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エアコンに繁殖するカビ…その3大原因と対処法

エアコンに繁殖するカビ…その3大原因と対処法

このカビは病気の原因にもなると聞かれたこともあるでしょう。ここでは、臭いや病気の原因になるエアコン内部のカビの対処法と予防法について、私たちでも簡単にできる方法をご紹介しています。


エアコンから嫌な臭いがする。これはエアコン内部のカビが原因と言われています。エアコン内部のカビをそのままにしていると、臭いが続くだけでなく病気の原因になるともいわれています。ここでは、エアコン内部に繁殖するカビの原因、カビを放置しておくデメリット、カビへの対処法、カビを繁殖させない予防法についてご紹介しています。

エアコンの清掃は面倒と思われているかもしれませんが、私たちでも意外と思えるほど簡単におこなうことができます。また、時間もそんなに必要ありませんから、休日に取り組んでいただくこともできるでしょう。嫌な臭いに悩んでいる、嫌な臭いを何とかしたいと思っておられるでしたら、一度お試しになってはいかがでしょうか。

エアコンに繁殖するカビの三大原因とは

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1 温度

カビは気温が5度から35度の間であれば生えてきます。一般的に家の中の温度は寒くても10度、暑くても30度と言われているので、カビにとっては家の中はとても住みやすい環境なのです。

特に温度が20度から30度の間で、湿度が65%以上になると爆発的に増殖するので、梅雨時や台風シーズンはカビに気をつけなくてはいけないのです。

2 湿度

カビが繁殖するには80%以上の湿度が必要といわれています。一般的な住宅の湿度は30%~80%といわれていますし、エアコン内部も80%以上の湿度になることは少ないでしょう。

本来、カビが繁殖できないといわれているところでもカビが繁殖するのは、湿気ではなく水分の表面を利用しているからといわれています。つまり、湿度よりも湿気がいつもあるということのほうがカビの繁殖に適しているといえるでしょう。

つまり、エアコン内部などは、掃除の手が入りにくいからほこりや汚れがたまりやすい、冷房時は特に結露などがおきやすい、そして酸素はいつもあるとカビが繁殖するのに好条件がそろっているといえるでしょう。

3 栄養(汚れ)

カビはエアコン内部の汚れを栄養分として繁殖します。カビの栄養分は、食品やほこりといったものだけでなく、無機物や鉱物までも利用することができるといわれています。ですから、私たちの生活にかかわるのもののほとんどを、栄養にできるといえるでしょう。

エアコン清掃6つのステップ

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エアコン内部のカビの対処法は、清掃とエアコン内部の乾燥です。清掃は内部までしないと意味が無いのではとお考えになる方も多いのですが、臭いに関してはフィルターを掃除するだけでも改善されると言われています。カビについては、繁殖しにくい環境を作ることが大切と言われています。まずは清掃に仕方からご紹介します。

1 コンセントを抜く

エアコンを清掃するとき、最初に行うのがコンセントを抜くということです。エアコンは内部でファンが回っていますので、ケガをする可能性があります。掃除をするときは必ずコンセントを抜くようにしてください。

2 前面パネルを開く

次に前面パネルを開きます。機種によっては取り外しができるものもあります。前面パネルは、取り付け部も含め頑丈なつくりとは言えないでしょう。ですから、無理に開けると前面パネルや取り付け部を破損する可能性がありますのでご注意ください。前面パネルの開き方や取り外し方は、エアコンに付属している取扱説明書に記載されていますから、ご参考になさってください。

3 フィルターの清掃をする

フィルターの清掃は2つの方法があります。1つめはフィルターをエアコンから取り外す前に、掃除機で軽くほこりを吸ったのち取り外します。取り外したあと、もう一度掃除機でほこりを吸い取り、お風呂場などで洗うという方法です。2つめはフィルターをエアコンから取り外した後、掃除機でほこりを吸い取り、洗うという方法です。

1つめの方法のメリットは、フィルターを取り外すときに付着したほこりが飛び散りにくいということがあげられます。前面パネルを開いてほこりがたくさんついているときにお勧めできる方法です。ただ、この方法は、高い位置で掃除機を使いますから、台などを使う時は、足元がしっかりした台や脚立を使うなどして、落下防止など安全には十分ご注意ください。

掃除機をかけるときのコツ

取り外したフィルターに掃除機をかけるとき注意したいことが1つあります。それは必ず表側から掃除機をかけるということです。取扱説明書には書かれていないことがありますが、エアコン掃除の専門家の意見では、裏側から掃除機をかけるとフィルターが目詰まりを起こしてしまうとされています。フィルターの表は、前面パネル側になります。

水洗いのコツ

フィルターの水洗いは、裏側からシャワーをかけます。こちらも取扱説明書には書かれていないことがありますが、表側からシャワーをかけると、水圧でフィルターが目詰まりしてしまうことがあります。

水洗いをするとき、使い古しの歯ブラシなどを使うとほこりが取れやすくなります。力をかけてこするとフィルターが変形したり傷んだりする可能性があるので、歯ブラシを利用するときは、力加減にご注意ください。

フィルターの種類によっては、シャワーを使わずつけおき洗いを推奨しているものもあります。フィルターを掃除するときは、取扱説明書に目を通されることもおすすめします。

4 ルーバーを清掃する

吹き出し口のルーバーは、停止していたり、コンセントを抜いていたりすると、手で動かすことができます。上下の風向きのルーバーを手で開きます。もし、軽い力で開かない場合は、無理に開くをことはせず、できる範囲を清掃しましょう。強い力で開くとルーバーが壊れる可能性があります。

ルーバーが開いたら、柔らかい布で水拭きや乾拭きをします。汚れがひどいときは薄めた中性洗剤を使って水拭きします。水拭きをするときは硬く絞って、水が垂れないようにご注意ください。左右方向のルーバーも同じように清掃します。中性洗剤を使用した場合は、もう一度水拭きをし、中性洗剤が残らないようにします。

開いたルーバーは、エアコンのスイッチを入れると、元の位置に戻りますから、閉じる必要はありません。ただ、機種によって取り扱いが変わる場合がありますから、取扱説明書もご参考になってください。

5 エアコンの冷却フィンを清掃する

エアコン内部の掃除は、「冷却フィン」の掃除と、「送風ファン」の掃除になります。使用する洗浄スプレーの種類が違うので気をつけましょう。

エアコン洗浄スプレーについて

ホームセンターなどで一般的に販売されているエアコン洗浄スプレーは「フィン」掃除で使います。「ファン」掃除には使用できないので注意してください。

市販のエアコン洗浄スプレーを利用する場合、洗浄成分によっては電装部品や樹脂の割れといったことがおこる可能性があります。利用されるときは、洗浄スプレーのメーカーにお問い合わせされることをおすすめします。

6 エアコンの送風ファンを掃除する

送風ファンはエアコンの中でも一番カビが生えやすい部分です。懐中電灯を当てて、一度どの位カビが生えているかチェックしてみましょう。白や黒に見える部分がカビなので、「ファン」用スプレーや、アルコールを使ってカビを取ります。

「ファン」用スプレーは、泡状になってファンの汚れを取ってくれるので、しばらくすると汚れた洗浄液が下に垂れてきます。ファン掃除をする時はエアコン周辺の物を片付けて、ビニールを敷くなど養生をしてから掃除してください。

「ファン」用スプレーでも取り切れない場合は、ファンの1枚1枚のカビを綿棒を使って取ります。かなり根気の必要な作業ですが、確実に綺麗にできます。

カビを予防する3つのポイント

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1 冷房運転のあとはエアコン内部を乾燥させる

冷房運転をすると、エアコン内部のフィンと呼ばれる薄い金属の板に結露がおこります。この結露をそのままにしておくと、カビが繁殖しやすい環境になります。ですから、冷房を使ったあとは、送風運転をしてエアコン内部を乾燥させることが大切です。ただ、送風の機能がないものは、冷房のまま設定温度を上げるTことで送風の代わりができると言われています。

設定温度を上げることで、エアコンから冷たい風が出てこなくなります。これが送風と同じ効果があると言われています。では、送風をどのくらいの時間おこなえば、エアコン内部を乾燥させることができるのかということですが、一般的には数分から数十分と言われています。決まった時間は無いようですから、できるだけ長く送風をおこなううと考えていただければいいでしょう。

2 室内の湿度を下げる

電気ポットで湯沸かしを行う、料理などをするときは水蒸気が出ますから、換気扇を使って水蒸気を室外に出すようにするといいと言われています。エアコンは、室内の空気を吸い込み、室内に排出します。ですから、室内にカビが繁殖していると、エアコンを清掃しても、エアコン内部のカビの繁殖の原因になる可能性があります。カビを繁殖させない予防法の1つとして、エアコンだけでなく室内もカビが繁殖しにくい環境にすることが大切と言われています。

3 室内に風を通す

室内に風を通すことで、結露などがおこりにくくなり、カビの繁殖する環境を少なくすることができます。室内の湿度を下げるのと同じように、室内のカビの繁殖をおさえる目的があります。

エアコンカビの発生原因は先にご紹介しましたように、酸素、汚れ、湿気の3つです。この中で酸素を少なくすることはできませんが、汚れは清掃で減らすことができます。湿気については、冷房使用後は送風運転をする、湯沸かしや料理の時は換気扇を使う、室内に風を通すといったことでカビが繁殖しにくい環境にすることができるでしょう。

カビを放置すると夏型過敏性肺炎になる危険性も

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エアコン内部のカビを放置しておくと、過敏性肺炎の1つ「夏型過敏性肺炎」を発症する危険性があります。「夏型過敏性肺炎」は、(トリコスポロン)という室内で繁殖するカビが、肺の中に入ることで発症する病気です。

夏型過敏性肺炎の症状

夏型過敏性肺炎は、咳や38度前後の熱が出るなど風邪とよく似た症状になります。
発症時期は夏の終わりごろで、翌年になると冷房を使い始める6月~10月頃に症状が出やすくなります。

1年中エアコンを使っている場合、1年中症状が出てしまうケースもあります。

夏型過敏性肺炎はカビが原因

夏型過敏症肺炎の原因になるトリコスポロンというカビは、高温多湿な環境で腐った木などを栄養源に繁殖すると言われています。室内では、室温が20度以上、湿度が60%を超えると活動が始まり、高温多湿になるほど繁殖しやすくなると言われています。地域的には西日本が多いといわれていて、北海道などでは繁殖の可能性は低いと言われてきました。

ただ、マンションなど気密性の高く、カビが繁殖しやすい住宅が増えたこと、気候の温暖化の2つが原因で、西日本が中心だった夏型過敏症肺炎の発症が、東北や北海道でも注意が必要になると言われています。

トリコスポロン菌が繁殖しやすい場所

トリコスポロンが室内で発生しやす場所は、浴室、洗濯機の周囲、キッチンです。さらに、風通しが悪く湿気が多くなりがちな押し入れも繁殖場所として注意が必要です。

繁殖しやすいけれども目につきにくい場所は、天井や床下です。雨漏りや浸水などによって木が腐っている可能性があるときは注意が必要でしょう。

トリコスポロン菌は、家の中ではエアコン内でも繁殖しやすく、エアコン内に繁殖すると室内に夏型過敏性肺炎の原因をばらまきます。エアコンは室内の湿度を下げる効果がありますが、エアコン内部は湿度が高くなります。あるデータでは、エアコンの吹き出し口から200数十個のカビが、使用開始10分くらいで確認されたとされています。

夏型過敏性肺炎の予防は「掃除」

夏型過敏症肺炎は、繁殖している限り症状を繰り返すと言われています。ですから、夏型過敏症肺炎の原因になるトリコスポロンの繁殖を抑えることが対策になります。

エアコンでは、1週間に1度清掃をするということが大切といわれています。また、夏から秋など季節の変わり目でエアコンを使わないことがある場合は、最後の日にできるだけ送風運転をして、内部を乾燥させることをしましょう。もう一つ注意したいことは換気です。エアコンは室内の空気を循環させているだけですから、換気をして室外の空気と入れ替えるということも大切です。

夏型過敏症肺炎は、フィルターの掃除をするだけでも症状が軽くなったり、治まったりすると言われていますので、こまめな掃除がおすすめできる対策になります。

エアコンの中のカビを放置しておくことは、臭いだけでなく、夏型過敏症肺炎という病気も引き起こす可能性があります。夏型過敏性肺炎は、初期は風邪のような症状ですが、慢性化すると息切れをしやすくなります。さらにひどくなると、呼吸不全から命が危険にさらされることもあると言われていますので、カビを放置しておくデメリットは大きいといえるでしょう。

まとめ

エアコンの内部のカビを放置していると、夏型過敏性肺炎などの病気や嫌な臭いの原因になります。定期的にエアコンを清掃する、室内も含めカビが繁殖しにくい環境にするといったことに気をつければ、カビの繁殖を抑え快適な生活が送れます。

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