いつものようにきちんと洗濯をしているのに、洗濯物がかえって臭くなってしまう。
洗えば洗うほど、黒や茶色のピロピロした汚れが服にくっついてしまう。
白い汚れがついていたので、紙かと思ったら違ったけど何だかわからない。
そういった場合は、洗濯槽の掃除をしてみましょう。
洗濯槽の黒い汚れはカビです。
カビだけでなく、カビと皮脂汚れ、雑菌やホコリなどが一緒になっています。
洗濯槽の白い汚れは洗剤カスが主な原因です。
どちらの汚れも、服につくと大変やっかいですし、このまま放置してもクサイにおいは自然には直りません。
柔軟剤の香りの強いものを使っていても、ニオイの元は退治できません。
今回は、アマゾンで大変よく売れていて口コミの数の多い洗濯槽クリーナーをピックアップしてみました。
黒い汚れや、カビのニオイ、白いポロポロ汚れなどをゴッソリ取って清潔な洗濯槽にしましょう。
酸素系クリーナーと塩素系クリーナーの両方紹介しているので、ぜひ試してみてください。
酸素系と塩素系のクリーナーの違いは?
洗濯機のクリーナーは、酸素系と塩素系の大きく2つに分けられます。
洗濯機メーカーで推奨している洗濯槽の掃除方法では、塩素系漂白剤もしくはメーカー純正のクリーナーで洗うといったことがよく書かれています。
また、市販の酸素系漂白剤のクリーナーも、ごっそり取れると評判です。
ここでは、それぞれの特徴を見ていきましょう。
■酸素系クリーナーとは?
酸素系クリーナーは、「酸素系漂白剤」によってできています。
酸素系漂白剤は、過炭酸ナトリウムと過酸化水素が2:3でミックスされたものです。
過炭酸ナトリウムは、炭酸ナトリウムまたは炭酸ソーダとも言います。
過炭酸ナトリウムは、食器洗い乾燥機用の洗剤の中にも入っている成分でもあります。
一回に使用する量としては、500グラムが標準的です。
酸素系漂白剤に加えて、メーカー独自の洗浄成分を入れている製品も販売されています。
■塩素系クリーナーとは?
日立の洗濯機では、二ヶ月に一度の塩素系漂白剤での槽洗浄が推奨されています。
パナソニックの洗濯機では、一ヶ月に一度の塩素系漂白剤での槽洗浄をするようすすめています。
メーカーで勧めている塩素系漂白剤ですが、強力な殺菌作用がある反面、繊維の染料まで漂白してしまうので色が落ちてしまう可能性もあります。
塩素系漂白剤で槽洗浄を行った後は、丁寧にすすいで洗濯物が脱色されないようにしましょう。
また、塩素系漂白剤は酸性のものと混ぜないようにしなくてはいけません。
クエン酸やお酢といったエコ系洗剤も酸性ですので、気をつけましょう。
洗濯機の黒カビを取ってくれる酸素系タイプのクリーナーベスト8
■カビキラー 洗たく槽クリーナー 酸素系粉末タイプ
カビキラー 洗たく槽クリーナー アクティブ酸素で落とす洗たく槽カビキラー 酸素系粉末タイプ
カビキラーの洗濯槽クリーナーには、酸素系と塩素系があります。
こちらは酸素系についての説明になります。
アマゾンの洗濯槽クリーナーの中でも、高い人気を誇るクリーナーです。
洗濯槽のクリーナーだけれども、漬けおかなくて良いというのも使いやすいですね。
液体タイプよりも落ちるという口コミもありました。
人気は何と言っても洗浄力で、数日前に他の洗濯槽クリーナーで洗ったばかりなのに、カビキラーの洗濯槽クリーナーを使ったら、またカビが出てきたという声もあります。
塩素系ではないので、ニオイもしないし刺激も無いのも安心して使える理由になっています。
■アレスヘルスケア 過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)
過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤) 1kg【メール便送料無料!】
アマゾンの中でも口コミが3ケタに達しているベストセラーのクリーナーです。
洗濯槽の掃除の他に、風呂釜の掃除や普通のお掃除の時の汚れ落としなどにも使われています。
メーカー推奨の洗濯槽クリーナーでは落ちなかった汚れが落ちたり、他の会社のクリーナーで落ちなかった汚れがゴッソリ取れるという口コミが目立ちました。
お湯を使用したほうが効果はアップしており、早い方では1時間程度で洗濯槽の汚れが浮いてくるそうです。
■ケーイーケー (KEK) 過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)
酸素系漂白剤 過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤) 1kg【楽天24】
こちらもアマゾンの口コミが3ケタという売れ筋商品で、洗濯槽クリーナー部門では2位になっています。
こちらのメーカーがおすすめする洗濯槽の掃除方法は、50度位のお湯を使うことです。
お風呂の残り湯でも良いそうなので、お風呂から出た後に熱いお湯を加えるか、再度熱く沸かし直すと良いでしょう。
そして洗濯槽の高水位までお湯を入れた後、過炭酸ナトリウムを500g投入します。
3分から4分程度、洗濯機を回したら、一晩放置します。
次の日の朝、また3分から4分程度、洗濯機を回して浮いてきたゴミを網ですくいます。
そして排水すれば完了ですが、汚れがひどい場合には1度だけでなく2度洗濯槽洗浄を行うようオススメしています。
■NICHIGA(ニチガ) 酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)
酸素系漂白剤 1kg 【メール便選択で送料無料】 過炭酸ナトリウム 酸素の力で凄い破壊力!
恐ろしいほどの洗浄力と口コミにある程、使用した後に感動する方が多い洗濯槽クリーナーです。
口コミ数が3ケタもあり、ラインナップが最小の1キロから、3キロ、5キロ、9キロ、25キロと揃えられている程リピーターの多い商品です。
香料も蛍光剤も、合成界面活性剤も使用しておらず、過炭酸ナトリウム100%の洗剤です。
一緒に重曹を入れると、より多く汚れが落ちるのでオススメです。
旭硝子製 重曹 1kg 【メール便選択で送料無料】 食品用(食品添加物) 料理やお菓子作り、野菜のあく抜き、ベーキングパウダーとして、シンク・ガス台の頑固な汚れにも
■アマゾン限定 プロ仕様 洗濯槽の激落ちくん増量パック (3回分) ドラム式対応
激落ち 洗たく槽クリーナー(1回分*3コセット)【激落ち(レック)】
非塩素系の漂白剤は、泡が多く立ってしまい水を押し出してしまうので洗濯槽の掃除に向いていないものも多い中、こちらは非塩素系でありながらドラム式洗濯機にも対応しているクリーナーです。
あらゆる洗濯機に対応しているクリーナーでもあり、全自動洗濯機や二層式洗濯機、ステンレス槽、プラスチック槽などに対応していて手軽に使用できます。
アマゾンだけの特別仕様の「プロ仕様 洗濯槽の激落ちくん」は、1回の量が80グラムから90グラムにアップして、再付着防止剤も入っているので取れたカビや汚れがもう一度洗濯槽についてしまうのを防ぎます。
■オカモト やさしい 洗濯用 酸素系漂白剤
オカモト やさしい 酸素系漂白剤(750g)
オカモトで販売されていますが、中身はシャボン玉石けんの会社が製造している過炭酸ナトリウムです。
これを使用するようになってから、塩素系漂白剤を使わなくなったという口コミもありました。
やはり、塩素系のような強いニオイも無く、環境や手にも優しいので、長く使うことを考えて選ぶと酸素系漂白剤は人気がありますね。
普段洗濯をする時に、洗濯石鹸と一緒に入れて布オムツの殺菌用に使用している声もありました。
■arau. アラウ 洗濯槽クリーナー
arau.(アラウ) 洗濯槽クリーナー 300g×3個【楽天24】
洗濯槽を洗った後のハーブの香りが人気のあるクリーナーです。
赤ちゃん用の洗剤を多く出している「arau. アラウ」の洗濯用せっけんを使用している方が、興味を持って購入しています。
長期間、洗濯槽を洗っていない場合は一度の洗浄では汚れが落ちきれていないので、2回続けてこちらのクリーナーで洗濯槽の掃除をすると良いでしょう。
お湯と「arau. アラウ 洗濯槽クリーナー」を入れると、数分でカビや汚れが浮いてきます。
浸け置きでは、口コミによると4時間ほどでも効果が出るようです。
ドラム式には使えないので選ぶ時には注意してください。
■ヱスケー 石鹸すっきり洗濯槽クリーナー
エスケー すっきり 洗濯槽クリーナー 500g×2(2回分)
過炭酸ナトリウムと脂肪酸ナトリウム、そして炭酸ナトリウムでできているクリーナーです。
全自動洗濯機と二槽式洗濯機に使用することができますが、ドラム式洗濯機に使用してもあまり十分な効果が出ないとエスケー社から公表されていますので選ぶ時には注意してください。
30度から40度のお湯に入れて使用するクリーナーで、こちらは50度以上のお湯での使用はオススメしていません。
3、4分洗濯機を回した後、3時間から4時間そのまま放置します。
液体の洗濯槽クリーナーよりも、良く汚れが落ちると評判のクリーナーです。
塩素系タイプのクリーナーベスト4
■Panasonic 洗濯槽クリーナー(塩素系) N-W1
パナソニック 洗濯槽クリーナー(塩素系) N-W1
ドラム式洗濯機の場合、酸素系のクリーナーが使用できない洗濯機が多く、その代わりに塩素系の洗濯槽クリーナーが使用されています。
口コミを見ると、今まで、市販の酸素系クリーナーを使用してきて効果が今ひとつと感じていた人が、こちらのクリーナーを使用して満足しています。
注意点としては、塩素系なので使用した後のすすぎを丁寧に行う点です。
すすがずに次の洗濯をしてしまうと、洋服の色が薄くなってしまうので気を付けてくださいね。
■カビキラー 洗たく槽クリーナー 洗たく槽カビキラー 塩素系液体タイプ
酸素系のカビキラー洗たく槽クリーナーも人気ですが、こちらの塩素系タイプも人気です。
上手に使っている方の使用方法を見ると、40度程度のお湯を洗濯槽に入れています。
やはり水よりも、お湯のほうがカビや汚れをゴッソリ落としてくれるので、お風呂の残り湯でも良いのでお湯を使用するようにしましょう。
また、一晩浸け置き洗いして排水した後は、塩素のニオイが気になるので2回すすぎ洗いをしています。
液体で重いのでネットで購入している方が多く見られました。
洗たく槽カビキラー 550g【楽天24】
■T-W1 90004003塩素系 東芝 洗濯槽クリーナー
メーカー在庫限り 東芝 洗濯槽クリーナー(洗濯槽のかび取り用洗浄液)T-W1 塩素系90004003
洗濯機のメーカーが出している、自社の洗濯槽専用クリーナーなので、やはり汚れは良く落ちます。
電機メーカーが自社のために出しているクリーナーは、汚れは落ちますが市販の洗濯槽クリーナーよりも一桁金額が高いのでどうしても買うのに勇気がいりますよね。
こちらも2,000円程度するので購入を戸惑うこともあるかと思いますが、市販のクリーナーを何回も使用して落ちなかった汚れが、専用クリーナーをたった一回使うだけで新品のようになると評判です。
ニオイもなくなり、ワカメのような汚れも無くなるので、市販の洗濯槽クリーナーで効果があるのか無いのかわからないという方は一度チェレンジしてみてはどうでしょうか。
■N-W2 洗濯槽クリーナー ドラム式専用
パナソニック ドラム式洗濯機用 洗濯槽クリーナー 洗浄液 N-W2 Panasonic 純正 NW2
パナソニックのドラム式洗濯機用のクリーナーです。
次亜塩素酸ナトリウムと、珪酸塩の防食補助剤でできています。
使用する時のポイントとしては、水が出ていかないように泡センサーを調節しておくことです。
普通に洗濯機を回しただけだと、どんどん洗剤を入れた水が出ていってしまって、約1,500円の洗剤代がムダになってしまいます。
ナノイーでもカビ臭さが取れない時にオススメの洗剤です。
洗濯機の黒カビを取ってくれる洗濯槽の掃除方法
■ドラム式洗濯機の場合
パナソニックが推奨する洗濯方法を見てみましょう。
最初に、推薦を開けて、洋服などは何も入れずに電源を入れます。
洗濯槽の掃除は、普通の掃除でも使用する酸素系漂白剤を使用することもありますが、洗濯槽を洗う時に一緒に洗濯物を入れてしまうとカビ臭くなってしまいます。
何も入れないで洗濯槽は掃除しましょう。
そして、洗うか乾かすかの洗濯ボタンでは「洗濯」を選んで、コースは「槽洗浄」を選びます。
スタートを押すと水が出るので、給水が終わったら水を一時停止させます。
クリーナーを入れて洗濯機のドアを閉めて、またスタートボタンを押して再スタートさせます。
そして11時間ほど放置すれば完了です。
■その他の洗濯機の場合
入れられる一番上の水位まで、お風呂位の温度のお湯を入れます。
そして、洗濯槽クリーナーを入れて3分から4分ほど洗濯機を回します。
標準コースでも良いし、遠心力コースや強力コースがあれば、そのほうがよりクリーナーが全体に行き渡ります。
全自動の場合も、二層式の場合も、ドラム式の場合と同じように洗濯物を入れることは止めましょう。
カビ臭くなってしまうので、お洗濯になりません。
そして一晩そのまま放置します。
次の日の朝になったら、もう一度3分から4分程度洗濯機を回します。
浮いてきたゴミは、魚用の網や、お風呂のゴミとりなどの網ですくい取りましょう。
普通に排水に流してしまうと、排水口がつまってしまう原因になりかねません。
排水した後は、一度か二度ほどすすぎ洗いすることをオススメします。
特に塩素系漂白剤を使用した時は、洗濯物が薄い色になってしまわないようにすすぎ洗いが必要です。
洗濯槽の裏は、お風呂以上にカビが繁殖しやすい場所です。見えない部分だからこそ、しっかり掃除したいもの。洗濯槽の掃除方法や、汚れの原因は何なのか、いつも洗濯槽を綺麗に保つための頻度や注意点などを解説していきます。
まとめ
洗濯槽から黒カビを出さない、洗濯物をカビ臭くさせないためには、何と言っても普段からの「乾燥」が大切です。
洗濯機によっては「槽乾燥」というコースがあるので、週一回は洗濯槽をすっかり乾かすようにすると良いでしょう。
わざわざ「槽乾燥」コースにしなくても、洗濯した後に洗濯機の扉を開けておくようにすればカビも以前よりだいぶ減ります。
また、洗濯する前日から脱いだ服を洗濯機の中に入れてしまうのもカビを生やしてしまう原因になります。
洋服についた汗や皮脂汚れなどが、湿って空気がこもっている洗濯機の中でカビ菌の餌となってしまうからです。
脱いだ服はフタのついたものよりも、通気性のあるカゴのようなものに入れたほうが、雑菌が繁殖しません。
面倒でも脱いだ服を入れるカゴは用意したほうが良いでしょう。
洗濯槽クリーナーを入れてのお掃除は、月に1回もしくは2ヶ月に1回は行うよう洗濯機メーカーも推奨しています。
洗濯槽クリーナーの口コミは、酸素系クリーナーを使っていたけれども塩素系のほうが良かったというものもあれば、塩素系漂白剤を使っていたけれども酸素系クリーナーのほうが効果があったというものもあります。
使用している洗剤の違いや、住んでいる地域の水の質、普段の洗濯物にどのような汚れがついているかといった違いがあるので、どの洗濯槽クリーナーが良いかは一言では言えません。
今回ピックアップしたのは、アマゾンの中でも売れ筋の洗濯槽クリーナーばかりですので、きっと自分の家にぴったりの洗濯槽クリーナーが見つかりますよ。
洗濯物から生乾きのニオイがする原因と対策についてまとめました。生乾き臭の元「モラクセラ菌」を増殖させない洗剤や、洗濯方法について解説しているほか、悪臭の原因の1つである洗濯槽の黒カビのクリーニング方法についても説明しています。