愛犬とリビングで暮らしたいのであれば、愛犬専用スペースを作ることと、人間用の家具の選び方が大切。
本記事では、サークル・ゲージ・トイレを設置するポイントや、おすすめの床材・壁材について解説していきます。
人間用の家具の配置のポイントや、犬と暮らすおしゃれなリビングの実例も紹介しているので、ぜひご覧ください。
犬と暮らすリビングレイアウトのポイント
犬と暮らすリビングは、家具の選び方や配置が重要。人も愛犬も暮らしやすいリビング作りのコツを解説していきます。
傷・臭いを防ぐ家具やアイテムを活用する ■防水・防臭対策のある家具や壁を選ぶ
愛犬のいる部屋に置く家具は、防水加工があるものがおすすめ。ソファは合皮などの素材なら、粗相してもすぐに拭き取れます。
テーブル類は角がなく、太いタイプの家具がかじられにくいので、脚部分まで確認して選ぶのがポイント。保護ソックスでカバーするだけでもOKです。
床には犬用のマットレスやカーペットを敷きましょう。掃除のしやすさを意識しつつ、犬の足がからまりにくい毛足の短いものを選ぶのがおすすめです。
壁には保護シートを張ることで汚れや傷を防げます。
トイレなどの臭いの対策のために、防臭グッズを設置することも大切になります。
静かで風通しの良い場所に休憩スペース・寝床を作る ■サークル・ゲージを設置する
集団生活を好む犬にとって、人のいるリビングは暮らしやすい空間です。ただ、犬が落ち着いて眠れるスペースとして、サークルやケージを設置することも大切です。
犬がゆっくりと休めるのは、直射日光が当たらない、風通しが良い場所。テレビやスピーカーの近くも、ストレスになるのでNGです。
サークル・ケージの下には、犬用のマットを敷いて清潔に保てるようにしましょう。
フロアマット・カーペット・絨毯などを敷くのがおすすめ ■床は滑りにくくする
愛犬の暮らすリビングが滑りやすいと、足腰に負担がかかってしまいます。フローリングではなく、コルクマットなどの滑りにくく柔らかい素材がおすすめです。
絨毯やカーペットも滑りにくくしてくれますが、汚れやすいのが気になるところ。トイレトレーニングが済んでいない場合は、拭き掃除ができるフロアマットを敷く方がいいでしょう。
おしゃれなデザインのトイレを選ぶのがおすすめ ■犬の寝床とトイレは離す
トイレトレーニングが済んだ犬であれば、トイレもリビングに置いて大丈夫。
この時、眠るためのサークル・ケージとは話しておいた方がいいでしょう。トイレと寝床の距離が近いと、トイレで寝る癖がついてしまうことがあります。
また、リビングにトイレがあると見栄えが悪くなりがちなので、おしゃれなデザインのものを選んだり、デッドスペースを活用したりしてうまく目隠ししましょう。専用グッズによる臭い対策も必要です。
愛犬にとってキッチンは危険地帯 ■キッチンなどの危険な場所に入り込まない工夫をする
リビングとキッチンがつながっている場合は、キッチン部分に入り込まない工夫が必要です。
犬用のゲートを設置して、侵入を防ぎましょう。
台所にある刃物・食器や調味料は、愛犬の生命を脅かしてしまうリスクがあるので、留守中にも迷いこまないようにしておくことが大切になります。
犬と暮らすリビングレイアウトの注意点
リビングで愛犬と暮らすためには、安全に過ごすための工夫が必要。ここでは、特に気をつけたいポイントを紹介していきます。
感電対策が重要 ■電化製品に気をつける
愛犬が噛んでしまわないように、電気コードにはカバーをしておきましょう。
コンセントはキャップを刺して穴をふさげばOK。キャップをテープで止めて置けば、より安全になります。
その他、噛んでしまいそうな電化製品は、犬が届かない場所に置くことが大切。
家具やコード、家電を噛まないようにしつけをするのはもちろん、噛んでよいおもちゃで遊んでもらい、危険なものを噛ませないようにする習慣をつけましょう。
愛犬にとって安全な家具を選ぼう ■高さのある家具・家電はNG
高さのある家具・家電は転倒した場合愛犬にケガをさせてしまいます。ぶつかっても倒れないように、固定できるタイプのものを選びましょう。
床にものを置かず、ゴミ箱にはフタをしよう ■誤飲・誤食を避ける工夫が大切
愛犬とリビングで過ごす時には、誤飲・誤食に要注意。人間の食べ物や危険物を犬が届く範囲に置かないように注意しましょう。ゴミ箱はフタのあるタイプを選び、ゴミ漁りを防ぐことが大切です。
特に誤飲しやすいのが、ティッシュペーパーやタオル類。ローテーブルの上に出しっぱなしになっていないか確認した後、ケージから出しましょう。
犬と暮らすリビングにおすすめのアイテム12選
犬とリビングで暮らすためには、犬専用スペースを作ったり、すごしやすくするためのアイテムが必要。ここでは、ネットで人気の商品を紹介していきます。
犬と暮らすリビングにおすすめのアイテム1 ■犬と暮らすリビングにおすすめのサークル・ケージ3選
リビングで愛犬と暮らすなら、サークルやケージを設置して休憩・寝床スペースを作ることが大切。おしゃれなものを選べば、お部屋のインテリアの雰囲気を崩す心配もありません。
犬と暮らすリビングにおすすめのサークル・ケージ1 アイリスプラザ ワイヤーサークル マットブラウン PWC-628
設置しやすいワイヤーサークルです。折りたたみやすいので、休憩スペースとしてだけではなく、愛犬のプレイスペースとして使い、使わない時はしまう、といった使い方もできますよ。
犬と暮らすリビングにおすすめのサークル・ケージ2 アイリスプラザ インテリアウッディサークル 全3色 PIWS-960
丸洗いできるトレーと背面パネル付きで壁を守ってくれる犬用ケージです。木目のデザインはどんなインテリアとも相性がいいのも嬉しいですね。
犬と暮らすリビングにおすすめのサークル・ケージ3 アイリスプラザ ペットサークル CLS-1130Y 全2色
屋根部分を着脱できるタイプのケージです。支柱に角がなく、丸みのあるフィルムは愛犬がケージの外で遊んでいるときにも安全なのが嬉しいですね。
犬と暮らすリビングにおすすめのアイテム2 ■犬と暮らすリビングにおすすめの保護シート3選
壁や床、家具につける保護シートは、愛犬の歯や爪から家具を守ってくれます。粗相をした時も安心なので、リビングで一緒に暮らすならぜひ導入しましょう。
犬と暮らすリビングにおすすめの保護シート1 アイリスプラザ 柱や壁を傷から守る!ペット用 柱・壁の保護シート KHS-93T
柱や壁に張って使う保護シートです。透明なので、お部屋の雰囲気を損なうこともありません。好きなサイズにカットできるので、どんなスペースでも使いやすいです。
犬と暮らすリビングにおすすめの保護シート2 デオクリーン 床を汚さない防水シート10枚
ペット用トイレの下敷きやソファ類のガードに使える防水シートです。滑り止め加工もされているので、愛犬の足腰にも安心です。
犬と暮らすリビングにおすすめの保護シート3 FIDERMI 家具保護シート
家具にも貼れるタイプの保護シートです。平らな面であればしっかりと貼れるので、リビング全体を守るのに使えます。
犬と暮らすリビングにおすすめのアイテム3 ■犬と暮らすリビングにおすすめのフロアマット3選
フローリングの床は滑りやすく、犬の足腰には負担がかかりがち。畳は爪がひかかってしまうので、やはり保護が必要です。床にフロアマットを敷いて、愛犬とお部屋を守っていきましょう。
犬と暮らすリビングにおすすめのフロアマット1 アイリスプラザ PEジョイントマット
厚みがあるビニール素材で床を守るジョイントマットです。ピッタリとつながってつなぎ目から尿が漏れることも防いでくれる、愛犬のいるリビングにぴったりのアイテムです。
犬と暮らすリビングにおすすめのフロアマット2 アイリスプラザ コルクマット 45cm
大判タイプで使いやすいコルクマットです。マットの表面に凹凸加工がしてあり、滑りにくいのもメリットです。
犬と暮らすリビングにおすすめのフロアマット3 dfangペット専用防水クッションマット
防水加工付きのクッションマットです。表面に爪がひっかかりにくい加工がしてある他、柔らかいクッションタイプ、愛犬の足腰にも優しいです。
犬と暮らすリビングにおすすめのアイテム4 ■犬と暮らすリビングにおすすめの防臭アイテム3選
犬は群れで行動するので、リビングに寝床やトイレを置くことは適しています。ただ、トイレの臭いは人間には辛いものがあるので、消臭グッズでしっかりと対策していきましょう。
犬と暮らすリビングにおすすめの防臭アイテム1 ペティオ ハッピークリーンW23843
トイレの臭いに強い消臭剤です。スプレータイプでどこにでも使えるのが嬉しいです。
犬と暮らすリビングにおすすめの防臭アイテム2 エステー お部屋の消臭力ペット用フルーティーガーデン400ML
ペットの臭いに強い消臭剤です。置くだけで簡単に臭い対策になるのが魅力ですね。
犬と暮らすリビングにおすすめの防臭アイテム3 アイリスプラザ 香り付きウルトラシーツ ソープフローラルの香り 全3サイズ
ソープフローラルの香付きの吸水シートです。トイレに敷くだけではなく、ケージやサークルにも敷けるサイズなので、使いやすいアイテムになっています。
犬と暮らすリビングのレイアウト実例9選
犬と暮らすリビング作りの道具がそろったら、おしゃれに配置していきましょう。ここでは、インスタの実例を紹介していきます。
犬と暮らすリビングのレイアウト実例1 ■犬と暮らすリビングに作る遊び場の実例3選
犬と暮らすリビングにケージやサークルを設置すれば、簡単に遊び場を作れます。ちょっとしたお留守番スペースとしても活用できますよ。
犬と暮らすリビングに作る遊び場の実例1 クッションマットを有効活用したインテリア
寝床の隣にプレイスペースを設置したリビングの実例です。クッションマットとサークルを組み合わせることで、のびのびと遊べる空間になっています。
犬と暮らすリビングに作る遊び場の実例2 ハワイアンな雰囲気でおしゃれな遊び場
100均で買えるアイアンなアイテムを組み合わせた遊び場の例です。遊び場近くにもカーペットを敷いているので、愛犬の足腰に優しいお部屋になっています。
犬と暮らすリビングに作る遊び場の実例3 折りたたみペットサークルがあればお手軽な遊び場に
折り畳み用のペットサークルを設置したインテリアの実例です。使わない時はしまえるので、少し遊ばせたい時や休憩させたい時にぴったりです。
犬と暮らすリビングのレイアウト実例2 ■犬と暮らすリビングに作る寝床の実例3選
犬とリビングで暮らすなら、静かで直射日光の届かない場所に寝床を作りましょう。色合いをそろえれば、リビングの雰囲気を崩すこともありません。
犬と暮らすリビングに作る寝床の実例1 壁の色と統一したサークルで囲んだインテリア
壁・扉の色とサークル・マット・寝床の色をそろえたインテリアの実例です。爽やかな同系色でまとめると、大き目の寝床スペースもすっきりと見せてくれます。
犬と暮らすリビングに作る寝床の実例2 白を基調としたシンプルなインテリア
ケージの色と他の家具をアンティーク調に合わせることで、統一感のあるお部屋になっている実例です。こちらは2階ですが、リビングでもこのように窓から遠くに休憩スペースを設置すると愛犬が快適に過ごせます。
犬と暮らすリビングに作る寝床の実例3 ソファで一緒にくつろげるリビングインテリア
ソファにカバーをして愛犬と一緒にくつろげるインテリア実例です。すぐ傍に休憩スペース+寝床もあるので、愛犬を間近に感じられます。犬にとってテレビの音はストレスなので、眠る時間帯はテレビを消してあげましょう。
犬と暮らすリビングのレイアウト実例3 ■犬と暮らすリビングに作る熱中症対策スペースの実例3選
犬にとって高温や直射日光は熱中症の元。冷感グッズを活用したり、日陰を作ったりして対策してあげましょう。
犬と暮らすリビングに作る熱中症対策スペースの実例1 テントタイプの寝床でプライバシー対策+日差し対策
小型犬であれば、テントタイプのベッドで日陰を作ってあげることもできます。多頭飼のお宅なら、犬同士の距離をとってくれる効果も狙えます。
犬と暮らすリビングに作る熱中症対策スペースの実例2 室内犬小屋を購入すれば簡単に日陰が作れる
日当たりのいいお部屋なら、室内犬小屋がおすすめ。愛犬の体をすっぽりと囲んでくれるだけでなく、おしゃれでインテリアと良くなじみます。
犬と暮らすリビングに作る熱中症対策スペースの実例3 木材を組み合わせれば好きな大きさの日陰が作れる
木材を組み合わせて作った日陰の例です。日陰スペースをDIYすれば、中型犬にも対応してくれます。
Q:犬と室内で暮らす時に役立つ関連記事は?
A:タスクルでは、本記事の他にも犬との暮らしに役立つ記事を公開しています。
犬の夜泣きや防音対策なら、下記の記事をご覧ください。
犬の夜泣き問題を子犬・成犬・老犬別に解説!NG行動、対策グッズもご紹介 | タスクル
https://taskle.jp/media/articles/1599犬の夜泣き問題を子犬・成犬・老犬別に解説!NG行動、対策グッズもご紹介
本記事では簡単に触れた熱中症対策については、下記の記事で解説しています。
犬の熱中症の予防対策を解説!おすすめの商品は? | タスクル
https://taskle.jp/media/articles/1565犬にとって夏の暑さは厳しいもの。室内・屋外のどちらでも熱中症のリスクがあるので、その予防対策グッズを解説していきます。ただし、本記事では「熱中症の症状・対処法」については触れていません。そちらは専門家の意見を参考にしましょう。