本記事では正月飾りを片付けるタイミングと方法を解説しています。
【正月飾りを片付けるタイミング】
・門松・しめ飾りは1月7日・1月15日
・破魔矢は1月15日
・鏡餅は1月11日・1月15日
【正月飾りの捨て方】
・お焚き上げを依頼する
・どんと焼きに参加する
・自宅で処分する
それぞれの方法のメリットと注意点を解説しているので、ぜひご覧ください。
正月飾りはいつまで飾る? 正月飾りを片付けるタイミング
門松・しめ飾り・破魔矢などの正月飾りや鏡餅を片付けるタイミングは、地域によって少し違います。ここでは、それを解説していきます。
正月飾りを片付けるタイミング1 ■門松・しめ飾りの片付けタイミング
門松としめ飾りは1月7日か1月15日、松の内と呼ばれる時期の最終日で片付けます。
関東地方の松の内の最終日は1月7日、関西地方は1月15日です。
地域によっては7日でも15日でもない場合もあるので、各自確認しておきましょう。
正月飾りを片付けるタイミング2 ■破魔矢の片付けタイミング
お正月に飾る破魔矢であれば、小正月である1月15日に片付けるのがいいとされています。
七五三・端午の節句に飾り始めた破魔矢は、1年後に片付けるのが一般的です。
お正月以外の破魔矢を飾る期間については、下記の記事で解説しています。
破魔矢の処分はいつまで?捨て方・違う神社・玉串料は? | タスクル
https://taskle.jp/media/articles/1175お正月・七五三などにいただく破魔矢は、いつまで飾っていても良いのか迷ってしまいます。飾り終わった後にどうやって処分したら良いのかも、イマイチ分かりません。ゴミに出してはいけない気がするけれど、どこに持って行くのか。処分にどの程度費用がかかるのか。分からないままでは落ち着きません。 この記事では、破魔矢の取り扱い方・飾る期間・処分方法をしっかりと説明していきます。
正月飾りを片付けるタイミング3 ■鏡餅の片付けタイミング
鏡餅は毎年1月11日の鏡開きの日に片付けるのが基本的。
松の内を15日とする地域では、15日や20日に鏡開きを行うパターンもあります。
地域によって違いがあるので、各自確認しておきましょう。
正月飾りの捨て方1 お焚き上げに参加する
お焚き上げは、神社や寺院で行っています。
門松・しめ飾りは松の内の最終日。破魔矢は小正月の1月15日。
神社・寺に持ち込んでお焚き上げしてもらいましょう。
お焚き上げは神社・寺院以外でも専門業者に依頼することもできます。
しかし、専門業者は神社・寺院に比べて当たり外れが激しく、費用が高い傾向にあります。
よほどの事情がないのであれば、神社・寺院に頼んだ方が安心です。
お焚き上げの詳細や費用は下記の記事でも解説しています。
お焚き上げの意味とは?方法・流れ・料金を解説!時期・注意点 | タスクル
https://taskle.jp/media/articles/123お焚き上げの意味やお焚き上げをするべきものなど、知っている方はどれくらいいるでしょうか?お焚き上げは宗教的な意味合いを含み、多くの方が人生で経験する儀式です。今回はお焚き上げについて見ていきましょう。
正月飾りの捨て方2 どんと焼きに参加する
どんと焼きとは、お焚き上げの別名。才の上焼・左義長と呼ぶ地域もあります。
正月飾りを焼くために、小正月である1月15日に行われることがほとんど。
各地域でやり方や呼び名は違いますが、お正月飾りに感謝を伝えて焼く点が共通しています。
【各地のお焚き上げの呼び名】
関西地方…とんど焼き
近畿北陸…左義長
静岡県…さいと焼き
長野県・山梨県…道祖神祭
九州地方…鬼火たき
沖縄…ドンド焼き
神社・寺院以外にも、お祭りとして開催されることもあり、どんと焼きの火でお餅やお団子を焼いて食べると、無病息災ですごせると言われる行事です。
■小正月を逃してしまったら?
通常のお焚き上げを依頼しましょう。
破魔矢であれば、神社の古札入れという場所に入れるだけでもOKな場合があります。
正月飾りの捨て方3 自宅で処分する
神社・寺院が近くにない場合や、業者を呼びたくない場合は、自宅で正月飾りを処分することもできます。
正月飾りを自宅で捨てる方法1 ■自宅でお焚き上げをする
お焚き上げ自体は特別な道具は不要です。
しかし、自宅で火を焚くのは危険で、近隣の迷惑になりがち。
煙に驚いて通報された、などというトラブルの方の報告もあります。特に、門松は大きいので自宅で焼くのは困難です。
広い土地が無い限り、おすすめできない方法になります。
【正月飾りのお清めの方法】
1:正月飾りを白い布や新聞紙の上におく
2:塩を左、右、左と三回かける
3:白い布や新聞紙で包む
正月飾りを自宅で捨てる方法2 ■自宅で普通ごみに出す
お焚き上げにいく時間がないのであれば、正月飾りをごみに出しても問題はありません。
分別については各自治体ごとに違うので、確認してください。
小さ目の門松・しめ縄ならばそのまま回収袋に入りますが、大き目な場合は解体する必要があります。
塩やお酒をかけて清めた後、白い布や新聞紙でくるんで捨てましょう。
【正月飾りのお清めの方法】
1:正月飾りを白い布や新聞紙の上におく
2:塩を左、右、左と三回かける
3:白い布や新聞紙で包む
ごみに出す時は、他のごみとは別のごみ袋に入れるのがおすすめ。感謝の気持ちを持って丁寧に扱ってください。