引越しというと、家財道具の梱包や引越し業者の選定が最初に頭に浮かびますが、引っ越しするのは自分自身だけではありません。
住民票や、車やバイク、保険やクレジットカードなど、自分が普段使用しているものも引っ越し手続きを行わなくてはいけません。また、必要無い家具を新しい家に持っていってしまうことの無いよう、計画的に引っ越し計画も立てる必要があります。
新生活をスムースに気持ちよく進めるために、引っ越しも手間取らずに行いたいものですね。ここでは、引っ越しで最低限これだけはやっておかなくてはいけないことを調べてみました。
引越しでやることチェックリスト27項目
引っ越しでやることは以下の27項目です。タイムスケジュール別のチェックリストになっているので、ぜひ引っ越し作業の流れを確認してモレを防ぐのに役立ててください。
期日 | やること | チェック |
---|---|---|
最初 | ①収入のバランスを考え、新しく住む家を決める | |
②引っ越す日を決める | ||
③引っ越し業者を決める | ||
④新しい家に入居する日を決める | ||
⑤引っ越すことを、学校や会社に知らせる | ||
1ヶ月前 | ⑥電気・ガス・水道などの使用停止手続き | |
⑦新居の電気・ガス・水道などの利用開始手続き | ||
⑧引っ越し用の梱包資材を入手する | ||
⑨不用品を処分する | ||
2週間前 | ⑩役所での手続き | |
⑪郵便物の転送手続き | ||
⑫原付バイクの引っ越し手続き | ||
1週間前 | ⑬冷蔵庫、冷凍庫の中を空にする | |
⑭灯油の処理 | ||
前日まで | ⑮パソコンや家電の配線をメモ | |
⑯貴重品の場所を再確認 | ||
⑰エアコンやウォシュレットの取り外し | ||
⑱引っ越し荷物を数える | ||
当日 | ⑲直前まで使っていたものを梱包する | |
⑳当日までの電気・ガス・水道代金の精算 | ||
㉑新居での電気・ガス・水道の使用開始 | ||
㉒近隣への引っ越し挨拶 | ||
㉓引越し料金の精算 | ||
引越後 | ㉔引越し先の役所での手続き | |
㉕金融機関への届け | ||
㉖転校の手続き | ||
㉗運転免許の住所変更 |
引越しでやることリスト①~⑤ 引越しで最初にやるべきこと5つ

引越しでやることリスト① ■①収入のバランスを考えて新しく住む家を決める
引っ越したいと思ったら、まずは新しい家を探します。
近年では、自分の現在の収入の20パーセントから25パーセントまでの価格の家賃が相場になっています。30パーセントまで上げてしまうと、生活が苦しくなってしまうので気をつけましょう。
引越しでやることリスト② ■②引っ越す日を決める
新しい家も決まって引っ越すことが決まったら、「部屋を出る日」を決めなくてはいけません。
「部屋を出る日」を決めたら、大家や管理会社に連絡をしましょう。
賃貸の場合は、最初に契約した時に「賃貸借契約書」を貸主と交わしています。この中に、「引っ越す時には2ヶ月前に知らせること。」などの引っ越しについての注意書きが書かれています。「賃貸借契約書」を再確認して、いつまでに誰に引っ越すことを知らせなくてはいけないのかを確認しましょう。もし「賃貸借契約書」を無くしてしまった場合は、大家さんや管理者に相談してみましょう。
もちろん、無断で引っ越しをすることはできません。誰にも言わずに引っ越してしまっても、家賃は払わなくてはいけない義務がありますので、後々問題になり余計出費がかさんでしまいます。出費をおさえるためにも、早めに「賃貸借契約書」を確認して、引っ越すことを貸主に告げましょう。
引越しでやることリスト③ ■③引っ越し業者を決める
引越し業者は、早めに見積もりをとるほど安くできます。
1社だけではなく、最低でも3社以上は見積もりをとりましょう。
引越し費用は定価が無いので、高い業者と安い業者の値段の差は数万円ほどあります。無理やり決めさせようとする引越し業者は、後で追加料金を請求するなど悪徳業者の可能性もありますので要注意です。知らないうちにオプション料金を取られないためにも、見積もりを取ったら、かならず内容を一つ一つ確認するようにしてください。
3月、4月が引越し料金が一年のうちで一番高い時期なので、引っ越す時期を選べるのであれば、他の月にしたほうが良いでしょう。土曜や日曜、祝日は、時期によっては割高になることもあります。時間帯も午前中指定にするよりも、時間に余裕が有る場合は指定なしにしたほうが安く済みます。
引越しでやることリスト④ ■④新しい家に入居する日を決める
出ていく日取りと、引っ越す日が決まったら、新しく引っ越す家の不動産会社にも引っ越しの日を知らせましょう。マンションによっては、すでに住んでいる住民に、引っ越しの作業で音がしたりエレベーターが使えなくなることを管理会社を通して知らせる必要があります。そのため、不動産会社だけでなく管理人や管理組合にも、自分が引っ越す日を知らせなくてはいけないケースもあります。
引っ越す先のルールは最初はわからないので、不動産会社に聞いておきましょう。
引越しでやることリスト⑤ ■⑤引っ越すことを学校や会社に知らせる
引っ越しをする人間の中に学生がいる場合、住所変更は学校側に知らせなくてはいけません。
特に公立の学校の場合は、現在通っている学校ではなく別の校区に引っ越す場合があります。学校側もクラス編成を決めなくてはいけないので、引っ越しが決まったら、すぐに学校にも相談しましょう。
会社も通勤手当が変わりますので、早めに申請しておきましょう。
引越しでやることリスト⑥~⑨ 引越しの一ヶ月前までにやること4つ

引越しでやることリスト⑥ ■⑥電気・ガス・水道などの使用停止手続き
月々の請求書や、検針票(使用量のお知らせ)に書いてある連絡先に、引っ越すことを伝えます。電気会社やガス会社によっては、電話でなくてもインターネットで引越手続きができる場合があります。
電気やガス、水道は、引っ越す寸前まで使うものなので、引越し当日に立会いをお願いするようにしましょう。各会社の係員による立会いの後、引っ越す日までの利用料を精算して支払います。精算が終了した後は、電気もガスも水道も使うことができなくなるので、掃除や充電などは早めに済ませておく必要があります。
引越しでやることリスト⑦ ■⑦新居の電気・ガス・水道などの利用開始手続き
引越し先の電気やガス、水道の開始手続きも必要です。以前は、電気はブレーカーさえ上げれば電気が使用できましたが、スマートメーターが普及してからは電気の料金体系が変わったために、すぐに電気が使用できなくなりました。引っ越す前に、あらかじめ新居に行って、電気・ガス・水道はどのようにしたら使用できるのか調べておきましょう。
電気の場合は、部屋のブレーカーの所に使用開始にあたっての説明が置いてある場合が多いです。ガスや水道の場合は、メーターボックスの中にお知らせが入っていることもあります。もし、開始手続きについての書類が見当たらないようであれば、不動産会社に連絡して教えてもらいましょう。