電化製品の周りには、静電気でほこりが溜まりがちです。普段からハンディモップで取り除いて、電化製品の作動にも悪影響を及ぼさばいようにしましょう。電化製品の掃除には、水拭きや消しゴムの使用も控えましょう。
特に消しゴムのカスは放っておくことで、機械に混入して動作不良を起こしたり、消しゴムの成分がプラスチックや合成樹脂を溶かすことがあります。普段の掃除から気を付けましょう。
17 家具の裏
大掃除を楽にするためには、ほこりやごみが溜まらないように予防する必要があります。家具の裏はフローリング用のワイパーや掃除機の細いノズルでほこりを取り除き、空気洗浄機があれば掃除後の細かなほこりも回収してくれます。
18 エアコン
エアコンは電源を切ってからフィルターを取り外し、フィルターの内側部分から洗い流して網目にゴミを詰まらせないようにします。フィルターにはゴミが詰まっていることで電気代がかさむことがあります。
またエアコンのフィルターの汚れは、放っておくことでダニやカビの原因になり悪臭やアレルギーの元にもなります。汚れが酷いときには中性洗剤を薄めたものと歯ブラシを使って汚れを落としましょう。
カビ臭い時はエアコンのフィンやファンの掃除が必要ですが、それだけで丸一日かかるので大掃除とは別の日に掃除しましょう。
19 本棚
本棚の本の上には、知らない間にほこりがたまっています。紙に付いたほこりや汚れはなかなか取れないので、毎日はたきで本の隙間のごみもはたいて普段から本が汚れないように気を付けましょう。
20 仏壇
神棚や仏壇は木でできているので極力水は使いません。ハタキでほこりを落として乾拭きをします。白手袋をして、手の油脂や指紋がつかないように、シミにもならないようにします。
なかなか落ちない汚れがある場合のみ、固く絞ったタオルで拭いてしっかりと乾拭きをしましょう。仏壇の汚れもこびりつくとなかなか落ちないので普段からほこりを落として汚れを予防しましょう。
■床の大掃除のコツ

21 カーペット
カーペットを敷いている場合は、汚れやシミの種類によって掃除方法を変えます。食べこぼしにはオキシドール、油分が多いシミには染み抜き用のベンジンで効果的に落とします。食べこぼしではシミの種類が分からなくならないように速やかに掃除をして、汚れがこびりつかないようにしましょう。
22 畳やフローリング、大理石
天井から落ちたほこりやごみは床にたくさん散らばっています。畳の掃除では、畳の目が傷つかないように箒や掃除機で細さなごみも取り除きましょう。畳の目の間のほこりやゴミも歯ブラシを使ってかき出します。
フローリングの場合は、掃除の仕上げにワックスをかけることでツヤが出て、傷や汚れも付きにくくすることができます。
大理石の床の掃除では、天然の大理石にクエン酸を使用するとくもりがかってしまうので使用は控えましょう。
■玄関やベランダ、壁や柱の大掃除のコツ

23 下駄箱
下駄箱の掃除では、靴を全て出してから砂や土も箒や掃除機で取り除きましょう。こびりついた汚れには固く絞った雑巾で拭いた後、念入りに乾拭きします。
下駄箱の中が湿気でいっぱいになるようなときにも備長炭や除湿剤でカビの予防を行い、下駄箱の扉も開けたままでしっかりと除湿をしましょう。
24 ベランダ
ベランダの汚れには重曹とデッキブラシでごしごしと磨いて落とします。最近のベランダ用の掃除シートを使えば、雨風の軽い汚れも手軽に落とせて便利です。金属製の素材についた汚れには、錆びないように乾拭きで汚れを取り除き、必要な時にだけ水拭きをして乾拭きもしっかりと行います。
25 壁や柱、ドア
木製の壁や柱、ドアの汚れは、サンドペーパーで削って取ります。ゆっくりと時間をかけて、240番の粗めのサンドペーパーで最初に磨きましょう。そして、仕上は800番のペーパーで磨きます。磨いた後には防汚剤でコーティングを行い、腐食も防ぎましょう。