ティッシュが蓄積した状態になっています。そのため、洗濯機からフィルターを外して内部まで掃除をします。ティッシュが残った状態になると洗濯槽に逆流する可能性があるため、しっかりと洗って取り除くことが大切です。
【③網を使ってティッシュを取り除く 】
洗濯機に水を入れたら、2分程度空の状態で回しましょう。洗濯機が停止したら、網を使って浮いているティッシュを取り除きます。ティッシュがつかなくなるまで行い、最後は脱水をして完了です。
しかし、細かいティッシュはフィルター内部に入ってしまうため、最後にフィルター内部の掃除や排水溝をチェックする必要があります。
ティッシュを洗濯した時の対処法【ドラム式洗濯機】
ティッシュは洗濯機の中で撹拌され、洗濯槽の中に残った状態になります。掃除をしないまま洗濯をすると、洗濯機に残ったティッシュが他の洗濯物に付着するため注意が必要です。ドラム式洗濯機でティッシュを洗濯した際の対処法も確認しておきましょう。
【手順】
【①ドラム式洗濯機内部のゴミを除去する】
洗濯機の内部に残ったティッシュを可能な限り取り除きます。最初の工程では、手作業である程度取り除くだけで問題ありません。
【②ホースと排水溝を確認する】
ホースと排水溝が詰まると、次に洗濯をする際にトラブルが起こる可能性が高いです。ティッシュを洗濯した場合には、普段掃除をしない箇所も詰まっていないかを確認しましょう。
【③フィルターを掃除する】
フィルター内部にも多くのティッシュが入り込んでいます。そのためフィルターを取り出し、掃除をしてから元に戻しましょう。
【④再度洗いモードで洗濯する】
しっかりとティッシュを取り除くために、洗いモードで洗濯をします。水の量は最も高い水位まで入れ、洗う時間も長く設定することがポイントです。縦型洗濯機を洗う際と同様に、ドラム式洗濯機も浮いたティッシュを網ですくって取り除きます。ティッシュの量が多くなければ、洗浄途中でティッシュを取る必要はありません。
【⑤再度フィルターを掃除する】
洗濯機を回したら、再度フィルターに詰まっているティッシュを取り除きます。フィルターのゴミを除去したら、ドラム式洗濯機の内部を確認しましょう。ティッシュが残っていたら、再度洗いモードで洗濯をします。洗濯機が綺麗になっていたら中の水を排水するために脱水をして完了です。
まとめ
服のポケットにティッシュを入れた状態で洗濯してしまい、洗濯物にティッシュがこびりつくといったトラブルは非常に多いです。落胆したりイライラしたりすることも多いでしょう。
しかし、対処法を知っていれば落ち着いてスムーズに対処できるので、時間をかけずに洗濯物を綺麗な状態に戻せます。
注意点としては、フィルターを壊さないよう丁寧に洗うことです。ティッシュが絡まった状態になり除去しにくい場合には、水で洗い流しましょう。フィルターを戻す際にはしっかり設置できているかどうかをチェックすることも大切です。
手間はかかりますが、洗濯機のタイプ別の対処法を確認して冷静に対処しましょう。