長期間保管していたココアの中に黒い虫のようなものがいて驚いたという経験をしたことがある人も多くいるのではないでしょうか。ココア虫はどこにでも発生する可能性のある身近な害虫です。
今回紹介する内容は、
・ココアの中に発生するココア虫とは?
・もしココア虫がわいてしまったら
・ココア虫の対策方法
・ココア虫が好む食品とは?
・ココア虫を飲んでしまったらどうすればいい?
・ココア虫に関するよくある質問
以上となります。この記事を参考にココア虫の正体とその対策方法をしっかりと確認しましょう。
ココアの中に発生するココア虫とは?

ココア虫の正体は? ■ココア虫の正体はシバンムシ
シバンムシは漢字では死番虫とも書かれる食品に被害を及ぼす害虫の一種です。日本国内だけでも100種類以上が確認されており、そのなかでも雑食性をみせるのはわずか一部だと言われています。
雑食性のシバンムシは粉類や菓子類、乾麺などの容器に侵入し繁殖します。一般家庭だけでなく食品工場や商店などでも被害がみられるでしょう。また一度に70個の卵を産卵するとされており、瞬く間に増えていくという特徴があります。
ココアにシバンムシがわく理由 ■長く放置されている食品は絶好の標的
シバンムシは雑食のためパッケージなどを食い破って侵入しやすい食品を標的にします。ココアはプラスティック製のパッケージですぐに使い切られないことが多いですよね。
そのためシバンムシの標的になりやすく、ココアにシバンムシがわいてしまうことが多発します。古くて乾燥している食品は全てシバンムシの標的になりやすいので注意しましょう。
また、保存方法が悪く、パッケージの折り目が劣化して穴が空いてしまうなどもありますよね。そんな穴はシバンムシにとっては格好の侵入経路。保存期間だけでなく保存方法にも注意したいところですね。
ココア虫の見分け方 ■溶けない粒には要注意
ココアを作ってよく混ぜたのに黒いつぶつぶが浮いていたらそれはココア虫の可能性があります。飲む前によく確認しましょう。
ココア虫を袋の中で見分けるのは肉眼だと難しいですが、粉の中に動いている物体があればそれはココア虫の可能性があります。賞味期限が切れたものは飲まないようにしましょう。
もしココア虫がわいてしまったら
ココアのパッケージにココア虫がわいてしまったら諦めてパッケージごと捨てましょう。肉眼では分かりにくい上に小さいココア虫はパッケージから自力で取り除くことはほぼ不可能です。
ココア虫はココアのパッケージ内で孵化と成長を繰り返すため、成虫だけでなく幼虫や蛹も混在します。取り除く作業に手をかけるのであれば新しいパッケージを買いに行く方が安全ですね。
ココア虫の対策方法
ココア虫の対策方法その1:ココアのパッケージを冷蔵庫に入れる ■ココア虫は冷蔵庫に侵入できない
ココア虫を長期間保存する場合、しっかりと密封してから冷蔵庫もしくは冷凍庫に保管するのがもっとも効果的な対策方法です。冷蔵庫は密閉製も高いため匂いなどが漏れにくくココア虫も侵入できないでしょう。
夏場は特に粉製品に虫がわきやすいので、夏場だけでも冷蔵庫で保管する習慣をつければ安心ですね。
ココア虫の対策方法その2:タッパーに入れて保存する ■密封性高いタッパーに入れれば安心
冷蔵庫に粉物を収納する習慣がない人は密封性の高いタッパーなどに入れて収納することでココア虫の侵入を防ぐことができます。
しかし注意しなくてはいけないのはタッパーに収納する際にココアの粉を周りに落としてしまうと、そこからココア虫がわく可能性があります。そしてタッパーから出し入れする際にタッパー内へ侵入を許してしまうこともあるので注意しましょう。
ココア虫対策におすすめのアイテムその1:DULTON キャニスター ダルトンのガラス瓶容器がおしゃれでおすすめ

国産インテリア雑貨メーカーのダルトンから出ているコーヒー粉を保管する用の瓶容器が使いやすくておすすめです。本体はガラス製なので重みもあって安定しています。
蓋部分はアルミ製ですが裏側にシリコンパッキンが入っているので密閉性は高く安心です。カフェなどでも使用されているボトルなのでおしゃれにココアを保管するのにピッタリですね。
ココア虫の対策方法その3:くん煙剤 ■くん煙剤などの殺虫剤を使用する
一度室内にココア虫が発生してしまったら、一匹ずつ駆除するのはなかなか大変です。市販されているくん煙剤を使えば目に見えない場所に生息する虫も一気に駆除できるでしょう。
食べ物に寄ってくる虫はキッチンに集まってくるのでキッチンでくん煙剤を使うと効果が高いです。くん煙剤を使用する場合は食品の中に混入しないよう注意する必要があります。
ココア虫対策におすすめのアイテムその2:バルサン 水タイプ 火を使わないので安心安全

最大16畳の部屋で使える水タイプのバルサンです。火災報知器や食材が殺虫成分に触れないようしっかりと準備してから使用しましょう。
使用後30分程度換気すればよく、哺乳類への影響も安全性が高い殺虫剤です。水のみで蒸気を発生させているのでトラブルの心配も少なくよいですね。