車のボディに大量に虫が付いたり、車内に侵入する虫による不快感は悩みの種です。
また、アウトドアブームにより車で少し遠出をして自然の中で過ごす機会も多くなっている中、虫に悩まされることも多くなったのではないでしょうか。
走行中にボディに突撃してくる虫や耳元で不快な羽音を鳴らす虫に気を取られてしまって運転に集中できないこともあります。
また、アウトドアの車中泊シーンでは、車内に侵入してきた虫によって睡眠が妨害されることも。
そこで今回は、車に虫が寄ってくる原因と7つの対策やおすすめグッズを紹介!また車用の虫除けグッズのDIY方法を動画などを交えてお伝えします。
参考にしながら、虫の多くなる季節に備えてくださいね。
車に虫が寄ってくる原因!
車に虫が寄ってくる原因は、虫の習性が関係します。
①光に集まる習性(ライトに虫が付く原因)
②彩度の高い色を好む習性(車のボディに虫が付く原因)
③暖かい季節に活動が活発になる習性(全体に虫が付く原因)
虫は、光に寄っていく習性があります。そのためヘッドライトやルームライトなど灯りがある場所に引き付けられるというわけです。
次に車のボディに付く原因ですが、これは虫にも好む色があるらしいという説に関係します。人間とは違った色の区別をしている虫ですが、鮮やかで濃い色は虫にとっても見えやすい色。良く見える方に寄って行くようです。
虫の色の好みについては解明されていませんが、日中だと黄色や黒を好むことが多く、夜間は白を好んで近づいてくると言われていますよ。
最後は、虫が多いという単純な理由によるものです。暖かい季節に活動が活発になるため冬より夏の方が虫に悩まされることが多くなります。
特に「夏場の山岳部にある高速道路」は、虫が多いことに加えてスピードが出た車に大量に虫がぶつかるため、気づけば車のボディが虫だらけといったことも起きるのです。
というわけで車に虫が寄ってくるのは、虫の習性と車の特徴とがリンクするためということが分かりました。
それでは、ここからは虫が寄って来ないための対策やおすすめグッズを紹介します。
おすすめの虫除け対策① 【車外用】走行中に付く虫にはワックスやコーティングで対策する
走行中の車のボディやライトに虫が付くお悩みには、ワックスやガラスコーティングなどをしておくことが有効な対策です。
コーティングをすることで車のボディがツルツルとし虫が飛んできてもとどまりにくくなります。また、高速で運転した場合に付着する虫の死骸も少なくなったり、付いたとしても落としやすくなる効果が。
ボンネットなどのボディにはワックス・フロントガラスにはガラスコーティングをすると良いですよ。自身の車に合わせたアイテムを選んでください。
また、コーティングした車に付いた虫を落とす際にクリーナーなどを使う場合は、傷などの心配があるためコーティング剤対応のタイプを選ぶようにしましょう。
おすすめの虫除け対策② 【車外用】ガレージには吊るす虫除けを使う
インナーガレージなどの場合は、灯りがあることがほとんど。やはり羽虫などが寄ってくるでしょう。
ボディに付くこともありますし、乗り降りの際車内に入ってくるかもしれません。そんなときは、吊るすタイプの虫除けを使ってみましょう。
ガレージの入り口などに吊るすことで、羽虫を引き寄せない効果が。屋外用の虫除けを使うようにしてくださいね。
ガレージにおすすめの虫除けグッズ ■屋外使用できる虫よけプレートで羽虫をガード
虫コナーズPRO 虫よけプレート 大型 200日 1個入
屋外使用ができる虫コナーズのプレート型吊るす虫除けです。チョウバエやユスリカなどの羽虫に効果があるとされています。
大型サイズなので、間口の広い出入り口に最適。インナーガレージでの虫対策にも使用できますね。
200日効果が持続するので、虫が多い期間もしっかりガードできるでしょう。
おすすめの虫除け対策③ 【車内用】空間全体の対策はサンバイザーに虫除けを付ける
持続的に車内の虫対策をしたい場合は、サンバイザーに付けるタイプの虫除けを使ってみましょう。
虫除け本体にクリップが付いているので、挟み込むだけで装着完了。それほど目立つことなく、付けておけるのでさりげなく害虫対策ができますよ。
使っていないときと使ったときをを比較すると、使っているときの方が蚊などの羽虫が車内に侵入してくることが少なくなったとの声も聞かれるので、車内に入ってくる虫にお困りの場合は1度使ってみてはいかがでしょうか。
車内の空間全体におすすめの虫除けグッズ ■サンバイザーに取り付けて目立たずガード
フマキラー Kawaii Select 虫よけバリア クルマ用
フマキラーの虫よけバリアは、車のサンバイザーに挟み込んで使う虫除けです。細長くコンパクトな形状で目立たないので、さりげなく虫をガードできます。
ユスリカやチョウバエに効果あり。子どもがいる場合でも使えます。
おすすめの虫除け対策④ 【車内用】赤ちゃんの近くをガードするなら安全な虫除けを使う
車内の赤ちゃんや子どもを虫からガードしたい場合は、安全な虫除けを選ぶようにしましょう。
例えば、赤ちゃん用品を取り扱うメーカーの虫除けなら、貼るタイプなど使いやすい商品が販売されています。
そういった商品を選べば、成分についても考慮されていますし、いつから使えるのか月齢なども明確に記載があり分かりやすいです。
他にも、赤ちゃんやペットがいても使える置き型の虫除けも使えるでしょう。
使用の際は赤ちゃんの手が届かない場所に貼ったり、手の届かない場所に設置してくださいね。
赤ちゃんを守るおすすめ虫除けグッズ ■衣服やチャイルドシートに貼って虫をガード
虫くるりん シールタイプ お徳用 60枚入
赤ちゃん用品を扱うピジョンの虫よけシールです。天然ハーブの精油が蒸散して虫を忌避します。
貼るだけなので手軽に虫対策が可能。赤ちゃんの衣服はもちろん、チャイルドシートやベビーカーにも貼ることができます。1回に付き6枚程度の使用が目安で、持続効果は約6時間です。
注意する点は、赤ちゃんの手が届かない場所に貼ること。また、直接肌に貼らないようにしてくださいね。
赤ちゃんを守るおすすめ虫除けグッズ ■無音・無臭の置くだけ虫除け
バルサン公式レック虫こないもん 置くだけ(クマ)
可愛いくまの置物のような、置き型の虫除けです。コンセントや電池も不要。火も使わないので、子どもやペットがいても安心して使えます。
また、香料などは使われておらず無臭なのもポイントです。
おすすめの虫除け対策⑤ 【車内用】殺虫には狭い場所用虫除けスプレーを使う
車内に入った蚊を退治したいけれど、狭い車内で殺虫剤を使うのは不安ですよね。実際、狭い空間である車での殺虫剤の使用は、薬品の濃度が高くなるなど心配な点もあります。
そして、探してみても車専用の殺虫剤というものはほとんどありません。そんな場合は、狭い場所でも使える小空間用の虫除けスプレーを使いましょう。
ここで紹介するのは、壁に薬剤がとどまって蚊を駆除するタイプ。ですから、蚊を見つけたときにスプレーするよりは、駆除対策として前もってスプレーしておくといいですよ。
殺虫におすすめの虫除けグッズ ■車内にも使える1プッシュ12時間効果持続のスプレー
殺虫におすすめの虫除けグッズ ■
蚊がいなくなるスプレー 小空間用 車・テント・トイレに 60回分 無香料 (防除用医薬部外品)
車内にも使える小空間用の蚊がいなくなるスプレー。薬剤が天井や壁にとどまり、底にとまった蚊を駆除します。
1畳に付きワンプッシュで、12時間効果が持続。運転中など蚊に刺されてかゆい思いをしたり、不快な羽音に悩まされることが減るでしょう。
おすすめの虫除け対策⑥ 【車内用】窓からの虫の侵入をガードするなら車窓用ネットを設置する
窓を開けたい!でも虫の侵入もガードしたいといった場合は、車窓用のネットがおすすめです。キャンプや釣りなどのアウトドアや車中泊をする場面など、活躍してくれることでしょう。
さらに、車窓用ネットなら蚊・ユスリカ・チョウバエなど虫を限定されることなく、どんな虫にも効くのが最大の特徴。
虫の侵入の心配をせずに暑さ対策として存分に窓を開けることができますよ。オートバックスなどのカー用品取り扱い店や通販でも購入可能です。
車窓の虫避けおすすめグッズ ■窓を開けても虫が入ってこない
Y.WINNERウインドーネット 左右1組(2枚入)
車の窓に取り付ける、虫除けネットです。伸縮性があり、ほとんどの車種に取り付け可能。
取り付け方も簡単で、ドアの上部からかぶせていくだけです。虫をシャットアウトしながら快適に過ごせるでしょう。
車窓の虫避けおすすめグッズ ■バックドアをフルオープンにできる
Y.WINNERウインドーネット バックドア用
バックドアを開けた状態でも、虫の侵入をガード。真ん中についているファスナーを上げ下ろしすれば、出入りもスムーズにできます。
車中泊にも便利。虫対策をしながら、自然の風や解放感を味わうことができるでしょう。
おすすめの虫除け対策⑦ 【車内用】アウトドアでは電撃や超音波で退治する
薬品などを使わず人体に無害で、持ち運びができる虫除けなら、電撃駆除するタイプや超音波タイプのグッズもおすすめです。
電撃タイプは、光で虫をおびき寄せてバチっと電流で撃退します。超音波のタイプは、虫やネズミが嫌がる周波数の超音波で撃退します。
どちらも、持ち運びできるタイプがあるので車内での使用はもちろん、車中泊の就寝時などにも活躍してくれるでしょう。
アウトドアの車内でおすすめな虫除けグッズ ■人体に無害で安全に虫を駆除できる
CN-UV光源誘導式香取ランプ
光でおびき寄せ、電撃を与えて駆除する蚊取りランプです。
薬剤などを使わないので、子どもやペットがいても安心して使用可能。また、電撃を与える部分には5mmの防護ネットによる外枠があるので指も入らず安全です。
他にも、USB充電・静音・コンパクトデザインといった特徴があります。こちらも車中泊やキャンプ、釣りなどのアウトドアに便利に使えるでしょう。
アウトドアの車内でおすすめな虫除けグッズ ■超音波の力で害虫やネズミを駆除
超音波害虫駆除器z-d0101
害虫が嫌がる超音波周波数を出して害虫やネズミを駆除します。薬剤などは使用しませんし、出される超音波や電磁波は人が聞こえない範囲なので安心。
蚊・アリ・ノミ・ハエ・ダニ・白アリ・ハチ・クモなど多くの虫に対応しています。持ち運びにも便利で、さまざまなシーンで使うことができるでしょう。
車用の虫除けDIY方法!
車用の虫除けの自作する方法を紹介!
車内の虫除け対策でお伝えした車窓用ネットやハッカ油の虫除けスプレーなどは自分でカスタムしたり作ることができます。その作り方を、参考記事や動画などを交えてお伝えしますね。
車用の虫除けDIY|その1 ■自作ハッカ油スプレー
ハッカ油スプレーは、人体にやさしい天然成分です。天然アロマのハッカ油と精製水、無水エタノールを混ぜればすぐに完成!必要なときに好きな量を簡単に作ることができます。
体にスプレーしたり車内に吹き付けることもできるので、夏など虫が多い季節には常備しておくとかなり重宝するスプレー。
下記の記事に、詳しい作り方や活用方法が紹介されています。参考にしながら、自作してみてくださいね。
ハッカ油スプレーの作り方!エタノールなしの方法や虫除けなど便利な使い方も紹介 | タスクル
https://taskle.jp/media/articles/1438ハッカ油スプレーの作り方を特集!無水エタノールなしで作る方法やほかの精油とのブレンドレシピ、スプレー以外も含めたハッカ油の使い方もチェックできますよ。
車用の虫除けDIY|その2 ■車用の自作虫除けネット
市販品として購入することができる虫除け用のネットですが、自分の車のサイズに合わないこともあります。
そんなときは、市販のネットをカスタムして自作ネットを作ってみましょう。バンライフを楽しむ人たちの間で、防虫ネットは必需品になりつつありますよ。
ネット自作やカスタムしたものをSNSや動画を投稿されているので、紹介しますね。
リアバック用虫除けネット 市販品をカスタムして愛車サイズに
リアバック用の虫除けネットを、一からDIYするのはかなりの労力を要します。
そんなときは、こちらの方のように愛車に合わせてサイズをカスタムするのが手早くきれいに仕上がる方法ではないでしょうか。
窓用虫除けネット 100円均一で調達した材料でぴったりサイズに
こちらの動画では、100円均一のダイソーやホームセンターで揃えた材料を切ったり、つなげたりしながらぴったりサイズに自作する方法を紹介されています。
もともと、サンシェードとして販売されているものをうまく活用。コストも時間も抑えられて、どんな車種にも合わせることができるので、ネット自作を考えているなら必見です。