「ダンボールにゴキブリが卵を産む」という噂を聞いたことはありますか?
残念ながら、こちらの噂は真実です。適切に保存しないダンボールは、ゴキブリの卵の温床になるリスクがあります。ダンボールを使いたい時は、スーパーなどでもらう中古ではなく、新品を使うのをおすすめします。
本記事では、ゴキブリにダンボールが好まれる原因や、寄せ付けないための対処法を解説しています。
既にダンボールについてきてしまった時の対処法や、家全体にゴキブリを入れない予防策も解説しているので、ぜひご覧ください。
ダンボールにゴキブリが卵を産む理由
ダンボールにゴキブリの卵を産みつけられてしまう原因は、ダンボールの構造がゴキブリにとって居心地が良いため。
二重構造の狭い空間と保温性が好まれてしまいます。水分がしみこみやすく、適度な湿度があることも都合がよくなっています。ゴキブリは紙を食べるので、エサにもなってしまいます。
特にダンボールの隙間は、卵を産むのにピッタリ。表面についていなかったとしても注意が必要です。1cm程度の大きさの黒い粒があったら、それが卵かもしれません。
そのままゴミに出すとゴミ捨て場で大量発生してしまうので、見つけた時点で殺処分をする必要があります。
ゴキブリを近づけないダンボール保管方法
ゴキブリをダンボールに近づけない一番の対策は、すぐに処分すること。通販でたまりがちなダンボールですが、すぐに捨ててしまいましょう。引っ越しで出たダンボールなら、引っ越し業者が無料回収してくれる場合もありますよ。
もしダンボールを取っておきたいのであれば、置き型タイプの忌避剤やハーブ・アロマオイルなど、ゴキブリが嫌うものを一緒に置きましょう。
ゴキブリが嫌う匂いについては、下記の記事で詳しく解説しています。
ゴキブリが嫌いな匂い3パターン!アロマ忌避剤の作り方を初級編~上級編で紹介 | タスクル
https://taskle.jp/media/articles/1563ゴキブリが嫌いな匂い3パターンを解説。アロマやハーブを使った忌避剤や対策方法・おすすめのアロマなど商品も紹介します。
この時、ベランダなどの外に保存するのは絶対にNG。倉庫などの湿度が高い場所・暗い場所も避けましょう。
もう一つ大切なのは、新品のダンボールを使うこと。特に、引っ越し時は新居にゴキブリを連れ込むのを防ぐため、新品のものを使いましょう。
ダンボールにゴキブリの卵がついた時の対処法
ダンボールにゴキブリの卵がついているのに気づいたら、すぐに退治しましょう。早ければ早いほど効果的です。
見つけたらすぐに駆除剤をかけるのが大切 ■駆除剤を使う
ゴキブリの卵がダンボールについていた場合、そのままダンボールをゴミに出すのは絶対にNG。ゴミ捨て場でゴキブリが大量発生してしまいます。
卵に直接駆除剤をかけて、しっかりと駆除しましょう。
リビングなどの広い場所にダンボールがあるなら、殺傷能力の高いスプレータイプ。お子さんやペットがいて不安なら、殺虫成分が無い冷却・泡スプレーがおすすめです。
「ダンボール周辺で既に孵化してしまっているかも」と不安なら、煙タイプで室内に煙を行きわたらせましょう。アパート・マンションなら霧が広がるノンスモークタイプもあるので安心です。
ただ、卵そのものは燻煙型の薬剤は効果が無いため「煙を炊いたから安心」というわけではないことに注意しましょう。
ゴキブリの卵におすすめの殺虫剤1 【防除用医薬部外品】ゴキジェットプロ ゴキブリ用殺虫スプレー
ピレスロイド系殺虫成入りの代表的な商品です。ジェット噴射・隙間用ノズル付きなので狭い場所でも使いやすいのが特徴ですね。
ゴキブリの卵におすすめの殺虫剤2 フマキラー ゴキブリ超凍止ジェット 除菌プラス
殺虫成分ではなく冷却効果でゴキブリを退治するジェット型のスプレーです。お子様やペットがいたり、食品があるエリアでも安心して使えます。
ゴキブリの卵におすすめの殺虫剤3 【第2類医薬品】バルサンCPMジェット 業務用 80g
燻製タイプの代表的な薬剤です。(卵には効果がないことに注意)サイズ展開が豊富で使いやすいのが特徴ですよ。
ゴキブリの卵におすすめの殺虫剤4 【第2類医薬品】バルサンプロEXノンスモーク霧タイプ 46.5g×2
既に孵化したゴキブリに効果的な薬剤です。(卵には効果がないことに注意)火災報知器に反応しないのが嬉しいですね。
不安なら業者で徹底対策を! ■駆除業者を呼ぶ
市販の駆除剤のみでは不安なら、駆除業者に依頼すれば安心です。
プロの使う薬剤は市販のモノより効果が持続するので、自分であれこれと試すよりもコスパがいい場合もあります。なにより、自分でゴキブリの姿を見たり、卵を見たりしなくてもよいことがメリットです。
業者を選ぶ時は、複数見積もりをとって他の業者と比較しましょう。ネットなどの口コミを参考にするのも大切ですよ。
ゴキブリ駆除のおすすめ業者|害虫駆除110番
ダンボールについているゴキブリの卵は孵化している可能性もあります。1つの卵鞘から生まれるゴキブリは20〜30匹。自分では絶対に駆除できないという方は増殖する前に業者を呼びましょう。
ゴキブリの侵入を防ぐ対策
ダンボールにつく卵に注意しても、ゴキブリは侵入してしまうもの。ここでは、ゴキブリの侵入経路と侵入予防対策を解説しています。
また、ゴキブリの赤ちゃんについては下記の記事で詳しく解説しています。
ゴキブリの赤ちゃんの特徴4つと退治方法3つ【プロ監修】 | タスクル
https://taskle.jp/media/articles/454キッチンやお部屋に見慣れない小さな虫がいませんか?もしかしたらゴキブリの赤ちゃんかもしれません。この記事では、ゴキブリの赤ちゃんの特徴と退治方法をまとめています。家中のゴキブリを退治して、清潔な暮らしを手に入れましょう!
ゴキブリは高温・多湿を好む ■ゴキブリの嫌う環境を作る
ゴキブリは暗くて高温多湿で不潔な場所を好みます。したがって、逆の環境を作れば、寄り付きにくくなります。
とはいえ、湿度と暗さは人が生活する上で出てきてしまうものですので、仕方ない部分です。「そこにはダンボールを置かない」という形で対策しましょう。
どうしてもダンボールを保存する必要がある時は、風通しが良い場所に置き、定期的に卵がついていないかを確認することがおすすめです。食品が置いてある場所に置くのも止めましょう。
スーパーで無料で配っているダンボールは湿度がある場所に置かれがちですし、野菜のクズがついていることが多いので家の中に置くのはNGです。
食べ残しやホコリはゴキブリの大好物 ■ゴキブリのエサになるものを置かない
ゴキブリは雑食で、有機物であれば何でも食べると言っても過言ではありません。人の髪の毛・皮脂・油汚れも好むので、洗面所も危険です。
また、ビールやジュースの感に残る内容物は大量発生の温床。ダンボールについた卵が孵化してしまったら、真っ先に食べられてしまいます。生ゴミや缶ゴミのゴミ袋とダンボールは離して保存するのがおすすめです。
わずかな隙間もゴキブリの温床 ■ゴキブリの侵入経路を潰す
ゴキブリの発生経路は、外からの侵入がほとんど。置き型殺虫剤で対策しても、侵入できる穴が残っていれば外から入ってきてしまいます。
ゴキブリは小さな隙間からでも入り込むので、室外機や網戸、排水溝のフタの周辺は要注意。ゴキブリを見つける前から、穴や隙間ができていないか確認しましょう。
特に、洗面所やキッチンの配管がUの字になっていない場合はゴキブリが侵入しやすい傾向があります。怪しい隙間がないのにゴキブリの姿や卵を見つけた場合は、排水管周りに侵入対策するのがおすすめ。排水溝カバーを設置しておきましょう。