
風呂釜掃除をしたのはいつですか? 風呂釜掃除を1度もしたことがない方もいれば、年末の大掃除の時にしたのが最後という方もいるでしょう。むしろ、風呂釜掃除を定期的にしているケースの方が少ないかもしれません。
風呂釜掃除をほとんどしない理由は、風呂釜内部の汚れが見えないことも関係しているでしょう。確かに風呂釜内部は見ることはできませんが、水垢・皮脂・石鹸カスなどが付着している状態でかなり汚れています。
汚れが付いた風呂釜でお湯を沸かしたりお湯張りをすれば、汚い湯舟に浸かることは想像がつくはずです。汚れがたまった風呂釜を掃除してキレイな風呂釜にするために、『風呂釜掃除のやり方』などをご紹介します。
風呂釜が汚れる原因は?
"風呂釜は汚れるものなの? "と思う方もいるかもしれませんが、結論から言うと風呂釜を使えば汚れます。風呂釜が汚れるのは、追い炊きやお湯張りをする時の仕組みと関係があるからです。風呂釜は浴槽にたまっている水やお湯を吸い込みますが、浴槽に浮遊している皮脂汚れなども一緒に吸い込みます。
すると、風呂釜の配管は様々な汚れが付き、追い炊きやお湯張りをする度に配管に付いている汚れが吐き出されるという流れです。当然、風呂釜の配管の汚れと一緒に吐き出されたお湯は不衛生な状態です。風呂釜の汚れがかなりたまると浴槽のお湯は以下のようになります。
・茶色いや白いカスがお湯に浮く
・濁ったお湯になる
・お湯が臭い
・残り湯に小バエがいる
風呂釜の種類3個

風呂釜掃除をする前に風呂釜のタイプをチェックしないといけません。と言うのも、風呂釜は3種類あり、種類によって掃除方法が変わるからです。風呂釜の種類のチェック方法は簡単で、浴槽に排水する以外の穴があるか? 穴の数はいくつかあるか? を見ればわかります。
風呂釜掃除をする前に風呂釜のタイプをチェック ■「追い焚きなし」の風呂釜とは?
追い炊き機能がない浴槽の場合、浴槽には排水する穴しかなく風呂釜がありません。風呂釜はお湯を沸かす装置で風呂釜内部には配管が通っています。しかし、追い炊き機能がない浴槽は風呂釜が内蔵されていないため、湯舟に浸かる度に蛇口からお湯を出してためないといけません。
風呂釜掃除をする前に風呂釜のタイプをチェック ■「1つ穴」の風呂釜とは?
浴槽を見て、排水する穴以外にもう1つ穴があれば風呂釜がある証拠です。1つ穴タイプの風呂釜の場合は風呂釜内部に配管が2つあるのが特徴で、お湯を吸う配管とお湯を吐き出す配管があります。また、お湯を吸い込む力と吐き出す力がかなり強力なため、お湯の温度が均一になりやすく汚れがたまりにくいです。
風呂釜掃除をする前に風呂釜のタイプをチェック ■「2つ穴」の風呂釜とは?
浴槽を見て、排水する穴以外に縦に穴が2つあれば2つ穴タイプの風呂釜になります。下の穴から冷めたお湯や水を吸い込み、温めたお湯を上の穴から吐き出す仕組みです。2つ穴タイプの風呂釜はお湯を吐き出す力が弱い分、風呂釜内部の配管に汚れがつきやすいのが難点と言えるでしょう。
風呂釜掃除のやり方3個[種類別]

あなたの家の風呂釜はどのタイプでしたか? 風呂釜のタイプによって掃除方法が変わりますが、掃除が少し大変なのは2つ穴タイプかもしれません。早速、風呂釜の種類別に掃除方法を見ていきましょう。
風呂釜掃除のやり方① ■「追い炊き機能がない浴槽」の場合
追い炊き機能がない浴槽は風呂釜が内蔵されていないため、風呂釜掃除をする必要はありません。浴槽内や浴槽周りなどを掃除をしましょう。
風呂釜掃除のやり方② ■「1つ穴タイプ」の風呂釜の場合
1つ穴タイプの風呂釜掃除のやり方からご紹介します。風呂釜掃除をする時は残り湯で掃除をしても良いですが、入浴剤を溶かしたお湯は風呂釜掃除に向いていません。
何故なら、入浴剤の成分が風呂釜の配管に付いて汚れる可能性があるからです。風呂釜掃除は必ず入浴剤を溶かしていないお湯で掃除をしましょう。
〇穴を覆っているフィルター(カバー)がある場合はフィルターを外します。フィルターを外すとお湯の循環が良くなり風呂釜内部がよりキレイに掃除できるため、フィルターが外せるか? 確認しましょう。
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〇浴槽に水を張るか冷めた残り湯を掃除に使います。風呂釜掃除は追い炊きをして配管をキレイにするため、水や冷めたお湯を使いましょう。水や残り湯の位置は1つ穴より5㎝~10㎝上まで必要です。また、外したフィルターも浴槽の中へ入れてキレイにします。
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〇お湯の温度を40度くらいに設定して追い炊きをし、風呂釜掃除用の洗剤などを浴槽に入れましょう。ただし、お湯の温度は風呂釜掃除に使う洗剤などによって変わります。追い炊き後、風呂釜の配管に付いている汚れを剥がすために10分くらい放置しましょう。
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〇時間が経ったらお湯を捨てて再び浴槽に水を張ります。次に、お湯の温度を40度くらいに設定したら追い炊きをしましょう。追い炊き後は10分くらい待ってからお湯を捨てます。
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〇シャワーの勢いを強くし、1つ穴の部分にシャワーをしばらく当てたら離すことを繰り返しましょう。シャワーの水圧で風呂釜の配管に付いている汚れがさらに剥がれて、水やお湯と一緒に汚れが出てくる場合があります。最後にフィルターをセットしたら終わりです。

【一つ穴のお風呂の掃除方法&おすすめ洗浄剤】循環アダプターのフィルター外し方も解説 | タスクル
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風呂釜掃除のやり方③ ■「2つ穴タイプ」の風呂釜の場合
次は、2つ穴タイプの風呂釜掃除をするやり方をご紹介します。1つ穴の風呂釜掃除は追い炊きやお湯張りをし、配管の中にお湯を循環させて掃除しました。しかし、2つ穴タイプの風呂釜掃除は風呂釜の配管に直接洗剤などを入れて、残り湯も使いません。
〇穴を覆っているフィルター(カバー)があれば外しましょう。下の穴にタオルを詰めて隙間をなくし、水やお湯が流れないようにしましょう。
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〇上の穴に風呂釜用の洗剤などを入れたら、上の穴が40度くらいのお湯で隠れるまで注ぎ1時間くらい放置します。放置している間に、外したフィルターを歯ブラシや風呂用洗剤で掃除をしましょう。
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〇時間が経ったらタオルを外して、風呂釜の配管にたまっているお湯を排出します。次に、上の穴にホースを入れたら勢い良く水やお湯を出し、風呂釜の配管掃除をしましょう。または、シャワーの水圧で風呂釜の配管掃除をしても良いです。最後に掃除したフィルターをセットすれば終わりです。
風呂釜掃除方やり方6個[洗剤別]

基本的な風呂釜掃除のやり方は前項でご紹介した通りですが、使う洗剤などによって掃除方法や放置時間が変わります。また、残り湯で風呂釜掃除をする場合は、入浴剤を溶かしていないお湯を使いましょう。
他にも、で1つ穴の風呂釜は浴槽の中に外したフィルター(カバー)を入れて浸け置きして、2つ穴の風呂釜はフィルターを歯ブラシなどで掃除します。では、洗剤別に風呂釜掃除のやり方を見ていきましょう。