見慣れない小さな虫、もしかしたらゴキブリの赤ちゃんかもしれません。この記事では、ゴキブリの赤ちゃんを見分けるための特徴と、退治する方法をまとめています。どんな家にもゴキブリが繁殖する可能性があります。困ったことになる前に、ぜひ参考にしてみて下さいね。
ゴキブリの赤ちゃんの特徴4つ
ゴキブリの赤ちゃんって見たことありますか?成虫は分かるけど、赤ちゃんとなるとどういうものかわからないという方も多いのではないでしょうか。ここでは、一般的なゴキブリの赤ちゃんの見分け方をご紹介しています。
■①家庭でよく見るゴキブリの種類は?
日本には、50~60種のゴキブリが生息していると言われています。しかし、家庭でよく見かけるゴキブリは「チャバネゴキブリ」と「クロゴキブリ」の2種が圧倒的に多いことをご存知でしょうか?どちらも驚異的な繁殖力を誇り、移動速度が早く過酷な環境下でも生き延びることから、駆除が非常に難しい種類のゴキブリです。
特にチャバネゴキブリは、日本全土に渡って生息範囲を広げており、どこに住んでいても見かけるゴキブリと言えるでしょう。
■②チャバネゴキブリの赤ちゃんの特徴と見た目
日本で最も個体数が多いと言われるチャバネゴキブリの赤ちゃんは、3mm~1cm程度ととても小さいですが形状は成虫とよく似ています。孵化した直後は白い米粒のような形ですが、ある程度成長すると黒っぽい身体に黄色い縞模様が入ってくるのが特徴です。
あまりにも小さいので、最初のうちはゴキブリだと気づかない方も多いようです。何度かの脱皮を経て、自らの脱皮した殻も食べて大きくなっていきます。完全な成虫になるまで、2~3ヵ月程度かかります。半透明で小さなゴキブリが出てきたら要注意です。
■③クロゴキブリの赤ちゃんの特徴と見た目
クロゴキブリの赤ちゃんも生まれた直後は白い米粒のような形状ですが、最小で4mm程度とチャバネゴキブリよりも大きいのが特徴です。見分けるポイントは黒い身体に白い縞模様が入っていることで、こちらも成虫とよく似た形状をしています。
クロゴキブリの卵がたくさん入った鞘(卵鞘)は長さ1cm程度と見つけやすいので、みつけたらすぐに駆除しましょう。どちらも赤ちゃんのうちは集団で移動することがほとんどです。1匹見つけたら、他にもゴキブリの赤ちゃんや巣があると考えて良いでしょう。
■④暖かい地方はゴキブリの種類が増える
寒さに弱いゴキブリは、暖かい地方のほうが繁殖しやすい傾向があります。本州ではチャバネゴキブリとクロゴキブリが圧倒的に多いですが、九州や沖縄へ行くとこれにワモンゴキブリという大型のゴキブリが加わります。「九州や沖縄のゴキブリは大きい」とよく言われますが、これはそもそも種類が違うということですね。
他にも、琉球列島にしか生息しないゴキブリも数種類存在し、こちらは観賞用として珍重されることもあるようです。
ゴキブリの赤ちゃんを退治する方法3つ
赤ちゃんと言えどゴキブリはゴキブリです。キッチリ退治しなくてはいけません。殺虫剤の種類や、選ぶ時のポイントについてまとめてみました。
■①ゴキブリは巣から根絶!夏は活発な時期、冬は駆逐に最適。
ゴキブリの赤ちゃんを見つけたということは、近くに成虫や巣があると考えるのが自然です。暖かく湿った環境を好むゴキブリは、外から侵入してきて室内に巣を作って繁殖してしまいます。繁殖力が非常に高いゴキブリ相手では、表に出てきている赤ちゃんを退治しても、あまり数を減らすことはできません。
ゴキブリを完全に退治するには、巣を完全に根絶することが非常に重要です。
■②置き型タイプのゴキブリ殺虫剤を使う
ゴキブリに効く殺虫剤として一番手軽に使えるのが、置き型タイプのものです。これは毒餌剤とも呼ばれ、台所のシンク下や冷蔵庫の下といった、ゴキブリの好みそうな場所に置くだけで設置は完了です。毒餌を食べたゴキブリが巣に戻って死に、その糞や死骸を食べたゴキブリも駆除できるという便利なアイテムです。
ゴキブリの赤ちゃんは成虫の糞を主食としていますので、成虫も幼虫も一気に駆除できます。また、毒餌は卵にまで効くので、ゴキブリの赤ちゃんが生まれる前に退治できるというわけですね。死んだゴキブリを見ずに済むので、こわいから死骸は見たくない!という方にもぴったりな方法と言えるでしょう。
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■③燻煙型や待ち伏せタイプのゴキブリ殺虫剤は狭いところにも◎
家具や建具の狭いところに巣がありそうだったり、家中のゴキブリを一気に退治したいという時に向いているのが、燻煙型や待ち伏せタイプの殺虫剤です。燻煙型は煙で殺虫成分を部屋中に浸透させてゴキブリを退治します。煙状になっているので当然逃げ場はありませんし、赤ちゃんゴキブリにも効果を発揮します。
待ち伏せ型は、ある程度ゴキブリの居場所を把握している時に効果的です。ゴキブリが通るであろうルートに殺虫剤をまいておき、そこを通らせるだけで退治できるという便利なものです。狭い家具の裏や建具のスキマにも噴霧できるので、毒餌を置けない場所や燻煙型を使えない環境下でも、隠れたゴキブリを退治できます。
卵鞘は燻煙型の薬液にも耐えてしまいますが、孵化した赤ちゃんゴキブリを待ち伏せタイプの殺虫剤で退治することができます。それぞれの特徴を活かして、場所に合った殺虫剤を使いましょう。場合によっては、複数の殺虫剤を使い分けるのもおすすめです。
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ゴキブリの赤ちゃんを予防する方法4つ
ゴキブリは退治と同じくらい予防が大切です。ゴキブリを侵入させないコツや、環境や身体に優しいゴキブリ予防のアイデアについてご紹介しています。今日から実践できる方法ばかりなので、すぐに始めたいですね。
■①ゴキブリの住みにくい環境を作る
ゴキブリを減らすには、まずゴキブリが住みにくい環境を作ることが大切です。ゴキブリが好む環境は、「寒さがしのげる程度の温度」「湿り気」「暗さ」が揃った場所です。台所等の水周りによく発生するのもうなずけますね。
こういったゴキブリが好む環境でできるかぎり排除することが重要です。温度と暗さは人間の生活環境である以上、仕方のない部分もあります。しかし、風通しを良くして湿度を下げるようにしたり、定期的に家具を動かして、裏まで掃除をしたりすることは非常に効果的です。
■②ゴキブリのエサになるものを排除する
ゴキブリの生息環境を語る上で欠かせないのがエサの問題です。ゴキブリはたいへんな雑食で、有機物であればなんでも食べると言っても良いほどです。人間の皮脂や髪の毛、油汚れもエサにするので、こまめに掃除機をかけたりガスコンロをきれいに掃除することで、ゴキブリのエサになるものを排除しましょう。
特に、ビールやジュースの缶に残った内容物はゴキブリの大好物です。ゴミとして集める場合は、中をキレイに洗っておくようにしましょう。
■③ゴキブリの侵入路をふさぐ
ゴキブリの発生経路は、ほとんどの場合が外からの侵入によるものです。いくら殺虫剤を使っても、侵入できる穴が残っていてはまた外から侵入できてしまいます。
ゴキブリは小さな隙間からでも侵入して繁殖を開始します。網戸が壊れたままになっていたり、排水口のフタが外れていたりしませんか?ゴキブリが増えたと感じたら、侵入経路がないかをチェックすることから始めましょう。
また、洗面所やキッチンの配管がU字になっていない家はゴキブリが侵入しやすい傾向にあります。穴を全て塞いでもゴキブリが入ってくる場合は、配管からの侵入を疑ってみることをおすすめします。「侵入させない」「繁殖させない」という2大ルールを守ることで、ゴキブリの赤ちゃんの発生を未然に防ぐことができます。
■④ゴキブリの嫌いなハーブを活用する方法も
ハーブには防虫効果が期待できるものもたくさんあります。ハーブそのものにゴキブリを殺す能力はありませんが、ゴキブリを遠ざけるためのアイテムとして活用してみてはいかがでしょうか?
ゴキブリが嫌うと言われているハーブはおもに以下のようなものです。
・ミント系
・セロリ
・レモングラス
・クミン
・キャラウェイ
どれも清涼感のあるスッキリした香りのハーブですね。逆に甘い香りが特徴のバニラビーンズや杏仁、アニスはゴキブリを引き寄せてしまうので注意しましょう。他には、柑橘類の皮に多く含まれるリモネンは害虫にとって有害な成分です。柑橘系の精油や皮のポプリを置くのもおすすめです。
植物の力を借りた方法は、即効性はありませんが環境に優しく続けられるのが魅力です。インテリアやガーデニングの一環に、ゴキブリ対策を取り入れるのも良いですね。
ゴキブリの赤ちゃんを退治する時の注意点3つ
ここでは、ゴキブリの赤ちゃんを退治する時に気を付けたいことや知っておきたいことを3つにまとめました。安全のためにも、押さえておきたい豆知識ばかりです。ゴキブリ退治で困ったら参考にしてくださいね。
■①ペットや子どもがいる家でゴキブリ殺虫剤は使える?
ペットや小さな子どもがいる家は、食べこぼし等も増えるのでゴキブリ対策にも力を入れたいところです。しかし、一般的な殺虫剤を使うことには注意が必要です。家中のゴキブリを退治して赤ちゃんの発生も防げる燻煙剤ですが、ペットや子どものいる家では、外出、旅行など不在の時のみ使用し、換気してから入るなどの工夫をするのが良いでしょう。
安全性・効果ともに最もおすすめできるのは置き型の毒餌ですが、これも誤食の可能性は捨てきれません。毒餌を置くときは、必ず子どもやペットの手が届かないところに置くように注意しましょう。
■②ゴキブリを退治し損ねた時はどうすれば良い?
赤ちゃんゴキブリや成虫を見つけたけど、家具のスキマに逃げられてしまった……という経験をお持ちの方は多いと思います。こわいし気持ち悪いし、退治するまでそわそわしてしまいますよね。そういう時は、電気を消してしばらく待ってみましょう。ゴキブリは非常にすばしっこく、人の気配にも敏感です。
気配がなくなると外に出てくることもあるので、落ち着いて少し待ってみるのがおすすめです。それでも見つからない時は、ゴキブリが逃げ込んだあたりに待ち伏せタイプの殺虫剤をまいてみましょう。近くに潜伏しているゴキブリを丸ごと退治することができますよ。
■③殺虫剤がない時のゴキブリの退治方法を覚えておく
殺虫剤が手元にない時に限ってゴキブリが出た時は、どのように退治したら良いでしょうか?小さな赤ちゃんであればティッシュで包んで退治できますが、ある程度大きくなったゴキブリだと躊躇してしまいますね。
そういった時には、アルコールを使うのがおすすめです。消毒用エタノールや高度数のアルコール(ウォッカやスピリタス)は、ゴキブリに効果絶大です。シュッとスプレーするだけで赤ちゃんゴキブリも成虫も退治することができますよ。
同じように熱湯もゴキブリ退治に効果的ですが、熱湯を狙った場所にかけるのは至難の業です。それに後始末も大変ですよね。アルコールスプレーならば、大半は蒸発しますし跡も残らないので安心です。掃除や殺菌にも活用できるので、一本は持っておくようにしたいですね。
まとめ
いかがでしたか?ゴキブリの赤ちゃんを退治するには、まず成虫が繁殖できない環境を作ることが大切です。人間にとって清潔で住みやすい家を作ることは、ゴキブリにとって住みにくい家を作ることにも繋がります。まず家の環境を見直してみることから始めましょう!
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