包丁についてしまったサビをキレイにしたいけどどうしたらよいか分からないという人も多くいるのではないでしょうか。サビは適切な方法で手入れをすればキレイにすることが可能です。
こちらの記事では包丁についたサビの落とし方から、サビ取りにおすすめなアイテムまで詳しく紹介します。こちらの記事を参考に包丁のサビ取り方法を見に付けましょう!
包丁にサビをつけないために知っておくこと 包丁にサビが付く理由
包丁にサビがつく原因は酸素と水分の結合にあります。酸素のない状態で包丁を保存するのは難しいので、なるべく水分が付着していない状態を維持しなくてはいけません。
特に鋼製の刃物がサビがつきやすく一度赤サビがつくと内部まで侵食していきます。ステンレス製の包丁も鋼製ほどではありませんが長期間濡れた状態で放置しているとサビがついてしまうことがあるので注意しましょう。
包丁の表面に汚れがついたまま放置していると、水分が酸性になりサビの進行が早くなります。包丁を使うたびにしっかりと手入れすることで、表面の酸化を防止することが可能です。
サビをきれいに除去しよう 包丁に付いたサビをキレイにする方法
包丁に付いたサビをキレイにする方法その1 ■クレンザー
クレンザーには研磨剤成分が含まれているので金属類を磨き上げるのに効果があります。漂白剤は含まれておらず、基本的には弱アルカリ性の性質を持っています。そのため酸性の汚れも一緒にキレイにすることが可能です。
【用意するもの】
①粉末クレンザー
②ナイロンたわし
【手入れ手順】
①包丁を中性洗剤で洗ってキレイにする
②まな板などの上に包丁をしっかりと固定する
③クレンザーを垂らしてナイロンたわしでよくこする
④流水ですすぎ洗いし、タオルでしっかりと水気を取る
【注意点】
包丁をまな板に固定する際、まな板と刃の間に隙間を作らないように注意しましょう。隙間があるとナイロンたわしで擦っているときに指を傷つける可能性があります。
包丁に付いたサビをキレイにする方法その2 ■重曹
重曹は細かい粒子でできているため水に溶かさずに使うと研磨効果も備わっています。重曹を使って包丁の表面についたサビをこすり落とすことが可能です。
【用意するもの】
①重曹
②クエン酸水
③ナイロンたわし
【手入れ手順】
①包丁をよく洗い汚れを落とす
②シンクの中やまな板の上で包丁に重曹をまんべんなくふりかける
③ナイロンたわしでサビのついている表面をしっかりこする
④用意したクエン酸水(水200ml+クエン酸大さじ1)を吹きかけて30分ほど放置する
⑤流水ですすぎ洗いし、タオルでしっかりと水気を取る
【注意点】
クエン酸は洗剤の入っていないものを選びましょう。性質の違う洗剤を複数混ぜると危険な化学反応が起こる場合があります。
包丁に付いたサビをキレイにする方法その3 ■サビ取り消しゴム
サビ取り消しゴムは研磨剤が配合された消しゴムです。主に金属や刃物などの部分的サビ取りに使用します。
【用意するもの】
①サビ取り消しゴム
【手入れ手順】
①包丁をよく洗い汚れを落とす
②サビ取り消しゴムを濡らしてサビのついた部分をこする
③包丁を洗剤で洗う
【注意点】
サビ取り消しゴムでこすった箇所はこすり跡が残る場合があります。目立たない場所でどのような跡になるか確認してから使用しましょう。
包丁に付いたサビをキレイにする方法その4 ■包丁研ぎ
刃先についたサビを落とす場合は、砥石で包丁を研げば切れ味も戻るため一石二鳥となります。砥石を使って包丁を研げばサビによってできたデコボコもキレイにすることができます。
【用意するもの】
①砥石
【手入れ手順】
①包丁をよく洗い汚れを落とす
②砥石を使って包丁の表面をこする
③包丁を洗剤で洗う
【注意点】
包丁の腹部分を砥石で研ぐとキレイに仕上げるのが難しい場合があります。砥石でサビを取る作業は刃先部分だけにしましょう。
包丁に付いたサビをキレイにする方法その5 ■コルク
ナイロンたわしなどを使って包丁に細かい傷をつけたくないという人にはコルクでのサビ落としがおすすめです。コルクは柔らかいので強くこすっても安心ですね。
【用意するもの】
①クレンザー
②コルク
【手入れ手順】
①包丁をよく洗い汚れを落とす
②クレンザーを垂らしコルクでこする
③流水ですすぎ洗いし、タオルでしっかりと水気を取る
【注意点】
コルクは柔らかいので力を入れてこすっても大丈夫ですが、刃先付近をこするときは怪我をしないよう注意しましょう。
知っていればトクをする 包丁に付いたサビをキレイにするメリット
包丁に付いたサビをキレイにするメリットその1 ■サビは衛生的に良くない
鋼やステンレスの包丁についたサビが少量食材に付着しても、人体に大きな影響を与えることはないと言われています。
しかしサビてしまった包丁は表面がざらざらになっているため、汚れや細菌が付着したら取れにくいという点が問題です。
汚れがついた状態で食材を切って料理するのは衛生的に良くないので気をつけましょう。
包丁に付いたサビをキレイにするメリットその2 ■切れ味が増す
サビが付いているだけで高価な包丁でも切れ味が格段に悪くなってしまいます。切れ味が悪くなると料理の出来栄えも悪くなり、料理の時間が楽しいものではなくなってしまいますよね。
必要以上に時間がかかったり、場合によっては怪我をしてしまうこともあります。包丁のサビをキレイにすることで切れ味を最高の状態に戻して料理の時間を楽しいものにしましょう。
包丁に付いたサビをキレイにするメリットその3 ■包丁が長持ちする
包丁は大切にメンテナンスをしながら使えば10年以上は使用可能です。しかしメンテナンスを怠ると、サビが原因で包丁が腐食していきます。
特に刃部分はサビによる腐食で刃こぼれを起こしやすく、一度刃が大きく欠けてしまうと素人では修理が難しくなるでしょう。刃先などは欠損したら修理できなくなる場合もあるので注意が必要です。
サビをキレイに落とせるおすすめアイテム 包丁のサビ取に使えるアイテム5選
包丁のサビ取に使えるアイテムその1 ■カネヨ泡立ちクレンザー
クリーム状のクレンザーに比べて泡立ちや研磨力が高い粒子タイプのクレンザーです。一般家庭でも広く使われており、包丁だけでなく多くのキッチン用品に使用できます。
嫌な匂いもしないので気にせず包丁に使えますね。毎日の手入れにピッタリのサビ取りアイテムです。
包丁のサビ取に使えるアイテムその2 ■サビ取り消しゴム
持ちやすいサイズのサビ取り消しゴムのためピンポイントでサビをキレイにできます。研磨剤をダブルで配合しているのでしつこいサビにもしっかりと効果があるでしょう。
サビ取り消しゴムでこするだけなので、大掛かりな手入れはしたくないという人にもおすすめアイテムです。斜めカットになっているため包丁のあご部分についたサビもキレイにできますね。
包丁のサビ取に使えるアイテムその3 ■砥石セット
包丁をしっかりと研磨する中砥石と仕上げに使う仕上げ砥石が一つになった砥石セットです。砥石の台座はそのままで砥石をひっくり返せば番手を交換できます。
目の荒い砥石で磨いただけでは切れ味が安定しないので、目の細かい仕上げ砥石で必ず仕上げるようにしましょう。鋼もステンレスもどちらの包丁もこの砥石で研ぐことが可能です。
包丁のサビ取に使えるアイテムその4 ■シャープナー
砥石を使って包丁を研ぐのがあまり好きでないという人にはこちらのシャープナーがおすすめです。シャープナーに包丁をセットし、前後に10回程度往復するだけで切れ味が戻ります。
こちらの一つのシャープナーで粗刃付け・刃角落し・仕上げ刃付けがすべて完了するので便利ですね。重量も軽く持ち運びもできるので持っていると役立つアイテムです。
包丁のサビ取に使えるアイテムその5 ■サビ落としスプレー
サビに吹きかけて放置するだけでサビが落ちる画期的なサビ落としアイテムです。サビに適量吹きかけ30秒ほどおいておくと、鉄サビが溶解し浮き出します。
鉄サビが反応し赤紫色になったら布巾などでこすり落としましょう。サビが十分に溶解していない場合は再度スプレーを吹きかけましょう。
毎日のお手入れが大切 包丁がサビないように保存する方法
包丁の中でも特に和包丁は濡れた状態で30分放置するだけでサビ始めます。そんな包丁を保管する場合はしっかりと水気を取り除くことが大切です。
包丁は洗ったら乾いた布などでしっかりと水気を取り、最低でも数時間は乾燥させましょう。しばらく包丁を使わないという場合はサラダ油を薄く塗ってから新聞紙で包んで保管するとサビにくくなります。
どうしてもサビが落とせず包丁を処分したいという人は以下の記事を参考にして下さい!
包丁の正しい捨て方!ゴミ分別は?捨てるタイミング・注意点 | タスクル
https://taskle.jp/media/articles/926包丁の正しい捨て方がわからない人も多いのではないでしょうか?めったに捨てることがない包丁は、捨て方がわからず台所で眠っていることはよくあります。いざという時のために、「包丁の捨て方」を習得しましょう。
包丁のサビ落としに関するよくある質問
■包丁にサビがつく理由ってなに?
サビが包丁につくのは包丁の表面にある水分と、空気中にある酸素が結合することが原因です。
詳しくは こちらをご覧ください。
■包丁のサビをキレイにするメリットはなに?
包丁のサビをキレイにすることで包丁を衛生的に保つことができます。また包丁の寿命を長くすることも可能です。
詳しくは こちらをご覧ください。
■包丁がサビないように保存する方法は?
包丁がサビないように保存するためには水分をしっかりと取り除く必要があります。
詳しくは こちらをご覧ください。